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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

愛の調教師 | main | 猫の森には帰らない。(その6)
猫の森には帰らない。(その7)
え? え?
ルルってば、まおに、そんなコトを・・・!

ちょっと、展開が急なような気がしないでも。。。


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猫の森には帰らない。

(その7)

 一方、ルルは、銀色のネコが自分のこころを読むことが、気味が悪くて仕方がありませんでした。
 今まで、スザクたち『ニンゲン』が自分の言葉を分かってくれなかったことが、不満で仕方がなかったというのに、どうしてでしょう?
 ルルは。
 まおと名乗った銀色のネコに問いかけます。

『何のつもりで、オレに近づいたんだ?』

 その言葉は、声に出して言わなかったのに、まおは、それに対して正確に答えてくれました。
「えっとね・・・しーつーのおつかいの途中だったんだけど、誰かの声が聞こえたから、声のする方を探したらキミが居たんだ。ぼく、しーつー以外の『ネコ』に会うの、初めてだったから・・・」
 まおは、ただの『興味』で、ルルに近づいたみたいでした。
 ルルは、口の端を少し引き上げると、まおに言います。
「おつかいの途中で、寄り道してもいいのか? しーつーとやらには、何も言われないのか?」
 すると、まおは、あわてたように言いました。
「えっ? だって、キミが泣いているような気がしたから・・・」

『やっぱり・・・』

 ルルは、まおが何かを言うたびに、イライラしてたまりません。
 今、ルルは、まおを追い払うために、わざといじわるくしてみたのに、まおときたら、そんなの全然関係ない、とばかりに、ルルのことばかり構うのです。
 ルルは、もう一度、笑みをいじのわるいものに直すと、まおに言いました。
「誰が、泣いているって・・・? 泣きそうだったのは、オマエの方だろう。オレに構っているヒマがあったら、さっさとその『おつかい』とやらを、終わらせるんだな」
 ルルは、そう言いながら、こころの中で、考えられる限りの『拒絶』のことばを思い浮かべました。
 その『悪意』は、まおの『ちから』が本物なら、とても耐えられないはずのものでした。
 なぜなら、さっきのまおは、ルルが少し『敵意』に満ちたことを考えただけで、涙をいっぱいに浮かべていたのですから。
 でも、まおは、ルルに対して、こう言いました。
「さびしいと、こころの中が、ぎゅーってしめつけられるみたいになるんだ。・・・ぼくがさびしかったとき、ぼくには、森に住むひとたちの声が聞こえたけど、キミには、誰もいないみたいだから・・・」
「利いた風な口をきくな!!!」
 ルルは、知らず、叫んでいました。
 だって、まおは、まおは・・・ルルに『同情』して、傍に居てあげる、と言っているのです。

『オレは、スザクしかいらない・・・でも、スザクには、オレだけじゃなくて、リヴァルとかシャーリーとかユフィとかがいて・・・オレはもうスザクには、必要ないんだ!!!』

 ルルは、あふれる想いをこらえようと、けんめいにくちびるをかみました。
「う・・・っ」

『こんなことで、泣いちゃいけない。
 これからは、ひとりで生きていかなくては、いけないのだから。
 だから、こんなヤツに、こころを言い当てられたからって・・・。』

「うわ~~~~っ!!!」

 突然、聞こえた泣き声に、ルルは、驚いて目の前の銀色のネコを見ます。
 まおは、声を上げて泣いていました。
「何で、オマエが泣くんだ?!」
 まおは、しゃくりあげながら、ルルの質問に答えます。
「っく・・・だって・・・かなしいんだ・・・っ・・・ルルがっ・・・さびしいからっ・・・さびしいのに・・・さびしいって・・・いわないからっ・・・むねのおくが、ぎゅーってなってかなしいんだ」
 そんなことで泣かれても、ルルの方が、困ってしまいます。
 だって、さびしいのもかなしいのもルルのはずなのに。
 それなのに、まおの方が、先に泣いてしまったのですから。
 ルルは、出ばなをくじかれてしまって、泣くことも怒ることも出来なくなってしまいました。

『全く・・・泣きたいのは、こっちの方だ』

 ルルは、まだ、ひくひく泣いているまおのあごの下をくすぐります。
 すると、まおのしゃくり上げる息が止み、代わりにのどが鳴りました。
「・・・にゃぁ。。。」
 ルルは、ゴロゴロと鳴るまおののどの音を聞きながら、続いて、まおの肩や胸をなで、まおの顔がとろけるようになると、そっと手をはなします。
「え?・・・ええっ?・・・何?今の!」
 まおは、今起こったことが何か、分からないようでした。
 ルルは、まおに言いました。
「・・・スザクが、いつもしてくれたんだ。オレが、気持ち良くて寝てしまうまで・・・ったく・・・何で、オレが、オマエをなぐさめないといけないんだ?!・・・これじゃ、あべこべじゃないか!」
 ルルは、面白くない気持ちを抱えながらも、いつのまにか、まおが傍にいることが、イヤでなくなっていました。
 まおといると、ほんの少しだけど、スザクといっしょにいたときと、同じ気持ちになれるのです。
 イライラして、ドキドキして、こっちが思ってることと正反対のことをして。。。
 ルルは、今度は、いじわるでない笑みを浮かべると、まおに言いました。
「ルルって呼ぶことを、特別に許可してやる。オマエみたいなのは、初めてだ。・・・だか、悪い気はしない」
「それって・・・好きってことだよね?」
「勝手に、ひとの心を読むなっ!」
 ルルは、スザクに、通じないと分かって以来、誰にも使わなかった言葉を言い当てられ、身体がほてってきます。
 でも、それは、イヤな感じじゃなくて・・・。
 ルルが、初めての気持ちにとまどっていると、まおが、言いました。
「ぼくね、ルルのこと、大好きだよ!」

 ルルは、気が付いたときには、まおの頭を、思いっきり抱きしめていました。

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| 猫の森には帰らない。(完結) | 21:00 | コメント:0
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