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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

Double Birthday その1 | main | ゼロ・レクイエム・その11
ゼロ・レクイエム・その12(完結)
感動の最終回・・・なのに、何だ、この外野の多さは★
・・・多分、私が長編書くと、こうなるんでしょうね(汗
そんなワケで、スザルル的完結は、ルルーシュの傷が回復してから
・・・ということになるんでしょう・・・多分★
結局、まだルルーシュは、ユフィのこととか、シャーリーのことについて
スザクたちに何の弁明もしてないことだし。。。
もう『逃げ場』がないことは、確かですが。。。
うん、こうなったら、ピロートークにしちゃえよ、私!
そしたら、ルルが本当のこと言うまで、スザク、ルルにやりたい放題だよ
読者さまも大喜びだよ(違うって

それでは、最終回ネタは、これにてひとまず終了☆
また逢う日まで・・・

※ このお話は、R18要素を含みます。
  ニガテな方、18歳未満の方は、ご注意ください。
  大丈夫な方のみ、続きをご覧くださいませv

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ゼロ・レクイエム(12)

「・・・結局、どういうことなんだ?」
 静かな病室で、魔女の声が、そう問いかけた。
 その問いに答えたのは、それを聞いていたルルーシュではなく、自分の側にいたらしいスザク。
 スザクは、困ったように、息を吐くと、こう言った。
「戦略目的を変えずに、ルルーシュを生かす方法が、これしか無かったんだ」
 C.C.が、ふぅ、とため息をもらす。
「・・・勝手な言い分だな」
「お互いさまだろう?・・・ルルーシュも君もナナリーも、みんな自分の『願い』ばかりで、人のことを考えやしない。・・・だったら、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだけ殺して、ルルーシュを助けるしかないじゃないか。僕はね、ルルーシュが生きてさえいてくれるなら、本当はもう『ユフィの仇討ち』なんて、どっちでも良かったんだ」
 だって、ユフィは、それを望んでいたはずなんだからね、とスザクは笑った。
「・・・・フッ」
 ルルーシュは、しごく勝手なスザクの言い分に、失笑する。
 すると、それを聞いていたらしいスザクが、あ、と声を上げる。
「酷いじゃないか、黙って聴いてるなんて・・・今のは、なし!・・・聴かなかったことにしといて」
 スザクが、頬を染めて、そう言うのを、ルルーシュは、あっさり却下した。
「それは出来ないな。・・・もう『借り』は返したはずだが?」
 そう切り返せば、スザクが、まるで子供のように口を尖らせる。
「よく言うよ。僕は、ルルーシュに何も答えてもらってない。・・・『結論』だけ突きつけて、それで納得しろだなんて、出来るもんかっ・・・もう逃げ場はないからね。・・・全部の問いに僕が納得行くまで説明してもらうから、覚悟しておいてよ?」
 おどけた口調ではあるものの、それは、スザクの本心なのだろう。
 しかし、いくらブリタニアの医学が優れているとはいえ、剣で刺し貫かれた傷が、こうも簡単に塞がるとは、不思議な話だ。
 ルルーシュは、そう思い、スザクに訊いた。
「それより・・・俺は何故、生きているんだ?」
 スザクは、困ったように後頭部を掻くと、ルルーシュの問いに答えた。
「・・・子供のころ、藤堂先生に聴いたことがあったんだ。・・・大事な臓器や血管、神経などを傷付けることなく斬ることが出来れば、その組織は元通りピッタリくっつけることが出来るって・・・」
 ルルーシュは、驚きで声が出なかった。

 まさか、それをやってのけたというのか?・・・スザクが!

 ルルーシュが何も言わないのを見て、C.C.が、スザクに問いかける。
「私が聞いた話では、出血も最小限に食い止められるって、話だったがな?」
 事実、ルルーシュが滑り落ちた傾斜には、かなりの量の血痕が残っていた。
 一歩間違えば、失血死ぐらいしかねない状況だったのだ、ルルーシュは。
 だとすれば、スザクがルルーシュを刺したとき、血管は避けられなかった、ということか。
 スザクは、更に困ったような表情をすると、C.C.の問いに答える。
「だって・・・そうでもしないと、誰もルルーシュ皇帝が死んだなんて、思わないじゃないか。それに、ルルーシュには、自分の意思で、生きて欲しかったから・・・」
「スザク・・・オマエは~~~~っ」
 ルルーシュは、スザクの得体の知れなさと、あの時覚えさせられたどうしようもない『恐怖』に、怒りを募らせる。

 あぁ、そうだ。
 こいつは、こういうヤツだったよ。
 いつも、他人優先なんてフリをしながら、自分が欲しいものは、しっかり手に入れてやがる。
 強引で、おせっかいで、個人主義で、振り回されるのは、いつも俺の方だ。

 誰かが仕組んだ舞台で、踊らされるのが大嫌いなルルーシュでさえ、いつの間にか、スザクが書き直したシナリオの上だ。
 結局。
 結局、こいつにだけは、敵わない。
 しかし、それを認めれば、『負け』を認めるみたいで、何となく悔しかった。
 ルルーシュは、生来の負けん気を呼び起こすと、スザクの言葉にケチをつける。
「俺が、生きたいと思わなかったら・・・ナナリーの声を聞けないくらい、意識を喪うのが早かったら、どうするつもりだったんだ?」
 スザクは、今度こそ、本当に困ったように考え込むと、こう答えた。
「そうだな・・・もしもの時は、病院に運んでから、ナナリーに来てもらって、同じことをするか」
 スザクが、しごく真面目にそんなことを言ったため、傍らで聞いていたC.C.が、フ、と失笑をもらした。
「それじゃ、ルルーシュは生きたい、とは思わないだろうな」
 魔女の容赦ない一言に、スザクが沈んだ。
 その様子に声を立てて笑いながら、ルルーシュは、再びこんな時間を迎えることが出来るとは、夢にも思ってなかった自分を思い出していた。


「ナナリーさん? いくら、あなたがルルーシュ様の妹さんだからって、これだけは譲れませんことよ? 何たって、私は、ゼロ様の妻で、ルルーシュ様の妻でもあるんですから。夫の看病は、妻の役目。私の仕事を取らないで下さいませんこと?」
「いいえ、違いますわ、神楽耶さん。今の『ゼロ』は、スザクさんなのですから、神楽耶さんが、ゼロの妻と仰るのでしたら、スザクさんの妻ということになります。そんなこともお解かりにならないのですか?」
「まぁっ! 言いましたわね?」
「大事なお兄さまを、私が認めない女性には渡せません」
「何ですって~~~?!」
 病院内では、静かにすることが常識であるはずなのに、今や、皇コンツェルンの代表である神楽耶と、合衆国ブリタニアの代表であるナナリーの言い争いに、口を挟める者
は、誰も居なかった。
 というより、二人の剣幕に、誰もツッコミを入れられなかった、というのが、正解だろう。
 そんなわけで、ルルーシュの見舞いに訪れたはずの神楽耶とナナリーは、病室の扉を開けるまで、聴く者を氷点下に突き落とす論争をしながら、廊下を歩いていた。
 しかし、その論争も、間もなく決着が付くであろう。
 二人とも、ルルーシュを大切に想っていることだけは、確かなのだから。
 そして、そんな彼女たちと同じ心を持つ人間だけが、この病室を訪れることを赦されていた。
『世界』の中心にありながら、『世界』から隔絶された場所に、ルルーシュは入院させられている。
 公式では、死んだことになっていたスザクが、自分が収容されていた病院を通じ、その場所を確保していた。
 いつの間に、とルルーシュは思ったが、スザクなら、或いは可能なのかもしれない。
 何故なら、それは・・・。

「スザクさん、あなたからも仰ってくださいな。私が結婚したのは、ゼロ様の本質・・・ルルーシュ様だってことを」
 病室の扉を開けた神楽耶が、開口一番、スザクに無理難題を吹っ掛ける。
 どうやら、未だに『論争』の決着はついていないようだった。
 ナナリーが、スザクにワガママを言う。
「スザクさんは、私の味方ですわよね?」
 スザクは、そんな二人に呆れながらも、傍らのルルーシュを見ると、こう言った。
「『ゼロ』の真贋は、中身ではなく、その行動によって、
量られる・・・だったよね? ルルーシュ」
「・・・あぁ、そうだな、スザク」
 ルルーシュが、スザクの言葉に同調した。
 それは、いつか、ルルーシュが『ゼロ』としてスザクに言った言葉だった。
 それを聞いた神楽耶は、おそるおそる、といった感じで、スザクに訊いた。
「・・・つまりは?」
「象徴と結婚した神楽耶さんは、お兄さまとはただの『同志』に過ぎませんわ」
 しかし、その問いには、ナナリーが答え、どこで、そんな言葉を覚えて来たのか、自分の意思で生きるようになったナナリーは、ユーフェミアに対抗していたとき以上に、たくましい。
 もう、自分が側で守ってやる必要なんかないのではないか、とルルーシュが思うくらいには。
 しかし、ルルーシュは知っていた。
 自分が、ナナリーを守ることを『生きる理由』としたように、ナナリーは、自分を支えることを『生きる理由』にしたのだ。
 共に生き、支え合う。
 それは、ナナリーが願った『優しい世界』であり、自分が目指した『憎しみのない世界』なのだ、と。
「ほら、病室では、静かにするのが常識でしょう?」
 最後に、室内の喧騒を聞きつけたカレンが、遅れて病室に入り、後ろ足で扉を閉める。
 両手に抱えているのは、たくさんのお見舞いの品。
 ・・・どこか、怪しげな物体が混じっているのは、ミレイか玉城の悪ふざけだろう、考えたくはないが。
 カレンは、あちこちを向いたクセ毛もそのままに、本来の彼女の姿のまま、お見舞いの品をサイドテーブルや部屋の隅に置き分けると、ルルーシュに詰め寄った。
「やってくれたわね、大ウソツキの策士クン?・・・私を置き去りにした理由を、全部聞かせてもらうから、覚悟しておいてよね?」
「誰かと同じことを言ってるな」
 C.C.が、微苦笑をもらす。 
 ルルーシュは、心の中で、喪った人たちに語りかけた。

 済まないな・・・俺にはまだ、やるべきことが残されているみたいだ。
 この『世界』の行方を見守ること・・・それが『破壊』と『創造』を為した俺の新たな『使命』らしい。

 相変わらず、勝手だね、ルルーシュは。
 ルルーシュが勝手なのは、いつものことよ、お兄さま。
 しょうがないから・・・赦してあげる。
 もうぼくがいなくても、兄さんは独りじゃないしね。
 
 さようなら、愛しい人たち。
 今は、まだそちらには行けない。
 俺には、まだ『生きる理由』がある。
 だが、全てが終わったその時には、永劫の『懺悔』を、あなた方に捧げよう―――。

「バカだね、ルルーシュは。そんなもの、こっちに居る誰も望んじゃいないよ」
 少年が、ルルーシュを笑った。


《ゼロ・レクイエム・Fin》

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| ゼロ・レクイエム(完結) | 00:00 | コメント:2
コメント
UTさま♪
こんばんは♪ コメントありがとうございますv-238
多分、製作側としては、ルルーシュの『願い』を叶える条件と
その行為の『代償』として、ルルーシュの『命』を出したのでしょうが
ルルーシュを大切に想っている人たちが、本当にそれで納得できるのか?
というのは、少々、疑問が残るところですねv-356

まぁ、ルルーシュ的には、アノヒトは、初めのころから自分がいずれ
ナナリーの側にいられなくなることも、自らが犯した『罪』をあがなう日が
来ることも想定内だったのでしょうが(第一期のモノローグ等で
そういうことを言っています)、私は、『ルルーシュ』ではなくて
『ルルーシュを大切に想う人間の一人』でしかないので、このように
しました(笑)

こちらのお話では、TURN21以前に亡くなられた方々は、そのままに
なっておりますが、ルルーシュが大切に想っていただろう方々には
最終回の中に(ムリヤリ)出て来てもらってます♪
(一番最後の『少年』は、V.V.なので例外なんですが)
どれが誰か、想像してみると、面白いかも・・・?

ロロ話・・・!
ホントは、書きたい話が山ほどあったのですが、未だ手をつけられず・・・v-356
いつか、ルルロロ相思相愛話とかも書いてみたいですね♪

カウンターは、キリ番とか結構好きなんですが、ブログは自分も
リクエストは入れてないので(SNSの方でも追いつかない。。。)
お祝いだけ入れてみました♪
たくさん見てくださる方がいるのは、嬉しいですね♪
それでは、またv-238
2008.10.21 Tue 19:54 | URL | なぎーの。(管理人)
こんばんは。
長期の連載お疲れ様です!!
でも、すごくハッピーで、納得のいく結末になったことと思います。
本編の結末も上手くはまとまっていましたが、ルルーシュの本当の願いであるナナリーやスザク、ロロ、生徒会の見んなとの優しい世界だけはかないませんでした。(ロロも入れて下さいねv-356

行動の果てにある結果がこういうのでは報われないな・・・と、それがとげのように刺さっていますので、こういうハッピーな展開でとっても嬉しいです!!

あと、カウンター教えてくださってとっても嬉しかったです!!ありがとうございました♪
2008.10.21 Tue 17:38 | URL | UT
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