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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

君に刻印。 | main | 踊り子ルルたん♪
君にピアス。
アニ○ディア2月号の表紙を見て、モーソー☆
ルルたんが、右の耳に、緑色のピアスをしているのを
ご覧になった方は、いらっしゃいますでしょうか?
そして、ナナリーの両耳にも、同色のイアリングが・・・!
これは、もう、ネタにするしかない! と思いました(笑)
一応、客観的に(?)二人を見た人を書いてみたかったので
ライが主人公になってます☆ (でもスザルル☆)
実は、このお話が、初のロスカラSSだったりします。。。
・・・スザクが、黒め?
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君にピアス

「えっと・・・ここでいいんだよね?」
「あぁ。・・・ひと思いにやってくれ」

 放課後のクラブハウス。
 生徒会の仕事を片付けるため、クラブハウスへとやってきたライは、またもや(?)生徒会室から聞こえてくるルルーシュとスザクの謎の会話に、廊下で立ち尽くすという事態に陥っていた。
 両手の上には、今しがたミレイ会長から預かった書類が、腰の高さから、顎のラインまで積まれている。
 本来なら、先に来ている誰かに、扉を開けてもらいたかったのだが、中に居る二人の様子では、もう少し・・・いや、かなり待たされるかもしれない。
 しかし、前も、生徒会室から聞こえた二人の会話は、扉を開けたら、何でもないことで、そんなことなら、さっさとノックをすればよかった、と思ったこともあった。

 確か、以前は、ルルーシュが、スザクに勉強を教えていたんだっけ・・・。

 そんなことを考えながら、耳を澄ませば、スザクが、ルルーシュに確認を取る。

「僕も初めてだから、上手く出来るとは限らないよ?」
「お前を信じた俺を信用しろ。・・・さぁ、誰かが来る前に・・・」

 いや、もう来てるんですけど・・・。

 ライは、胸中で呟く。
 そろそろ、たくさんの書類を持った腕が、痺れ始めていた。

「・・・と☆」

 ふと見れば、半ばお約束的に、ニーナが自分のすぐ傍に立っていた。
 近頃、自分を『無害』であると判断してくれたのか、かなり近くによっても大丈夫なのは、以前、声をかけただけで悲鳴を上げられたライにとっては、ありがたいことではあるが、どうして、こうもこういう場に行き合わせてしまうのか。
 ニーナは、ライの姿を認めると、ちょっと照れくさそうに笑って、
「あの二人・・・いつもドキドキしますね」
 と、呑気なことを言っている。
 ちなみに、ニーナの右手には、ケータイが握りしめられており、RECボタンが赤く点灯している。

 そんなもの録音して、どうするのやら・・・。

 ライは、額に手を当てたい気持ちだったが、両手が塞がっていたので、とりあえず天井を見た。
 そろそろ、生徒会室の中もクライマックスのようだ。

「痛かったら、言ってね」
「つべこべ言わずに、さっさとしろ」
「・・・じゃあ」

 ごくり、とつばを呑み込んだのは、ライだったか、傍らのニーナだったか。

 バチン!

 と、大きな音がして、事態は、収束を見せた。
「バチン、だって?!」
 ライが、室内から響いた音の異常さに、声を上げる。
「誰だ?」
 すると、中から、ルルーシュの誰何の声が聞こえた。

 ・・・しまった!

 と思ったが、後の祭り。
 これで、中にいる二人に、自分たち(主にライ)が、立ち聞きをしていたことがバレてしまったわけで・・・。
 どうしよう、と傍らに視線をやると、同じく、ルルーシュの声に、肩をすくませたはずのニーナが、意味ありげに、ライの顔を見る。
 どうしたのだろう、とライが思ったところで、生徒会室の扉が開いた。
「・・・なんだ、ライか。・・・それに、ニーナまで」
 ルルーシュが、耳を押さえながら、不機嫌そうに、こちらを見る。
 ライは、今、立ち聞きしてしまったことを、正直に謝ろうとした。
 そのつもりがなかったとしても、二人には、不快な思いをさせてしまっただろうから。
「すまない。書類を片付けようとして、生徒会室に来たら、中から声が聞こえて・・・」
「何か、神妙そうな雰囲気だったから、待ってたの」
 ライの言葉を、ニーナが引き継いだ。
 確かに、入りづらい雰囲気だったから、ニーナの言ったことは、間違いではない。
 ライは、おそるおそる、ルルーシュの顔を見た。
 ルルーシュは、一瞬だけライとニーナの顔を見比べたが、やがて、ひとつため息を落として、こう言った。
「あぁ、確かに、びっくりさせられるようなことがあれば、危険だったかもな」
 ルルーシュの言葉は、否定でも肯定でもなかったが、とにかく、この場を取り繕うことには、成功したらしい。
 と、そこで、ようやく、生徒会室にいたもう一人の人間、スザクが、顔を出した。
「あれ? ニーナにライ。そんなところに立ってないで、早く入っておいでよ。いくら、ライが僕に次ぐ生徒会の力仕事担当だからって、それだけの書類を持って立ってたら、疲れちゃうだろう?」
 スザクの、こちらを気遣っての(しかも、微妙に空気を読んでない)言葉に、ライは、ホッとため息を落とす。
 ルルーシュも、スザクの言葉を聞いてか、まとう雰囲気をやわらかくすると、ライに言う。
「確かにそうだな。・・・これ、全員分の書類か?」
「あぁ。ミレイ会長から預かってきた」
 ルルーシュの質問にうなずき、ライは、ようやくニーナと共に生徒会室へと入る。
 ニーナのケータイは、ポケットに仕舞われてしまったらしい。
「・・・えっと、二人は、何を?」
 ニーナが、ルルーシュに質問すると、ルルーシュは、女性に対しては珍しく、口をへの字に曲げた。
 しかし、ライは、見てしまった。
 ライの目の高さより、ほんの少し下・・・さっきまで、ルルーシュが押さえていた耳に、エメラルドグリーンに光る石があることを。
 それは、今朝、クラブハウスの廊下で会ったときには、なかったはずのものだ。

 ・・・何だ、ピアスホールを開けていたのか。

 謎が解けると同時に、スザクの顔を見て、ライは、イラっとした気持ちを抱える。
 その石は、スザクの瞳と同じ色で、それを身につけるということは、ルルーシュが、スザクを受け入れた証のように思えたからだ。
 スザクは、そんなライの気持ちを知ってか知らずか、上機嫌な様子で、ライが持っている書類の上の方を半分持っていった。
「早く片付けちゃおうよ。四人でやれば、すぐに終わるから」
 ルルーシュは、小声でニーナに何事かを話しているようだったから、彼女の質問に答えているのだろう。

 ・・・考えすぎか。

 ライは、首を横に振って、スザクに同意した。
「そうだね。みんなで手分けしてやってもらえると、助かるよ」
 そう言って、テーブルの上に、書類を広げる。
 みんなの分を、それぞれの得意分野に仕分けるのは、副会長であるルルーシュの役目だった。
 ルルーシュが、耳にかかる髪をかきあげるたびに、小さいけれども確かな存在感があるエメラルドが、ライの目に入る。
 ライが、ルルーシュの方ばかりを見ていると、不意に、スザクの声が、ライの耳に届いた。
「ライは、ラピスラズリの方が、良かったのかな?」
 小さく囁かれた言葉は、ライの耳から、針のように心臓に突き刺さって。
 ライは、ルルーシュへの想いと、強力なライバルの存在を、再確認させられるのだった。

(了)
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| ロスカラのお部屋♪ | 17:30 | コメント:0
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