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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ルルコ・注意報! その18 | main | ルルコ・注意報! その16
ルルコ・注意報! その17
『男女逆転祭』のあと、めでたく(?)『恋人同士』になったスザクとルル。
爆弾テロに巻き込まれてしまったスザクとルル。
ルルの計画通りに進めば、問題なく出来るはずだった、爆弾の解除。
でも、そうそう、上手くはいかないようです。。。


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ルルコ・注意報! その17


「・・・分かった。ご苦労だった。これより、爆弾の解除に入る。各自、担当の階に散って、待機するように」
 ルルは、全てのフロアに仕掛けられた爆弾の位置が確認できると、『ゼロ』として、『黒の騎士団』の人たちに指示を出しました。
 ケイタイの向こうからは、硬い声で返事が返ってきます。
 皆、緊張しているようでした。
『ゼロ』は、爆弾解除の手順を、詳しく指示します。
「まず、私が7階に仕掛けられた爆弾を解除する。続いて、1階のP1が爆弾を解除、10階はQ1、8階はK1が行っているはずだったな。順に解除して行って、解除を終えた者は、1階上の爆弾の前で待機すること。6階は枢木准尉、オマエに解除してもらう。枢木准尉のみ、解除を終えたら、1階下の5階へ降りてもらう。6階と5階の爆弾の距離は一番長いが、オマエなら、やれるはずだ。残りの者は、3階、12階、13階にて待機。待機していた諸君は、枢木准尉が5階に仕掛けられた爆弾の場所に着き次第、私の号令で同時に残りの爆弾を解除する。・・・何か質問は?」
 ルルは、出来るだけ、各自の移動距離を短くしたつもりでした。
 フロアは、1階分を移動するのみ、4階に仕掛けられた爆弾は、階段の側でしたから、一番最初に移動が可能な自分が解除しに行けば、問題はありません。
 スザクは、ルルが知っているうちでは、一番、足が速いので、最後に移動することになっても、大丈夫でしょう。
 このまま、何事もなければ、問題なく、爆弾が解除できるはずでした。
 ルルは、皆の了解の言葉を聞くと、ケイタイから口を離し、そっとため息を落とします。
 緑の液晶デジタルが指す、残り時間は、あと20分。
 これからが、『本番』です。
 ルルの予想が正しければ。

 ピ、ピ、ピィィィィッ

 それは、7階の解除ボタンを押したときに、始まりました。
 今まで、緑色の表示で、残り時間を示していた液晶が、突然、赤い表示に変わり、残り時間10分に切り替わったのです。
『どういうことだ?!』
 ケイタイの向こうから、声が聞こえます。
 やっぱり、ルルの予想していた通りでした。
 爆弾解除の手順がややこしく、移動やミスが許されない爆弾。
 時限式にしては、かなり長い時間を設定された爆弾。
 もしや、と思い、ルルは、全ての爆弾を探し出してから、解除をすることにしたのですが・・・。
 一つめの爆弾を解除した時点で、それまでとは違うカウントダウンを始めるタイプの爆弾だったようです。
 ルルは、動揺する皆に告げます。
「案ずることはない。このときのために、先に、全ての爆弾の位置を確認しておいたのだ。今から、赤い液晶表示が、本当の残り時間になる。我々は、その時間内に、全ての時限式爆弾を解除しなければならないのだ。各自、速やかに、爆弾を解除するように」
『ゼロ』の指示で、ケイタイの向こうは、ようやく落ち着きを取り戻したようでした。
 しかし。
「でも、よぉ・・・間に合わなかったら、どうなるんだ?」
 多少の『不安』は、隠しきれないようで。
 ルルは、大きく息を吸い込むと、その声に向かって、こう返します。
「そのときは、我々の『負け』だ。テイトモールごと、木っ端微塵になる・・・それが嫌なら、死ぬ気で解除に当たるのだな」
 これでダメなら、『黒の騎士団』は、終わりでしょう。
 でも、ルルには、絶対の『自信』がありました。
 階段を使ったとしても、移動時間は、それぞれ、3分と掛からない場所。
 一番長い自分やスザクとて、5分も要らないのです。
 それならば、連絡のロスタイムを含めても、10分で解除は可能なはずでした。
 ルルが、移動を始めながら、ケータイに耳を傾けると、扇の声が聞こえます。
「こちら、1階。解除完了につき、2階へ移動を始める」
「よし、分かった。次」
 続いて、カレンの声がします。
「こちら、10階。解除完了しました。移動を開始します」
「ご苦労。次」
 ルルは、最初の解除を主要メンバーにさせて、正解だった、と思いました。
 扇やカレンは、こういうとき、全面的に『ゼロ』の言葉を信じてくれるからです。
 ここで、浮き足立って、ミスでもされたら、元も子もありませんでしたから。
 彼らの冷静な対処によって、次に順番が来た杉山も、問題なく解除が出来たようでした。
「8階、解除が完了しました」
 最後は、スザク。
 ルルは、訳もなく、指先が震えているのを、感じました。

(怖いのか・・・? オレが、何を怖がる必要がある・・・?)

 ルルは、自問します。
 スザクは、軍に居る人間です。
 こういう『訓練』は、受けたことがあるでしょうし、ルルが知らないだけで、C.C.が入っていたポッド以外にも、爆弾を回収することがあったのかもしれないのです。
 心配することなんて、ないはずでした。
 ルルは、胸の内に浮かぶ『不安』を打ち払うように、頭を振ります。
 残り時間は、あと8分。
 充分に余裕のある時間でした。


「目に見えるものだけを『真実』だとすれば、人は、どれくらいの『真実』を見失うのだろうな」

 C.C.は、謎めいた言葉を発することが、よくありました。
『言葉遊び』か、『哲学』か。
 それらの言葉は、一度聞いただけでは、判断するのは難しく、それでいて、完全に無視も出来ない言葉なのです。
 ルルは、C.C.の問いかけを聞くたび、イライラとしたものでした。
 でも、よくよく聞いてみると、その言葉は、ルルに対する『助言』であったり、『叱咤』であったり。
 ですから、ルルは、そのときは、C.C.の言葉を無視することはあっても、言っていた内容は、ちゃんと記憶しているのでした。
 今、ふと思い浮かんだ言葉も、そんなC.C.が言った言葉の一つだったのかもしれません。
 ルルは、4階のフロアに着くと、スザクの報告を待ちます。
 ところが。
 残り時間が、5分を切ろうというのに、スザクの報告だけが、聞こえません。
 ルルは、ケイタイに呼びかけます。
「枢木准尉、どうした?」
 すると、少しの雑音に混じり、スザクの声が聞こえました。
『・・・現在、敵の残党と思われる人物と、交戦中・・・ですっ・・・6階の解除は、完了しまし・・・プツッ』
「枢木准尉!?」
 ルルは、回線が切れる音と同時に、声が聞こえなくなったスザクに、呼びかけます。
 しかし、それっきり、スザクの返事はありませんでした。
 ルルは、必死になって叫びます。
「枢木准尉! 返事をしろっ!! ・・・聞こえるか?! ・・・スザクッ!!!」
 ルルは、今、気付いたのです。
 自分の『甘さ』が、彼を窮地に追いやり、危険な目に遭わせてしまったことを。
 そして、その相手こそが、何を措いても、失くしたくない人であるということを。

 例え、スザクが、オレを愛さなくても構わない。
 オレが、スザクに、生きていて欲しいんだ・・・!!


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ゼロが、扇さんや、カレンのことを、記号で呼んでるのは、カレンが、スザクと同じ学園に通っているためです。
初め、名前表記にしたんですが、それじゃ、カレンのことが、スザクにバレるでしょう、と止めにしました。

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