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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その3 | main | ちょこっとルルコ。R・その1
ちょこっとルルコ。R・その2
こちらでは、ブリタニア帝国と日本の関係が、TVシリーズと
少し違ってますがおおむね同じと考えてくださっても構いません。

ナイトメアフレームもありますし、レジスタンスもフツーに存在してます。
そして『ゼロ』も居たり・・・ゲフンゴフン!

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (2)


 ぼくが、トイレから出て歯を磨き、制服に着替えてから、ダイニングへ向かうと、ルルーシュは、キッチンで包丁の音をさせていた。
 ふんわりと香る、みそ汁の匂いに、ぼくは、思わず笑みをこぼす。

 何だか、小さいころに戻ったみたいだ。

 ぼくが、まだ小さかったころ。
 ぼくは、『純日本式家屋』と呼ばれる家に住んでいた。
 そして、時の内閣総理大臣の息子だったぼくは、普通の小学校に通いつつも、ブリタニア帝国の皇室関係者にも会うことがあり、歳が近かった皇女さまには、親しくしてもらっていた。
 その皇女さまの名前は、ユーフェミア・リ・ブリタニア。
 ぼくは、彼女のことを『ユフィ』と呼んで、よく一緒に遊んでいた。
 いわゆる、『幼なじみ』というものかもしれない。

 でも、ぼくが10歳のとき、『世界』は、大きく『色』を変えてしまった。
 会社の吸収合併よろしく、日本という国を取り込んで『植民地』にしてしまったブリタニア帝国は、多くのブリタニア人を日本に住まわせ、まるで、自分たちの『領土』のように扱っている。
 地方ごとの『自治権』は認めてはいるものの、統括しているのは駐屯しているブリタニア軍で、これでは『占領』と同じじゃないか、と言っている日本人の人も居た。
 ぼくは、日本にブリタニア軍が入ってきてから、すぐ、と言っていいほど早くに、市民権をお金で買い、軍へ志願してしまったから、彼らの意見はもっともだと思うけど、それに同意できる立場ではなくなってしまった。
 そして、ぼくは、その時から、本家には帰っていない。


 ぼくが、ブリタニア軍に入ったのは、それなりに理由があった。
 それは、ぼくが、日本とブリタニア帝国の友好のしるしとして、ブリタニア帝国皇室の宮廷にいたころ、ユフィことユーフェミア殿下を迎えに行く『約束』をしていたからだ。
 大人たちから見たら、それは、子供同士の口約束だったかもしれなかったけど、ぼくは本気だった。
 でも、ユーフェミア殿下は、ブリタニア帝国のお姫様で、ぼくは、他国の総理大臣の息子。
 日本では、ずい分前に、身分制がなくなってしまったため、ブリタニア帝国で言えば、ぼくは平民の子供みたいなものだった。
 ぼくとユフィの間には、どうしようもない『身分差』があって、このままでは、ユフィとの仲を周りの大人たちに認めてもらうことは出来ない。
 そこで、ぼくは、ブリタニア帝国の『完全実力主義』にのっとって、ユフィを迎えに行けるだけの『地位』を手に入れることにしたんだ。
 ユフィは、そんなことは、気にしなくてもいい、と言ってくれたけど、ぼくは、周りの人たちに認められる方法で、ユフィの隣に立ちたかった。
 だから、ぼくは、軍に志願し、そこで功績を立てて、爵位を手に入れることにした。
 そして、准尉の階級を手に入れたぼくは、昇進のお祝いとして、この家をもらった。
 二階建ての3LDKという、ごく平凡な家だったけど、ぼくが、一人暮らしをするには、贅沢すぎるくらいの家だった。
 もちろん、この家は、いつか、ユフィを迎えに行けたときに、一緒に暮らしたい家でもあるから、それにしては、こじんまりとした家かもしれないけれど。


 ルルーシュが、この家に来たのは、去年のクリスマスのことだった。
 クリスマスの日の朝、突然、この家を訪ねて来たユフィは、明るい笑顔でルルーシュを紹介してくれた。

「ルルーシュ・ランペルージです」

と、涼やかな声で名乗った人は、ぼくと同じくらいの背で、綺麗な顔立ちをした少年だった。
 そして、ぼくの顔を見て、少し目を見開くと、やがて、眉根を寄せて、ぼくから目線を逸らした。
 ぼくは、ユフィに恋人が出来たのか、とショックだったけど、どうやら、それは、ぼくのカン違いだったらしく、ルルーシュは、女性だったらしい。
 ユフィは、春の陽だまりのような笑顔を浮かべると、ぼくに、こう言った。

「スザクに、クリスマスプレゼントを用意しましたの」

 ユフィは、時々・・・というか、しょっちゅう、ぼくの想像も付かないことを言うので、ぼくは、今回も、ユフィが言ったことを理解出来かった。
 すると、ユフィは、クリスマスプレゼントの意味を教えてくれた。

「スザクも、軍のお仕事と、学校で大変でしょう? ですから、家のことを任せられる方が、必要になると思いまして・・・」

 ルルーシュは、軍と学校の両立で、家のことまで手が回らないぼくのために、ユフィが用意した『家政婦』さんだった。
 ユフィのことが好きなぼくは、当然、その話を断ろうとした。
 だって、ぼくは、ユフィを迎えにいくために、この家を手に入れ、そして、軍に所属しているのだから。
 それなのに、他の女性を家に入れる・・・しかも、自分と同い年の女性だなんて、とんでもない話だ。
 ぼくは、ユフィがいるから、そんなつもりは全くないけど、もし、間違いがあったり、近所の人たちに変なうわさでもされたら、どうするつもりなんだろう?
 でも、ユフィは、ぼくが、ユフィの『クリスマスプレゼント』を断ろうとすると、ルルーシュをここに預けようとしたいきさつを話してくれた。
 何でも、ルルーシュは、幼いころ、母親を亡くしてから、その夫である父親に、宮殿から一歩も出してもらえくなった『箱入り』のお嬢さまだったらしい。
 ユフィは、そのことについて話しながら、顔を曇らせると、こう続ける。 

「・・・お父さまも、ルルーシュのことが心配なのは分かりますけど、ずっと、宮殿の中で暮らすわけにも参りませんし・・・」

 そんなわけで、ユフィが説き伏せて、ようやく、宮殿から出してもらえることになったそうだ。

「それで、『社会勉強』ということで、何とか外の世界を見ることを許していただきましたの」

 なるほど、世間知らずのルルーシュに、外の世界を見せてあげたい、ということみたいだった。
 でも、それなら、もっと別のところへ・・・ぼくみたいな、やっと自分の家が持てるようになった若い男のところじゃなくて、社会的にも年齢的にもしっかりとした人間のところへ預けるべきではないだろうか?
 ユフィは、そんなぼくの疑問をよそに、こう続けた。

「でも、変なところへ預けるわけにも参りませんから、スザクに預けるのが一番だと思いまして・・・ルルーシュのこと、お願いしますね」

 そう言って、すがるような瞳で、見つめられたぼくが、どうしてユフィの『お願い』を、断れるだろう?

「じゃあ、家政婦さんというより、社会勉強ってことなら・・・」

 ぼくが仕方なくそう言うと、ユフィは、ぱぁっと花が咲くように笑った。

「ありがとう、スザク。だから、スザクって大好きよv」

 その無邪気な笑顔に、ぼくは、ルルーシュを預かることを承諾してしまった。
 こうして、ルルーシュは、その日から、ぼくの家に住むことになったのだ。
 ユフィは、ぼくのことを信じて、ルルーシュをぼくに預けてくれたんだ。
 だから、ぼくは、そのユフィの『期待』に応えなくてはいけない。
 ぼくは、自分にそう言い聞かせることで、どこか釈然としない想いを断ち切ろうとした。

 ユフィ、君の笑顔のためだったら、ぼくは、何だってするよ。
 例え、ユフィが、幼いころにぼくとした『約束』を忘れてしまったんだとしても。


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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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