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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

『深淵の闇』オマケハガキ | main | イヴの夜には、奇跡が起こればいい。(前編)
イヴの夜には、奇跡が起こればいい。(後編)
有言実行・ユフィたんw
子供のクセに、ルルーシュの部屋に、夜這い(?)をかけに
行きました(ぇ

でも、最後には、ナナリーも混ざって、川の字で眠るんですよv

あぁ、何て、優しき日々・・・!

ルルユフィなのか、ユフィルルなのか、最近、判らなくなって
きましたよ・・・ごふん!

(『多分、初恋だった』のせいではなかろうかと。。。)


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イヴの夜には、奇跡が起こればいい。(後編)


「ルルーシュv 入ってもいいですか?」
 かすかにひそめた声で、ユフィは、オレの部屋へ忍んできた。
 時間は、午後10時過ぎ。
 普段なら、子供は寝る時間とばかりに、オレたちの部屋は消灯してしまう時間だった。
 さっき、確認したときは、ナナリーの部屋は、明かりが消えていたから、ユフィは、本当に一人で来たのだろう。
 ユフィは、ネグリジェの上にガウンを羽織っているだけの、心元ない姿だった。

 それにしても、夜中(と言っても、まだ10時過ぎだけど)に、兄とはいえ、男の部屋にやってくるだなんて・・・。

 コーネリア姉さんに、また、睨まれるんだろうな、とオレはため息を吐いた。
「お姉さまが知ったら、どうされるんでしょうね♪」
 ユフィは、オレの心を見透かしたように、クスリ、と笑う。

 キミは、どうして、姉さんが、オレには特に厳しいのか、知っているのか?

 そんなことを、問い質したくなるような笑顔だった。
 あぁ、分かってるさ、ユフィ。
 キミなら、こう言うのだろう。
 お姉さまは、ルルーシュに、立派な皇子さまになってもらいたくて、厳しくなさっていらっしゃるのですわ、と。
 そして、その楽天的な考えに、何の疑問も持たないキミは、いつか、その言葉を『真実』にしてしまう。

 だから、オレは、キミのことが・・・!

 オレが、そうやって考えをめぐらせていると、ユフィは、オレのベッドの上に、ちょこんと腰掛けた。
 そして、オレにも、自分の隣りに座るように勧めると、あともう少しで肩が触れるところまで、擦り寄ってくる。
「ユ、ユフィ・・・?」
 ふんわり、と香るのは、母さんと同じシャンプーで、きっと、ユフィは、母さんとナナリーと(ひょっとしたら、姉さんも)一緒に、お風呂に入ったのだと想像できた。
 オレは、いつもより速く鳴り始めた鼓動に戸惑いながらも、ユフィを見る。
「テレビで観たんですけど・・・愛し合う二人は、こうやって、イヴの夜を過ごすのですわv」
 頬をピンク色に染めながら、そんなことを言うユフィに、オレは、心臓が止まるかと思った。
「な、何を言っているんだ、ユフィ!」
 うろたえてしまったオレに、ユフィは、ますます近寄ってきて、オレの顔を覗き込む。
「ルルーシュは、わたくしのこと、愛していらっしゃいませんの?」
 いつもよりきつい眼差しで、見つめられて言われたセリフは、ユフィの『本気』を物語っていた。
「でも・・・ぼくたちは・・・」
 いつだったか、ユフィとナナリーで、どちらが、オレのお嫁さんになるかで、ケンカになったことがある。
 そのときは、答を見つけられなかったオレだったが、もうそんな歳でもなかった。
 しかし、ユフィは、オレの先手を取って、こう言った。
「兄妹だから、答えられないのですか? わたくしは、ずっと、ルルーシュとこうしていたいだけ・・・他に何も望みません」
 オレは、ユフィの瞳が、潤んでいることに気付いた。
「ユフィ・・・」
 気が付くと、オレは、ユフィを抱きしめていた。
「ルルーシュ・・・?」
 ユフィが、信じられないような声音で、オレの名を呼ぶ。
 オレは、本当に小さかったころにしか知らなかった、ユフィの柔らかさとか、ふわふわの豊かな髪だとか、人工の香りに混ざる、彼女の匂いを感じながら、頭の中が真っ白になっていくような気がしていた。
 そして。
「もし・・・もし、キミが、今よりもずっと綺麗になって・・・キミの隣りに、キミを守ってくれる人が居ても、今と同じコトを思ってくれるのなら・・・その時は」
「・・・その時は?」
「ぼくの本当の気持ちを言うよ」
「・・・ルルーシュ!」

 背中に回された細い手の感触を、オレは、永遠に忘れないだろう。
 そして、うれしい、と泣いたキミの涙も。
 言葉にしなくとも、オレの想いは、ユフィに筒抜けだったんだと思うが、オレは、その言葉を、永遠に口にすることはないだろう。
 だから、キミも。
 早く、オレ以上に、愛せる誰かを見つけて、そして・・・。

 ユフィの嗚咽が治まるころ、オレは、そっとユフィから離れると、さっき壊れてしまったツリーの飾りを、彼女に渡した。
 もちろん、切れてしまった鈴を留める鎖は、新しいものに取り替えられていたけれど。
 ユフィは、それが、昼間の飾りであることに気付くと、呟くように、こう言った。
「形のあるものは、いつか、壊れてしまいますわ。でも、形のないものなら・・・きっと」
 オレは、ユフィの言葉に、黙って頷いた。
 形がないものほど、移ろいやすいことを、オレは、彼女に告げなかった。
 それが、オレに出来る、精一杯の『優しさ』だった。


「お兄さま?」
 それは、突然の『訪問者』で、さっきまで、切ない雰囲気だったオレたちは、途端に、身を竦ませた。
 扉を開けると、ナナリーが、申し訳なさそうに、ここへ来た言い訳を始める。
「えと・・・一人で眠れなくて、ユフィお姉さまのところへ行ったんですけど、誰もいなくて・・・」
 ナナリーが、こんなことを言うのは、普段、オレが、ナナリーがここへ来るのに、あまりいい顔をしないせいだった。
 しかし、ナナリーが、こんな夜中に、一人、屋敷内を歩き回ることになるとは、計算外だ。
 オレは、ナナリーが嫌いなんじゃなくて、ナナリーが、危険な目に遭わないようにと思って・・・。
「ごめんなさい、ナナリー。先にオジャマしていたのv ナナリーも、ルルーシュと一緒に居たいの?」
 オレより先に、正気に戻ったユフィは、さっきの雰囲気などどこにもなく、ナナリーのお姉さんの顔をしていた。
 そして、ナナリーは、少しだけ、驚いた表情をすると、こう言った。
「ズルイわっ!お兄さまってば、ユフィお姉さまとばっかり・・・! 私もお兄さまと一緒にお休みしたいのに!!」

 あぁ、こうなってしまうのか・・・。

 コーネリア姉さんより先に、ナナリーに咎められてしまったオレは、最強の攻撃に、何も言い返せなくなってしまった。
 ユフィは、オレににっこり微笑みかけると、直したばかりのツリーの飾りを引き千切り、ナナリーに鈴を渡す。
「わたくしと、ナナリーで、二人で持っていましょう。ルルーシュは、分けることが出来ないから、たまには、ルルーシュの時間を、わたくしにくださいねv」
 そう言ったユフィの言葉は、オレには理解できなかったが、二人の間では、何かが通じたようだった。
 ナナリーは、膨らましていた頬を元に戻すと、オレの右手を取って、しがみついた。
「ユフィお姉さまは、反対側ですわ。三人で、一緒にお休みしましょう?」
 花がほころぶような笑顔を向けて、ユフィにそう提案する。
 ユフィもまた、ぱぁ、と明るく微笑むと、ナナリーの提案に同意した。
「それは、いい考えですわね♪ みんなでお休みすれば、お姉さまに見つかっても大丈夫ですわv」
 さらり、と恐ろしい言葉を言ってのけて、ユフィは、オレを、ベッドの方へ引っ張っていった。
 オレは、ユフィとナナリー、二人に引っ張られながら、こういう『板ばさみ』なら、悪くはないのかもしれない・・・などと、危険な考えを持ち始めていた。


 チリン、と鳴る鈴の音は、あの頃と、少しも変わってはいなかった。
「お兄さま・・・覚えていらっしゃいますか?」
 ナナリーの問いに、オレは、何を、と返した。
 多分、オレたちは、同じことを思い出している、と思ったが、それを、あえて口にはしなかった。
 しかし、ナナリーの言葉は、オレの予想とは、遥かに違っていた。
「お兄さまは、ユフィお姉さまのことが、大好きだったんでしょう?」
 不意に来た質問に、オレは、答えられなかった。
 すると、ナナリーは、にこにこと笑い出して、こう続けた。
「お兄さまは、ユフィお姉さまといらっしゃるとき、本当に楽しそうでしたから・・・私は、お兄さまをそういう気持ちにしてくださるユフィお姉さまが、うらやましかったんだと思います」
「ナナリー・・・!」
 オレは、今、初めて、ナナリーの本当の気持ちを、知ったような気がした。

 オレは・・・。

 ナナリーは、少しだけ、表情を淋しいものに変えると、また、話し始めた。
「スザクさんも・・・お兄さまを楽しい気持ちにさせてくださるので・・・シャーリーさんも、リヴァルさんも、ミレイさんも・・・!」
 ナナリーは、言いたいことが纏まらないのか、そこで言葉を止めてしまった。
 オレは、完全に笑顔を消してしまったナナリーに、寄り添うようにして、ひざまずいた。
「でも、オレが居るのは、ナナリーの側だけだ」
 ナナリーは、しばらく動かないでいたが、やがて、オレの手に触れると、こう言った。
「ずっと、私の側に居てくださいね」
「あぁ、約束する」
「約束ですわ」
 ナナリーは、ホッとしたように微笑むと、ゆっくりと身体を傾がせた。
「眠いのかい?・・・ナナリー」
 そう問いかけると、ナナリーは、首を横に振り、こう言った。
「いつか・・・優しい世界が、お兄さまとユフィお姉さまと・・・スザクさんと・・・みなさんを、暖かい気持ちにさせてくださいますように・・・」
 オレは、その言葉に、きっと、そういう日がくるさ、と答えると、ナナリーをベッドへ運んだ。

 クリスマスには、奇跡が起こればいい。
 イヴの夜には、奇跡が起こればいい。
 ナナリーを哀しませるもの全てが無くなって、いつでも、ナナリーが笑えるようになればいい。
 そして、遠い異国に眠る、オレのもう一人の妹にも・・・。

 オレは、冷たい夜空を見上げながら、こう呟いた。

「スザク・・・オマエなら、ユフィやナナリーに、どう答えたんだ・・・?」


Fin

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その後、『力』を得たルルたんは、自分の力で『奇跡』を
起こそうとするのですが・・・。

救世主でさえ、二度めの復活は、果たしえなかった。

ルルーシュは、救世主(メシア)ではありませんが。

ルルーシュに課せられたのは、『選択』の人生。
スザクに課せられるのは、『葛藤』の人生。

常に、自己と向き合い、
これで正しかったのか、これが最善の方法だったのか。
そう問いかけ続ける彼らの『生』に、何かを感じとれたなら。

それが、コードギアスのテーマなのかも・・・かも。
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