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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

Double Birthday その4 | main | Double Birthday その2
Double Birthday その3
ロロナナ・ダブルバースデー企画☆
こちらのお話は、パラレルで、ロロは、ルルーシュの
本当の弟で、ナナリーとは双子の兄妹です♪
そんな、頭にお花が咲いてる設定がOKな方は、
先へお進みくださいませv

ユフィの考えた『作戦』は、『おもてなし作戦』。
双子の弟妹たちが、いかにルルーシュを想っているかを
訴え、家から学園に通ってもらうようにすること。
何とか、ルルーシュを泊まらせることには成功しましたが
ユフィは、『天然』で、ランペルージ家を訪れてしまいます。

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Double Birthday (3)


「今日は、ゆっくりしていけるんでしょう?」

 ロロ・・・いつの間に、そんな昼ドラみたいなセリフを覚えたんだ。

「お兄さまが、過ごしやすいようにって、お部屋も前の雰囲気を残したままにしておきましたのv」

 ナナリーが、か細い腕で掃除をしてくれたかと思うと、涙が出そうだよ。
 あぁ、二人の『愛』がイタイ。。。


 あれから、黒い笑みを浮かべたロロをなだめ、何かを取り違えているナナリーの誤解を解き、同室のスザクは、あまりにも自己管理がなってないから、面倒を看てやってるだけだ、と説明したルルーシュは、この上、自分の寮へは戻る気にはなれず、自宅で一晩を過ごすことにした。
 同室の枢木スザクなる少年は、自分でやってやれないことはないのだが、大雑把過ぎる性格のため、色々と細かいルルーシュは、手を出さずにはいられなくなるのだ。
 掃除にしろ、洗濯物の片付けにしろ、最終的には、ルルーシュがフォローをしてしまう。
 それなら、明日は休校日だから、このまま泊まっていくのが無難だろう、と思ったのだ。
 しかし、それからも、ロロとナナリーは、元々、気がつく方なのだろう、ルルーシュが言葉にする前に、ルルーシュの身の回りの世話を競ってし始め、ルルーシュに落ち着かない想いをさせる。

 あぁ、こんなことなら、まだ、二人が幼いうちに、もっと可愛がっておくべきだった。

 ルルーシュは、しごくゼイタクな悩みに、頭を抱えた。
 本当なら、髪を濡らしたまま、バスルームから出てくるロロの髪を乾かすのは、ルルーシュの役目だった。
 綺麗に乾いたナナリーの髪に、柔らかな毛のブラシを入れるのは、ルルーシュの役目だった。
 それなのに。
 今では、二人は、自分たちで身支度を全て整えてしまうほか、何かと理由を付けては、ルルーシュの仕事を取ってしまい、その上、ルルーシュのタオルや着替え、寝台の準備まで始めてしまう。
 5年の間、夏休みと冬休み、弟妹の誕生日くらいしか、顔を出さなかった自分が悔やまれる。
 すっかり自立してしまった双子に、寂しさを覚えるのは、了見違いというものだ。
 しかし、手持ち無沙汰となってしまったルルーシュは、余計なことばかりを考えてしまった。
 そこへ、本日のトドメとばかりに、彼女が現れたのであった。


「ナナリー、ロロv お誕生日、おめでとう~♪」
 週末は、姉とコンサートだ、と言っていたはずのユーフェミアが、ランペルージ家を訪れた。
 どうしても、今日中に『おめでとう』を言いたかったの、と済まなさそうにはにかんだのは、突然、夜遅くに押しかけてきたことへの謝罪のつもりだろう。
 ルルーシュは、意外なところで、妹に逢えたのは嬉しかったので、怖い顔はせず、もう遅いから、夜道には気をつけるんだぞ、とだけ言っておく。
 ユーフェミアは、門のところに、お姉さまと車を待たせてますから、と言い、ナナリーと、ロロと、代わる代わるに抱擁を交わすと、耳の側にキスをした。
 親愛のキスだ。
 ルルーシュは、ユーフェミア流の愛情表現には、慣れたつもりだったが、彼らのように、すんなりお返しをすることは出来ない。
 まだ、胸の奥に沈めたはずの『想い』を完全に凍らせてしまうには、彼女の存在は、あまりにも眩し過ぎたのだ。
 しかし。
「・・・ルルーシュは、キスして下さいませんの?」
 あぁ、ここにも、罪な『天使』がまた一人。
 ルルーシュとて、男。
 好意を寄せていた女性からの誘いとあれば、断れるはずもない。
 おそるおそる、ユーフェミアを抱きしめ、頬に唇を寄せれば、花の香りが、ルルーシュの鼻腔をくすぐった。
 触れるか触れないかの位置で、バッと顔を上げ、ルルーシュは、ユーフェミアとの再会のキスを終わらせる。
「・・・今晩は、これでガマンしろっ」
 ぶっきらぼうに言うと、ユーフェミアは、ぷぅ、と頬を膨らませる。
 とにかく、この少女に付き合っていたら、心臓がもたなくなるのが先か、理性がもたなくなるのが先かの瀬戸際になってしまうだろう。
 ルルーシュは、ユーフェミアの姉・・・ルルーシュにとっては、腹違いの姉になるのだが、向こうはそれを認めたがらない・・・に、剣のサビにされるのだけは、ゴメンだ、と思った。

 ユフィのことは、もう終わったんだ。
 俺は、ユフィへの想いを忘れるために、この家を後にしたのだから。

 ルルーシュは、ユーフェミアへの『恋』を、過去のものにしたがっていたが、どれほど出来ていないかは、誰の目から見ても明らかであろう。
 そして、ここには、兄より兄の心に聡い弟・ロロが居た。
「ユフィ姉さんも、そのくらいにして下さいよ。今日は、ボクとナナリーが主役なんでしょう?」
 今まで、自分もルルーシュを構い倒していたのは棚の上、ロロは、ユーフェミアを嗜めるようにそう言うと、ナナリーを自分の方へ引き寄せた。
 ユーフェミアは、ロロの言葉に、ここへ来た用事を思い出したのか、ごそごそとバッグの中を探り、色違いの小箱を2つ取り出す。
「そうそうv お二人にバースデープレゼントを持って来ましたの。はい、どうぞv」
 ロロとナナリーは、それぞれユフィに礼を言って、小箱を受け取ると、ユフィは、にっこりと微笑む。
「もう少ししたら、お揃いのものを考えるのは、難しくなりそうね♪」
と、それすらも楽しそうに言い、二人へのプレゼントがお揃いのものであることを窺わせた。
 ロロとナナリーは、ユフィの期待の眼差しに気付いたのか、二人揃って包みを開き、中のプレゼントを取り出す。
「あらv」
「へぇ♪」
 ナナリーのピンクの包装紙の小箱から出てきたのは、ステンドグラスのペンダント。
 猫3匹がモチーフとなっていて、黒いガラスをはめ込んだ猫を真ん中に、茶色のガラスをはめ込んだ子猫が両脇についている。
 ユフィのことだ、ルルーシュと双子が一緒にいるシーンを浮かべたのだろう。
 ロロの水色の包装紙の小箱から出てきたのは、ステンドグラスのメモスタンド。
 ナナリーと同じく、猫3匹がモチーフにされていて、真ん中の黒猫が、メモを挟むようになっていた。
 双子たちは、大事そうにプレゼントを小箱に仕舞うと、ユーフェミアに礼を言う。
 ルルーシュは、その様子を微笑ましく見守りながら、ユーフェミアに訊いた。
「母さんには、会っていかなくていいか?」
 確か、ここの姉妹は、現役時代のマリアンヌのファンだったはずだ。
 20年前、数々の競技大会に出場し、参加した全ての個人競技の記録を塗り替えたというマリアンヌ・ランペルージ。
 今は、女手一つでルルーシュたちを育てるために引退してしまったが、トレーニングと称して、選手並の鍛錬を欠かしていないことは、ルルーシュも知っていた。
 もしかしたら、コーネリアも、マリアンヌに会いたいかもしれない、とルルーシュは思ったが、いくら自分のことを好いていないとはいえ、車から降りて来ない姉を気遣うつもりはない。
 すると、ユーフェミアは、少しだけ視線を泳がせると、首を横に振り、こう言った。
「いいえ。お姉さまが車で待ってますので、この辺にしておきますわv それに・・・せっかくですから、ルルーシュは、たっぷりと家族が一緒であることのありがたみを味わっていってくださいね♪」

 ・・・オマエが言うか?

 不思議と、この瞬間、ルルーシュとロロは、同時に同じことを思った。
 しかし、二人とも、ナナリーの前で、そんなことはおくびにも出せない。
 そして、何も知らない桃色タイフーン少女は、来たときと同じくらい突然に、ランペルージ家を去っていった。
 にこやかに手を振っていたのは、ユーフェミアのおかげで、ルルーシュを引き止めることが出来た、と信じ込んでいるナナリーただ一人。
 しかし、それは、あながち間違いではなかった・・・のかもしれない。
「そういえば、兄さん・・・さっき、ユフィ姉さんと『あいさつ』をしたとき・・・」
 ロロは、目ざとく、ルルーシュの行動を見つけたらしい。
 ユーフェミアを乗せた車が去ると、そっとルルーシュに耳打ちをしてくる。
「あぁ、あれはな・・・」
 ユーフェミアを抱きしめると同時に、バッグに忍ばせたのは、ルルーシュの『気持ち』。
 双子たちより先に、バースデーを迎えたはずの彼女への、遅くなったバースデープレゼントだった。
「・・・全く、兄さんがそんなだから、あのピンクの小悪魔が図に乗るんだ」
 ロロは、そんなことを呟いていたが、ルルーシュは、聞かなかったフリをした。
 ユーフェミアと会えること自体は、嬉しいのだ、ルルーシュとしては。
 ただ、自分が、まだ彼女を『可愛い妹』とだけ思うのには、時間が必要なだけで。
 新しい『恋』でも見つければ、その想いも『想い出』に変わるのだろうか?
 ルルーシュは、そう考えたが、今現在、スザクのお守りをさせられてる身では、自分だけの時間を取るなど夢のまた夢。
 せっかく取れた時間は、実家で淋しい思いをさせているだろう双子たちのために使いたい、と思っているルルーシュに、新しい『春』が訪れるのは、まだ先の話になりそうだった。
 
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