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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

神鳴 | main | ちょこっとルルコ。R2・その7
ちょこっとルルコ。 R2・その8
はいはい~♪
ようやく(?)スザきゅの進退について、がはっきりしましたw
・・・まぁ、予想通りの展開☆と思っていただいて結構ですv

それにしても、ここのユフィは、どんだけルル&スザきゅのことが
好きなのか・・・。

ともあれ、もう少しだけ、お付き合いくださいませw

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ちょこっとルルコ。 R2 (8)

「騎士?!」
 ぼくが上げた疑問の声に答えたのは、どこかゆったりとした感じの可愛らしい声。
 でも、その内容は、どう考えても、ゆったりのんびりとは無縁のものだった。

「えぇ、騎士ですわ。・・・わたくしは、スザク・クルルギ准尉を、わたくしの『騎士』に任命しようと思いますの」
 普通、『騎士』と言えば、軍に於いて、馬を駆る者。
 ブリタニア軍に於いては、ナイトメア・フレームを操り、戦場に出る者のことを指すけど、ユフィが言う『騎士』とは、それとは性格が異なるものだった。
 どういうことかと言うと・・・。
「副総督になったわたくしには、専属の『騎士』を任命し、その騎士を中心に、直属の『親衛隊』を作ることが許可されます。エリア11は、比較的、治安は良い方でしたが、最近は、『黒の騎士団』という危険な集団も出てきましたし・・・それで、わたくしを守る役目を、スザク、あなたに任せたいのです」
 皇女であるユフィが任命する『騎士』とは、自分の専任騎士・・・常に、主と共にあり、主を守り、主の助けとなる存在のことなのだ。
 ユフィは、のんびりとした調子ではあったけど、それでも毅然とした態度で、ぼくを『専任騎士』に任命した理由を、語り始めた。
「昨晩・・・わたくしは、あなたに訊きましたわね?・・・戦場で人を殺す覚悟がありますか、と。・・・あなたは言いました。わたくしのためなら、その手を汚す覚悟がある、と。あれから、わたくしも考えました。あなたが、わたくしのために剣を振るうのなら、わたくしは、あなたに応えなければならない・・・いえ、応えたいと思うのです・・・ですから、借り物の『地位』と、ただの女の子の『力』しか持たないわたくしは、その持てる精一杯の力で、あなたを守りたいと思ったのです」
 ユフィは、にっこりと笑い、そして、ルルーシュの方をチラ、と見ると、ぼくに言った。
「スザク・・・わたくしの、騎士になってくださいませんか?」
 それは、普通で考えたら、とてもおかしな言い回しだった。
 本当なら、『皇女』であるユフィは、ただ、ぼくに命じればいいはずなのだ。
 わたくしの『騎士』になりなさい、と。
 それを、まるで、ぼくに選択の余地があるような言い方をする。
 ぼくは、すぐに返事が出来ず、視線を泳がせた。
 その先にあったのは、ルルーシュの人形のような顔だった。
 全ての感情を取り去ったような、能面のような顔・・・。
 ぼくは、そんなルルーシュの表情に、酷くショックを受けている自分を知った。
 それは、まるで。
「ユフィ・・・いえ、ユーフェミア皇女殿下」
「何ですの?」
 ユフィは、ぼくの顔を、真っ直ぐに見つめている。
 ぼくは・・・ぼくは、また、どうしたらいいのか、をルルーシュの表情に読み取ろうとしていた。
 でも、ルルーシュは、そんなぼくの悪癖を、ちゃんと知っている人だった。
 全ての感情を押し殺し、ぼくに選ばせるつもりなんだ。
 ぼくが、このまま、ユフィの手を取るのか、それとも・・・。
 ぼくの心は、決まっていた。
「自分は・・・知らぬこととはいえ、ユーフェミア皇女殿下に、大変な非礼を働いて参りました」
「・・・スザク?」
「自分が、幼いころ、迎えに行く、と約束をしていたのは、あなた様ではなく、こちらにいらっしゃるルルーシュ・ヴィ・ブリタニア皇女殿下であったのです」
 ぼくが、昨晩、ユフィが去った後に手に入れた『真実』を述べると、ユフィは、驚きに目を見開き、口元に手を当てた。
「まぁ・・・それでは、スザク、あなたの記憶は・・・」
 ぼくは、ユフィが言いかけた言葉に、静かに首を振ると、こう答えた。
「記憶は、戻っておりません・・・しかし、ルルーシュ皇女殿下が、あなたと交わした『約束』を違えたわけでもございません」
 これだけは、はっきりとしておかなければ、ならないことだった。
 何故なら、ルルーシュが、この『条件』を破ったと、ユフィに思われてしまっては、ルルーシュの立つ瀬がなくなってしまうからだ。
 ぼくは、もう一度だけ、ルルーシュの顔を見ると、ユフィを真正面から見つめた。
「ただ・・・ぼくは、宮殿に閉じ込められた皇女さまの話を、知っていることを思い出したのです。・・・そして、ぼくが、その皇女さまを、宮殿から連れ出す約束をしていたことも・・・もし、ぼくの記憶が確かなら、これで、あなたが、ぼくの『約束の人』でないことがはっきりします。何故なら―――」
「わたくしは、どこにも閉じ込められていませんものね」
 ユフィは、静かな笑みを浮かべると、ぼくの言葉をつないだ。
「ユフィ・・・」
 ぼくが、ユフィの名を呟くと、彼女は、花のように微笑んだ。
「それで、あなたの選んだ道は、どうなんですの?」
 ユフィもまた、ぼくに選ばせるつもりなのだろうか?
 ぼくは、ぼくがしてきたこと全てが、ユフィに赦してもらえるのなら、今度こそ、彼女のために働きたい、と思った。
 全てを知りながら、ぼくとルルーシュをもう一度引き合わせてくれて、やり方はメチャクチャだったけど、こうして、ぼくの隣にルルーシュいるのは、みんなユフィのおかげだから・・・ぼくも、彼女のために何かをしたいと思ったのだ。
 でも、その言葉は、ユフィが途中で入れた言葉によって、遮られてしまった。
 それでも、ぼくは、自分の考えをはっきりと言った。
「今までの数々の非礼をお赦しいただけるのなら、粉骨砕身の覚悟にて、殿下にお仕えいたしたいと存じます」
 ユフィは、ふふふ、と声を立てて笑った。
「ごめんなさい。残念ですけど、そんな言い方をしているスザクに仕えてもらいたくありませんわ」
「・・・え?」
 ぼくは、いきなり、前の言葉を翻したユフィに、激しく戸惑った。

 だって、さっきは、ぼくに騎士になってもらいたい、と言っていたはずだったのに・・・。

 ユフィの考えていることが、全く分からない。
 ユフィは、呆然とするぼくの額をツンとつつくと、ずっと黙りこくっていたルルーシュの方を向いた。
「ルルーシュにこんな顔をさせているスザクは・・・一番大好きな人を幸せに出来ないような情けない人は、わたくしの騎士である資格はありませんわ」
 ぼくが、ユフィにつられるようにして、ルルーシュを見ると、ルルーシュの顔は、酷くつらそうに歪められていた。
「ルルーシュ・・・」
 ぼくが、ルルーシュの名を呼ぶと、ルルーシュは、ユフィを睨むように見つめ、こう言った。
「・・・何のつもりだ、ユフィ!」
 その声は、低く地を這うような声で、ルルーシュが本気で怒っていることを、物語っていた。
 でも、ユフィは、そんなルルーシュの様子などお構いなしに、ルルーシュの手を取った。
「っ・・・離せっ」
 ルルーシュが、ユフィの手を払いのけようとすると、ユフィは、ルルーシュの手を強く握った。
「離しません!」
 ルルーシュは、ユフィの手を振り解こうと、何度か手を振ったけれど、ユフィがその手を決して離そうとしないことを知ると、諦めたように顔を背けた。
 ユフィは、ルルーシュが大人しくなったところで、ルルーシュの手を両手で包み、こう呼びかけた。
「わたくしのわがままです・・・わたくしは、ルルーシュが幸せになるところを見たかったのです・・・でも、今のままのスザクでは、あなたを幸せにすることは出来ません。ですから―――」
「そのために、スザクを惑わせてもいい、というのか?!」
「ルルーシュ!」
 ぼくは、ルルーシュの名を呼び、その場に崩れ落ちようとするルルーシュを、抱きとめていた。
 ルルーシュは。
 青白い顔をして、ぼくの腕の中で、意識を失った。

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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 13:00 | コメント:0
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