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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

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ちょこっとルルコ。R2・その6
先週は、お休みしてしまって、すみませんでした。
また、連載再開です☆
第一部のテストパイロット解任後、スザきゅがどうなったか、
見届けてやってくださいませw

(バレンタインネタで、バラしてはいるのですけどね・・・苦笑)

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ちょこっとルルコ。 R2 (6)


 午後の授業を受けている間、ぼくは、ルルーシュが言ったことを思い出していた。
 5時限目と6時限目の授業は、視聴覚室で、映像を観ることになっている。
 今は、映像を観る前に、先生がその映像に関しての解説をしているところだった。
 ちゃんと、授業に出ているのに、先生の話を聞かないのは、ホントは、よくないことなんだろうけど・・・いろいろなことがありすぎて、頭が追い付かない、というのが、正直なところだ。

 ぼくが欲しかった言葉・・・軍人であるぼくを心配してくれたシャーリー・・・ぼくの覚悟を問い質したユフィ・・・慰めなら・・・!

 いろいろなことが、場面も順番もぐちゃぐちゃに浮かんでは消える。
 頭を振ったぼくは、ふと、ルルーシュの席を見た。
 ルルーシュは、何もなかったかのように、退屈そうな表情で、先生の説明に耳を傾けているみたいだった。
 ルルーシュが、廊下ですれ違うときに言った言葉は、あの時のものだろうか?
 シャーリーなら、ぼくが欲しがった言葉をくれる、と?
 でも、実際、ぼくがシャーリーから聞かされたのは、軍人らしくない『ぼく」が、軍にいるのが心配、みたいな言葉で、あのとき、ぼくがルルーシュに言ってもらいたかったはずの言葉とは、真逆の言葉だった。
 今となっては、その違いを正すことに、意味があるようには思えないけれども。
 ぼくが、そんなことを考えながら、ルルーシュの姿を見ていると、そのルルーシュが、ちら、と、ぼくの方を向いた。
 今は、両方とも紫水晶をはめ込んだような、美しい瞳。
 そのうちの一つ・・・左側の瞳が、凶々しい血のルビーに染まって・・・。

「違う!」
 ぼくは、夢中で叫んでいた。
「何が違うのかね?」
 渋い顔をして、そう言ったのは、ぼくの声で、ディスクをケースから落としそうになった先生で、どっと上がった笑い声に、ぼくは、先生に頭を下げる。
「すみません・・・何でもありません」
「いいから、座りなさい」
 先生の言葉に、ぼくは、知らず立ち上がっていたことに気付き、席につく。
 先生は、咳ばらいを一つすると、ディスクをプレイヤーの中へセットした。
 画面に映ったのは、鑑賞用の映像。
 ぼくは、ただ流れていくだけの映像を見ながら、また、先の考えに頭を持っていかれていた。


 ぼくが、違う、と叫んだのは、、昨日の夜に見たルルーシュの赤い瞳を、ぼくは、ずっと以前から知っているような気がしたからだ。
 でも、ぼくが、最初に、あの色を見たのは、ルルーシュが初めてこの学園に来た日で、その時、ルルーシュは、先生には、少し大人しくしてもらっただけだ、と言っていた。
 これは、ぼくの想像でしかないのだけど・・・ルルーシュの左目が赤く光ると、それを見た人間は、彼女の思い通りに動いてしまうのではないだろうか?
 もし、それが本当だとしたら、とても恐ろしいことだ。
 その人の意志とは関係なく、誰かを自分の思い通りにできるだなんて・・・。
 もしかして、ルルーシュは、ぼくのことも、思い通りに動かそうとしたのだろうか?
 でも、ぼくは、ルルーシュの思い通りにされた覚えなんてないし、第一、そんな人外の力を、彼女が持っているようには思えない。
 けれど、ぼくの目の前で、先生が、ルルーシュの言いなりになってしまったことは『事実』で、ぼくは、どうしようもない不安を覚えた。
 ルルーシュは、相変わらず、つまらなさそうな顔をして、画面を眺めている。
 ぼくも、答えが出ないことを考え続けるよりは、と画面を観ることに専念しようとしたが、それは、全く上手くいかなかった。


「ようやく終わったよ~」
と言いながら、大きく伸びをしたのは、ぼくの隣の席のリヴァル。
 5時限目と6時限目、間に休憩時間は挟んでいたけれど、長時間、映像を観るだけの授業は、意外に肩が凝るものらしい。
 伸びをしたあと、首をコキコキと鳴らすリヴァルは、本当に、疲れた様子だった。
「でも、結構、面白かったわよ?」
と言ったのは、シャーリーの声。
 ・・・確かに、画面に食い入るようにして観ていたみたいだったから、彼女の趣味には合っていたのだろう。
 ともあれ、今日の授業が終わってしまえば、ぼくは、政庁へ出頭することになっている。
 そのときか、そのあとで、ぼくの今後のことが判るのだろうけど、ぼくは、課題になっている今回の感想用のプリントを受け取っておいた。
 ユフィは、ぼくに、学校へ行け、と言っていた。
 そして、軍人以外の新しい道を探せ、と・・・。
 その言葉が本当で、ユフィの気持ちが、シャーリーの心配と似たようなものであるなら、ぼくは、明日もここへ来れるはずなんだ。
 ぼくの中で、今、それだけが、はっきりとしていることだった。
 ぼくが、教室へ戻り、帰りの支度をしていると、ルルーシュが、鞄を持って、ぼくの目の前に立った。
「心配するな・・・どんな『哀しみ』も、オマエを長くは捕らえられない」
 ルルーシュがぼくに言ったのは、それだけで、ぼくは、やっぱり、彼女が何を言いたいのかが、さっぱりわからないままだった。
 ただ、それを言ったルルーシュが、酷く淋しそうな表情をしていることだけが、ぼくの胸に引っかかったままだった。

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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 13:00 | コメント:0
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