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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

シュナ→ルルバトンv | main | はっぴーな午後・R2
猫の森には帰らない。 その22
感動の・・・再会シーン☆
猫ルルは、ツンデレ決定!
つか、間が開き過ぎてしまって、前の話が思い出せませんってば!!
・・・ごめんなさい。


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猫の森には帰らない。

(その22)

「ルル・・・!」
 ルルが、大好きな声を聞いた、と思ったのは、いっしゅんのこと。
 その次のしゅんかん、ルルは、その声の持ち主に抱きしめられていました。
 それも、かなり強く。
『いたいいたい・・・スザクっ・・・折れちゃうっ』
 ルルは、必死でもがきますが、もともとニンゲンとネコでは、力がちがいすぎます。
 そして、スザクは、そんなルルの『もがき』をものともせず、ほおずりまでしてきました。
「探したんだよ・・・ルル。・・・もう、勝手にどっかに行かないで・・・!」
 ルルは、今、スザクの気持ちが、ほんの少し流れこんでくるような気がしました。
 苦しいけれど・・・スザクの力は強すぎて、苦しいけど・・・幸せ。
 だって、スザクが、自分のことをいらなくなったわけじゃないって、今でも好きでいてくれてるって、全身で表現してくれているから。
 でも、さすがに、このままでは、ルルもちっそくしてしまうかもしれません。
 ルルは、必死に声を上げると、スザクの手をひっかきました。
『このバカっ!オレをころす気かっ?!』
 スザクには、『ふぎゃーっ』としか聞こえてないはずのこのセリフ。
 でも、奇跡的に、スザクは、ルルの言いたいことが分かったみたいでした。
「ごめん、ルル。苦しかったよね・・・心細かったよね・・・迎えにくるの、遅くなってごめん」
『ううんっ・・・そんなこと!』
 ルルが、スザクの家を飛び出したのは、ルルの思い込みがほとんどだったはずです。
 今、ルルを探しに来てくれたスザクを見れば、そんなことは、すぐにわかります。
 でも、スザクは、それをどこか取りちがえてしまっているみたいでした。
「ぼくが、ルルのこと、ほったらかしにしたから・・・ユフィのことばかりで、ルルのこと、何にも考えてなかったから・・・だからっ」
 スザクは、ちょっと大げさすぎることを言い始めました。
 これには、ルルも、だまっていられません。
『何だと?! スザク!! オマエ、それ、本気で言ってるのか?!』
 だって。
 本当に、ルルのことを考えてくれてなかったら、スザクは、ここまで来るはずがないのに・・・ここから、スザクの家まで、どれだけあると思っているのでしょうか、スザクは。
 ルルは、やっと、気付きました。
 ルルが苦しかったのは・・・信じられなかったのは、ルル自身のこころ。
 スザクは、ルルが好きで、ユフィのことも好きで、でも、それは、好き、というきもちがへったわけじゃなくて。
 スザクは、ユフィがあらわれる前と変わらず、ううん、それ以上にルルのことを好きでいてくれているのです。
 でも、今のスザクの言葉は、受け入れるわけにはいきませんでした。
『オレのこと、考えてなかったって・・・オマエは、そう言うのか?』
 ルルが、通じてないのを知りながら、そう叫ばなくてはいけなかったのは、スザクがありもしないことを言い出すから。
 例え、ウソだったとしても、そんなことを聞きたくないから、ルルは家を飛び出してきたのに。。。
「うん、ごめん」
 スザクは、ちっともわかってないのです。
 ルルが、スザクを思いっきりひっかこうとしたときでした。
『もう、その辺にしておけ、このバカどもが』
 しーつーのあきれたような声が、ルルの手を止めます。
『しーつー・・・』
 ルルが、しーつーを呼ぶと、しーつーは、スザクの前へと出ます。
 スザクは、ルルをしーつーが見える角度で抱きなおすと、しーつーに言いました。
「どうして・・・僕には、あなたの言葉が解かるのですか?」
 すると、しーつーは、冷めた笑みを浮かべて、こう言います。
『その理由なら、オマエたちの方がよく知っているだろう?』
「・・・じゃあ、あなたが・・・」


 その森には、一匹の『猫又』が住みつき、森を護っていました。
 その猫又は、永い永い間、森の長老たちの言葉を聴き、その森が壊されぬよう、調和を乱されぬよう、手を尽くして来ました。
 そして、ニンゲンたちが、森を壊そうとするときは、ニンゲンの手によって。
『契約』という名の『呪縛』によって、森を護って来ました。
 でも、その『猫又』にも出来ないことが、たった一つだけあったのです。


『猫又・・・森のヌシ・・・好きに呼んでくれて構わない。・・・私は、この森を護るために生き、この森に生かされている者。・・・オマエたちに『願い』はあるか?』
 しーつーは、おどろきをかくせないスザクと、いつのまにかそばに来ていたユフィに向かって、そう言いました。
 ルルは、いつまでも抱かれているのが恥ずかしかったので、スザクの腕から飛び降りて、しーつーに叫びます。
『しーつー! いけない!!・・・この人たちはっ』
『分かっている・・・オマエの飼い主だった者と、その恋人だろう?』
 ルルは、しーつーの言葉に、むねがいたむのを感じました。
『ルル・・・』
 まおが、立ち止まったルルの手をつかみ、心配そうにこちらを見ています。
 ルルは、まおに言いました。
『大丈夫だ・・・大丈夫。あらためて言われたら、ちょっといたかっただけで・・・』
 まおは、ルルの手をにぎりしめながら、そっとささやきます。
『ぼくの前で、ウソをつかなくてもいいよ・・・ちゃんとわかるから』
 ルルは、どう言い表したらいいのか分からないような、ふしぎな感覚に包まれます。
 そうこうしている間に、スザクが、しーつーの問いかけに口を開きました。
「一つだけ、確認したい。・・・これは、『契約』か?」
『あぁ、そうだ』
 スザクの言葉に、しーつーは、そっけなく答えます。
 ルルは、スザクの名前を呼びました。
『スザクッ』
 すると、言葉は通じていないはずなのに、スザクが、ルルの方を見て微笑みます。
「『契約』なら、するつもりはない。・・・ただ、ルルがそう望んでくれるなら、僕たちとルルをこの森から帰して欲しいんだ」
 ルルは、メチャクチャなことを言うスザクに、言葉も出ませんでした。
 その言葉は、確かに『願い』であるはずなのに、『契約』はしない、と言うスザク。
 それは、まるで・・・。
『私に、オマエたちを見逃せ、とそう言うのか?』
「そうだ」
『フフ・・・なかなか、面白いことを言うな、オマエは。『契約』はしないが、『願い』は聴いて欲しい、か』
「・・・そうだ」
 ルルは、スザクの言葉を、ハラハラとしながら聞いていました。
 いったい、しーつーは、どういうつもりで、スザクにこんな問いかけをしたのでしょう?
 自分は、ただ・・・スザクと前みたいに、いっしょにくらしたいだけなのに。
 ルルが、しばらくふたりの会話を聞いていると、横から、桃色の影がふたりのあいだに入ってきました。
「待って、二人とも! わたくしたち、いがみあうために、ここへ来たのではありませんわ」
 それは、ルルが、出逢う前から恐れた少女・ユフィでした。

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| 猫の森には帰らない。(完結) | 19:00 | コメント:0
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