FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

暑中見舞いルルコ。 | main | ゼロルル・その1
深淵の闇
『この闇の深さを君に』ネタバレ・ルルーシュ編。
でも、ラストは、予想出来ない・・・ハズ。
とりあえず、間が開き過ぎたので、私が思い出すために書いてみました。
そういえば、このシリーズのルルたんって、一人上手ばっかり(苦笑)

あ、高校生以下のお嬢さん方は、ちゃんと社会的にも精神的にも、
責任能力をお持ちになってから、ご覧くださいませv

それでは。。。



----------------------------------------------------------------

 バカじゃないだろうか、コイツらは。

 C.C.は、ルルーシュの部屋の電子ロックの暗証キーを押そうとした指を止め、そんなことを思った。
 いや、今に始まったことじゃない。
 C.C.は、口元に微笑を浮かべると、頭を横に振った。
 普段、本来の部屋の主であるルルーシュが居ようと居まいと、我が物顔で使用している彼の部屋は、現在、他の人間によって占領されてしまっている。
 無論、ルルーシュも一緒だ。
 枢木スザク、といったか、あの男は。
 ルルーシュは、初め、彼を『友だち』とは言ったが、C.C.には、そうは思えなかった。
 何故か、と訊かれれば、返答に困ってしまうのだが、少なくとも、世間一般で言われている『友だち』というものは、このようなことはしないだろう。
 同性で、抱き合う、などと。
 いや、この場合は、ルルーシュがムリヤリ犯されている、と言った方が正しいだろう。
 ルルーシュは、童貞ではあったが、少なくとも、男と寝るような趣味は持ち合わせていなかったはずだ。
 助けに入るべきだろうか、と思ったところで、C.C.は、もう一度頭を横に振った。
 自分は、ブリタニア軍に追われている身であり、枢木スザクは、その軍の軍人だからだ。
 今、出て行ったところで、更にマズイ事態になることは、目に見えている。
 それに、扉越しに聞こえてくる声は、ルルーシュの苦しそうな声で、それに重なる声、枢木スザクの声は、どこか笑いを噛み殺したような、いやらしい声ではあるが、それも、しばらく放置しておけば、全く別のものに摩り替わってしまう。
 C.C.は、一度だけ聞いた、ルルーシュの枢木スザクを求める声を思い出し、急いでその場を立ち去った。
 背筋に走った悪寒のようなものを振り払うため、早足になる。
 しばらくは、この部屋へ戻ることは叶わないだろう、とC.C.は、軽い鬱を覚えた。

 自分が、『契約者』を間違えた、とは思わない。
『孤独』がC.C.を呼び、C.C.の与える力が、その者を更に『孤独』にする。
 それは、変えられない『理』(ことわり)だった。
 C.C.が『永遠』を手にしたときからの。
 そして、自分は、それを見届けなくてはならない。
 それが、C.C.がC.C.であるための『役割』であるならば。


深淵の闇


 ルルーシュは、白濁し始めた意識の中で、スザクの声を聞いた。
「じゃあ、ちょっと行ってくるから。いい子で待っててくれたら、もっと可愛がってあげる」
 もし、この言葉だけを聞いたなら、兄が歳の離れた弟妹に向かって、言った言葉にも取れただろう。
 しかし、スザクが言った言葉は、とてもそんなものからは、かけ離れたもので、ルルーシュは、ともすれば脳髄まで犯されそうな感覚に耐えるのが、精一杯だった。
 それというのも。
「そうそう。後ろのアレ・・・抜いちゃダメだからね。ルルーシュってば、いつまで経っても狭いままだからさ・・・ちゃんと広げとかないと、ケガしちゃう」
 何が可笑しいのか、口元に笑みを浮かべたスザクは、ルルーシュの耳元に、そう囁いた。
 そう。
 ルルーシュの後ろ・・・後孔には、長い棒状のものが突き立てられていた。
 それは、ちょうど、赤ん坊の腕くらいの太さがあり、ルルーシュの身体からはみ出している部分には、リングのように紐や指くらいなら通せそうな穴が開いている。
 しかし、スザクは、それには触れようとせず、時計を見ると、この部屋に入ってから脱いでいたジャケットを羽織り、部屋の外へ出て行った。
「!・・・まっ」
 それを呼び止めようと身を起こしかけたルルーシュは、その瞬間に、全身を走りぬけた快感に身を震わせ、再びベッドへ沈み込んだ。
「・・・んんっ・・・」
 自分の感じている声を聞きたくなくて、ルルーシュは、口を閉じた。
 スザクが入れたそれは、ちょうど、彼自身によって教えられた、ルルーシュの一番感じるところに触れており、ルルーシュがほんの少し身じろぐだけで、瞼の裏に閃光が走るような快感が、ルルーシュに襲い掛かる。
 しかし、それを怖れて、じっとしていたとしても、常に触れている先端が、ルルーシュを追い詰め、体内に放出しきれない『熱』を溜め込むことになる。
 過ぎた『快楽』は、拷問に等しい。
 ルルーシュは、せめて、自分のその姿を見まい、と固く目を閉じるが、それもまた、感覚を鋭敏にすることにしかならなかった。

 呑まれてしまえばいい、いつものように。

 ルルーシュの中の、一番弱い部分が、そう語りかける。
 過去、スザクに無理矢理抱かれるようになって以来、ルルーシュは、幾度となく『快楽』に負け、スザクを求める発言をしたり、行動を取ったりしたことがあった。
 意識は朦朧としていたが、ルルーシュのような記憶力の持ち主では、それを完全に忘れることも出来ず、スザクに揶揄されては、どうしようもない羞恥心に、身を焦がすことになっている。
 しかし、そんな自分を見て、スザクが性的な興奮を覚えていることは確かで、そのことが、ルルーシュに取って、密かな悦びとなっていることは、スザクには絶対に明かしたくない事実だった。
 スザクの目が。
 普段の、お人よしで、空気を読まない、天然、と称される人懐っこいものから、自分を貪欲に求める、けものじみたものに変わったとき、ルルーシュは、自分の背中に、不思議な戦慄が走ったことを覚えている。

 あぁ、そうだ。
 スザクは、元々、そんなに他人のことを考えているような奴ではなかった。

 それを、思い出したのだ。
 七年前、いつだって、スザクが何かをするときは、自分が、こうしたいと思ったから、そうするのが正しい、と思ったから、というような理由だった。
 誰かが言ったから、とか、日本人が、ブリタニア人が、といったようなことは、彼には関係なく、ブリタニアから送られてきた『人質』の自分とも『友だち』として接してくれていた。
 少なくとも、ルルーシュは、そう信じていた。
 だから、スザクに、ナナリーを守って欲しい、と思うようになった。
 ナナリーは、ルルーシュにとって、『絶対』の存在で、彼女を守る、という気持ちがなければ、ルルーシュとて、あのような『現実』をつきつけられて、正気を保てたかどうか、判らない。
 幸い、というか、ケガもほとんどなかったルルーシュでさえ、あの惨状を目の当たりにして、吐くものがなくなるまで吐いたのだ。
 それから、瞼を閉じるたびに現れる、醜い、と思ってしまったその惨状は、ルルーシュの心を蝕んでいた。
 それも、ナナリーのことを考えれば、耐えることが出来た。
 血まみれの母親の下で、ナナリーは、どれだけ恐ろしい想いをしたのだろう。
 身体の自由も、光さえも奪われて。
 ルルーシュは、ナナリーを守る、ということを支えに、敵だらけの世界で生きる決意をした。
 そうして、誰も信じられなくなった『世界』で、ただ一人、自分を裏切らない人間。
 それが、ルルーシュに取ってのスザクという存在だった。
 しかし、再会したスザクは、まるで『別人』のような口を利き、自分の・・・『ゼロ』の考え方を否定する。
 せっかく差し伸べた手は振り払われ、学園内に入り込んでは、ルルーシュの心を掻き乱した。

 自分の知っているスザクは、どこへ行ってしまったのだろう?

 ルルーシュは、昔と変わってしまったスザクに、酷く戸惑いを覚えた。
 スザクに近づいては、スザクの、昔と変わっていない部分を見つけては、色鮮やかだった日々を呼び起こされ、変わってしまった部分を見つけては、焦燥を覚える。
 それなのに、無視することも出来ず、同じことの繰り返しだった。
 そんな中、ルルーシュは、ある種のイライラを解放する手段を覚えた。
 それまで、さして、気持ちいい、とも思えず、ただの『排泄行為』と同様に行なってきた『自慰』という行為。
 それが、スザクのことを考えただけで、全く別の感覚を呼び起こすことを知ったのだ。
 無論、同性で親友であるはずのスザクを、欲望の対象とすることに、嫌悪感を抱かなかったわけではない。
 しかし、その『背徳感』も、回数を重ねるうちに、性感を高めるための『スパイス』にしかならず、ルルーシュは、だんだんと行為に溺れていった。

 そして。
 スザクにそれを見つかったとき、ルルーシュは、もう終わりだ、と思った。
 スザクは、自分を軽蔑し、もう友人としては見てくれないのだろう、と。
 しかし、スザクの反応は、違っていた。
 わざわざ、二人きりになれる場所へ呼び出し、見た、という事実だけを、面白おかしく話す。
 それでいて、わざと嘲るような風を装っていても、それが嘘であることは、幼いころから、人の裏側を見させてこられたルルーシュには、簡単に分かった。
 しかし、スザクの真意は、分からない。
 そんな真似をして、いったい、自分に何を期待しているのか?
 それを訊ねると、スザクは、意外にも、ルルーシュ自身を要求してきた。
 ルルーシュを、抱きたい、と。
 初めは、ルルーシュも戸惑った。
 男同士でのセックスなど、ルルーシュの知識外のことであったし、何より、ルルーシュの中のスザクは、そんなことを考える人間ではなかったからだ。
 しかし、目の前のスザクは、確かに自分を辱め、ルルーシュが嫌がるそぶりを見せれば、生徒会の人たちに、ルルーシュがしていたことを話す、とまで言ってきた。
 ルルーシュは、目の前のスザクが、もう自分の知っているスザクでないことを、思い知った。
 しかし、それでも、ルルーシュは、スザクを嫌うことは出来ず、その考えもしなかった場所へと、スザクの欲望を突き立てられながらも、ただ喘ぐことしか出来なかった。
 そうして、疲弊しきったルルーシュに、スザクは、こう言い放ったのだ。
 初めから、友情なんか、なかった、と。
 ルルーシュは、目の前が、真っ暗になったような気がした。
 スザクが言ったことが、本当ならば、自分たちを繋いでいたものは、何だったのか?
 友だちだ、と思っていたのは、自分だけだったのか?
 嘘だ、とルルーシュは思った。
 信じたくなかった。
 今は、喪われたのかもしれなかったが、あのころの自分たちの間には、確かに、そういうものがあったはずなのだ。
 それなのに。
 ルルーシュは、暗い『絶望』の中で、どうにかして、スザクを自分に繋ぎとめる方法を考えた。
 考えに考えて、出した結論が、こうだった。

 スザクのものになればいい。

 スザクの望みを叶え、スザクのために動き、スザクの言う通りにすればいい。
 そうすれば、きっと、スザクは、自分を見捨てることなく、側に居てくれるだろう。
 幸い、スザクが執着するくらいの『何か』が、自分にはあるみたいだから。
 柔らかくて暖かな女性の身体より、スザクは、自分を抱きたい、と言った。
 その言葉が嘘でないのなら、ルルーシュがスザクに抱かれている限り、ルルーシュはスザクの望みを叶えていることになる。
 ルルーシュの選択肢は、ひとつしかなかった。
 それがもう、『友情』と呼べるものでなく、単なる『執着』であったとしても。

 何度めかの射精感で、ルルーシュは、大きく息を吐いた。
 未だ、体内に取り込まれた異物は、ルルーシュの性感を煽って止まなかったが、もう限界が近いのだろう、初めのころのように、少し動いただけでイク、ということはなくなっていた。
 ベッドの上は、ルルーシュが放ったもので、べとべとに汚れており、気持ちが悪い。
 ついでに、自分のものながら、この臭いも、何とかして欲しい、と思った。
 もし、自分で片付けるなら、今のままでは、到底無理であろう。
 しかし、スザクは、自分が戻るまで、後ろのものを抜くな、と言い置いていった。
 もし、抜いたところで、まさか、本当に、スザクが、生徒会の人たちにルルーシュのことを悪く言うとは思えなかったが、呆れられて、捨てられる可能性は充分にあった。
 今のルルーシュに取っては、そちらの方が、深刻な問題だった。
 ここで、スザクを喪ってしまえば、自分が今まで彼にされてきたことが、それに耐えてきたことが、全て無駄になる。
 そうしたら、自分は、いったい何のために、男としてのプライドも、本来なら、『ゼロ』として打倒・ブリタニアに費やすはずの時間も、何もかもを投げ打って、スザクの言いなりになって来たのか。
 それだけは、避けねばならない。
 何より、後ろで感じることを覚えてしまったルルーシュは、自慰だけでは満足することが出来なくなっていたし、スザク以外の人間に、それを頼むことも、考えられなかった。
 双方の理由からして、ルルーシュは、自身を苛むだけの異物を、取り除けないまま、ベッドの上で悶えるしかなくなっていた。

 と。
 身体に走る衝撃を堪え、何度めかの寝返りを打ったとき、それは目に映った。
 若草色の長い髪。
 普段、我が物顔で、このベッドを占領している人物のものだった。

 ・・・そういえば。

 ルルーシュは、ぼうっとした頭が、次第にはっきりしてくるのを感じた。
 今日のスザクが、突然、こんな物を持ち出したのは、この部屋に入った後だった。
 いや、入ったばかりのときは、そんなに、機嫌を損ねていなかったはずだ。
 あれは、確か、いつものように、貪るようなキスをされたあと・・・。
「フ・・・ククククク・・・」
 ルルーシュは、込み上げてくる笑いを、堪えることが出来なかった。
 腹部に力を込めれば、更なる衝撃が走るというのに、止めることが出来ない。
 あまりの、希望的観測に、吐きそうになる。
 ベッドに自分を押し倒したスザクが、今の自分と同じものを見たとでも言うのか。
 C.C.が落としていった髪の毛を、スザクが見たところで、それが何だと言うのだ。
 それでも。
 そんな些細なことで、身体が焼け付くように熱くなる自分を、ルルーシュは認めざるを得なかった。
 もし。
 もし、スザクが、本来、ルルーシュが眠っているはずのベッドで、別の知らない女の髪の毛を見つけたのなら。
 どう思うのだろう?

 ・・・少しは、妬いてくれるのだろうか?
 自分のオモチャが、横取りされた、と。

 ・・・自惚れても、いいのだろうか?
 それくらいには、執着されているのだ、と。

「アハハハハハハッ・・・ンンッ・・・ハハハハハハ・・・」

 だから、こんな凶器のようなものを、自分の体内に入れ、放置したのか。
 スザクの知らない女を、自分が抱くことのないように?

 ルルーシュは、快楽に呑まれていく自分を、止めることが出来なくなっていた。
 スザクの入れたものを、スザク自身に見立てて、ぎゅっと締め付ける。

 そう、そうだ。
 こんな風に、スザクは、オレを抉ったんだ・・・!

 シーツを握り締めていただけの手は、自然と後孔へと伸び、指を掛けて出し入れを始めていた。
「んんっ・・・あっ・・・はぁっ・・・っ」
 甘ったるい声は、嫌悪の対象ではなくなり、右脳が創り出すスザクの声を重ねていく。

 インランだね、ルルは。
 そんなに、いいの?
 オレとそれ、どっちがいい?

「・・・スザクっ」
 ルルーシュは、底の見えない闇へと堕ちていった。


 C.C.は、こんな時間に明かりも持たず、この建物を目指し、真っ直ぐに駆けてくる人影を見ながら、一人ごちた。

「・・・オマエたちは、バカだよ・・・過去にしがみついて、互いの今を見ようとしない・・・同じ想いを抱きながら、決して理解し合うことはない・・・なぁ、本当に、これでよかったのか?・・・アイツらは、やり方さえ間違えなければ、無二の親友になれたかもしれなかったのに・・・世界とは、そんなに重要なものなのか?」

『世界』に囚われた少女の問いに、答えられる者は、居なかった。
拍手する
| この闇の深さを君に(完結) | 13:00 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪