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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

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ちょこっとルルコ。R2・その5
いきなり、ネタばらしで悪いのですが・・・
ラストのルルーシュのセリフは、第一部のクライマックス
スザクが、ルルーシュに『慰めの言葉』を求めるシーンに
つながります。
でも、ルルは、シャーリーがスザクに言った言葉の内容を
聞いていたわけではないので、???なカンジになります。
それらの解釈は、次回以降に。。。

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ちょこっとルルコ。 R2 (5)


「・・・そっかぁ・・・スザクって・・・」
 シャーリーは、何か、一人で納得したみたいに、そうつぶやくと、お弁当箱を包み始める。
 そして、急に思い付いたように、こう言った。
「ユーフェミア様のことしか、見えてないって思ってたけど、違ったんだね」
 そして、ぼくが、その言葉に一時停止していると、こう聞いてきた。
「ごめんね・・・怒った?」
 ぼくの顔を覗き込むシャーリーの顔には、本当に、心配そうな表情が浮かんでいて、ぼくは、慌てて、首を横に振る。
「ううん・・・シャーリーには、そう見えてたの?」
 その問いは、特に意味があったわけじゃなくて、ただ、ほんの少し、気になったから、聞いてみただけのことだった。
 でも、シャーリーにとっては、少し違う意味に聞こえたみたいだった。
「え?・・・だって、スザクは、ユーフェミア様を迎えに行くために、頑張ってたんでしょう?・・・だったら・・・」
 シャーリーの言葉に、ぼくは、昨日までの『ぼく』が、他の人の目にどう映っていたのかを、改めて思い知らされた。
 そして、今の『ぼく』が、もう、これまでのぼくと違ってしまったことも・・・。
 シャーリーは、一瞬、信じられないものを見るような眼差しで、ぼくを見ると、すぐに首を振り、こう聞いてきた。
「・・・ユーフェミア様と、何かあったの?」
 シャーリーは、ぼくの心境の変化を、感じ取ったのだろうか?
 ぼくは、しばらく迷ったあと、昨日の夜にあったことを、かいつまんで話した。

 ぼくが、幼いころの記憶を、一部、失っていること。
 失った記憶の中に、ルルーシュがいたこと。
 そして、ぼくが迎えに行く『約束』をしていたのは、ルルーシュだったこと。
 ユフィが、ぼくの勘違いを正さなかったのは、記憶と父親を同時に失ったぼくが、そのことだけを頼りに生きてきたことを知っていたから・・・これは、確かめたわけじゃないから、ぼくの推測でしかないのだけど。

 それらのことを話してから、昨晩、ユフィがぼくに言い渡した、ランスロットのテスト・パイロット解任の話をした。
 そうしないと、シャーリーに、ユフィが、とても悪い人に取られてしまうんじゃないか、と思ったからだ。
 シャーリーは、しばらく、ぼくの話を黙って聞いていたけれど、ぼくが言葉を切ると、大きく息を吐き出した。
 どうやら、それまで、息をするのを、忘れてたみたいだった。
 そして、しばらく、何かに迷うように、視線を泳がせると、ようやく、口を開いた。
「えっと・・・ごめんね。何から言ったらいいのか、分からないけど・・・」
 シャーリーは、そこまで言うと、また、黙り込んでしまった。
 やっぱり、いきなり過ぎたのだろうか、シャーリーに全てを話すのは。
 でも、ぼくは、シャーリーには、ちゃんと知っておいて欲しいと思ったから、話したのだし、もし、それによって、彼女が何か思うことが出来たのなら、それを聞きたいと思う。
 そういえば、ルルーシュが、昨日、何か言っていたような・・・。
「あのねっ」
「ぅわぁっ」
 ぼくが、何かを思い出しかけたときに、シャーリーが、大声を出した。
 さっきの話についての、シャーリーなりの考えがまとまったのかもしれない。
 ぼくは、それまで、考えていたことを中断し、シャーリーの話に、耳を傾けることにした。
 シャーリーは、ぼくが、身振り手振りで先を促すと、話の続きを始める。
「私はね・・・スザクが、危険なことをしたり、敵だからって、誰かを傷付けたりしないことの方が、うれしいと思うの。・・・スザクが、ユーフェミア様に見合う身分を手に入れるために、ずっとがんばってたのは、知ってたし、協力出来ることがあったら、協力したいって思うけど・・・やっぱり、スザクが戦って、誰かを傷付けたり、誰かに傷付けられたりするのは、嫌なの」
 それは、初めて聞かされた、シャーリーの本当の気持ちだった。
 シャーリーは、ぼくが、軍の仕事で、出られなかった分のノートを取ってくれたり、補習で出された課題をやるときも付き合ってくれたりしていた。
 ぼくは、とても助かっていたけど、シャーリーが、今まで、どんな気持ちで、ぼくに協力してくれていたのかは、ちゃんと確かめたことはなかった。
 ぼくは、何だか、シャーリーに対して、すまない気持ちでいっぱいになった。
「・・・ごめん」
と、ぼくが言うと、シャーリーは、両手をひらひらとさせて、とんでもない、という感じで、こう言った。
「ううん、気にしないで・・・私の方こそ、変なコト言っちゃって・・・ただ」
「ただ?」
 ぼくが、シャーリーの言葉を返すと、彼女は、こう言った。
「ユーフェミア様も、私と同じ気持ちだったんじゃないかなって・・・スザクが、すごく優しくて、外で見る怖い軍人さんたちと違って、私たちと全然変わらないのに、軍のお仕事してたら、心配なんじゃないかなって・・・」
 シャーリーが、そこまで言ったところで、午後の予鈴が鳴った。
「いけない!午後の授業、移動教室だった!!」
 シャーリーは、突然、思い出したように立ち上がり、バタバタと片付け始める。
 シャーリーと同じクラスのぼくも、彼女と同じように、持ち込んだ荷物をまとめて、立ち上がった。
 ぼくたちは、生徒会室を出るとロックをして、教室へと急ぎ足で向かう。
 途中、姿が見えなくなっていたルルーシュは、ぼくたちが教室に入るとき、ちょうど、教室から出るところで、すれ違いざまに、小声で、ぼくにこう言った。
「オマエが欲しい言葉は、もらえたか?」
と。

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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 13:00 | コメント:0
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