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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R2・その3 | main | 『パズルのピース・異聞』
ちょこっとルルコ。R2・その2
これから、ちょこちょこupしていきます。。。
まだ、前シリーズの『おさらい』みたいな語りが多くて
じれったいかもしれませんが、この先の展開に関係
してきますので、気長につきあってやってくださいw

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ちょこっとルルコ。 R2 (2)

 ルルーシュが、ぼくの家に来たのは、一ヶ月くらい前のことだった。
 クリスマスの朝、幼なじみのユフィに、突然紹介された彼女は、宮殿から一歩も出たことがないという『箱入り』の皇女様で、ユフィの腹違いのお姉さんだった。
 神聖・ブリタニア帝国が第三皇女・ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが、彼女の本名だ。
 でも、ルルーシュは、本名ではなく、ランぺルージ姓を名乗っていたし、皇女様のわりに、男勝りな口調と、すらっとした長身から、初めは、ルルーシュをちょこっと変わった貴族のお嬢様ぐらいに考えていたぼくは、ユフィの頼みなら、と彼女を社会勉強という名目で預かることにしてしまった。
 もちろん、ルルーシュの素性を知ったときは、ぼくも驚き、一度は彼女を預かることを考え直そうとしたけれど、それと同時に、彼女の『淋しさ』を知ってしまったぼくは、彼女と一緒にいる方を選んだのだ。
 今、ルルーシュを一人ぼっちにしたら、ぼくは、一生、そのことを後悔すると思ったからだ。
 そうして、ルルーシュと一緒に暮らすうちに、ぼくは、彼女に惹かれていく自分と、子供のころに無くした『記憶』の断片を、取り戻し始めていることに気が付いた。
 小さなユフィが、教えてくれた『囚われのお姫様』。
 誰かに、『迎えに行く』と約束したぼく。
 ぼくは、ずっと、ユフィを迎えに行くために、軍に入り、彼女に相応しい身分を手に入れるのだ、と思っていた。
 でも、それは、ユフィの否定的な言葉と、ルルーシュの過去、ぼくの断片的な『記憶』を繋ぎ合わせると、ぼくの思い違いで、ぼくが約束をしたのは、ルルーシュだったことが分かった。
 ぼくは、ユフィを傷付けてきたことや、ルルーシュを待たせ過ぎたことを、申し訳なく思いながらも、溢れる想いを止められなかった。
 ルルーシュは、ぼくを受け入れてくれた。
 ずっと、ぼくだけを待っていてくれた。
 ぼくたちは、お互いに、そう望んで、恋人同士になって、身も心も結ばれた。
 それが、昨日の夜のことだった。
 

 ぼくは、シャワーのコックを捻ると、お湯を止め、脱衣所に置かれていたバスタオルで、身体を拭いた。
 濡れた頭を、ワシャワシャと拭いていると、みそ汁のいい匂いがしてくる。
 いつもと同じで、いつもとは違う朝。
 ぼくが制服に着替え終わる頃には、ルルーシュは、食卓に着いていた。
「いただきます」
と言うと、ルルーシュが、あぁ、と頷く。
「そういえば、さっき、オマエに電話があった」
「誰から?」
 ルルーシュは、自分から話を切り出しておいて、面白くなさそうな表情をする。
 ぼくは、ルルーシュが、お椀をテーブルに置くのを、じっと見つめながら、電話の相手を考えた。
 ルルーシュに、こんな顔をさせる人を、ぼくは、一人しか知らない。
「・・・ユフィだ」
 たっぷり間を置いて出された名前は、ぼくの予想通りで、ぼくは、何だかな、と思う。
 ぼくは、兄弟が居ないから、よく分からないけど、そんなに、ルルーシュは、ユフィのことを気に入らないのだろうか?
 昨日も、ルルーシュは、ユフィのことを、憎いと言っていたし・・・。
 でも、ユフィの方は、ルルーシュを嫌ってはいないみたいだった。
 もし、ユフィが、ルルーシュを嫌っていたのなら、今でも、ルルーシュは、宮殿の中に居るだろうし、ぼくたちが再会することもなかっただろう。
 それなのに、ルルーシュってば・・・。
 ぼくは、そんなことを考えながら、卵焼きを口に運んだ。
「うん、おいしい」
 思わず、口から出たのは、今の話の流れとは、全く関係なかったけど、ぼくの素直な感想だった。
 さっき、ぼくが言っておいた通り、ネギ入りの卵焼きを、焼いてくれていた。
 そのことが嬉しくて、出た言葉だったんだけど、今言うことじゃなかったみたいだ。
 ルルーシュは、一瞬、ポカンとした顔をすると、急にくすくすと笑い出す。
「・・・オマエは」
と呟いたルルーシュの顔からは、さっきまでの険が消えていて、ぼくは、何となくホッとした。
「それで、電話の用件は、聞いてる?」
 ぼくが、先を聞くと、ルルーシュは、そっけない口調で答えてくれる。
「授業が終わったら、政庁まで来い、だとさ・・・全く、何を考えてるんだ、アイツは・・・」
 後から出た言葉は、予測不可能な、ユフィの言動に対する、ルルーシュの感想だろう。
 ぼくだって、ユフィの行動の意味なんて、分からないことの方が多い。
 だいたい、正式な出頭命令なら、ぼくが所属している特派から連絡が入るだろうし、個人的な呼び出しなら、呼び出す場所が政庁なのもおかしい。
 ユフィの言葉は、ルルーシュが要約しちゃったんだろうけど、それを教えてもらっても、ユフィの真意には、程遠いだろう。
 ユフィは、いつも行動が突然で、ぼくたちの理解の範囲を超えることを、平気でするものだから、彼女と付き合っていると、毎度、次に何が出てくるか分からない『びっくり箱』を持たされているような気がする。
 でも、それは、よくよく確かめてみると、いつも、誰かのことを考えていることで、ただ、ユフィの場合、それをいきなり行動に置き換えてしまうので、すぐには、理解することが難しいだけなんだ。
 ぼくは、ルルーシュのぼやきには返事をせず、うん、ありがとう、とだけ言って、朝ごはんを食べ終えてしまう。
「・・・オレも、行くからな」
 あとから言われた『決定事項』のような言葉は、ぼくに拒否権がないことを、示していた。


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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 13:00 | コメント:0
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