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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R2・その2 | main | ちょこっとルルコ。R2・その1
『パズルのピース・異聞』
あはは~。
あんな展開見せられたら、書かんとおれんでしょう!

・・・というワケで、また、イキオイだけで書いてしまいました☆
だから、宗旨替えじゃないんだってば!
ロロがかわゆ過ぎるのが、イカンのだってば!!!
そして、ロロの前でも、カレンの前でも、ヘタレ過ぎる
ルルが悪い(ぇ

そんな『ヘタレ攻め』のため、なかなか、エロまで
なだれ込めません☆
・・・中高生のお嬢さま方も、安心してご覧ください(ぇ

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『パズルのピース・異聞』


 あなたの役に立てるなら。。。


 ロロとしては、彼・ルルーシュ・ランペルージが、『世界』だったと言ってもいいだろう。
 初め、『任務』として与えられたルルーシュの『弟』役という役割を、ロロは、いつしか『居心地のいい場所』と感じ始めていた。
 騒がしくも、穏やかな空間で過ごす『日常』。
 それは、ロロが、今まで、決して手に入れることが叶わなかったもので、ないこと自体が『当たり前』だったため、実際、手に入れてみるまでは、ロロ自身、それが、とても得難く、かけがえのないもので、日常的に繰り返される『殺人』によって渇ききったロロが、一番、欲しがっていたものだとは、気付きもしなかったのだ。
 そして、行方不明になった妹の『身代わり』とはいえ、ルルーシュもまた、ロロに過剰なまでの『愛情』を与えたことも、ロロが脆く儚い存在なることへの原因だったと言えよう。
 ロロは、いつしか、自らの『矛盾』に気付き始めていた。

『任務』として、『ゼロ』を殺さなければならない自分。
『ルルーシュの弟』として、このまま、ルルーシュと共に過ごしたい、と思う自分。

 この二つの心は、元来、相容れぬものだったはずだった。
 ルルーシュが、『ゼロ』として目覚めれば、自分は、『ゼロ』を殺さなくてはならない。
 でも、ルルーシュが『ゼロ』でなければ、このまま、『監視』を続けるだけでいい。
 そんな危うい『日常』を送り続けるには、ロロは、あまりにも『人の感情』に対して、『耐性』が無さ過ぎたのだろう。
 これは、完全に、彼に、ルルーシュを監視する、という『任務』与えた者のミスである。

 そうやって、『不安』と『緊張』を抱えたままのロロは、ルルーシュ・・・この場合、まだ、ロロを本当の弟と信じていたころのルルーシュであるが、彼にどんな風に映っていただろう。
『兄離れ』が出来ず、自分に頼りきりの弟。
 自分が守らなければ、壊れてしまいそうな、ガラス細工の弟。
 ルルーシュは、そういった存在に、弱い部分が多分にあった。
 かつて、ナナリーを愛したように、ロロを愛したルルーシュは、ロロをかつてのナナリーのように、ルルーシュが居なければ、脆く崩れ去ってしまうような存在にしてしまったのではないだろうか?


 それらの講釈は別として、ルルーシュは、ロロを『情』に訴えかけて、自らの『味方』へ引き入れる作戦に成功した。
 それ以後のロロは、ルルーシュが望めば、かつて、利害の一致から、協力関係にあった『機情』・・・機密情報局の人間を呼び出し、ルルーシュの『ギアス』にかけさせてしまう。
『仲間意識』より、『任務』が優先だった彼は、その『任務』を果たせなくなった今、頼るべきものが、他になかったのだ。
 しかし、枢木スザクという人間が、学園に現れると、ロロもまた、ルルーシュへついていくことに、『不安』を抱き始める。
 ルルーシュに、彼を殺すことを提案しても、もう、そんなことはするな、と、ルルーシュは取り合ってくれない。
 それが、自分を想っての言動だったとしても、ロロは、その不安を全て払拭することは出来なかった。
 さらには、『機情』の報告を鵜呑みにすることなく、未だ、ルルーシュの監視を言い渡すスザクは、ロロに取っても驚異的な存在だ。

 このまま、ルルーシュに全てを委ねるべきか、それとも・・・。

 迷うロロに、いち早く気付いたのは、ルルーシュの方だった。
 ナイフを持ち替え、ルルーシュを差し出そうとしたロロの手に触れ、何でもないことのように、ロロのナイフの持ち方を替えさせる。
 それは、一見、何でもないことのようではあったが、『人との触れ合い』に耐性のないロロとしては、重大なことだった。
 ルルーシュの・・・兄の手が、自分の手に・・・そう気付いただけで、その体温を感じただけで、簡単に、その刃を引っ込めてしまう。
 ロロ自身も気付かぬまま、ロロは、ルルーシュという存在に溺れていった。


 ロロが、完全に、ルルーシュのためにしか、行動しなくなったのは、ヴィレッタがルルーシュに攻略され、残すは、スザクのみ、となったときだった。
 スザクは、ロロが不安を抱いていた通り、ルルーシュにとって、一番の『弱点』である『ナナリー』を持ち出してきたのだ。
 屋上の入り口で、ルルーシュとスザクの話を聞いていたロロには、ルルーシュの電話の相手が、誰であるかなど、すぐに判った。
 スザクの前で、ナナリーの兄として、話が出来ないルルーシュ。
 ロロがすべきことも、すぐに判った。
 ロロは、愚かだと知りながら、ルルーシュのために、『ギアス』を使うサインを出した。
 時間制限のある『ギアス』・・・ロロの、かけた相手の体感時間を止める『ギアス』は、限られた時間しか、それを発動させることが出来ない。
 しかし、ルルーシュには、その時間が必要だった。
 だから、ロロは、スザクに『ギアス』をかけた。

 ・・・結果、『偽者の弟』は、『本物の妹』に、『愛』を叫ぶ『兄』の姿を見せられることになる・・・判ってはいたことだけど、それすらも、ルルーシュが、それを望んだのだから、仕方のないことなのだ。。。


 ロロは、ゆらゆらと揺れるロケット開き、中の写真を眺めた。
 エリア11の新総督・ナナリーを奪取するのに、黒の騎士団が駆り出されたが、自分は、クラブハウスでお留守番だ。

 バカだな・・・兄さんは・・・たった一人で、ナナリーを迎えに行ったんだ。

 ロロは、ロケットを閉じると、そう思った。
 実際、黒の騎士団は、ゼロがナナリーを連れ出すまでの『時間稼ぎ』に過ぎない。
 ルルーシュは、ナナリーにさえ逢えば、何とかなる、と思っているのか。。。
 ロロには、そうは思えなかった。
 以前、スザクを執拗に引き込もうとしていたルルーシュは、何度も失敗していた。
 それは、ルルーシュが、その時、スザクの『今』を見ていなかったせいで、それでは、どんな『説得』も、空回りをするばかりだろう。
 そして、今また・・・ルルーシュは、ナナリーの『今』を知らない・・・ロロは、ナナリーが、どんな人物かは、直接は知らなかったが、何となく、この作戦が成功しないことだけは、判るような気がした。
 それが、『自分』を作戦から外したことに対する『仕返し』的な想いから来ていたのか、それとも、ルルーシュが自分に対してかけてきた『愛情』が、ナナリーに注がれてしまうことを怖れる感情から来ていたのかは、ロロ自身にも判らない。
 ただ、自分なら・・・問答無用で、ナナリーを、ここへ連れてくるだろう。
 説得なら、その後でも出来る。
 しかし、ルルーシュは、それが出来る『力』を持っていながら、ここ必要な場面で、それを使おうとはしない。
 相手に選ばせようとする。
 だから、全てを把握していなければ、その作戦は、成功しないのである。
 それが、ロロの『確信』であり、本当のことだった。


 かくして、太平洋奇襲作戦は、失敗に終わった。
 ルルーシュは、夜遅くに、何度もうなされ、ナナリーの名を呼ぶ。
 ロロは、そのルルーシュを、見ていることしか出来なかった。
 苦しげに、ナナリーを呼ぶルルーシュを見るに耐え切れず、彼を揺り起こしても、決して、自分には『弱み』を見せまいとするルルーシュ。
 望めば・・・ルルーシュさえ、望めば、自分は、何だってするのに・・・。
 ロロは、何も命じなくなった『主君』を、複雑な想いで見つめていた。


 あぁ、そうだ・・・ボクは、あなたをなぐさめることも出来ないのか・・・。


 街を徘徊していたルルーシュが、カレンに『慰め』を求めたのは、ロロにとっても大きな『誤算』だった。
 まさか、そこまで、『ナナリー』という存在が、ルルーシュの『全て』である、とは、考えてもみなかったのだ。
 それゆえ、『全て』を失った、ルルーシュは、ギアスを乱用し、クスリにまで走ろうとしたのか・・・。
 確かに、カレンは、『ゼロ』のためなら何でもするだろうし、どんな無茶な『命令』だって、やってのけるだろう。
 事実、ルルーシュを叱咤し、『ゼロ』として、再び立ち上がらせるために、彼女はそのようなことを叫んでいた。
 しかし、『慰め』を求めているのは、『ルルーシュ』なのだ。
 少なくとも、カレンが求める『ゼロ』は、そんなことは言わない。
 ロロが思った通り、『ゼロ』になれない『ルルーシュ』は、カレンに拒絶された。
 でも、ロロなら?
 ロロが望んだのは、優しい兄・・・『ルルーシュ』だ。
 最初から、ロロは、『ゼロ』なんか要らなかった。
 ルルーシュが『ゼロ』でさえなければ、自分は、ルルーシュと逢うこともなかったのに、ずっと『ルルーシュ』のままで居て欲しい、と願ったのは、自分だ。
 今、『ゼロ』が居なくなれば・・・。
 ロロは、千載一遇の『チャンス』に、無我夢中で喰らいついた。
「忘れてしまえばいいじゃない・・・ボクが、あなたの『監視役』であることも・・・あなたが『ゼロ』であることも・・・全部」
 ロロは、ルルーシュにゆっくりと近づくと、もう少しで、彼の唇に届くというところまで、顔を近づけた。
 涙に潤むアメジストの瞳は、薄闇の中でさえ、自分を魅了してやまない。

 この瞳に、自分だけを映して・・・兄さん!

「大丈夫・・・ボクだけはどこにもいかない・・・ずっと、兄さんと一緒だから。・・・兄さんが、どんな道を選んでも、ボクだけは、ずっと兄さんの側にいるよ・・・」
 それが、ロロが選んだ『未来』。

 あなたと歩む『未来』なら、どんな『未来』でも構わない。
 でも、たった一つだけ、望むことが赦されるのなら、あなたに『笑顔』で居て欲しい・・・そのためなら、ボクは、何だって・・・。

 唇が、触れるかどうかのところで、ロロは、ギアスを使った。
 美しい彫刻のように、『刻』を止めたルルーシュに、唇で触れる。
 それは、ルルーシュに届かない、ロロの『ぬくもり』。
 本当は、彼の意志で、それをしてもらいたかった。
 でも、自分は『男』で、ルルーシュの『女』にはなれない。
 ルルーシュが、カレンに求めた『慰め』を、自分は、与えることが出来ない。
 何故なら、ルルーシュが、それを望まないから・・・。
 自分を映したまま止まったルルーシュの瞳が、自分ではなく、自分の向こうに『ナナリー』を見ていることが、ロロには判ってしまったのだ。

 でも、せめて・・・側に居るくらいなら・・・いいよね?

 ロロは、何もなかったように、再び自分を見つめるルルーシュを確認して、こう言った。
「帰ろうか・・・兄さん」
 ルルーシュの返事は、まだ、心許ない響きを伴っていたけれど、自分の意思で歩き始めただけ、マシになったのだろう。

 でもね、兄さん、忘れないで。
 ボクは、あなたがそう望むのなら、誰を殺すことだって、ためらわないのだから。

 ロロは、これからも『ニセモノの弟』として、ルルーシュの傍らに在り続けるのだろう。
 彼の影として、一つの拠り所として。

 ルルーシュが、生徒会の人たちと約束した『みんな』に、自分が含まれていないことを、ロロは知っていた。
 けれど、『夢』が叶うのなら・・・この場所で、この位置で、ルルーシュが笑う姿を見ていたい、とロロは思った。

(了)

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