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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ルルコ・注意報! その10 | main | ルルコ・注意報! その8
ルルコ・注意報! その9
『男女逆転祭』のあと、めでたく(?)『恋人同士』になったスザクとルル。
会話の流れから、ルル早とちり。
そして、何故か登場、特派のお二人さん。
波乱の幕開け・・・?
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ルルコ・注意報! その9 (2006.12.9)


 スザクは、ルルから振られた質問に、どう答えようか、と迷いました。
 自分が、技術部でやってること。
 それは、ランスロットのパイロットなんですが、ルルは、こちらを心配そうに見ています。
 多分、ルルは、自分に前線に出てもらいたくないのでしょう。
 スザクは、ナナリーに、もう危険なことはしない、と言ったときに、ルルが、ほっとしたような表情をしていたのを、ちゃんと見ていました。
 結局、そんな危険なことをしてる、とは言えなかったスザクは、言葉を濁しました。
「開発中のナイトメアフレームの、テストパイロットをしてるんだ」
 ウソは、吐いてません。
 ランスロットは、試作機第1号で、まだまだ改良の余地がある、と主任のロイドさんも言っていましたし、試作機だからかなのか、スザク以上の適合率をはじき出せたパイロットは居ないそうです。
 もっとも、ロイドさんは、パイロットのことを、『デヴァイサー』なんて呼んでましたが。。。
 そんなわけですから、ランスロットの起動テスト、能力測定、その他のテストは、全てスザクがするのが一番いいのだとか。
 でも、元々、ウソを吐くのが下手なスザクは、これ以上、突っ込まれたことを訊かれたら、誤魔化しきれません。
 スザクは、内心、ハラハラします。
 しかし、ルルは、別のことを心配しているようでした。
「そこの連中は、オマエの素性とかは、気にしないのか?」
 ルルが心配するのは、当然のことかもしれません。
 いくら、『名誉ブリタニア人』とはいっても、『純血派』と呼ばれる方々からすれば、結局はイレヴン、という考え方があり、スザクも、そのせいで、嫌な思いを味わってきたことは、少なくありませんでしたから。
 でも、今居る場所は、そんな空気は、全くありませんでした。
 ロイドさんは、ランスロットを最高の状態で起動出来る『デヴァイサー』が欲しいだけで、それが、ブリタニア人だろうと、名誉ブリタニア人だろうと、全く関係ないみたいでしたし、セシルさんは、優しい人なのか、自分が学校に打ち解けられるかまで、心配してくれました。
 スザクは、特派の人たちのことを、とても気に入っていました。
 関係は、仕事の主任や先輩のはずなんですが、それ以上のものを感じることもあります。
 スザクは、そのことをルルに話します。
「よくしてもらってるよ・・・今の主任は、少し変わったところもあるけど、その人の出身や何をしてきたかより、今、どれだけ使えるかを重視する人だから・・・」
 ルルも、どこか、ほっとしたような感じでした。
「同僚の人とかは、どうなんだ?」
 そんな質問にも、スザクは、上機嫌で答えました。
「ぼくがいるところは少数だから、あとは、セシルさんくらいかな・・・セシルさんは、よく気が付く人だから、お世話になりっぱなしで・・・それで、差し入れにおにぎり作ってくれたのは、いいんだけど、中身がブルーベリージャムで・・・技術者の人って、変わった人が多いのかなって・・・」
 スザクは、少々の冗談を交えて、セシルさんの話をします。
 スザクは、ランスロットのことを言わなくてよくなったことに、ほっとしていたので、気付いていませんでした。
 スザクの話を聞いているルルの表情が、どこか『痛み』を抱えているような感じに変わっていくことを。

 そして、スザクは、一番、ルルに言いたかったことを言います。
「そう。セシルさんに、ルルーシュが、みんなにぼくのこと、『友だち』だって、紹介してくれたから、打ち解けられたんだって言ったら、こう言われたんだ」
 スザクは、ルルの素性が学校のみんなにバレることを怖れ、学校では、他人で居よう、と言ったことがありました。
 でも、本当は、ルルともっと話がしたい、と思ってましたし、ルルが、生徒会の人たちの前で自分を『友だちだ』と断言してくれたときは、とても嬉しかったのです。
 本当は、ちゃんとお礼を言いたかったのですが、言おうとしたところで、ストップを掛けられたのでした。
 ルルは、面と向かって、お礼を言われるのが、苦手のようです。
「・・・何?」
 スザクは、ルルが、自分の話に興味を示してくれたことを確認すると、言いました。
「そのお友だちを大切にしなさいって・・・そうしたら、再会は偶然じゃなくなるって・・・」
 ルルと再会出来たのは、偶然かもしれません。
 でも、そのいろいろな偶然が積み重なって、今、自分はここに居るのです。
 そう、ルルの隣に・・・。
 スザクは、その嬉しさも込めて、ルルを見つめました。
 そして、この『偶然』を大切にしたい、と思いました。
 ルルは、しばらく、不意を突かれたみたいに、こちらを見ていましたが、やがて、席を立つと、先を促しました。
「そういえば、買い物って、何を買うつもりなんだ?」
 やっぱり、ルルは、こういうのは、苦手なのかもしれません。
 スザクは、また、ルルに『ありがとう』と言いそびれてしまいました。


「ここ・・・なのか?」
 スザクが入ったのは、雑貨店。
 いろいろな小物や、ちょっとしたアクセサリーも売っています。
 ルルは、驚いた顔で、こちらを見ていました。
 確かに、自分のイメージではないのかもしれません。
 スザクは、言いました。
「プレゼントっ・・・買おうと思ったんだけど、女の子に何あげたらいいのか、分からなくて・・・」
 ルルは、自分の顔と、店の中の様子を何度か見比べると、急に、眉根を寄せます。
「どういうつもりだ?」
 スザクは、どうして、ルルが、そんなことを言ったのか、分かりません。
 そして、分からないまま、その質問に答えます。
「・・・ルルーシュに、選んでもらいたいんだ」

 バシッ

 スザクは、ルルの平手を、まともに食らってしまいました。
「・・・ルルーシュ?」
 何故、殴られたのか分からないスザクは、ルルの名を呼びます。
 すると、ルルの顔は、みるみる歪み、そして、キッと睨まれたかと思うと、ルルが言います。
「スザクのバカ!・・・サイテー」
 くるりと踵を返し、走り去るルル。
 スザクは、小さくなっていく背中を、呆然と眺めるしか出来ませんでした。


 一方、その頃。
 ショッピングセンターの前の広場では。
「主任・・・どうして、そんなサングラスなんか掛けてらっしゃるんですか・・・?」
「いや~ぁ、枢木准尉のカノジョって、どんなコかなぁ~って・・・」
「それで、その変装なんですか?」
 真っ白な長衣に、何故かハート型のサングラスを掛けたロイドさん。
 呆れるセシルさんと一緒に、悪目立ちをしていました。
 そして。
「そういうのを、ここのエリアの言葉で、『デバガメ』って言うんです」
と、セシルさんにツッコミを受けるロイドさん。
 急に真剣な表情になって、言います。
「ただの、『デバガメ』で終われば、いいんだけどね・・・」
 セシルさんは、ため息を落としながら、言いました。
「主任・・・そのサングラスじゃ、シリアスは決まりませんよ・・・」

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| ルルコ・注意報!(完結) | 13:42 | コメント:0
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