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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

Double Birthday その3 | main | Double Birthday その1
Double Birthday その2
ロロナナ・ダブルバースデー企画☆
こちらのお話は、パラレルで、ロロは、ルルーシュの
本当の弟で、ナナリーとは双子の兄妹です♪
そんな、頭にお花が咲いてる設定がOKな方は、
先へお進みくださいませv

ユフィの『作戦』通り、ルルーシュを迎えることにした
ロロとナナリー。
何も知らないルルーシュは、双子の様子がおかしい
ことに、タジタジの様子・・・(汗
果たして、どうなることやら。。。

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Double Birthday (2)

「兄さんv ボク、紅茶を美味しく淹れられるようになったんだ♪」
 どうぞ、と言って差し出されたのは、香りのよい紅茶。
「あぁ、済まないな、ロロ」
 ルルーシュは、弟の会心作だという紅茶に、右手を伸ばした。
 ロロは、といえば、ルルーシュが、自分が淹れた紅茶に口をつけ、一口味わうさまを、じっと見つめている。

 な、何か、プレッシャーだな・・・。

 大きな葡萄をはめ込んだような、ロロの瞳に見つめられ、動悸が跳ね上がるような気分を味わったルルーシュは、それでも、口を付けた紅茶を、充分に吟味する。
 弟が、一生懸命淹れた紅茶が、不味いわけはないが、どこか褒められる部分があれば、存分に褒めてやりたい、と思ったからだ。
 しかし、口をついて出た言葉といえば。
「あ・・・美味しい・・・」
 本当に、言葉を発したルルーシュ自身も、呆然としてしまう美味しさで、こんな美味しい紅茶に、あれこれ美辞麗句を並べようとしていた自分が、恥ずかしくなってしまう。
 本当に美味しいものには、理屈など要らないものなのだ。
 ちら、とロロを見てみれば、そんなルルーシュの想いが伝わったのか、単に、褒められたのが嬉しかったのか、ぱぁっという擬音が見えそうなくらい、表情を明るくして、こう言った。
「本当っ? じゃあ、これから、兄さんのお茶は、ずっとボクが淹れるよ♪」
 子犬のように、なついてくる、ロロが可愛らしい。
 ルルーシュは、ロロが、大喜びで、自分やナナリーのティーカップをテーブルに並べるのを見ていた。
 すると。
「お兄さまv 今日は、お母さまに教わって、私がケーキを焼きましたのv・・・お兄さまには敵わないかもしれませんが、自信作ですのよ♪」
 お皿に乗せられたケーキは、どう見ても、ホールケーキを8分の1に切り分けたもの。

 ・・・て、それは、お前たちのバースデーケーキではないのか?

 そうは思うものの、さっきのロロを同じ顔で、もう少し儚げな視線を向けられたルルーシュが、それを断れるはずがない。
 綺麗にデコレーションされたケーキは、どこに出しても恥ずかしくないもので、カットされてなお、その美しさを覗わせる。
 それにフォークまで付けて出された日には、ルルーシュが味見しないことには、ナナリーをがっかりさせてしまうだろう。
 ルルーシュは、どこか腑に落ちないもの感じながら、フォークで一口大にケーキを切り取り、口へと運んだ。
「・・・うん、美味しいな。ありがとう、ナナリー」
 見かけに負けないくらい美味しかったケーキは、ルルーシュの頭の中から、誕生日パーティの手順など、こだわる必要もないのかもしれない、と思わせてしまう。
 何より。
「本当ですか? お兄さまvv」
 周りにお花が咲いたかのような、満面の笑みをナナリーが浮かべてしまったのだから、家族内で行なうホームパーティに、イレギュラーなど気にするほどのことでもないか、とルルーシュは思った。
 本当の主役は、ロロとナナリーであって、自分は、ここへ可愛い弟妹たちを祝いに来たはずなのだが、この瞬間だけは、どちらでもいいような気がしてしまっていた。
 のちに、その自分の甘さを、全力で呪うときが来ることは、今のルルーシュには、想像も出来ていなかったのである。


 多少の戸惑いはあったものの、マリアンヌが、腕によりをかけたごちそうをテーブルに並べるころには、ルルーシュも、同室の少年の目をかいくぐって買いに行ったプレゼントを、ロロ、ナナリー、それぞれに渡し、食卓は、久しぶりに全員揃ったことで、いつも以上に賑わっていた。
 ナナリーは、ルルーシュにもらったプレゼントを早速開け、蝶の形をした髪飾りを、綺麗なアッシュブロンドの髪に着けてみる。
 ふわふわの髪に停まった蝶は、ナナリーの可愛らしさを引き立てていた。
 ロロは、ルルーシュからもらった小箱を大事そうに仕舞い、後でゆっくり見るね、とティーポットにお湯を注ぎ始めた。
「あ、ロロ。今日の主役は、オマエなんだから・・・」
 ルルーシュが、それに気付き、ロロが持っているポットに手を伸ばそうとすると。
「だ~め。兄さんも、久しぶりに落ち着ける場所に帰ってきて、ホッとしたいでしょう?・・・ここは、ボクに任せて」
 ロロは、さっとポットを引っ込めて、ルルーシュの手のやり場を喪わせてしまう。
 ルルーシュが、困ったように、ナナリーを見れば。
「そうそうv このパンプキンパイも私が焼いたんですのv お兄さまに食べてもらいたくて、一生懸命覚えたのですよ♪」
 かぼちゃの種をまぶしたケーキは、先ほどのデコレーションケーキとは、種類が違うが、これも中々美味しそうである。
 しかし。
 やはり、この状況は、何かが間違っていないだろうか?
 先ほども言った通り、今日、10月25日は、ロロとナナリーの誕生日であって、ルルーシュの誕生日は、1ヶ月以上も先である。
 なのに、まるでルルーシュが『主役』であるかのように、弟妹たちは、ルルーシュをチヤホヤし、一番いい椅子に座らせたばかりか、こうやって、かいがいしく世話など焼いてくる。
 確かに、王様扱いされて、悪い気分ではないが、いかんせん、愛しい者には、どれだけでも尽くしたいという性分のルルーシュは、可愛いロロやナナリーにこんなことをされてまで、王様気分を味わいたいわけではなかった。
 ルルーシュが、ロロとナナリーに両脇を固められ、困ったように目を泳がせると、そこには、母・マリアンヌのの笑みがあった。
 マリアンヌは、しばし、ルルーシュたちの様子を、にこにこしながら見守っていたが、ルルーシュと目が合うと、こんなことを言い出す。
「あらあら、ルルーシュはモテモテさんねv・・・学園でも、この調子なのかしら?」
 すると、目に見えて判るくらい、双子の肩がびくっと震え、ルルーシュは、何となくであるが、弟妹たちが、自分の気を引こうと、こういうことを始めたことを悟った。

 あぁ、そうか・・・そういうことか。

 このところ、授業がない日は、同室の少年につきあわされ、いろいろな部活の見学をさせられている。
 スポーツ万能、どの部活動の顧問からも、引っぱりだこの彼は、一つの場所に落ち着こうとはせず、その才能を欲しいままに使い、試合の助っ人として、数々の競技に出ていた。
 ルルーシュは、何故か、その試合とやらに付き合わされ、そいつのマネージャー扱いになっている。
 単に、そいつが、あれこれ引き受けるものだから、その予定を調整し始めたのが始まりだったのだが、そのうち、枢木の予定は、ルルーシュに訊け、とまで言われるようになってしまった。
 ルルーシュにしてみれば、週末くらい、ゆっくりしたかったし、家に連絡ぐらい入れたかったのだが、これまた、枢木なる少年のせいで、時間に余裕が取れないでいた。
「・・・スザクのヤツめ・・・俺をさんざ引っ張りまわすものだから、ヘンなカンチガイをされてるぞっ」
 どうやら、マリアンヌのことだ、ルルーシュが、学園生活をエンジョイしているため、家に寄り付かなくなってしまったから、ロロやナナリーがこういう行動に出たと考えているらしい。
 自分で、寄宿制の学園に入れておきながら、勝手なものである。
 まぁ、初恋の痛手を紛らわすのには、忙しい日々も悪くはなかったし、寮の内線電話で、同室の予定を訊かれるのは、読書の妨げになるから、側についてた方がマシ、という考えに落ち着いたのも、ルルーシュだったから、彼も人のことを言えたものではなかったのだが・・・。
 ともあれ、この状況は、何とかしなければならないだろう。
 ルルーシュの中では、今でも、この双子が一番の存在であり、本当は、毎日でも連絡したかったし、月に一度くらいは帰ってもいい、と思っていたのだから。
 しかし、ロロは、ルルーシュの独り言を聞いていたのか、こんなことを呟いた。
「へぇ・・・スザクさんっていうんだ。ボクの兄さんを振り回してる悪いムシは・・・」
「ロ・・・ロロ?」
 初めて見る、弟の暗い笑みに、ルルーシュは、背筋に冷たいもので撫でられた感触を覚えた。
 ロロは、背後に暗雲を飼いながら、ルルーシュに語り掛ける。
「ダメだよ、兄さんは、ちょっと無防備過ぎるところがあるから。・・・ボクが、そのムシを追っ払ってやろうか?」
「ロロ?」
 いつの間にか、テーブルナイフを握り締めたロロは、満面の笑みとともに、笑えないジョークを、言ってくる。
 ・・・ジョークだと、思いたい。
 あの可愛い弟が、こんな恐ろしい笑みを浮かべるなんて、悪い夢であって欲しい。
 しかし、そんなルルーシュの思惑もどこ吹く風、ナナリーまでこんなことを言い始めた。
「そうですか・・・お兄さまが、別の男性と・・・」
「ナナリー・・・?」
 ナナリーは、しゅん、とした様子で、目じりに涙さえ浮かべ、こんなことを言ってきた。
「まだ早いって思ってましたが、お兄さまにもとうとう、そんな方が・・・」
 な、何か、勘違いをされている気がする。
 それも、とんでもなく重要なことを、双子は勘違いしているような気がする。
 しかし、今のルルーシュに、それを問い質す勇気はなかった。

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