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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

遠い日の約束(3) | main | 裸リボンルルv
遠い日の約束(2)
またまた、パラレル劇場。
以前、小ネタで書いた、コードギアスでGガンダムの外伝です。
本編は、カレンを主人公に立てるつもりですが、こちらでは、カレンのオーナー(笑)ルルが語り手兼主人公になっております。。。

そして、例のごとく、暗いです。。。
禁断の近○相○ネタ、いよいよ本番一分前?!
流されルルたんww
シャーリーとのキス事件のときより、シャレになりません☆

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遠い日の約束 (2)


 その夜、オレは、腹部に感じる重みで、目を覚ました。

 目を覚ました、というのは、少々、語弊があるのかもしれない。
 何故ならば、オレには、その夜の夕食を採ったあとの記憶が、まるでなかったからだ。
 現在の状況を、正しく言い直すならば、気絶していて、意識を取り戻した、か。
 だが、オレには、そんなことを冷静に分析しているヒマは、なかったようだ。
「あら、起きてしまいましたの?」
「ユフィ?!」
 オレの上に乗っていたのは、腹違いの妹、ユーフェミアだったのだ。
 ユフィは、ベッドの上で仰向けになっているオレに、馬乗りになり、バスローブのみを身に纏っている。
 シャワーでも浴びたのか、髪は、しっとりと濡れ、トレードマークになっていたシニヨンも解かれていた。
 ユフィは、湯気すら立ちそうな瑞々しい頬を、人差し指の先で押さえ、どこか残念そうに、こう言った。
「目を覚ましてしまいましたのでしたら、仕方がありませんわね。・・・ルルーシュ、ほんの少しの間、大人しくしていてくださいね」
 オレは、今現在、自分の置かれている状況が、まるで掴めず、目をぱちくりさせた。
 視界に飛び込んでくるのは、超至近距離にある妹の顔と、その下へ続く艶かしい姿。
 そうこうしている間にも、ユフィは、オレが着ているシャツのボタンを次々と外し、にっこりと微笑みかけてくる。
 その笑顔は、まるで邪気がなく、オレは、ますます混乱した。
「ゆゆゆゆ、ユフィ!?」
 思わずもつれてしまった舌を、どうにか落ち着かせ、頭に浮かんだ疑問を、ユフィに投げかける。
「何故、オマエがオレの上に乗っているんだ? どうして、シャツのボタンを外すんだ? そもそも、何でオレは、ベッドの上に横たわっているんだ?」
 どれもこれも、解らないことばかりだ。
 ユフィは、混乱しているオレの顔を、にこやかに見つめると、ひとつひとつの質問に答え始めた。
「わたくしが、ルルーシュの上に乗っているのは、今から、あなたを抱くためで、シャツを脱がすのは、抱くのに衣服が邪魔でしたからですわ。そして、ルルーシュがベッドの上にいらっしゃるのは、わたくしが、ここまであなたを運んだからですわ♪」
 こともなげに、そう言われたオレは、一瞬、頭の中が真っ白になった。

 誰が、誰に抱かれるって?!
 ここまで、オレを運んだだと?!
 いったい、いつの間に?!
 つか、オレの意思は、最初から無視なのか?!

 普段から、気まぐれ、大胆、誰も思いつかないような、突拍子もないことをし、『破天荒皇女』の名も高いユフィだが、いつだって、彼女の中には、それなりの思いやりがあって、大好きな人たちの笑顔が見たい、という願いがあったはずなのだ。
 一見、筋道の立たないことでさえ、途中の過程をすっ飛ばして、いきなり『答』を出してしまうからであって、よくよく考えれば、それが、彼女なりの考えがあってのことだということが分かる。
 しかし、今回ばかりは、それを考えている余裕もなさそうだった。
 そうこうしている間に、シャツのボタンを全て外してしまったユフィは、そのシャツの前を開き、肩のところまで脱がしてしまった。
 続いて、袖を抜こうとして、オレが抵抗して腕を上げないのを知ると、今度は、スラックスのホックへ手をかける。
「まままま待て、ユフィ!」
 そこから先は、いくらオレたちが兄妹でも、シャレにならない。
 いや、兄妹だからこそ、シャレにならないんだ!
「落ち着くんだ、ユフィ!」
 ユフィの手を押さえ、オレは、必死になって、彼女を止めようとした。
 しかし、ユフィは、ひるむことなく手を動かすと、こう言い返す。
「慌てていらっしゃるのは、ルルーシュの方ですわ」
 さも、自分は落ち着いてます、という態度に、とうとう我慢が出来なくなったオレは、力ずくでユフィを押し戻そうとした。
 だが、腕が思うように上がらず、おかしい、と思ったオレは、自分の身体を確認した。
「・・・なっ?!」
 オレの動きを封じていたのは、先ほど、ユフィが中途半端に脱がせたオレのシャツだった。
 二の腕の半ばまで下ろされたシャツは、肘から上の動きを奪い、思うように手が動かせない。
 考えがまとまらなくなってきたオレは、せめて、オレがこんな目に遭わなくてはならない理由だけでも訊こうと、口を開いた。
「・・・なぁ、ユフィ。オレたちは、母さんは違うけど、兄妹だってことは知ってるよな?」
「えぇ、知ってますわ」
 ユフィは、手を休めることなく、短い返事をした。
 もはや、スラックスの中身は、全部見られてしまったのだろう、ユフィは、小さく喉を鳴らすと、ファスナーの合わせ目に、綺麗な指を忍ばせる。
 オレは、何故、こんなことに・・・と思いながらも、目の前の、酷く倒錯的で甘い痺れを感じる光景から、目を離せずにいた。
 正直な身体だけが、視覚的効果によって、反応を始めている。
 それでも、オレは、その快感に、身を委ねるわけにはいかない。
「それなら、分かるだろう?・・・兄妹で、こんなことをしては、いけない」
 ユフィの手が止まった。
「では、ルルーシュは、どうなのです?」
 そう言って、オレの顔を見たユフィからは、笑みが消え失せていて、オレは、一瞬、言葉を失った。
 ユフィは、真剣だ。
 いつも、穏やかな笑みか、明るい笑顔しか見せない彼女の眉は、生まれたての月のように綺麗な弧を描くというのに、今の彼女は、何だ?
 眉根を寄せ、唇を引き結ぶユフィは、今にも泣き出さんばかりだ。
 オレの心は、決まっている。
 だがしかし、オレも流されるわけにはいかないんだ。
「駄目だ」
「イヤッ!!」
 オレの禁止に否定で答えたユフィは、何も聞きたくない、とばかりに両手で耳を塞ぐ。
 そして、悲鳴のような声で、こう叫んだ。
「ルルーシュは、ウソばっかり!・・・いつも、あぁしなければいけない、こうしなければいけないって、あなたの気持ちは、どこにあるんですの?!・・・わたくしが聞きたいのは、あなたの本当の気持ちだけ・・・ナナリーにも、わたくしたちが兄妹だってことにも遠慮しない、あなたが、わたくしをどう思うかだけですわっ」
 オレは、大粒の涙をこぼしながら、答を迫るユフィの顔を、じっと見ていた。
 ユフィは、まるで、オレの答も、どうして、オレが、それを答えないのかも、全てを知っているかのように、言葉を並べ立て、たったひとつの言葉を待っているように思えた。
 あぁ、そうだ。
 いつも、彼女は、真っすぐで、自分の心に正直で、嘘偽りがない。
 オレだけが、本当のことをはぐらかし、目を背けて、見ないフリをしてきた。
 そうだとも。
 嫌いになど、なれるはずがない。
 誰よりも可愛らしく、誰よりも正直で、誰よりも大事なオレの妹。
 ユフィが、オレの妹でなければいい、と、何度思っただろう。
 彼女と話すときは、ナナリーのときとは違う緊張感があった。
 彼女にだけは、いつも勝てない気がしていた。
 どんなゲームも、勉強でさえ、オレの方が勝っているのに、そんなこととは、全く別の次元で、ユフィは、オレの上を行く。
 悔しいはずなのに、それすらも、どうでもよくなって。
 いつしか、彼女が起こす『突飛なこと』が、楽しみで仕方がなくなっていた。
 この気持ちに付く名前があるとすれば、それは・・・。
「ユフィ・・・」
 オレは、小さなころから慣れ親しんだ、彼女の愛称を呼んだ。
 一番最初に会ったとき、そう呼ぶように言われた名前だった。
 そして、ユフィは、オレを、ルルーシュ、と呼んだ。
 オレの上にいる十人の兄上たちには、『お兄さま』と付けるユフィは、オレだけには一度として、その呼称を付けようとはしなかった。
 いつだったか、兄と呼ばない理由を訊いたとき、ユフィは、こう言ったのだ。
 だって、ルルーシュは、ルルーシュですわ、と。
 その理由にならない言葉の中に、どんな想いが秘められていたのかは、当時のオレには、想像も付かなかった。
 だが、今なら、解かる気がする。
 ユフィ、もし、オレとオマエの気持ちが、同じ種類のものであるのなら・・・。
「ユフィ・・・オレは、オマエのことを、妹だと思ったことはない」
 オレは、胸の中のつかえを吐き出すように、そう呟いた。
 ユフィは、はっとしたように、オレの顔を見たあと、淋しげに瞳を逸らし、こう答えた。
「・・・わたくしもですわ」
 オレは、その言葉につられるように、次の言葉を口にする。
「初めて会ったときから、オレは、オマエから、目を離せなくなった」
「わたくしも・・・ですわ」
 オレは、喉の奥にまでこみ上げてきたものを、吐き出すか止めるかを迷って、こう言った。
「目を離したら何をするか分からないし、行動は突飛だし、問題ばかり起こすし、いつもいつもオレのペースを乱して、正直、うっとうしいと思ったことだってあった」
 ユフィは、完全に下を向き、肩すら震わせて、オレの話を聞いていた。
「・・・知って、ましたわ・・・でもっ」
 震える声でそう言いながら、顔を上げるユフィに、オレの胸が痛む。
 オレは、意を決すると、自分の本当の気持ちを口にした。
「だが・・・ユフィ。オレは、そんなオマエが・・・」
「「好き」」
と、重なった声に、オレたちは、次の言葉を失った。
 しばらく、間を置いて。
「「愛してる」」
と、次の言葉も重なる。
 まるで、タイミングを合わせたかのように、重なる言葉は、オレの中のわだかまりや、照れくささを全て取り除き、別の感情を呼び起こした。
 ユフィも、それは、同じだったらしく、くす、と笑うと、オレの言葉を奪っていった。
「好きよ・・・愛してますわ。ルルーシュ・・・あなただけ・・・あなただけが、わたくしに取って『お兄さま』じゃないの・・・だから」
 桜色した唇が、オレに近づいて。
「触れたいと思うの・・・あなたを感じたいと思うの・・・例え、それが、いけないことだったとしても」
 そっと重なった唇は、今まで触れたユフィのどんな場所よりも、熱くて柔らかかった。


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| その他SS(コードギアス) | 15:00 | コメント:0
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