FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

『パズルのピース』その2 | main | 『パズルのピース』その1
アニバーサリーな彼女。
昨日、諸事情でup出来なかった『オレンジデーネタ』。
当日upを目標にしてましたが・・・内容的には、一日遅れの方が
よかったのかも???

『ちょこっとルルコ』のスザクとルルコのお話で
バレンタインデーホワイトデーの続編だったりします。。。

----------------------------------------------------------------

『アニバーサリーな彼女』


 もうすぐ、日付も変わろうか、という頃、ぼくは、途方に暮れていた。
 というのも、ルルーシュが怒っている原因は、ぼくにあるらしく、もう、何て言ったらいいのか、分からない。
「・・・本当に、分からないのか?」
 ルルーシュは、低い声で、ぼくに問いかける。
 いや、だって、ぼくは、遅くなるって、ちゃんと連絡したはずだし、ルルーシュだって、渋々だったかもしれないけど、頷いてくれたじゃないか。
「・・・・・・」
 ルルーシュは、少し大仰にため息を落とすと、ぼくを責めるような眼差しで見てくる。
 ぼくは、その視線に耐えられなくなり、テーブルの上に並んだ、かなり手が込んだ料理を眺めた。
 もちろん、その料理は、すっかり冷めて、温め直さないと、せっかくの美味しさも半減してしまうのだろうけど。
 でも、ルルーシュが怒っているのは、そんなことではないような気がした。

 また、ぼくが、何かしたんだろうか・・・?

 ルルーシュとぼくとは、生まれた国から育った環境、性別に性格まで違っていて、全く共通するところが見つからない、というくらい、正反対だった。
 そのせいか、それとも、リヴァルが言うとおり、ぼくが空気を読まないせいか、些細なことでルルーシュを怒らせてしまうことなんて、しょっちゅうだ。
 それでも、ルルーシュは、ぼくのことを好きだと言ってくれるし、ぼくも、ルルーシュを大切にしたいと思っている。
 そんな、二人の『想い』だけが頼りの関係は、手探りで、お互いの絆を深めていくしかなく、ぼくたちは、その道のりの途中でしかなかった。
 だから、今回も、ルルーシュが怒るような失敗を、ぼくがしてしまったんだろう。
 ぼくは、そう考え、ルルーシュに言う。
「ごめん・・・ぼくが、ルルーシュを怒らせたんなら、謝るから・・・だから」
「オマエは、何に対して、謝るつもりなんだ?」
 ぼくのセリフを遮ったルルーシュの詰問は、厳しかった。
 確かに。
 今のぼくは、ただ、ルルーシュに機嫌を直してもらいたいだけで、謝っていたのかもしれない。
 でも、それで、ルルーシュの気が治まるなら、ぼくは・・・。
「軽々しく、そんなコトバを使うな・・・」
 ルルーシュが、言いたいことは、何となく分かったような気がした。
 でも、やっぱり、ぼくは、どうしてルルーシュがそんなに不機嫌なのか、全然分からなくて、それを言ってもらわないと、ぼくも、どうすることも出来ない。
 そう思ったぼくは、仕方なく、ルルーシュの怒りの原因を、問いかけることにした。
「分かった・・・じゃあ、訊いてもいいかい?」
「っ・・・何を?」
「・・・キミが、どうして怒っているのか・・・ぼくが、キミを怒らせるようなことをしたのかと思ったけど・・・」
「違う」
 短く否定された言葉は、ぼくの考えが間違っていたことを、教えてくれた。
 でも、ルルーシュは、それだけ言っただけで、次の言葉を言おうとはしない。
 このままじゃ、ぼくたちは、この見るからに、何か『特別な日』のために用意されたかのような料理を前にして、いつまでも睨みあってないといけなくなってしまう。
 と。
 そこまで考えたところで、ぼくは、あることに気がついた。
 テーブルの上のごちそう・・・そして、帰りが遅くなったぼくを前に、不機嫌なルルーシュ。
 だとしたら、ルルーシュの怒りの原因は・・・。
「今日は、何かの記念日だったのかい?」
 ぼくが、やっとのことで、その結論・・・まだ、足りてないことはあるのだけど・・・に辿り着くと、ルルーシュは、瞼を伏せ、こう言った。
「・・・知らなかったんなら、いい・・・オレも感情的になり過ぎた」
 ルルーシュの言葉に、ぼくは、自分の考えが間違っていなかったことを知る。
 でも、ルルーシュは、肝心なことは、だんまりのままだった。
 ぼくは、ルルーシュが押し込めてしまったことを知りたくて、また訊ねる。
「教えてよ・・・ちゃんと覚えるから」
 ぼくが、じっとルルーシュを見つめ、そう言うと、ルルーシュは、何故か頬を染めて、ぼくから視線を逸らしながら、ようやく、さっきまで怒っていた理由を教えてくれた。


「『オレンジデー』?」
「そうだ」
 聞き慣れない言葉に、ぼくがオウム返しをすると、ルルーシュは、説明してくれた。
「ヴァレンタインデーで女の子から告白し、ホワイトデーで男がOKを出して、見事カップルになれた二人が、お互いの愛を確かめ合う日だ」
 ぼくは、初めて聞く話に、目を丸くすることしか出来ない。
 すると、ルルーシュは、レンジから温め直した料理を出しながら、淡々と続ける。
「ヴァレンタインデーやホワイトデーと違って、あまり知られていない日だからな・・・オマエが知らない、ということを考えに入れていなかった」
 まるで、自分に言い聞かせるように言った言葉からは、もう『怒り』は感じられなかったけれど、そのことが逆に、ぼくに寂しさを感じさせた。
 どうしよう?
 ぼくは、夕方、電話を切る前に、ルルーシュが何かを言いかけていたことを思い出し、沈んだ気持ちになった。
 きっと、そのとき、ルルーシュは、このことを言いたかったのだろう。
 でも、今、ぼくに出来ることは、一つしかないわけで・・・。
「ううん。今度からは、ちゃんと聴くから・・・」
 だから、キミには、笑っていて欲しい。
 ぼくは、そう思った。

 そして、日付が完全に変わってしまったあと、ぼくとルルーシュは、『オレンジデー』のやり直しをすることにした。

 夜食と言うには、かなりの量になってしまったけれど、残すのはもったいないから、とルルーシュの料理をたいらげたぼくは、すっかり二人用になってしまったベッドの上で、ルルーシュを抱きしめ、ふと考えた。
 そういえば、記念日の度に、何かあるんだよな・・・ぼくたちは。
 考え過ぎなのかもしれないけど、ヴァレンタインのときは、ユフィがくれたチョコレートボンボンのおかげで、散々なメに遭ったし、ホワイトデーのときは、急な来客・・・ナナリーのことで、ルルーシュに言われるまで、ホワイトデーのことを忘れてしまっていたし。
 それで、今度は、オレンジデーと来たものだ。
 ぼくとしては、行事やお祭りとかは好きなんだけど、365日、全部が何の日なのか覚えていられないし、突然、言われて、それで都合がつかなかったら、ルルーシュをがっかりさせてしまうことになる。
 それは、ちょっと嫌だな。
 そう思ったぼくは、ぼくが知っている記念日・・・次は、7月10日、ぼくの誕生日・・・には、ちゃんとやろうと思って、ルルーシュにこう言った。
「じゃあ、今度は、ちゃんと出来るよう、カレンダーにしるしを付けようか?」
 すると、早くもまどろみの途中にいたらしいルルーシュは、小さく、あぁ、とうなずいて、眠りに落ちてしまった。
 ぼくは、そんなルルーシュをかわいいな、と思いながら、眠りに就く。
 でも、ぼくは、ルルーシュが、ぼくが思っている以上に、記念日好きなことを、全然、知らないでいた。

 翌朝。
 7月ではなく、4月のカレンダーから順に、赤丸を付け始めたルルーシュに、ぼくは、恐る恐る訊ねた。
「これって・・・もしかして・・・」
「いい夫婦の日だ。・・・それから、こっちが、ローズデー」
 4月22日と5月14日を指して、説明をしてくれたルルーシュは、得意げな笑みを浮かべた。
 他にもあるぞ、と言い始めたルルーシュに、ぼくは、頭を抱えたくなる。
 この分だと、本当に、365日全部を『二人の記念日』にされてしまいかねない。

 それだけは、回避しなくては!

 ぼくは、赤ペンを持ったままのルルーシュを後ろから引き寄せると、抱きかかえた。
「もう遅刻しちゃうからさ・・・今度にしない?」
 そう言ったぼくに、ルルーシュは、渋々ながらも、ペンをしまってくれた。
 さてと。
 ルルーシュのことだから、ぼくが予想も付かない『記念日』を言いだしてくるに違いない。
 これは、セシルさんにでも頼んで、記念日の本でも仕入れないといけないな、と思ったぼくは、やっぱりルルーシュに甘いのだった。

(HAPPY END?)

インデックスへ
拍手する
| アニバーサリー特集♪ | 19:00 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪