FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

カレン(男女逆転祭り) | main | ルルコ・注意報! その14
ルルコ・注意報! その15
『男女逆転祭』のあと、めでたく(?)『恋人同士』になったスザクとルル。
爆弾テロに巻き込まれてしまった、スザクとルル。
互いの正体を知らないまま、協力関係を結ぶことになった二人。
だんだん、ルル=ゼロの疑惑を抱き始めるスザク。
つか、バレバレじゃないんですか?

------------------------------------------------------------

ルルコ・注意報! その15 (2006.12.16)


 ゼロと別れたあと、スザクは、ロイドさんたちに連絡を取ります。
「枢木です」
『スザクくん? そちらの状況は、どうかしら?』
 通信に出たのは、セシルさんでした。
 いつもは穏やかな彼女も、非常時は、固い声になるようです。
 スザクは、黒の騎士団に、爆弾解除の方法を聞いたことを告げます。
「爆弾の解除方法を知っている人を、見つけました」
『そう。それで、その人、こちらに連れて来れるかしら?』
「いえ・・・今、現在、爆弾の解除に当たっています」
『どういうことなの? スザクくん』
「爆弾の解除を知っていたのは・・・黒の騎士団です」
『えぇ?!』
 セシルさんが、驚くのも無理はないでしょう。
 現在、ブリタニア軍と『黒の騎士団』は、表面上は敵対していないものの、彼らのリーダーである『ゼロ』が、クロヴィス殿下を殺害したことには変わりありませんし、そのことに関して言えば、『黒の騎士団』は、ブリタニア帝国の『仇』に当たるのですから。
 いくら、『戦力外通告』を受け、このような非常時、テロリストや過激派の鎮圧くらいしかしていない『特派』といえども、ブリタニア軍の人間が、『仇』であるはずの『黒の騎士団』と通じるだなんて!
 スザクは、口の中の唾液を呑み込むと、状況を説明しました。
「黒の騎士団・・・ゼロが、爆弾解除の方法を知っている者を、捕らえたそうです。・・・爆弾の数は、全部で13個。最初の5個を順に解除したあと、残りの8個は、同時に解除しないと、解除した爆弾も含めて、全ての爆弾が爆発するそうです」
 スザクは、自分が聞いた話を、そのまま、セシルさんに伝えます。
『それで、キミは、何をしているんだい?』
 ロイドさんの言葉に、スザクは、正直に答えました。
「一緒に、爆弾の位置を探しています・・・勝手なことをして、すみません。・・・でも、彼らも、7人しか集まらなくて、最後の爆弾解除には、人数が足りないんです」
 スザクは、しばらくの沈黙に、息をつきます。
 自分のしたことは、明らかに『スタンドプレー』です。
 でも、スザクには、こうするよりほか、方法が思いつかなかったのも、事実でした。
 それに、スザクは、もう一度、ゼロと話をしたかったのです。
 ですから、この機会は、願ってもないチャンスだったのですが・・・。
『・・・分かった。上には、私が、上手く言っておくよ』
 ロイドさんが、マジメな声になっていることから、スザクは、自分のしたことが、いかに軽率な行為だったかを悟ります。
「すみません、ロイドさん」
 スザクが謝ると、今度は、セシルさんが答えました。
『いいのよ。あなたのことだから、人命救助を優先したのでしょう?・・・彼らが、あなたに危害を加えなかったのなら、それでいいわ』
 スザクは、その言葉を、重く受け止めました。

 考えてみれば、自分のしたことは、何だったのでしょう?
『敵』であるはずの、彼らと手を組み、爆弾を解除するだなんて。
 でも、彼らは、スザクの考えていた以上に、スザクに対して、友好的、とまではいきませんが、いい扱いをしてくれました。
 特に、ゼロは、始終、不機嫌そうではあったもの、それは、『敵』である自分が傍にいるからではなく、自分が、『敵』であるブリタニア軍に所属していることが、気に入らないみたいでした。

 どうして、ゼロは、そこまで自分のことを、心配してくれるのでしょう?

 そう考えて、スザクは、はっとします。
 そう。
 ゼロが怒っているのは、彼が自分に対して『バカ』と言うのは。
 両方とも、自分を心配しての言葉だったのです。

 例えば。
 自分が、爆弾を解除することになったと言ったときも。

「バカかっ! オマエはっ!!」

「そうやって、いつまで、軍に利用され続けるつもりだ?! 軍がオマエに何をしたのか、忘れたのか?!」
 
 彼は、まるで、スザクが軍に利用されるのが、嫌であるかのように、そう言いました。
 本当なら、スザクが、軍にどうされようと、彼の知ったことではないはずなのに。

 そして。
 そんな彼らを、本当に悪い人には見えなかった、と言った自分に対しても。

「だから、オマエは、バカだというのだ・・・そうやって、誰でもすぐに信用して、裏切られる・・・そんな甘い考えだから、背負わなくてもいい『しがらみ』を背負い込むことになるんだ」

 スザクは、前にも、こんなようなセリフを聞いたことがあるような気がしました。
 そう、それは、クラブハウスで、ルルが言ったことに、よく似ています。
『黒の騎士団』について、論争になったとき。
 そのときの彼女は、まるで、『黒の騎士団』の行動を、肯定するかのような口ぶりでした。

 警察に任せておけないから。

 そんなことをしているうちに、余計な『しがらみ』を背負い込んで身動きが取れなくなる。

 ルルは、そんなことを言っていたような気がします。
 でも、スザクの意見は違いました。
 彼らのように、一方的な『正義』を押し付けるのではなく、今の体制が悪いのなら、皆で話し合って、直していけばいい、と思っていました。
 だから、スザクは、ゼロにも言ったのです。

「でも、ぼくは、人を信じたいと思う・・・すぐには無理でも、ちゃんと向かい合えば、分かり合えないなんてことないって信じてる」

 と。
 スザクは、ゼロと話しているとき、まるで、彼が、自分のよく知っている人、ルルであるような気がしたのです。
 よく似た考えを持ち、自分への『心配』を、怒りで表現する人。

 もしかしたら、ゼロは、ルルの『もう一つの姿』ではないでしょうか?

 そう考えたら、スザクには、もう、ゼロのことが、赤の他人には思えなくなってきたのです。

 それに、ゼロも、自分のことを、よく知っているようでした。
 彼が言ったセリフのほとんどが、まるで、そんな自分を知っていたかのような・・・。

「私はっ・・・昔から、オマエのそんなところが・・・!」

 言いかけて、レーダーが反応したため、遮られてしまったセリフ。
 ゼロは、何を言いたかったのでしょうか?
 でも、スザクがそれを聞き出そうとしたときには、ゼロは、いつもの彼に戻っていて、黒の騎士団の人たちに、指示を出していました。
 それでも、何とか、話を繋ぎたくて、解かり合えないのか、と言った言葉には、彼は完全なる『拒絶』の言葉を返して来たのです。

「オマエが、我等に与せずブリタニア軍に居る限り、オマエは、私の『敵』だ・・・私たちが解かり合うことはない」

 スザクは、思いました。

 もし、ゼロと自分が、『敵同士』という形でなく、別の形で出逢うことが出来たのなら。
 彼と解かり合うことが出来たのでしょうか?
 それとも、真逆の意見を持つ彼と自分は、永久に解かり合うことは出来ないのでしょうか?

 それは、『答』の出ない問いかけでした。

その16へ
拍手する
| ルルコ・注意報!(完結) | 23:59 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪