FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ゼロ・レクイエム・その3 | main | ゼロ・レクイエム・その1
ゼロ・レクイエム・その2
昨日の続きです。
変なトコロで切ってしまったので、しょっぱなから例のシーンです(汗
ここで、『ゼロレクイエム』の全貌が、スザクに語られます。
もちろん『生きること』を『罰』と考えるスザクには、許し難い行為です。
『仇』を取るか、『罰』を求めるか、それとも『友情』か?
スザクに『決断』の刻(とき)が迫ります。。。

※ このお話は、R18要素を含みます。
  ニガテな方、18歳未満の方は、ご注意ください。
  大丈夫な方のみ、続きをご覧くださいませv

------------------------------------------------

ゼロ・レクイエム(2)

 下肢に、ヒヤリとした感触を覚え、ルルーシュは飛ばしていた意識を戻した。
 重い頭を上げ、自分の下半身を見れば、スザクが何事かを始めている。
 否。
 ルルーシュは、スザクが何をしているかを知っていた。
 過去、数度に渡って繰り返された行為の中で、効率が悪い、と思ったのか、スザクは、そういった行為を行なう手助けとなるジェルのようなものを使用するようになっていた。
 ルルーシュとしては、自分の出したものを塗り込められたり、スザクの唾液で濡らされたりするのも、どうか、という感じだったので、そのことについては、あまり触れないようにしていたが、何度経験したところで、この感触に慣れるということはないのだろう、と思った。
 自分でも、ほとんど見たことのない場所を、他人にさらけ出し、そこにぬるぬるの液体を塗り込まれ、まさぐられるなどと。
 そんな、普段であれば、恥ずかしさで死ねそうな気がする行為を、ルルーシュは、スザクに許してしまっていた。
 それは、決して、これまで与えられた、夢見るような『快楽』のためでもなく、かといって、この先に待っている目も眩むような『快楽』のためでもない。
 スザク、だからだ。
 相手がスザクだからこそ、ルルーシュは、それを許したのだ。

 スザクは、それに気づいているだろうか?

 ふと浮かんだ疑問に、ルルーシュは、まぶたを伏せて、否、と返した。
 スザクは、知らない。
 過去、幾度となく『ナナリーのため』と冠された行為の中に、ルルーシュ自身が『スザクの無事』を願ってした行為が混じっていたことを。
 知られては、いけない。
 これから、スザクが為さねばならないことのために、それだけは知られてはならないのだ。

「・・・入れるよ、ルルーシュ」
 スザクの声と共に、節くれだった指が、ルルーシュの中へと入り込む。
 その指は、ゆっくりとルルーシュの中をかき回し、くちゅくちゅといやらしい音を立てながら、何度も抜き差しが繰り返された。
「・・・んっ」
 ルルーシュが、背筋を駆け上がってくるものに息を詰めれば、その指は、ゆっくりと壁をなぞり、詰めていた息を吐けば、奥へと差し込まれる。
 そんなことを何度も繰り返すうちに、ルルーシュの意識は朦朧とし始め、自分の呼吸する音と、脈打つ音と、下肢から聞こえるいやらしい音が、思考を奪っていく。
 だが、それも、しばらくのことで、もっと奥をいじり始めたスザクの指が、ルルーシュのある一点を押せば、途端に強烈な快感がルルーシュの全神経を支配して、我慢できない声を上げた。
「ァアッ・・・アッ・・・」
 スザクは、声を抑えられなくなったルルーシュの嬌声を楽しむかのように、中にある場所に何度も刺激を加えると、二本、三本と指を増やしていく。
「・・・ルルーシュッ」
 呼ばれる名は、どこか切羽詰まったものを感じるのに、スザクは、まだそれを繰り返していた。

 あぁ、そうか。

 ルルーシュは、変な所で律儀な、スザクの性格を思い出した。
 バカだな、と思った。
 そんなに侵入りたいなら、そうすればいいのに。
 でも、それをしないのが、スザクなのだと思った。
 時に強引で、こちらの都合などお構いなしのクセに、変な所で、こうやって伺いを立てるのだ、スザクという男は。
 だから、本当のことを言えば、かみ合わないどころの話ではない。
 しかし、かつて二人が上手く行っているように感じたのは、二人の目的が同じ方向を向いていて・・・それでいて、二人ともが相手の呼吸を掴んでいたからだ。
 そうでないときは・・・。
 ルルーシュは、スザクが待ち望んだ言葉を、口に乗せる、
 本当は。
 こんなこと、誰にも許したりはしない。
 けれど、スザクとなら・・・。
 彼となら、こんな束の間の快楽に身を投じることさえ、構わないと思えた。
「来いよ・・・」
と掠れた声が、合図であるかのように、スザクはゆっくりとルルーシュを自身を繋ぎ合わせる。
 実際は、スザクが、ルルーシュを気遣えたのはそこまでで、接合部がなじんでからのスザクは、ルルーシュが意識を飛ばすまで、快楽を追うのを止めてはくれなかった。


「何だって?!」
 スザクは、信じられない気持ちで、ルルーシュが言った言葉を反芻していた。
『ゼロレクイエム』
 ルルーシュが、『優しい世界』を、『未来』(あした)を迎えるために立てた『戦略』。
 それは、スザクの予想の斜め上を行くものだった。
 自ら神聖・ブリタニア帝国の『皇帝』となり、ブリタニアの内部改革を終わらせたあとで、合衆国連合へ参加を表明する。
 そこまではいい。
 その後、合衆国連合を手酷く裏切る形で各国の代表を『人質』に取ったあと、身を隠していたシュナイゼルから『フレイヤ』の残弾全てを奪い、『黒の騎士団』を倒して『世界』に君臨するというのが、ルルーシュが出した『戦略』だった。
 スザクは、無論、反対した。
 それでは、独裁と変わらない。
 そんなものは、『優しい世界』ではない。
 そして、ルルーシュは、スザクの反対を知っていたかのように笑みを浮かべると、こう続けた。
「・・・そうすれば、俺は、悪逆非道の『魔王』として、歴史に名を残すことになるだろうな。だが、問題はそのあとだ」
「・・・そのあと?」
 オウム返しにしたスザクの問いに、ルルーシュは、不敵な笑みを浮かべた。
「スザク・・・『希望』とは、どこから生まれるものだと思う?」
 ルルーシュお得意の『謎かけ』だった。
 かつて、ルルーシュが『ゼロ』の仮面を被っていたころのこと・・・『ゼロ』は、何度となく、自らが対峙した相手に、謎かけを行なっていた。
 そして、スザクにも、『日本人とは何か』と問いかけたことがあった。
 スザクは、それに対し、『心だ』と答えたはずだったが・・・それは、百万人の『ゼロ』を生み出し、今の黒の騎士団を作る結末になった『謎かけ』だった。
 スザクは、それを、ルルーシュの『誘導』だと思った。
 最初から『答え』は決まっていて・・・ルルーシュは、自分にそれを言わせるために、言葉巧みに自分を誘導する。
 しかし、ルルーシュは、今の謎かけに関するヒントとなるものは、何も言わなかった。
 スザクは、考えた。

 ルルーシュは、自分に、何を言わせたいのか・・・。

 かつて、スザクの『希望』は、ユーフェミアだった。
 皇族だからといって、誰にも分け隔てることなく、皆と同じ視点に立って、実際に目で見て確かめて、物事を考えようとする女性。
 ユーフェミアは、『騎士』である自分に、力を貸して欲しい、と言った。
 そんなことは、お願いなどしなくとも、彼女は『皇女』なのだから、『命令』すればいいのに。
 でも・・・そんな彼女だからこそ、スザクは、ユーフェミアを守りたい、と思ったのかもしれない。
 彼女と共に、生きたい、と思ったのかもしれない。
 しかし、その『希望』は、消えてしまった。
 ルルーシュの『ギアス』によって、無残にも散らされてしまった。
 けれど、そのルルーシュの『希望』は、スザクが消してしまった。
 ナナリーという名の、ルルーシュの『全て』。
 どんな『悪行』も『非道』も、ルルーシュにとってみれば、ナナリーの笑顔のためであった。
 スザクは、それを知っていた。
 だから、スザクは、ルルーシュを逮捕することも出来ず、やり方を変えさせることで、その『罪』をあがなわせようとしていた。
 ナナリーを守りたい。
 それだけは、スザクもルルーシュと同じ考えであったからだ。
 なのに、スザクは、ナナリーがまだ残っていたはずの政庁ごと、フレイヤの餌食にしてしまった。
 紅蓮・聖天八極式の圧倒的な強さを目の当たりにしたとき。
『死』を覚悟したとき、ルルーシュのかけた『ギアス』・・・『生きろ』という命令に逆らえず、自分が助かるために、フレイヤを撃った。
 他の何百、何万人もの尊い『命』を犠牲にして・・・ナナリーを死なせて・・・スザクは生き延びた。
 まるで、これが『死』に救いを求めた『罰』であるかのように・・・。
 そして、スザクとルルーシュ、二人に残されたものは、『絶望』。
 それでも、彼らは、いつまでも立ち止まっているわけにはいかなかった。
 Cの世界で視た、無意識の集合体・・・『世界』が『未来』(あした)を望んでいることを知ったから。
『明日』を迎えるために・・・まだ、やらなくてはならないことがある。
 それが・・・『ゼロレクイエム』。

「絶望・・・」
 スザクは、知らず、自分たちを占めているものを、口に出して言っていた。
 それは、何故だったのかは、分からない。
 ただ、何となく口にした言葉だったが、ルルーシュは、それを聴いていた。
「そう、絶望だ」
 スザクは、何が絶望なのか、さっぱり解からなかったが、ルルーシュの言葉に、耳を傾けることにした。
 理屈っぽい彼のことだ、スザクが言った何気ない一言ですら、自らの弁舌のための『材料』にするのだろう。
 果たして、それは間違いではなかった。
「『希望』は、『絶望』の中から生まれる一片の『光』だ。・・・世界が絶望に包まれたあと、生まれ出ずる光・・・それが『ゼロ』」
「!・・・まさか、ルルーシュ・・・!」
 スザクは、ルルーシュのいわんとしていることが、不思議と解かった気がした。
 ルルーシュは、世界を『絶望』で包み、それを切り裂く『光』がゼロ・・・そして、それをスザクに話すということは・・・!
「そうだ」
 ルルーシュは、スザクが問いかける前に、それを肯定した。
 さらに、スザクが言葉をつむぐ前に、スザクが言うはずだった言葉を口にした。
「『ゼロ』は、お前がやってくれ」
「冗談じゃない!!」
 スザクは、反射的に、そう叫んでいた。

 だって、そうじゃないか。
 それじゃ、まるで。
 ルルーシュは、僕に・・・!

 ルルーシュは、激昂するスザクを予想していたかのように、口元に笑みを浮かべた。
「仇を討ちたいのではないか?・・・ユフィの」
 ルルーシュらしからぬ言葉だった。
 いつでも・・・どんなに『逆境』に立たされたとしても・・・『生きる』ことを諦めなかったルルーシュが。
 いや、スザクは、知らないだけだった。
 スザクが、ブリタニア軍の指揮官として、黒の騎士団と対峙していたとき、ナナリーに『ゼロ』を拒絶されたルルーシュが、生きる目的を失い、租界を彷徨っていたことを。
 ナナリーを完全に喪ったことを知ったルルーシュが、兄・シュナイゼルの策謀にかかり、『死』を覚悟したことを。
 しかし、それは、今、スザクの前で口にするべきことではない。
 ルルーシュは、瞳の内に、憤怒の色を浮かべるスザクを一瞥すると、こう続けた。
「・・・俺を殺せば、その憎しみは、対象を失う。・・・魔王を倒せば、世界は、絶望の闇から解き放たれる」
「それなら、君はっ」
「俺はいい」
 スザクは、信じられないものを見るように、ルルーシュを見ていた。

 どうして・・・どうして、こんなときに、きれいに微笑むんだ、ルルーシュは。
 全てを受け入れたかのような顔をして、全てを拒絶している。

『世界』の憎しみを・・・恨みを、その身に浴びて、君は、死のうというのか、ルルーシュ!!
 俺に、その『生』を終わらせろと言うのか、ルルーシュ!!!

 赦せない。
 そんなの・・・赦せない。

 自分だけ、さっさと『退場』して、楽になろうというのか?!
 そんなの、絶対に、赦せるものか!!

 ・・・たった独りで。

 誰にも理解されることなく・・・。

 スザクは、湧き上がる激情と共に、冷めていく思考を同時に感じていた。
 赦してはいけない、この『魔物』を。
 ならば、自分のすべきことは何だ?
 この『魔物』に与えられる、最大の『罰』は何だ?!
 考えて考えて、たった一つの『答え』に辿り着いた。
 それは―――。

『裏切りの騎士』となる。

 それは、主の命に背くこと。
 それは、主を他の者に売り渡すこと。
 それは、主の信頼を裏切ること。

 スザクは、自分の顔から一切の表情を消すと、ルルーシュに問い掛けた。
「・・・僕は、何をすればいい?」
 それは、ルルーシュの『戦略』に乗る、という返事だった。
 ルルーシュは、スザクの態度に同意を視たのか、それとも、最初から断られると思っていなかったのか、支配者の笑みを浮かべると、スザクの問いに答えた。
「ゼロとして・・・ナイトオブゼロとして、悪逆非道の皇帝に仕えることを」
「イエス、ユア、マジェスティ」
 スザクは、片膝を付き、ルルーシュに臣下の礼を取った。


 その日より、スザクは、ルルーシュの『騎士』として、行動を共にすることを誓った。
 しかし、その心中は、決して『忠臣』と呼べるものではなかった。
 瞳の奥に、剣呑な光をたたえ、睨むようにして『主』(あるじ)を見据える男。
 作戦の決行前に合流したC.C.が、スザクの表情を見て笑った。
「・・・『騎士』の顔には見えないな」
「好きだろう?・・・ルルーシュは、こういう顔が」
 C.C.は、口の中で何事かを呟くと、スザクにではなく、ルルーシュに話しかけた。
「・・・ピザを好きなだけ食べていい、というのは本当だろうな?」
「・・・お前のピザ代に割く予算はないぞ」
 スザクは、今のC.C.のように軽口を叩き合いながら、ルルーシュと同じ方向を見ているつもりだったころが、懐かしく思えた。
 
 自分はもう、ルルーシュの『共犯者』ではない。
 彼の剣(つるぎ)ではあるが、それは、彼を守るための剣ではない。
 彼の『目的』に協力はしても、同じ方向は見ていない。
 同じ『結末』は望んでいない。
 だから、スザクは、ルルーシュから一歩引いた位置を、自分の場所に選んだ。
 ルルーシュに気付かれぬように。
 聡い彼に、悟られぬように。
 それは、スザクのもう一つの『戦い』の幕開けだった。

インデックスへその3へ
拍手する
| ゼロ・レクイエム(完結) | 23:00 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪