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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

チョコとルルコv・その3 | main | チョコとルルコv・その1
チョコとルルコv・その2
突発バレンタイン企画です。。。

『ちょこっとルルコ。』のスザクとルルコのバレンタイン
ラブラブのはずの二人に、またもや桃色タイフーン少女の気配(爆)。

もちろん、スザルルコえちもあります。。。
また、そういうシーンは、R18ですので、高校生以下のお嬢さま方は
大人になってから、ご覧下さいませv
読み飛ばしても・・・お話は通じます・・・多分★
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『チョコとルルコv』 その2

 ことの始まりは、ユフィがくれたバレンタインチョコ。
 日本では、女の子が、好きな男の子に、告白をする日なんて言われているこの日も、ユフィたちブリタニアの人には、お世話になった人に贈り物をする日でしかないらしく、ユフィは、何のこだわりもなく、朝一番に、ぼくに小さな包みをくれた。
 ユフィとのことは、ぼくの記憶違いと、当時のぼくの精神状態からいって、話を合わせておいた方がいい、と判断したユフィの行動の結果として話が着いたんだけど、ぼくとしては、どこか申し訳なさが拭い切れないでいる。
 そんな気持ちも相俟ってか、ユフィのプレゼントを受け取ってしまったぼくは、そのピンクの包装紙に包まれた箱を、鞄の中に入れたままにしていた。
 放課後のクラブハウスでは、いまだ男子生徒の制服を着ているルルーシュが、抱えきれないほどのプレゼントをもらって、愛の告白をされていた。
 アッシュフォード学園で、日本と同じ行事があるのも不思議な話だけど、日本びいきでお祭り好きなミレイ会長のことを思い出したぼくは、にわかに納得してしまった。
 と、そこまでは、何でもない学園の風景だったのだ、多分。
 ルルーシュだって、学園の生徒たちには勘違いさせとけばいい、とまで言い切ったのだから、いまさら彼女たちに、憧れの対象として見られるのも、どうってこともないのだろう。
 涼しげな顔をして、チョコを受け取っていた。
 なのに、勇気を出して、ルルーシュへの想いを打ち明けた女の子に、彼女は、こう言ったのだ。
「オレには、スザクという本命がいるから、悪いけど、君の本命チョコは、受け取れないよ」
 まるで、ブリタニア史の教科書でも読むかのように、淡々と言われて、泣くこともできないくらいに、ショックを受けた女の子。
 チョコを渡す前に、玉砕してしまったらしい女の子。
 そっと手紙を引き抜き、チョコだけでも渡そうとする女の子で、クラブハウスは、騒然としてしまった。
 果てには、その『スザク』は誰だ、ということになり、ルルーシュの巻き添えを食ったぼくは、逃げることもできず、二人はホモだったのか、そういえば、一緒に暮らしているって、やっぱりそうか、と好奇の視線にさらされたあげく、本命チョコを見せて、と、鞄を取り上げられてしまったのだ。
 無論、鞄の中には、今朝ユフィから受け取ったプレゼントがあって、それを見つけたルルーシュは、ぼくに極上の笑みを見せると、ありがとう、と言って、その包みを自分の鞄にしまい込んでしまった。
「る、ルルーシュ・・・?」
 ぼくが、彼女の名前を呼ぶと、一部の女子生徒たちの黄色い悲鳴とともに、周りから歓声が上がり、ぼくの声を掻き消されてしまう。
 ルルーシュは、といえば、造り物のように綺麗な微笑を浮かべたまま、ぼくの手をつかみ、人だかりに軽くあいさつをして、スタスタと歩き始めてしまった。
 そして、人だかりから抜け出したぼくたちは、家までの道のりを、ぼくがルルーシュに手を引かれるという、珍しい状態で歩いた。
 こちらの都合なんか、まるでお構いなしのルルーシュは、どんどん歩調を速めていく。
「まさか、本当に、スザクが『本命チョコ』を持っているとはな・・・」
 予想はしていたが・・・と、一人で納得するルルーシュに、ぼくは言った。
「ルルーシュっ・・・それは、ぼくが用意したものじゃなくて・・・」
「分かってる」
 言葉の途中で遮るように返事をされ、納得が行かないぼくは、さらにルルーシュに言い募った。
「何が、分かってる、だよ?・・・それに、君に渡すものなら、わざわざ、学校に持って来なくても・・・」
「・・・分かってると言っているだろう!」
 さっきより強い口調で、答えながら振り返ったルルーシュは、さっきまでの笑みはどこへやったのか、怒りをあらわにしていた。
「ルルーシュ・・・」
 ぼくが、驚いてルルーシュを呼ぶと、彼女は、プレゼントの贈り主を正確に言い当てた。
「ユフィが、持って来たものだろう・・・?」
 ルルーシュは、いつか見せた、切ないような、泣きそうな表情を見せると、黙っているぼくに、こう言った。
「アイツが好きなピンク色だ・・・そして、オマエが好きな赤いリボン・・・ユフィと会ったんだろう?」

 これは。
 もしかして、嫉妬ってやつじゃないだろうか?

 ぼくは、頭の隅でそんなことを考えながら、ルルーシュに、こう言った。
「朝一番に、突然、渡されたんだ・・・でも、ユフィからのだって分かってるなら、なおさら『本命チョコ』なんかじゃないって、判りそうなものじゃないか」
 そう、ユフィは、ぼくたちを再会させるために、本当に心を砕いてくれた。
 記憶を失っていたぼくの支えになり、宮殿に閉じ込められていたルルーシュを連れ出し、二人を引き合わせてくれた。
 そのユフィが、どうして、ぼくたちの仲をややこしくするようなことをするって言うんだろう?
 ルルーシュだって、それくらい、分かりそうなものなのに。
「どうだかな・・・」
 ルルーシュは、冷めた視線で、ぼくを一瞥すると、玄関の方へ向かっていく。 いつの間にか、ぼくたちは、ぼくの家の前まで来ていたみたいだった。
 ルルーシュは、玄関のロックを開け、中に入ると、彼女の後に続くぼくに、振り返りもせず、こう言った。
「本命かどうかは、中を見れば判ることだ。・・・義理だったら、オレに見られても構わないだろう?・・・だいたい、わざわざ、当日の朝に自分で持ってくる方がおかしい・・・それも、オレが居ないときに・・・っ」
 言いながら、リビングへと急ぐルルーシュは、すっかり『疑心暗鬼』のとりこになっているらしく、ぼくの言うことに耳を貸そうともせず、来客用のソファに座るまで、ぼくの手を離そうとしなかった。
 それを言うなら、ルルーシュは、ユフィの行動が、突然じゃなかったことなんかないことや、ルルーシュが、今朝、日直でぼくより早く家を出たことや、ぼくが、人からもらったものを、そう簡単に捨ててしまうこともないってことを忘れてはいないだろうか?。
 つまり、ユフィが、昨日辺りにプレゼントを贈ることを思い立ったのなら、ルルーシュの推論は、簡単に潰されてしまう。
 それに、ぼくは、これが本命チョコでないことを、ちゃんとユフィから聞かされているんだ。
「ルルーシュ!」
 ぼくは、勝手にリボンを解き、包みを開こうとする彼女の手を掴み、強く彼女の名を呼んだ。
「ス・・・ザ・・・ク・・・」
 消え入るような声で、ぼくを呼ぶルルーシュは、こんなに儚げで淋しげな表情をするのに、どうして、そのままでいてくれないのだろう?
 ルルーシュは、ただ泣いているだけでは、決して終わらせない。
 本当は、怖くて仕方がないくせに、どんなことにも負けはしまい、と立ち向かおうとする。
 だから。
 ぼくは、ルルーシュの不安を取り除くことを優先させてしまうんだ。
 その前に、ルルーシュがどれだけぼくを怒らせるような言動を取っていたとしても。
 ぼくは、ルルーシュを引き寄せ、自分の腕の中に抱き込んだ。
 突然のことに驚いたルルーシュの手から、プレゼントの箱が滑り落ち、それを拾おうとする彼女を拘束すると、おとなしくなった彼女に、ぼくは言った。
「ルルーシュと二人で食べて欲しいって、ユフィは言ったんだ・・・いくらユフィでも、本命チョコを他の女の子と食べて欲しいなんて言わないだろう?」
 ルルーシュの肩が、ピクリと揺れる。
「スザク・・・」
 顔色を無くして、ぼくを見たルルーシュに、ぼくは、心の中でそっとため息をついた。

 こんな風にして、彼女を甘やかすことしか出来ない自分に、ため息が出る。

 ぼくは、ルルーシュの鼻先に、そっとキスを落とすと、彼女に笑いかけた。
「・・・少しは、落ち着いた?」
「スザク・・・オレ・・・」
 ルルーシュは、しゅん、として、何も言えなくなってしまい、ぼくたちの間に、短い沈黙が流れる。
 ぼくは、仕方ないな、と思いつつも、これだけははっきりとさせておきたくて、ルルーシュに聞いた。
「ルルーシュは、ユフィのことが嫌いかい?」
 以前、ぼくが、迎えに行く約束をした相手を、本当はルルーシュだったのに、ユフィと思い込んでいたこともあって、ルルーシュは、ユフィに対して、複雑な感情を持っているみたいだった。
 ルルーシュは、迷うように少し間を置いて、首を横に振った。
 ぼくは、質問の内容を変えることにした。
「今でも、憎いと思ってる?」
 今度は、すぐに、首を横に振ってくれた。
 ぼくの勘違いでなければ、ルルーシュのユフィに対する好き嫌いは、ぼくが密接に関わっているのだろう。
 ルルーシュは、何かを言おうとしているみたいだったけど、上手く言葉にならなかったのか、口をつぐんでしまった。
 ぼくは、ルルーシュをそっとソファに座らせると、さっき落とした包みを拾った。
 そして、少しだけ迷ったけど、ルルーシュにこう言った。
「落としちゃったけど・・・後で、一緒に食べてくれるかい?」
 ルルーシュは、コクリと頷いてくれた。


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