FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ルルコ・注意報! その11 | main | ルルコ・注意報! その9
ルルコ・注意報! その10
『男女逆転祭』のあと、めでたく(?)『恋人同士』になったスザクとルル。
ちょっと、場面変わって、カレン編。
STAGE 9 関係のツッコミは、カンベンしてください~(>_<)
それ観る前に、考えたんだから。
------------------------------------------------------------

ルルコ・注意報! その10 (2006.12.9)


 カレンは、今は空席のゼロの椅子に座り、トレーラーの中を見渡します。

「我々が目指すもの・・・それは、『正義』だ」

 ゼロは、その宣言通り、日本の裏社会に潜む、『悪』をこらしめていました。
 そして、行き過ぎた連中に対する『制裁』。
 ゼロの『制裁』とは、すなわち『死』です。
 それを、一番近くで見て来たカレンは、よく知っていました。
 しかし、ゼロは、そんな『死』という『恐怖』で、人を従わせているような気はしません。
 彼が、独りきりで、悪い組織のトップと顔合わせをしたとき、大抵、その人たちは、自らの過ちに気付き、『自決』するのです。
 そして、『黒の騎士団』が、『制裁』を下すときは、『見張り』の人たちは、自分たちを素通りさせてくれるのです。
 初めは、ゼロを揶揄していた王城も、今では、すっかり彼に言われるまま、『正義』を行使しています。
 ゼロには、何か、不思議な『力』が備わっているようでした。
 人を、従わせずにはいられない、そんな何かが・・・。
 そして、カレンは、そんな『ゼロ』に、少なからず『好意』を持ち始めていることも、気付いていました。

『ゼロ』って、何なんだろう・・・?

『好意』を抱き始めれば、相手のことが気になるのは、当然のこと。
 カレンは、ゼロに想いを馳せます。
 一度、カレンは、声が似ているところから、ルルが『ゼロ』ではないか、と思ったことがありました。
 でも、ルルは『女の子』で、ブリタニア帝国の皇女なのです。
 皇女である彼女が、祖国に反旗を翻すことは、考えられません。
 でも・・・。
 カレンは、ハーフでありながら、ブリタニアを憎まなければならなかった、自分のことを思い出します。

 もし、ルルが『生死不明』でいなければならなかった理由が、皇族関係の事情から来ているのだとしたら?
 そのせいで、ルルもナナリーも、本名を名乗ることも許されず、祖国に帰ることも出来ないのだとしたら?

 それは、充分、ブリタニアを憎む『理由』になるのではないでしょうか?

 ゼロは、常に『黒の騎士団』と共に在り、『黒の騎士団』を率いています。
 しかし、その正体は、誰も知ることはなく、仮面の下の表情は、誰にも見ることが出来ません。
 彼は、オーバー過ぎるくらいのジェスチャーを加えながら、自分の意志を伝えます。
 まるで、そうすることで、人目を惹きつけ、自らのペースに他人を巻き込もうとしているかのように。
 もし、それが全て『ゼロの演技』であるのだとしたら。

 彼は、そうまでして、何を手に入れたいのでしょうか?
『ブリタニア』を壊し、ゼロが手にしたいものとは・・・?

 カレンは、このまま、自分は『ゼロ』についていっていいのだろうか、と思いました。


 カレンが、トレーラーの中で、ぼうっとしていると、ケイタイが鳴ります。
「・・・誰だろう?」
 カレンが、ケイタイの表示を見ると『ZERO』とありました。
 シンジュクタワーで渡された、ケイタイは、初めから『ZERO』のケイタイナンバーが登録されており、カレンたちは、その番号で、ゼロとコンタクトを取っていました。
 カレンは、ケイタイを手に取ると、通話ボタンを押しました。
「カレンだ」
 すると、ケイタイの向こうから、何か、人の声が聞こえます。
 そして、それに被さるように、ゼロの声が耳に届きました。
『私だ。・・・今から言う場所に、全員集合してもらいたい』
「どこに行けばいい?」
『テイト・ショッピングモールだ』
「テイトモール?!」
 カレンは、ゼロが言った場所を、オウム返しで聞き返します。
 そこは。
 スザクとルルが、買い物に出掛けているはずの場所でした。
 昨日、シャーリーが、電話でそう話していたことを、カレンは思い出します。

 まさか・・・。

 白昼、『黒の騎士団』が、出動するとすれば、それは、テロ活動の鎮圧。
 カレンは、嫌な予感を覚えます。
 もし、テロ集団が、買い物客を、人質に取るようなことがあれば・・・。
 カレンは、首を横に振りました。

「そんなこと、させない!」

 カレンは、すぐに、扇たち『黒の騎士団』のメンバーに、連絡を取りました。
 ルルは、時々、見透かしたようなことを言う、イヤなヤツではありましたが、自分のもう一つの居場所である生徒会の仲間でした。
 そして、スザクも、ブリタニアの軍人でしたが、頭に『バカ』が付きそうなくらい正直で、いいヤツです。
 もう、自分の大切な人たちが、危険な目に遭ったり、殺されたりするのは、たくさんです。

 待ってて! すぐに行くから!

 カレンは、皆が揃うと、トレーラーを発進させます。
 逸る気持ちの中、カレンは、『ゼロ=ルル』の構図を、頭の向こうへ追いやるのでした。

その11へ
拍手する
| ルルコ・注意報!(完結) | 23:01 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪