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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

この闇の深さを君に・その11 | main | この闇の深さを君に・その9
この闇の深さを君に・その10
【注】このお話のスザクは、『黒スザク』です。
   いつもの『理屈屋』だけど、他人に対する気遣いを忘れない、
   そんな『白スザク』をご希望の方は、他の記事をご覧になる
   ことをお勧めします。

   今回は・・・ちょっと(?)スザクが、支離滅裂です。
   (いつものことか)
   暴力・強○とかが嫌いな方は、バックプリーズにて、
   お願いいたします。
   
   それでは、『深い闇』に堕ちていきたい方は、続きをご覧
   くださいませ・・・


   誰かを信じる、ということは
   その誰かを信じる『自分』を信じる、ということなのだ。

----------------------------------------------------------------

「ぼく、だから・・・?」
 ぼくは、信じられない気持ちで、ルルーシュが言った言葉を繰り返していた。
 それは、ぼくが、さっき考えたことを、肯定しているように取れたからだ。
 それも、ぼくにとって、非常に都合のいいように。
 そんなこと、あるはずが・・・。
 でも、ルルーシュは、ぼくが、自分の頭の中から追い出そうとした考えを、そのまま言葉に直して、もう一度言った。
「オマエだから・・・殺されてもいい、と思った」


この闇の深さを君に -Seen.10-


「うそだっ!!」
 ぼくは、必死になって、そう叫んでいた。

 だって、そうじゃないか!
 ルルーシュは、ナナリーを守らなくちゃいけなくて、そのためには、生きてなくちゃいけなくて、こんなところで、死んでいいはずがないんだ!
 なのに、今のルルーシュは、ぼくになら殺されてもいい、だなんて、そんなの信じられるわけがない。
 だいたい、ルルーシュが、ぼくに殺されなくちゃいけない理由なんて、どこにもないじゃないか!

 ぼくは、胸の中にこみ上げてくる感情を、上手く制御することが出来ず、かといって、その言葉をまくし立てることも出来ず、ルルーシュを睨んでいた。
 すると、ルルーシュは、そんなぼくを見て、フ、とまた『自嘲の笑み』とやらを浮かべると、こう言った。
「信じられない、か・・・?」
「当たり前だっ」
 ルルーシュの問いかけに、ぼくは、即答した。
 すると、ルルーシュは、だろうな、という口の形を取り(声は聞こえなかったけど、そんな口の形をしていた)、顔から笑みを消すと、ぼくに言った。
「だが、本当のことだ」
 ぼくは、もう、何て返したらいいのか、さっぱり分からなかった。

 どうして、ルルーシュは、こんなことを言い始めたのだろう?
 いや、そもそも、ぼくがルルーシュの首を絞めたのだって、理由という理由が思い付かないくらいなのに、それに対するルルーシュの決断の意味など、分かりようがない。

 ぼくは、ただ。
 ぼくは、ただ・・・。

 ルルーシュが、ぼく以外の誰も見なくなることが、嬉しくて。
 ルルーシュの声が、二度と聞けなくなるのが、物凄く嫌で。
 それで・・・!

「・・・それが、オマエの『望み』だと思ったからだ」
「違うっ」
 突然、投げかけられたルルーシュの言葉に、ぼくは、間髪入れずに否定の言葉を返していた。
 ルルーシュは、ぼくの声量に、一瞬だけひるんだけれど、すぐに気を取り直すと、こう訊き返して来た。
「どこが違う?」
 そして、ぼくが何かを言おうとする前に、次々と言葉を続けた。
「スザク・・・今のオマエは、矛盾だらけだ。クラスメイトに、オレのことをバラす、と脅しをかけながら、実際にバレそうになったら、それを回避しようとする。オレの首を絞めておきながら、咳き込んだオレを介抱しようとする。・・・何が、オマエをそうさせている?・・・何が、オマエの望みだ? オレは・・・どうすれば、オマエの望みを叶えられるんだ?!」
 ぼくは、何も言えず、ルルーシュの話を聞いていた。
 それは、今までのぼくが、ルルーシュにしてきたことだった。
 そして、その上で、ルルーシュは、ぼくの望みを叶えたいようなことを言ってきた。
 ぼくは、そんなルルーシュの気持ちが、さっぱり分からなかった。
「どうして・・・」
 ぼくは、とうとう、たまらなくなって、言葉を発した。
「どうして、キミは、そんなにぼくのことを・・・っ」
 でも、言葉は、途中までしか出ず、ぼくは、そのまま黙り込んでしまった。

 ルルーシュの視線が、痛かった。
 ルルーシュの言葉が、痛かった。

 もし、それが、憎しみの視線なら、当然のこととして、受け入れられただろう。
 もし、それが、罵りの言葉なら、言われても仕方がない、と思って、受け入れられただろう。
 それだけのことを、ぼくはしてきたのだから。
 なのに。
 なのに、ルルーシュは・・・。

 ぼくは、ルルーシュをベッドへ押し倒すと、強引に彼のシャツを引き裂いた。
「許せないんじゃないのか? こんなことされて・・・!」
 そして、乱暴に押さえつけると、彼の浮き上がった鎖骨に噛み付いた。
「憎いはずだろう? ぼくの・・・いや、オレのことが!!」
 ぼくは、ルルーシュを傷付けながら、そんなことを叫んでいた。
 そうでもしなければ、ぼくは、ぼくを見失ってしまいそうだった。
 
 許されるはずがない、こんな酷いことをして。
 好かれるはずがない、こんな酷いことをして。

 ぼくは、ルルーシュの身体に赤い痕を付け、乱暴な愛撫に身を捩ろうとする彼を押さえつけ、その身を引き裂いた。
 そして、そんな自分に嫌気が差しながらも、揺さぶられて悲鳴を上げるルルーシュを前に、自分を抑えることが出来なくなっていた。
 そうして、ひとしきり、自分の欲望を吐き出すと、今度は、ルルーシュの欲を解放する。
 さんざん喘がされたルルーシュは、浅い呼吸を繰り返すだけで、彼の瞳からは、光が消えていた。
 ぼくは、自分の右手でルルーシュの瞼を下ろすと、そこに軽くキスを落とした。
「高慢で我が儘な皇子サマ。・・・キミは変わったよね。以前のキミなら・・・そんな風に、ぼくの機嫌を取ろうなんてしなかったはずだ」

 でも。
 だからこそ、ぼくは、そんなキミに好かれるわけには、いかないんだ。


 ルルーシュの身体を綺麗にしたぼくは、客間から彼を運ぼうとする途中で、白い影を見たような気がした。
 ルルーシュを抱えているため、自由に動けないぼくは、ちょうど、影になった場所から聞こえてくる不思議な声に、足を止めた。
「オマエも、ソイツも、バカばっかりだな」
 蓮っ葉な口調からは、年齢は判らなかったけれど、ぼくは、その声を、女の子のものだと思った。
「誰だい・・・?」
 身を乗り出して、声の正体を探ろうとすると、彼女(?)は、ぼくが進んだ分と同じだけ下がり、やはり誰であるかは、分からない。
 ただ、後退するときに、長い若草色の髪がチラ、と見えたため、ぼくは、記憶の底から、彼女が以前、ルルーシュの部屋を訪ねたときに見つけた、長い緑色の髪を持つ女性ということを呼び起こした。

 何だ、まだ続いていたのか。

 ムシャクシャする気持ちが、ぼくの胸の内に広がり、それは、凶暴な衝動となって、外側へ現れようとしていた。
 ぼくは、その想いを抑えるために、暗がりに向かって、嫌味を吐いた。
「取り戻しに来たのかい?・・・ルルーシュを」
 ムダだったね、とぼくが言おうとしたところで、白い影は、吹き出したように息を吐き、こう返してきた。
「それは、元々、私のものではない。・・・ソイツにとって、私は『駒』でしかないんだよ」
「駒、だって?」
 ぼくの聞き返しに、彼女が同意する。
「そう。目的を果たすための駒。・・・でなければ、共犯者か」
 ぼくは、彼女の言っている意味が、さっぱり分からなかったけれど、これ以上の問答は時間のムダと思い、ルルーシュの部屋へ急ごうとした。
 すると、白い影は、それを面白くなく思ったのか、また、ぼくに話しかけてきた。
「オマエも同じだよ、枢木スザク。ルルーシュは、望む駒を手に入れるためなら、何だってするのさ。・・・せいぜい、気をつけることだな」
 ぼくは、彼女の負け惜しみとも取れるセリフを背中で聞きながら、ルルーシュの部屋の扉を開けた。
 ベッドの上には、相変わらず、長い緑の髪が落ちていて、ぼくは、面白くない気持ちで、それを払い除けると、そこへルルーシュを横たえた。
 さっきまで、ルルーシュに対して持っていた、罪悪感のようなものが、真っ黒に塗り潰されていくのを、ぼくは感じていた。
 それは、ただの『嫉妬』であることに気付いてはいたけれど、ぼくには、どうすることも出来なかった。
 そして、溢れ出そうとしている気持ちを、ぼくは、醜い揶揄の言葉に代えて、ルルーシュに投げかける。
「盛んなことだよね、ルル。・・・オレに抱かれたあと、彼女を抱くつもりだったのかい?」

 静かに眠るルルーシュの顔を見ながら、ぼくは、その白い頬を張りたい衝動に駆られていた。

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| この闇の深さを君に(完結) | 12:30 | コメント:0
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