FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

『ゼロ・レクイエム』中扉。 | main | Double Birthday その4
Double Birthday その5(完結)
ロロナナ・ダブルバースデー企画☆
こちらのお話は、パラレルで、ロロは、ルルーシュの
本当の弟で、ナナリーとは双子の兄妹です♪
そんな、頭にお花が咲いてる設定がOKな方は、
先へお進みくださいませv

ついに、完結!
・・・というか、詰め込み過ぎです、私☆
とりあえず、週末のBD騒動は、一段落しましたが
ランペルージ家のお話は、これからみたいなカンジですね。

・・・ルルナナっぽくなってしまいましたw

-----------------------------------------------------

Double Birthday (5) (完結)

 全く、何なんだっ!?

 昨晩は、ユーフェミアが去っても、なかなか眠ろうとしない双子たちの相手で、大変だった。
 そして、夢の中では、その双子たちに襲われる、という、とんでもないことが起こっていた。
 詳しい経緯は、とても、もう一度、思い出す気にはなれないが。
 おかげで、朝食の時間をとうに過ぎても、目が覚めなかったらしい。
 ロロに起こされ、ダイニングへ向かえば、ナナリーが、ものすごい剣幕で、誰かに叫んでいる。
 ・・・しかも、何だか、嬉しいような、くすぐったいような、可愛らしいワガママばかりだ。
 聞かれたことがショックだったのか、飛び出していったナナリーを呆然と見送れば、その誰かが、いつの間にか、家にまで上がり込んでいた同室のスザクだった。

 これは、いったい、どういうことなんだ?

 ルルーシュは、考えられるありとあらゆるパターンを数秒で考え、まずは、スザクにこう訊いた。
「スザク・・・何で、オマエが、俺の家に上がり込んでるんだ?」
 そう、一番の『イレギュラー』は、コイツである、とルルーシュは考えた。
 自分が、今日の夕方までには寮へ戻ることは、スザクにも連絡しておいた。
 そして、ルルーシュは、学園への外泊届けも出している。
 何の問題もないはずだ。
 すると、スザクは、ルルーシュの不機嫌を心外だ、とでもいうような表情で、こう返した。
「だって、今日は、午後からバスケの試合があるんだよ・・・ルルーシュの応援がないと、力が出なくって・・・」
「だからって、人が、家族水入らずで過ごしているときに、押しかけるか、普通? ったく・・・俺は、オマエのカノジョか?!」
「ちょっ・・・兄さん?」
「僕は、ルルーシュのこと、大好きだよ? ルルーシュも、僕のこと、嫌いじゃないから、付き合ってくれてるんだと思ってたけど・・・」
 ルルーシュは、スザクの勝手な言い分に、腹が立って仕方がなかった。

 いつも、この調子で、俺の予定を引っかきまわして、引きずっていく。
 そ、そんな、捨てられた子犬みたいな瞳で、見つめようと、もう騙されないぞ!!

 スザクは、その人懐っこい話し方と、聞いてるこっちが恥ずかしくなるような言葉をへっちゃらで使い、最後には、自分の意見を押し通してしまうところがあった。
 元々、ルルーシュは、双子たちの兄であったり、腹違いのユフィも、スザクと似たような一面があったため、こういう風に下手に出られると、ついついワガママを聞いてしまう。
 しかし、今日ばかりは、そんなことも言ってられなかった。
「とにかく、ナナリーのことが先だっ」
 そう。
 言いたいことを、ようやく口に出せたナナリーは、それだけでいっぱいになってしまって、ダイニングを飛び出してしまったのだ。
 いつも、周りの人たちを気にしていたナナリー。
 自分の『ワガママ』は後回しにして、こちらから訊いても、遠慮ばかりしていたナナリー。
 でも、それは、ナナリーの一部分でしかなくて、きっと、さっき聞いたような、ほんの小さな『幸せ』が、普通の、家族全員が、一緒に暮らしている家庭では『当たり前のこと』が、ナナリーの『望み』だったのだ。
 ルルーシュは、自分のことばかりで、ナナリーを置き去りにしていた自分を、酷く後悔した。
 どうして、自分は、ユフィに対する『想い』を抑えることに精一杯で、ナナリーの『淋しさ』を何とかしてやることは出来なかったのか?
 知っていたくせに・・・ナナリーが、人一倍淋しがりだってことは、ルルーシュだって、知っていたはずなのに、いつの間にか、ワガママを言わなくなったナナリーを見て、彼女が成長したものだとばかり思ってた。
「えっと、話が見えないんだけど・・・ルルーシュ?」
「オマエは、ちょっと、黙ってろ!」
 状況を飲み込めていないスザクを置いて、ルルーシュは、いったん、廊下へ出る。
 ルルーシュは、ロロを伴って、ナナリーを探すことにした。
「ロロ・・・ナナリーの行きそうな場所は分かるか?」
 ロロは、ナナリーの双子の兄だ、どこかで繋がっている部分がある二人は、離れているときも、お互いのことが分かることがあるらしい。
 ルルーシュは、そういう『理屈』で解決できないことは、好みではなかったが、今は緊急事態だ、そんなことも言ってられない。
 やみくもに探し回るよりは、ロロのカンでも、何でもいいから、ナナリーを探す手がかりが欲しかった
 ロロは、まぶたを閉じて、その『直感』らしきものを、研ぎ澄ましているようだった。
「ナナリー・・・大丈夫・・・兄さんは、怒ってないから・・・驚いただけだから・・・」
 ロロには、ナナリーの『心』が、聞こえているのだろうか?
 ルルーシュは、そんな双子たちを、少しだけ羨ましく思った。
 自然、震える手を、ロロの手が、握りしめる。
「・・・いた! 裏山のブランコ!」
 ロロの叫びに、ルルーシュが駆け出す。
 ふと見ると、すぐ横に、スザクの姿があった。
「何かよくわからないけど、困ってるんだろう?・・・手伝うよ」
「・・・わかった。いくぞ、スザク、ロロ」
「うん、兄さん」
 ルルーシュは、スザクの突然の申し出を、そのまま受け入れた。
 自然と、そんな気分になっていた。
 そして、ロロが、ルルーシュとスザクのすぐ後から、追いかけてくる。
「行ってらっしゃい~♪ ナナリーが帰ってきたら、ブランチにしましょうね~♪」
 ダイニングでは、完全に『傍観者』を決め込んだマリアンヌの声が、三人の緊張感を削いでいた。


 ランペルージ家の、裏手にある小高い丘には、大きな木があり、その枝には、手作りの簡易ブランコが作りつけられていた。
 まだ、双子たちが小さくて、ルルーシュが家を出る前、一緒に遊んだブランコだ。
「ナナリー!」
 ルルーシュは、ブランコに人の影を認めると、そう叫んだ。
「来ないで!」
 ナナリーは、拒絶の言葉を吐き、今までただ座っていたはずのブランコを漕ぎ始めた。
 ルルーシュは、その言葉に、いったん足を止めたが、ゆっくりとナナリーに近づきながら言った。
「ナナリー・・・こちらへ来るんだ」
 すると、ナナリーは、首を横に振り、ルルーシュの言葉に逆らった。
「ダメ・・・私を見ないでっ・・・お兄さまも・・・ロロも・・・私を独りにしておいてっ」
 ナナリーは、ルルーシュたちが近づけないよう、ブランコを大きく漕ぎ出した。
 子供のころと違って、成長したナナリーを乗せたブランコは、キシキシと音を立てながら、大きく振り子のように揺れる。
「・・・まずいぞ」
 ルルーシュは、思わず、呟いた。
「どういうことだ?ルルーシュ」
 ルルーシュの言葉に、スザクが反応する。
 ルルーシュは、今、ナナリーに降りかかろうとしている危険を、スザクに説明した。
「あのブランコは、俺が家を出てから、ほとんど使う者が居なくて、整備もしないで放ってある・・・元々、ここは、俺たちだけが、遊び場として使っていた場所だ・・・」
 ロロが、ルルーシュの言葉を引き継いだ。
「それじゃ、今のまま、ナナリーがブランコを漕ぎ続けたら・・・」
 ルルーシュは、最悪の光景を頭に浮かべ、呻いた。
「・・・負荷に耐え切れなくなったロープが、切れるだろう」
「そんなっ・・・それじゃ、ナナリーはっ」
 叫んだのは、スザクだった。
 ルルーシュは、これ以上、ナナリーを刺激しないように、ブランコから降ろす方法を考えた。
 しかし、ナナリーは、今、自分たち・・・いや、ルルーシュを拒絶し、あの場所に閉じこもっている。
 閉じこもっている、という表現は正しくないかもしれないが、他人を拒絶し、独りを望む発言は、そんな様子を窺わせた。
 しかし、それは、先ほど、ナナリーが言ったこととは、まるで逆の行動だ。
 何とか、その『矛盾』を解き明かすことが出来れば・・・。
 ルルーシュが、考えを巡らせていると、ロロが、ルルーシュの手を握りしめた。
「兄さんの・・・本当の気持ちを、ナナリーに伝えればいいんだ・・・兄さんは、ボクたちの面倒を看るのが嫌で、家を出たんじゃない、そうだよね・・・だから」
 ロロは、何かを掴んでいるのか、ルルーシュの思考を遮るように、そんなことを言った。
 ロロが言ったことは、今までの自分を、ただ肯定してくれているような気がした。
 ルルーシュは、ロロの手を握り返すと、スザクの名を呼ぶ。
「スザク・・・救助活動をしたことは・・・」
「ないけど・・・やってみる」
 返事は、それだけで充分だった。
 ルルーシュは、もう一度、ナナリーに呼びかける。
「ナナリー・・・聞いてくれ!・・・俺は、久しぶりに家へ帰って、お前たちの成長を見て、嬉しかったと同時に、淋しかった・・・俺が、ユフィと張り合うお前をなだめることも、カゼばかりひくロロの看病をすることも、もう必要ないんだ、と思ったら、すごくつまらなくなったんだ」
「・・・兄さん?」
 ルルーシュは、今、自分が思ったことを、つらつらと述べていた。
 確かに、双子たちの成長は、嬉しい。
 しかし、少し見ない間に、もう自分の手が必要なくなってしまったかのような虚無感は、どうにも居心地の悪いものだった。
 ルルーシュは、家へ帰れば、いつもの通り、ナナリーの世話を焼き、ロロの面倒を看て、それで、変わらない日常に戻るのだと思っていた。
 しかし、ナナリーは、いつの間にか『いい子』でいることを心がけるようになり、ロロは、自分のことは自分で出来るようになってしまっていた。
 それどころか、昨日は、双子たちが生まれた日なのに、自分ばかりが『お客さん』扱いだ。
 そんなのは、間違っている。
 ルルーシュは、漕ぐ動作を止めたナナリーに、諸手を広げて続けた。
「俺は・・・ナナリー、お前の兄でいたい。お前の成長を側で見て、綺麗になるお前を見せびらかして、そして、お前に近づく男たちを片っ端から追い払うんだ。それが、俺の夢だっ」
「・・・兄さん・・・それは、いくらなんでも引くよ・・・」
 ルルーシュが、ロロのツッコミを無視し、ブランコに近づくと、ナナリーは、ブランコに捕まったまま、こう言った。
「私も・・・私も、お兄さまの側に・・・!」
「ナナリー?!」
 ブランコを繋ぐロープが切れたのは、その時だった。
「あぁっ!?」
「きゃあぁぁぁぁっ」
「ナナリー、飛んでっ!!」
 ブランコの横に立ち、そう叫んだのは、スザクだった。
 ナナリーは、その声に弾かれるように、前方に身を躍らせ・・・。
「お兄さまぁっ!!」
 ナナリーは、ルルーシュに倒れこみ、一緒に落ちてくるはずだったブランコは、スザクが横から蹴り飛ばしていた。
 そして、辺りが、しばしの静寂に包まれる。
「ナナリー・・・?」
 最初に、言葉を発したのは、ロロだった。
 次に、ルルーシュが、ナナリーの様子を見ようと、顔を覗き込む。
 ナナリーは、泣いていた。
「もう、大丈夫だよ」
 遅れて、スザクが言うのと、ナナリーの泣き声が上がるのは、ほぼ同時だった。
 ルルーシュは、子供のように泣きじゃくるナナリーの頭を撫で、抱きしめながらこう言った。
「悪かったな・・・ナナリー。怖い思いをさせた」
 ナナリーは、首を横に振り、ルルーシュに言い募る。
「違いますっ・・・私がっ・・・勝手に飛び出してっ・・・ワガママ言ってっ・・・お兄さまを困らせて・・・っ」
 ルルーシュは、泣いているナナリーの言葉に頷き、ナナリーが言葉を詰まらせると、一言だけ言った。
「俺はな・・・ナナリー。ワガママな、お前が好きだったんだ・・・」
「お兄さまっ」
 ルルーシュは、今度こそ、この手を離すまい、と思った。
 そして、出来る限りの時間を、家族で過ごせるよう、努力しよう、と思った。


「というワケでさ・・・ボクが、さんざ苦労して、やきもきしてたの、全部、解決しちゃったみたいなんだよね」
『はぁ・・・それは、良かったんじゃないですか・・・?』
「それだけだったら、まだ良かったんだよ。あの枢木とかいうバケモノ。ボクの兄さんばかりか、ナナリーの心までかっさらってって、面白くないったら、ありゃしない」
『まぁ・・・それはそれは。・・・でも、ナナリーさまは、落ち着かれたのでしょう?』
「そう、そこなんだよ!! アイツのせいで、ナナリーは、自分の気持ちをちゃんと言えるようになっちゃったし、兄さんは、兄さんで、目じり下げっぱなしで、今まで以上にナナリーにべったりになるし、近頃では、アイツまで付録でついてくるし、母さんは、あの体育会系のノリだろ? ボクが出る幕なんて、どこにもないじゃないかぁ!!」
 ロロは、自身のフラストレーションを、電話の向こうへぶつけた。
 あの事件のあと、ルルーシュは、ナナリーとより多くの時間を過ごすため、週末になると、ランペルージ家へ戻るようになっていた。
 そして、その代わり、というか、今まで、ルルーシュの空き時間を独占していたスザクは、ルルーシュの母親が、閃光のマリアンヌこと、マリアンヌ・ランペルージであることを知るや否や、ランペルージ家に上がり込み、コーチなどと呼んで、その指導を受けようとしている。
 引退が早かったためか、まだまだ元気が有り余っているマリアンヌは、すっかり乗り気で、ルルーシュとスザクが通っている学園へ、非常勤講師として雇ってもらえないか、交渉までしに行ったそうだ。
 ナナリーは、ルルーシュが側にいるようになると、落ち着きを取り戻し、加えて、スザクの快活さに兄とは別の魅力を感じたのか、スザクの話をするたび、頬を染めている。
 一番、面白くないのは、ロロだった。
「ねぇ、聞いてる? 咲世子!」
『はいはい、ロロさま。・・・この篠崎咲世子、ルルーシュさまとロロさま、ナナリーさまの幸せのことしか、考えておりません』
 電話の向こうの相手、咲世子は、かしこまったようにそう言った。
 ロロは、一通りの報告(という名のグチ)を咲世子にすると、こう言った。
「でもさ・・・正直、こんな賑やかなのも、悪くないって思えるようになったんだ。・・・兄さんが、あんなに楽しそうに笑うんなら・・・」
 そう、ロロの努力は、ルルーシュのため。
 ルルーシュが、楽しそうに笑っていられるなら、こんなことは、何でもない。
 ルルーシュの笑顔と、ナナリーの笑顔と、マリアンヌの笑顔。
 たまには、ユーフェミアやスザクの『オマケ』がくっついてきて、それでも、みんなで笑い合って。
 そんな『日常』が、ロロが望んだ『家族』の形。
 そして、それは、ナナリーが望んだ『家族』の形でもあり、ルルーシュやマリアンヌも同じはずなのだ。
 咲世子は、ロロが黙り込んでしまうと、息を吸い込んで、こう言った。
『ロロは、立派にやってくれたよ・・・俺が留守の間も。・・・ありがとう、ロロ』
 ロロは、今度こそ、声を枯らさんばかりに、咲世子に怒鳴りつけた。
「ばっ・・・兄さんの声で、そういうことを言うなぁ!!」
『あら? いけませんでしたか?』
 くすくすと笑いながら、地声に戻った咲世子に、今度会ったら、絶対にシメてやる、とロロは思った。
「じゃ、もう兄さんが帰ってくるから、切るからね」
 ロロは、そう言って、ケータイの通話を切る。
 時計を見れば、本当に、ルルーシュがスザクを連れて、帰ってくる時間だった。
 ロロは、ナナリーの部屋へ行き、一緒に兄たちを迎えるよう提案する。
 ナナリーは、にっこり微笑むと、ロロにこう言った。
「えっと・・・今日は、ユフィ姉さまも、こちらへ来て下さるって、電話があったんです」
 ロロは、また、賑やかなのが増えるのか、と頭を抱えたい気持ちになったが、それはどうでもいいことだった。
「う~ん。オマケは、オマケ同士で、仲良くしてもらえばいいんじゃない?」
「え?」
「何でもない。早く行こう」
 自分が、何気なしに言った言葉に首を傾げるナナリーの手を引き、玄関へと向かう。
 ルルーシュに会えるまで、あと少し。
 ロロは、ドキドキする心臓を抑えながら、廊下を早足で歩いた。

 ロロの『何気ない一言』が、本当になるのは、また別の話だった。

(HAPPY END?)

インデックスへ
拍手する
| アニバーサリー特集♪ | 20:30 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪