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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ゼロ・レクイエム・その6 | main | ゼロ・レクイエム・その4
ゼロ・レクイエム・その5
首都へのフレイヤ投下から開戦までの作戦準備期間が
どれくらいあったのかは、TURN23のシュナイゼルお兄さまの
セリフを参照くださいv (不親切☆)
・・・そんなワケで、捏造満載w

※ このお話は、R18要素を含みます。
  ニガテな方、18歳未満の方は、ご注意ください。
  大丈夫な方のみ、続きをご覧くださいませv

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ゼロ・レクイエム(5)

 C.C.と入れ替わるようにして、ルルーシュの部屋に入ってきたのは、スザクだった。
 C.C.は、去り際に、スザクに向かって何事かを囁いていたように見えたが、それはルルーシュには聞こえなかった。
 ただ、それを聞いたであろうスザクが、ぼそっと何かを呟いたのが見えただけで。
 そうして、ルルーシュがぼんやりと眺めている前で、人物交代が終わり、スザクがベッドに腰掛けたルルーシュの前に立つ。
 自然、スザクは、ルルーシュを見下ろす形になるのだが、ルルーシュは、それに構わずにスザクに言った。
「・・・どうした? 腑抜けた俺の顔でも見に来たか?」
 そう憎まれ口を叩けば、スザクは、仏頂面をますます面白くなさそうに歪め、それでも、ルルーシュの言葉に答える。
「本当にそうだったら、今度は手を上げるつもりだった」
 スザクの言葉をそのまま受け止めるなら、自分の顔は、さっきよりはマシになっているのだろう。
 ルルーシュは、そんなことを考えながら、相好を崩してみせる。
「・・・大した騎士も居たものだな。主に手を上げるか」
 もちろん、本気でスザクがそうするとは思ってはいなかったが、これくらいの皮肉は赦されるだろう。
 事実、スザクの態度とくれば、本来ならば『不敬罪』どころではないのだから。
 しかし、ルルーシュは、スザクを形こそ『騎士』と定めたが、『臣下』と思ったことはない。
 だから、こんな風に、支配関係をはっきりとさせるような問答を続けるつもりもなかったし、すぐに次の話題へと話を切り替えるつもりだった。
 しかし、それを赦さなかったのは、スザクだった。
「『ゼロレクイエム』の遂行に問題があるのならば・・・不敬を承知でそうするつもりです」
 ルルーシュは、観念したように頭を振ると、スザクにこう言った。
「・・・分かったよ。戦略目的に変更は無い。ただ・・・作戦が一つ追加されただけだ」
「ルルーシュ・・・」
 こちらを見下ろすスザクが、初めて硬かった表情を変えた。
 それは、『仮面』の下のスザクの素顔なのか、それとも、別のものなのか、今のルルーシュに取ってはどちらでも良かった。
「・・・取り戻してみせるさ。・・・ナナリーがシュナイゼルに利用されているだけならば」
 そう、決意を口に乗せると、スザクは、軽く頭を振った。
「でも・・・もし、それがナナリーの意志なら・・・?」
 それも、可能性の一つではあった。
 しかし、ルルーシュは、揺るがなかった。
「話し合い・・・俺が言うのも、おかしな話だがな」
 もし。
 もし、ナナリーの説得に失敗すれば、ギアスの使用も仕方がないだろう。
 しかし、それは、最後の手段にしたかった。
 例え、ナナリーがそれを望んでいなかったとしても、ルルーシュにとって、今まで自分がしてきたことは、ナナリーを守るため、ナナリーを取り戻すためのことだったから。
 そうして、彼女の名の元に奪った命が、どれほど多かったことか。
 ルルーシュとて、気付いていなかったわけではない。
 自分が起こした行動が、ナナリーのためではなく、自分の理想のためだったことに。
 しかし、それを全て自分のせいにするには、荷が勝ち過ぎていた。
 だから、ルルーシュは、心の拠り所として、ナナリーを利用した。
 全ては・・・ナナリーのために!
 そうすれば、自分の中の『良心』と『罪悪感』を黙らせるのは、簡単だった。
 その結果がこれならば、今度こそ逃げられないのだろう。
 ならば・・・!

 不意に、目の前の影が、小さくなったような気がした。
 不思議に思い、よく見れば、スザクがルルーシュの前に跪いていた。
「ルルーシュ・・・もし、ナナリーにギアスを使うことになっても、これだけは誓って欲しい」
 スザクは、そう言うと、ルルーシュの手を取った。
「・・・スザク」
 ルルーシュが、名を呼ぶと、スザクは、その甲になぞるように口付ける。
「ナナリーの・・・ナナリーの意志を捻じ曲げるようなことは・・・ナナリーの未来を縛るようなことは・・・」
 しないで欲しい、とスザクは言いたかったのだろう。
 しかし、それは、出来ない相談だった。
 ルルーシュのギアスは、かけられた人間にもれなく、その者の意志とは別の行動を強いるものだ。
 意志を捻じ曲げず、それによってもたらされる『未来』を縛らないものなど、一つもない。
 しかし、ルルーシュは、スザクの言葉に、あぁ、と頷いた。
 そして、スザクの柔らかいくせ毛に口付ける。
 いつの間にか、外の景色は青白い月に照らされていたが、二人がそれを知ることはないだろう。
 ただ一人、今夜の寝床を失った魔女だけが、デッキで美しい月を眺めていた。


『皇帝』と『騎士』の衣装を脱ぎ捨てた二人は、生まれたままの姿で抱き合っていた。
 もちろん、久方ぶりのそれであるから、二人とも互いを求めることに遠慮がない。
 特に、ルルーシュに関して言えば、殊更性急で、体力がない彼を知るスザクとしては、加減に困ってしまう。
 しかし、求められる悦びには逆らえず、スザクは、一度交わったあと、身体を繋ぎ合わせたまま、ルルーシュの身体を抱きしめた。
「・・・C.C.とは、こういうことはしなかったの?」
 スザクが問いかければ、ルルーシュが面白くなさそうに、横を向く。
「当たり前だ。・・・誰が、あんな魔女なんかと」
「でも、君を慰めるのは、彼女の方が上手いみたいだ」
 スザクは、この部屋へ入ってきたときの感想を、素直に述べる。
 自分は、ルルーシュを叱り飛ばすことしか出来なかったのに、C.C.は、どんな魔法を使ったのか、ルルーシュに覚悟を決めさせていた。
 スザクが、ルルーシュに言ったのは、あくまでも、非常事態のことだ。
 しかし、ルルーシュは、その覚悟すら決めて、スザクの願いに応えていたようだった。
 スザクは、自分の判断が間違いでなかったことを知ると同時に、どこか悔しい、矛盾した想いを抱えた。
 ルルーシュは、そんなスザクに軽く額をぶつけると、バカか、と呟く。
「・・・お前が居なければ、仮面はあっという間に割れていた。そうさせないための諫言だろう?」
 スザクは、はっとした。
 結局、自分の思惑など、この稀代の『策士』には、全てお見通しなのだろうか?
「・・・ルルーシュ」
 名前を呼べば、ルルーシュが、静かな声でこう言った。
「・・・後にも、先にも、こんなことは、お前としかしない」
「ルルーシュっ」
 スザクは、湧き上がってくる想いに、ルルーシュをきつく抱きしめた。
 もう、憎しみとか、恨みとか、そんなことはどうでもいい。
 ただ、このまま時間が止まってしまえばいい。
「・・・あっ・・・スザクっ・・・・いきなり過ぎっ・・・・っ」
 突然、行為を再開させたスザクに、ルルーシュが抗議の声を上げたが、それすらも、今のスザクには、甘い言葉に聞こえてしまう。
「ね・・・ルルーシュ」
 先ほど吐き出したもので滑りやすくなったそこは、激しい抽挿に、イヤラシイ音を立てた。
「・・・アッ・・・スザクッ」
「ルルーシュ・・・約束して?」
 動きはそのままに、スザクは、ルルーシュにそう言った。
「あぁっ・・・もっと・・・っ・・・ゆっくり・・・っ」
 ルルーシュは、シーツを掴み、その衝撃に耐えているようだった。
 スザクは、その手を自分の背中に回すと、自らもルルーシュの身体をがっしりと掴み直す。
 情事の際の約束が、効力を成すとは思えない。
 それでも、嘘でもいいから、あんな言葉は取り消させたい。
 スザクは、それだけを願って、ルルーシュに無理を言った。
「最後まで・・・諦めないって・・・僕は、君が望むなら・・・何でもする・・・だからっ」
「スザクっ・・・もうっ」
 締め付ける内部が、限界を訴えていた。
「生きることを、諦めないって・・・死なないって・・・っ」
「ぁあっ・・・・ア――――ッ」
 背中に感じる小さな痛みと、震えながら吐き出される欲望と、きつく締め付ける内部に。
 スザクは、想いの丈を注ぎ込んだ。
 墜落するように落ちる腕を掴んで、ルルーシュの上に倒れ込む。
「僕はね・・・もう、仇とか憎しみとか・・・そんなことは、どうでもいいんだ・・・ただ・・・君が本当のことさえ言ってくれれば・・・」

『真実』が欲しい。
 それが、自分にとって決して優しいものでなかったとしても。
 ルルーシュは、いつだって『優しい嘘』で、自分の大事なものを守ろうとする。
 ナナリーに対してそうであったように、多分、自分にとっても・・・。
 枢木神社で見たルルーシュの姿が、かつてのスザクと同じ顔ならば。
 ルルーシュは、何か重大なことを自分に隠しているのだ。
 何か・・・・・。

 離れた自分たちの身体は、今の二人の心みたいで、スザクは眠れぬまま、意識を飛ばしたルルーシュの顔を見ていた。

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| ゼロ・レクイエム(完結) | 23:00 | コメント:0
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