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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

『Oh! My brother!!』・その3 | main | 『Oh! My brother!!』・その1
『Oh! My brother!!』・その2
『Double Birthday』・ランペルージ家のルル誕SSです。
ルルは、ロロの『異変』に気付いていました。
それは、今まで、あまりにも近くに居過ぎた存在を、突然
喪ってしまったかのような『喪失感』。。。
そう、双子たちは、もう、それぞれの道を歩み出す時期に
来ていたのです。

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『Oh! My brother!!』 (2)

 ルルーシュは、ロロが、いつも以上に自分にひっつきたがるのに、奇妙な違和感を感じていた。
 本当のことを言えば、ロロは、それほど活動的ではなかったし、幼いころは、どこか抜けていて、しかもあまり丈夫な方ではなかったので、少し目を離せば、すぐにカゼをひいてしまうような『危うさ』があったのだ。
 しかし、今のロロは、ナナリーの面倒をよく看、ルルーシュにも、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。
 今だって、寒い外から帰ってきたルルーシュの荷物を取り上げ、続いて脱いだ上着まで抱えている。
 抱えたまま歩き出したところを見ると、そのまま、ルルーシュの部屋へと運んでくれるらしい。
 そして、今週あったことを話題に登らせては、ルルーシュの耳を楽しませてくれた。
 しかし、ロロは、一見、社交的に見せながら、その実、決まった友人などの話は、まるで聞いたことがない。
 それは、まるで、ロロが自分の『世界』を、ここだけに限定しているようにも思えて、ルルーシュの不安を煽る。
 今は、それでもいいかもしれないが、いずれ、自分たちは独立して、それぞれの道を歩むことになのだろう。
 そんなとき、ロロは、どうするのか・・・。
 しかし、そんなロロを可愛い、と思ってしまうルルーシュでは、どうにも出来ない問題だった。


「それでね、兄さん。ナナリーがね」
 ロロは、自分に向かって話すとき、少々、甘えた口調になっていることがよくある。
 ナナリーと話しているときは、そうでもないのだろうが、少し高めの声に、真っ直ぐに見つめてくる藤色の瞳。
 これでは、クラスの女生徒みたいではないか、とルルーシュは思った。
 実は、ルルーシュは、本人は、気にも留めていないが、これで結構モテる。
 寮こそ、男子寮・女子寮と別れてはいるものの、共学であるアッシュフォード学園では、ロッカーにラブレターなどという古典的手法から、積極的な子なら、メルアド交換を申し出て来たり、中には、どこから訊き出してきたのか、ダイレクトでルルーシュ宛のメールを送りつけてきた子も居たくらいだ。
 さすがに、最後の子は、丁重にお断りの返信をしたあと、アクセスブロックをかけさせてもらったが・・・。
 そんなワケで、ルルーシュに話しかけてくるクラスの女生徒の大半は、ルルーシュに何らかの『好意』を持っている女の子だ。
 自然、声は緊張のためか、上ずったものになり、中には、あからさまに頬を染めて話しかけてくる者もいる。
 いくら、ルルーシュが、今のところ女性に興味がない風を装っていたとしても、こうも毎日のように熱視線を浴びせられていれば、その正体というものに気付くというものだ。
 そして、ロロは、そんな女生徒たちと同じ目で、自分を見つめてくる。
 こちらが目を合わせれば、少し戸惑ったように、目線を逸らし、それでも完全に逸らされることのない視線は、ルルーシュの様子を捉えて離さない。
 それは、まるでルルーシュに恋する乙女のそれである。

 だから、あんな『夢』を視たのだろうか?

 ルルーシュは、一ヶ月ほど前、双子たちの誕生日で帰省した夜に起こった出来事を、未だ『夢の中の出来事』だと思っていた。
 本当は、ロロが、ルルーシュが『現実』から目を背けたがっていることを利用して、『夢』だと思い込むように『暗示』をかけたのだが、それにルルーシュは気付いていない。
 しかも、痕跡すら残さなかったロロのせいで、初めてのクセに、翌朝は何の痛みもなかったルルーシュは、自分のバックヴァージンが実の弟に、童貞が実の妹に持っていかれてしまっていることなど、少々、鮮明な『夢』としか認識していないのである。
 まぁ、その後、正常な朝の反応を示した自身を慰める際、夢のシーンが頭に浮かんできて、慌ててかき消したことは、誰にも言えない秘密だったりするのだが・・・。
 ともあれ、ロロのべったりな態度には、ルルーシュにそういう意味での『危機感』ももたらしていた。
 そう、あんまり懐かれると、元々、双子たちに目がない、と言われているルルーシュは、この2つ下の弟を、抱きしめたい衝動にかられることがあるのだ。
 可愛いな、という感情だけでは、済まなくなる。
 しかし、ロロは、もう小さいころのままではない。
 いい歳をして・・・ロロも来年は、高校生になるというのに、兄に抱きしめられたら、どう思うだろうか?
 いや、こんなに慕ってくれているのなら、軽いハグぐらいなら、大丈夫なんじゃないだろうか?
 しかし、軽くかわされるくらいならともかく、気持ち悪いなどと言われたら、立ち直れそうにない。
 ルルーシュは、どうでもよさそうなことで、頭を悩ませる悪いクセがあるようだった。


「ねぇ、兄さん、聞いてる?」
「あ、あぁ」
 ふと気付くと、ロロの顔がすぐ目の前にあって、ルルーシュは、小さく声を上げた。
 すると、ロロは、子供っぽいしぐさで、口を尖らせると、ウソばっかり、と不満の声を上げる。
「兄さん、ボクが何を言っても、そうだな、ばっかりで、ずっと表情変わらなかったじゃないか」
 残念ながら、ロロは、ルルーシュが上の空だったことを、見逃してくれるつもりはないみたいだ。
 ルルーシュの耳に入って来た限りでは、どっちでも良さそうな世間話に近い話ばかりだったというのに。
 ルルーシュは、そっとため息をこぼすと、ロロに謝る。
「それは、悪かったな。だが、ロロ」
 しかし、それだけで終わらせないのが、ルルーシュだった。
「何? 兄さん」
 ロロは、知らない。
 自分が、どうでもいい話をしながら、ずっと、ルルーシュの様子を伺っていたことを。
 だから。
 ルルーシュは、一瞬で考えをまとめると、ロロにこう聴き返した。
「オマエが聴いて欲しいのは、別の話なんじゃないのか?」
 それは、カマをかけたようなものだったが、ルルーシュの経験からして、ロロは、何か言いたいことがあるのに、言えないでいるような気がしたのだ。
 果たして、それは正解だったらしく、ロロの表情が、ハッとしたものになる。
 ロロは、少し視線を逸らすと、観念したらしく、実は、と本当に聴いて欲しかったことを語り始めた。


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