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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

悪のプリンス・ルルたん | main | ロロ+???
『パズルのピース』その4
・・・とりあえず(?)TVシリーズのネタが落ち着くまで・・・
というか、多分、このあと、ロロに、自分がルルに『駒』として
しか利用されていないことがバレる日が来ると思いますので
そのあたりまで、このシリーズは、お休みにしたいと思います。
(来なかったら、どうするつもりか☆)

そんなワケで、ロロ・自分の『居場所』を見つける☆をどうぞw

例えそこが、儚い蜃気楼でも、渇いた心が、オアシスを求める。。。

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『パズルのピース』 (4)


 ボクは、『独り』でしかない。
 今は、兄さんも居て、生徒会の人たちもボクによくしてくれるけど、それは、本当のボクを知らないからだ。
 その兄さん・・・ルルーシュは、記憶を取り戻したとたんに、手の平を返したように、ボクのロケット・・兄さんがボクにくれたはずのロケットを取り上げようとした。
 ボクが『暗殺者』だってことを知ったら、きっと生徒会の人たちだって、兄さんと同じように、ボクに優しくなんかしてくれなくなるだろう。
 だって、『機情』の人たちだって、ボクをよくは思っていない。
 ボクのロケットを取ろうとしたり、ことあるごとに、ボクを厄介者扱いしたりする。
 今も、ボクが聞いてないのをいいことに、ヴィレッタ先生に、言いたいことを言っている。
 人のコト、『死神』だとかなんとか言って・・・。
 そんな、人が居ないところで陰口を叩く人間が、同じ口で結束を説いたって、何の説得力もない。

 ・・・『チーム』?
 笑わせてくれるね。
 大事なのは、『任務』でしょ?
『仲間』なんて・・・ボクには、必要ない。

 ・・・『任務』だから、ボクは、あなたたちみたいな人と一緒に居るだけなんだ。
 じゃなかったら、『独り』の方が、ずっといい。
 誰にも気を使わなくていいし、誰もボクを脅かそうとしないのだから。
 ただ、この胸から毀れ落ちた『パズルのピース』を、見ないようにしていればいいだけ・・・。


 ルルーシュは、『ゼロ』として、ギルフォード卿の挑戦を受けた。
 ボクとルルーシュは、その間、シアターに入っていることになっている。
 ボクは、彼とは別に、ヴィンセントに乗り込み、彼がC.C.を目の前に引きずり出してくれることを待つことにした。

 ・・・ルルーシュ、約束を果たさなければ・・・殺すだけ。

 そして、ボクは・・・。
 ゼロは、すぐに、ギルフォード卿の前に、姿を現した。
 そして、ギルフォード卿と決闘のルールを決める。
 ギルフォード卿が使うのは、得意のランス、ゼロは・・・暴徒鎮圧用のシールド。

 ・・・シールドだって?!

 ボクは、驚きを隠せなかった。
 何を企んでいるんだろう?
 ゼロは・・・・ルルーシュは・・・。
 そんな疑問を抱えるボクを余所に、ゼロが、ギルフォード卿に『正義』と『悪』について、説いていた。
 ボクは、その無駄とも思える説法を聞き流しながら、ゼロの行動だけを見ていた。
 すると、突然、ボクたちのいる場所が揺れ始め、水平だった場所が、一気に傾いた。

 まさか・・・これは、ブラックリベリオンのときの・・・!

 そう、トウキョウ租界は、その周りを強固な外壁で覆われた『城塞都市』でもあった。
 しかし、ブラックリベリオンのとき、コーネリア前総督が、城壁部分に自軍を配置し、守りの形で黒の騎士団を迎え撃とうとしたときに、ゼロは、どんな仕掛けを施したのか、その城壁を一斉にパージしたのだ。
 結果、コーネリア軍は、租界の中へ黒の騎士団の侵入を許すことになってしまい、それが、戦況に大きく影響したことは、記憶に新しい。
 今、ボクたちがいる、黒の騎士団の処刑場も、その位置にあった。
 ゼロは、また、その時の仕掛けを活かし、戦地を丸ごと傾け、すぐ向かいにある中華連邦の総領事館へと、ギルフォード卿が率いるブリタニア軍と、処刑されるはずの黒の騎士団の人たちを滑らせたのだ。
 ボクは、目の前の光景を見ながら、ゼロの・・・ルルーシュの作戦を理解し、そして、ヴィンセントを発進させた。
 胸に渦巻くのは、怒りの炎。

 やっぱり、逃げるんですね・・・。

 シールドをスケートボードに見立てて、総領事館へ滑り込むブライを追いかけながら、ボクは、怒りに打ち震えていた。
 ルルーシュは、まだ、ボクとの『約束』果たしていない
 C.C.を差し出す約束は、果たされていないのに、逃げ出すなんて・・・。
 そんなことが、あっていいはずがないんだ。
 それなのに!

 ルルーシュ!・・・最初っからボクにウソを・・・・!

 ボクを騙し、ありもしない『未来』を提示し、自分はさっさと逃げるルルーシュが、許せなかった。
 知っていたはずなのに・・・あっさりと彼の口車に乗せられたボクが、許せなかった・・・。
 
 ボクに『未来』をくれると言ったくせに・・・。

 ボクは、ゼロ機を追いながら、思い直した。

『任務』さえ果たせば、『未来』は繋がるんだ!
 例え、それが、今までと変わりない『未来』だったとしても。

 後から考えれば、それがいけなかったのだろう。
 ゼロ機を追うことに夢中だったボクは、こちらを狙う機体に気付かなかった。
 こちらへ向かって、まっすぐに放たれる、ミサイル。

 しまった!!・・・物理現象は、止められない!!

 ギアスが使えないことを知り、ボクは、動揺した。
 そして、それは・・・直撃コースだ!!

 ・・・こんなところで・・・!!

 ボクは、避けきれないまでも、回避行動を取ろうと、必死でハンドルを動かす。
 しかし、ミサイルは、ヴィンセントに当たらず、突然飛び込んできたゼロ機に当たっていた。
 
「何故?! ・・・どうして? ボクを・・・!」

 ボクは、目の前の信じられない光景に、震えながら、そうつぶやいていた。
 ルルーシュは、ボクを庇ったのか?
 あのまま振り切っていれば、ミサイルはボクの乗るヴィンセント当たり、逃げ切れたはずなのに。
 そんなことをして、彼に、何の得があるっていうんだろう。
 しかし、通信回線を通してルルーシュは、もっと信じられないことを言った。
『オマエが、弟だから・・・』

 そんなの、信じられるものか!
 だって、あなたはっ。

 ボクの中で、優しかったルルーシュの・・・兄さんとの記憶が、フラッシュバックする。
 それに重なるように、兄さんの声が聞こえてきた。
『植えつけられた記憶だったとしても、オマエと過ごしたあの時間にウソはなかった・・・』
「今までのことがウソじゃなかったって・・・弟・・・ボクが・・・」
 信じたかった・・・その言葉を。
 でも、記憶を取り戻してからの兄さんは、まるで別人だったじゃないか。
 そう・・・あの日・・・誕生日がなかったボクに、初めてくれたロケットを、男にロケットなんておかしいって理由で、取り上げようとしたじゃないか。
 ボクにとっては、初めて、兄さんからもらったものだったから・・・オルゴール付きのロケットなんて、目が見えないあなたの本当の妹さんのためのものだって分かってたけど・・・それでも良かったんだ。
 兄さんが、買ってくれたものだから・・・ボクにかけてくれた『優しさ』の全てが、本来なら、ボクが受け取るべきものじゃなくて、妹さんに与えられるはずのものだって・・・ボクは、妹さんの身代わりでしかなかったって、それでも、ボクは良かったんだ!!
 兄さんが、ボクを見ていなくても・・・ボクを通して妹さんを見ていたとしても、ボクは、あなただけを見ていたよ・・・あなたしか見ていなかった。
 優しかった兄さん・・・憎まれ口をききながら、生徒会の人たちにも優しくしてた兄さん・・・もっともらしい理由をつけて、ボクに乗馬を教えてくれた兄さん。
 ボクの勉強を見てくれた兄さん。
 一緒に、料理をしたこともあった。
 ふざけて、追いかけっこをしたことだってあった。
 みんなみんな、ボクにとっては大切な思い出で、だから・・・だから。
「自分の命が大事だって・・・そういったクセに・・・」
 自分の命には代えられないから、とC.C.を売った兄さんに失望した。
 やっぱり、兄さんは、『ゼロ』でしかないのかって・・・それなのに!
「そんなくだらない理由で・・・」
 ボクを助けたからって・・・今さら。
『約束したからな・・・オマエの新しい未来・・・オマエの未来は、オレと・・・』
 兄さんの声は、ボクに『未来』を約束してくれた。
 今までとは違う未来・・・新しい未来。

 信じたいよ・・・兄さん。
 ボクは・・・ボクも・・・兄さんと・・・!

 と、それが目に留まったのは、偶然だったのかもしれない。
 倒れたゼロ機にまっすぐ向かってくる、ギルフォード卿のランス。
 ボクが気付いたときには、身体が勝手に動いていて、ボクは、それを受け止めていた。
『どういうつもりかっ?!・・・まさか、ゼロの仲間かっ?!』
 違うっ・・・ボクは・・・!
 だって、ルルーシュが死ぬと『任務』が・・・いや、違う。
 ボクの任務は、ゼロを殺すことで、C.C.を捕まえたいのは、機密情報局の人たちで・・・でもっ・・・何をしているんだ、ボクはっ。
 ボクは、ギルフォード卿の声に我に返ったけど、もう自分の行動に対する『言い訳』を思いつけなかった。
 そんなとき、ケータイが鳴り、兄さんからの通話が入った。
『ロロ・・・まずい、ヴィレッタ先生からだ・・・IMO機に繋ぐぞ』
『ロロか・・・どこに行っていた?』
「・・・そのっ」
 有無を言わさず、繋がれた通信から、ヴィレッタ先生の声。
 ボクは、何一つ満足に返すことも出来ず、兄さんとヴィレッタ先生の通話を聞いていた。
『やだなぁ先生・・・トイレくらい別々に行かせてくださいよ』
『で、何でしたっけ?・・・さっきの』
『総領事館の話だろう?』
『あぁ、すごい騒ぎらしいですね』
 兄さんは、あくまでも、ボクたちが行っていることになっているスパイラルシアターに、まだいる、という設定で話を進めているみたいだった。

 いけない・・・今までのことが知られたら、機情から排除される・・・あの人だってっ。

 ボクは、もう、どうしたらいいのか、さっぱり分からなかった。
 ボクが、ヴィンセントを奪って、その機体で、ゼロ機を庇うような行動を取ったことが知られたら、ボクは、機密情報局から排除されるだろう。
 ヴィレッタ先生だって、ボクのことをどう思ってたかなんて、簡単に想像が付く。
 そして、秘密を知った者が排除されるということは・・・。

『分かっていますよ・・・もう危ないことに弟を巻き込みません』

 ・・・弟・・・まだ、ボクを『弟』と呼んでくれるの?
 
 ボクは、兄さんの言葉に、息を呑んだ。
 兄さんは、ヴィレッタ先生に、弟を庇う兄としての言葉を言っていた。
『・・・当たり前じゃないですか・・・ロロには、人殺しがある世界なんて似合わない』
 それが、自分が記憶を取り戻したことを、ヴィレッタ先生や機密情報局の人たちにバレないようにするための『詭弁』だったとしても・・・ボクは、嬉しかった。
 だって、ボクには、もう・・・。


 それから、ボクは、倒れたままのゼロ機を助け起こし、総領事館にいる黒の騎士団の人たちと合流することになった。
 ・・・C.C.が目の前にいるのに・・・ボクは・・・彼女を差し出す場所を喪った。
 そして、ボクの居る場所も・・・。
 そんなボクには、兄さんの声だけが、優しく響いていた。

「最初から、ブリタニアには『安らぎ』はなかったんだ・・・オマエの『居場所』はここにある」

 ・・・信じてもいいの? 兄さん。


(END)



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