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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

「キミのコト、イチバン好きは、ボクなのに」(中編) | main | はっぴーな午後♪
「キミのコト、イチバン好きは、ボクなのに」(前編)
SNSサイトの日記で、足あと1万Hitを獲得された
しのさまからのリクエストです。

スザルルで、スザク嫉妬話。

・・・嫉妬の対象が明確にできず、ルルが好き過ぎて、
ぐるぐるしちゃってるスザクになってしまったのですが、
もしかしたら、自分以外の全てに嫉妬してるのかな・・・?


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「キミのコト、イチバン好きは、ボクなのに」 (前編)


 例えば、七年前、初めてキミに逢ったときのことを、思い出すんだ。
 そのころ、ブリタニアからの『留学生』という名目で、枢木の家に預けられた皇子と皇女は、本当は『人質』なんだってことは、ボクの近所の子供たちは、誰もが知っていることだった。
 そして、その皇子は、ヒラヒラした服を着て、買い物かごを下げている・・・そんなことは、誰でも知っていることだった。

 何だよ、ヒトジチのくせに。
 シンリャクシャの子供が。
 エラそうな口利いて。

 当時、日本とブリタニアの関係は、一触即発と言ってもいいくらい、仲が悪かったから、ブリタニアの皇子ってだけで、そのルルーシュがいじめられる充分な理由になっていた。
 でも、ボクは、大勢で寄ってたかって、誰かを傷つけるなんて、サイテーの人間がすることだ、と思っていた。
 だから、いじめられていたのが、ブリタニアの皇子だろうと、他の日本人の子供だろうと、関係なく、いじめっ子たちを追っ払っていたと思うんだ。
 そう、その時、助けたのが、たまたま、ブリタニアの皇子・ルルーシュだったってだけで。

 それでも、ボクは、キミのことを忘れられなくなっていた。

 そんなことがあったからって、今まで、人を疑うことしか出来なかったのか、ルルーシュのボクに対する態度は、最悪だった。
 顔を見ても、知らんフリ。
 じっと見てれば、小難しい言葉で、文句を言うし。
 言い返せば、さらに倍になって返って来る。
 だから、ボクは、ルルーシュのことが気になっていても、全然、好きだとか考えてなかったし、まして、友だちになることがあるなんて、夢にも思ってなかったんだ。

 でも、とある事件がきっかけで、ボクたちは、急速に仲良くなっていった。

 ナナリーが、行方不明になったときだと思う。
 普段、冷めた視線で、こちらを見下ろしているふんいきすらあったルルーシュが、初めて涙をこぼしていたのは。
 でも、そんな風に、絶対に失くしたくない人を探しているときでさえ、ルルーシュは、誰の手も借りようとしなかった。
 それどころか、ブリタニア人であるボクと仲良くしたら、キミの方がマズいんじゃないか、と余計なことまで言ってくる。
 怒ったボクは、ルルーシュに、日本人もブリタニア人も関係ない、と言い、別々にナナリーを探すことにした。
 そして、ボクは、ナナリーを先に見つけ、ルルーシュが、どうして、あんなに周りの人たちに対して、警戒しているのかを知ったんだ。
 ボクは、ルルーシュに言った、ヒドイ言葉の数々について、あやまった。
 そして、そんなツライめにあっても、ナナリーを守ろうとするルルーシュを、好きになっていた。

 それから、ボクたちは、よく一緒に遊ぶようになった。

 ボクたちは、三人だけの世界で、一緒に遊んでいた。
 ナナリーは、目が見えないことと、歩けないこと以外は、他の子たちとどこも変わらなかったから、目が見えなくても楽しめることを、一生けんめい考えた。
 そうして、ナナリーがよろこぶと、自然と、ルルーシュの顔も優しい表情になっているみたいだった。

 ボクは、ルルーシュの笑顔が、大好きになった。

 それから、戦争なんてものが始まって、離れ離れになっていたボクたちは、ひょんなことから、再会することになった。
 ユーフェミア皇女さまのお達しで、学校に通わせてもらえることになったボクは、編入先のクラスに、ルルーシュの姿を見つけた。
 ボクは、突然の再会に、瞳を大きく見開くルルーシュ顔を見て、やっぱり、ボクは、ルルーシュのことが好きなんだ、と確信していた。
 そう、学校で会う前に、一度だけ・・・どうして、ルルーシュがあんなところに居たのかは、分からないけど、シンジュクゲットーの地下で彼を見たときは、あまり明るくない場所だったけど、顔を見たら、すぐに彼だと判った。
 七年も経って、背だって伸びたし、声だって、今の方が、ずっと低くなっていた。
 でも、意志の強い眼差しだとか、その口からこぼれる言葉は、七年前のキミを、そのまま映していて。
 ボクには、キミが、すぐに判ってしまったんだ。

 だから、ボクのキミへの想いは、七年前から色あせることなく、ずっとこの胸にあったんだ、と。

 そう、ボクは、確信していた。


 学園でのキミは、目立たないように、と振舞っているみたいだったけど、どうしても、あの容姿で目立たないというのは、ムリみたいで、クラスの子たちが、キミのことをウワサしてるのを、よく耳にしたんだ。
 ウワサ話に出てくるキミは、やっぱり妹思いで、どこか掴みどころがなくて、冷めたところもあるんだけど、そこがまたステキで・・・とにかく、好意的に受け止められているのが、ありありと分かって、ボクは、フクザツな想いを抱えることになったんだ。
 確かに、ルルーシュが、みんなに好かれるのは、嬉しいんだ。
 ボクが知っている・・・ただ、ブリタニアの皇子ってだけで、周り全部が『敵』でしかなくて、護ってくれるはずのSPでさえも、彼にとっては、ただの『監視役』でしかなくて、誰も力になってくれる人は居ない。
 そんな中で、せいいっぱい、肩を張って生きていたキミよりは、今の、平和な学園で、ナナリーとひっそり生きているキミの方が、よっぽどいい。
 ルルーシュは、クラスの子たちに、本当のことを言えないけど、ボクは、キミが、あのとき本当にツラかったことを、ちゃんと知ってるから、それでいい。
 そう思っているはずなのに、ボクの中の、自分勝手な心が、こう言うんだ。

「キミのコト、イチバン好きなのは、ボクなのに」

 ボクは、そのみにくい心を、キミに気付かれたくなくて、必死で笑顔を作って、キミの前に立つんだけど、それも、ほんの少しの間のことで。
 前みたいに、ケンカばかりしてたころの方が、ずっと、キミの前で笑えてたような気がするんだ。
 この前だって。
 ボクたちの意見が、食い違うことなんて、しょっちゅうだから、ボクは、また気にも留めて居なかったんだけど。
 そんなこと言ってても、ルルーシュは、ボクが言ったことも、ちゃんと考えてくれていて、まるきり無視することなんて、絶対ないと知っていたから、ボクは、思う通りのことを、キミの前で言ったんだけど。
 黒の騎士団について、キミと話していたとき、途中で、シャーリーが入って来なかったら、キミは、どうしたんだろう?
 やっぱり、前みたいに、全力で言い返して、いつまで経っても平行線のボクらは、それでも、どこかで妥協点を見つけて、笑い合うことが出来たんだろうか?
 でも、それは、ボクが夢見た未来でしかなくて。
 キミは、何もなかったかのような顔で、生徒会の仕事をしているんだ。

 そう、前より、キミを、遠く感じるよ。

 ボクは・・・ボクは、キミに近づいて、キミに好意を向けて、キミに振り向かれる人たちから、キミを遠ざけたい。
 あのころ・・・キミの味方が、誰も居ないときなら、キミは、簡単にボクに心を開いてくれたから。

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| スザルルSS | 12:00 | コメント:0
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