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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

アニバーサリー特集♪ | main | 『Oh! My brother!!』・その5
『Oh! My brother!!』・その6(完結)
『Double Birthday』・ランペルージ家のルル誕SSです。
とにかく、一件落着したみたいです。
仕切りなおしのルルーシュ・バースデー★
そして、何となく一つの『答え』を見つけたロロは、
腹グロロとなる『決意』を固めるのでした・・・(合掌)★



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『Oh! My brother!!』 (6)

 その後、冷めてしまった料理を温め直し、ロロがお茶を淹れ直したあと、ルルーシュのバースデーパーティは、仕切り直されることになった。
 温め直した料理を口にし、ルルーシュに、それぞれが用意したプレゼントを渡したあとは、おしゃべりをしたり、テーブルゲームをしたりして、夜のひとときを楽しむ。
 ルルーシュは、ナナリーがスザクに懐く様を、面白くなさそうな顔で見ていたが、やがては、ナナリーの笑顔に負け、仕方がないな、と苦笑を浮かべる。
 ナナリーは、スザクには緊張しないで話せるのか、いつもより口数が多いくらいだ。
 ユーフェミアは、相変わらず、無邪気に思いつきな行動で皆を笑わせるし、マリアンヌは、スザクとルルーシュをやる気にさせる10のパターンについて話し込んでいる。

 そんなことを相談しても、兄さんの頭の中には、それから逃げる128通りの手法が考えられてるんだから。

 ロロは、仕返しのように、胸中でひとりごちた。
 ロロの予想が正しければ、ルルーシュが、ナナリーとスザクの仲を認める認めないは、ただの『口実』に過ぎなくて、みんなして、パーティの余興みたいなものをやりたかったようなものだ。
 確かに、ナナリーの気持ちは分かったし、勝負は着かなかったけれど、誰も怪我はなかったし、これといった不満はないけど、何か面白くない。
 ロロは、この状況で、パーティを続行できる、みんなの神経が、一番分からなかった。
 しかし、ロロも負けてはいない。
 みんなの注目が、主役のルルーシュから離れた一瞬を突いて、ルルーシュのすぐ傍へと移動する。
 そして、耳元にそっと囁いた。
「ナナリーとスザクさんを引き離したいなら、ボク、協力するよ?・・・スザクさん、さっきから、ユフィ姉さんのことばかり気にしてるんだから」
「何?・・・それは、本当か?ロロ」
 ロロは、自分で騒動を引き起こしている自覚が、まるでなかった。


「それじゃ、またね」
「では、また遊びに来ますわ♪」
 夜も9時を回ると、スザクは学園の寮へ、ユーフェミアは迎えに来た車で自宅へと帰ることになる。
 ランペルージ家と、アッシュフォード学園は、歩いていけるほどしか距離はないのだが、どうやら、ユーフェミアを迎えに来た運転手が、ついでに門の前まで送ってくれるらしい。
 スザクは、せっかくの厚意だから、と同乗することにし、二人揃っての見送りになった。
 ルルーシュは、スザクなら、軽くランニングするような気持ちで、走って帰るかと思ったのに、意外にも遠慮しなかったスザクの態度に、ロロの言葉の信憑性を感じ取る。
 もし、ナナリーが、本当にスザクを好いていて、そのスザクが、ユーフェミアを好いているのなら、ややこしいことになるだろう。
 しかし、パーティの途中で、ナナリーがこっそり教えてくれたのは、スザクが話しやすい、ということと、スザクと話しているときの自分が、とても楽しそうにしている、ということだけだった。
 それで、いつもルルーシュが世話になっているお礼に、と一日だけの『きょうだいごっこ』を買って出たのらしい。
 だとすれば、ナナリーのスザクに対する想いは、まだ淡いものなのだろう。
 しかし、天然スザクは、そのバカ正直なところが、クラスの女子に受けていて、ルルーシュと人気を争っていることは、クラスメイトのリヴァルからの情報で確かである。
 そういえば、中には、ルルーシュとスザク、セットで観賞したい、とかいう信じられない女子もいるらしいが、それは、今、問題にすることではないだろう。
 問題は、そのスザクの『天然攻撃』に、ナナリーが本気になってしまわないか、ということだけだ。
 それに、ユーフェミアだって、元々はマリアンヌに憧れて、ここへ来ているわけだから、スザクみたいな快活な人間は、好みのタイプだろう。
 ルルーシュは、少し先に来るだろう未来を予測し、軽いめまいを覚えた。
「あれ? 兄さん、疲れちゃった?」
 ロロは、自分がルルーシュの頭痛のタネを作ったことなど、全然気付いていないのか、本気で心配する風を見せると、片付けは、ボクがやろうか、と申し出る。
 すると、ナナリーも、私もお皿洗いは得意なんですのよ?とワケの分からない対抗心を持ち出し、ルルーシュを休ませようとしてくれた。
 ちなみに、体内時計がセットされているマリアンヌは、時間が来ると、あとはよろしく、と言って自室で眠りに就いてしまった。
 ルルーシュは、慣れない勝負などして、疲れてはいたが、まぁ、片付けが出来ないわけではない。
 しかし、せっかく双子たちが申し出てくれたので、お言葉に甘えることにした。
 そして、ロロにこっそり耳打ちをする。
「オマエとナナリーのことは、大丈夫なのか?」
 すると、ロロは、あいまいに頷いて、ルルーシュの背中を押した。
「ロロ? 早く片付けてしまいましょう?」
 ナナリーが、ロロに呼びかける。
「分かったよ、ナナリー」
 ロロは、何もなかったかのように、ナナリーとキッチンへ向かった。


 一人になったルルーシュは、とりあえず、自分の部屋へと帰ることにする。
 今日は、いろいろなことがあったな、と想いをめぐらせれば、いつの間にか、ユーフェミアを前にしても、それほどうろたえなくなっていた自分を思い出した。

 柄にもなく、スザクとは勝負するハメになるし・・・。

 アレは、最初は、頭に血が上っていての行為だったが、最後の方は、かなり楽しかった。
 しかし、その楽しいはずの勝負で、スザクが明らかに、自分と互角に勝負してくれていることを知ったのだ。
 その瞬間、ルルーシュにとって、その『勝負』は、意味がなくなった。
 確かに、5年もマトモに剣を取っていなければ、腕は落ちるだろうが、授業と補習でやらされたときは、それなりにカンが戻っていたのだ。
 それなのに、スザクに手加減されて互角だなんて、ルルーシュのプライドが許さない。

 やはり、今までサボっていた分のツケか・・・。

 ルルーシュは、何をやっても、コツさえ掴めば人並み以上にこなせてしまうため、一つのことに執着出来ない部分がある。
 しかし、剣だけは、マリアンヌ、というどうしても越えられない『壁』があったため、必死になってやっていたのだ。
 それなのに、コーネリアにリーチの長さと気迫で負け、オマケにユーフェミアとの血の繋がりまで知らされ、剣を始めとする全てのスポーツを放り出してしまった。
 努力を続けない者に、勝利の二文字はありえない。
 しかしながら、学園での授業は、シロウトばかりのオママゴト競技で、本気でなくともルルーシュに勝てる人間は、スザクぐらいしか居ない。
 チームプレイは、ルルーシュのシュミではなかったし、個人競技は、そこそこの点にしておかないと、運動部の勧誘がうっとうしい。
 幸い、スザクが、ところ構わずほいほいと引き受けてくれたため、ルルーシュは、そのサポート役を隠れ蓑にしたのだから、スザクに振り回されるのは、文句ばかりも言えないのだが。
「だがな・・・」
 ルルーシュは、手加減されて、悔しい、と思った自分を、否定出来ないでいた。
 かといって、またマリアンヌに付き合って、朝5時起床の夜9時就寝生活をする気にはなれない。
 しかし、負けたままでもいられないのが、ルルーシュの性格だった。
 ルルーシュが、そんなことを考えていると、部屋のドアが、遠慮がちにノックされる。
「・・・誰だ?」
 何となく、既視感を覚えながら、誰何の声を上げると、ロロが、その声に応えた。
「ボクだよ、にいさん」
 ルルーシュは、部屋のドアを開け、ロロを招き入れる。
 ロロは、ルルーシュのベッドに、ちょこんと腰かけると、こう言った。
「ナナリーのね・・・声が聞こえてきたんだ」
 それは、ルルーシュが帰ってきたときに聴いた話の続きだった。
「・・・兄さんと、スザクさんが、楽しそうに笑っているのが好きなんだってさ」
 ロロは、少し頬を染めながらそう言うと、今までどこに持っていたのか、自分の枕を持ち出して、こう付け加えた。
「でも、ボクは、ナナリーと同じじゃないから、兄さんのしたいようにするけど・・・」
 相談するなら今晩、というワケか。
 ルルーシュは、ロロを引き寄せるとこう答えた。
「一人寝が淋しいなら、隣りで寝てもいいが、オマエじゃスザクに勝てないぞ?」
「そんなことないよっ」
 ロロは、不満そうに口を尖らせたが、ルルーシュは取り合わなかった。
 スザクとは、決闘抜きで本気の勝負をしてみたいし、ナナリーは、ナナリーが選んだ良い男と付き合わせたい。
 ロロは、しばらくは、自分の『腰ぎんちゃく』でいるだろうが、それも悪くない、と思う。
 ルルーシュは、ロロに言った。
「そうだな・・・まだ来てもいない『未来』を憂うよりは、今をしっかり楽しんで、明日に『希望』を抱いた方が、生産的だと思わないか?」
 ロロは、鼻を鳴らすように頷いただけだったが、ルルーシュには、それで充分だった。

(おわり。)

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