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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その6 | main | ちょこっとルルコ。R・その4
ちょこっとルルコ。R・その5
ルルたん、初登校の日です・・・!
愛しいスザきゅを追いかけて(?)まっしぐらですv
ケナゲなルルたん・・・スザきゅ、ルルたんの想いに応えてあげて!

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (5)


「ルルーシュ?!」

 ぼくは、堂々と、教室の扉から中へ入ってくる彼女の姿を見て、名前を呼ぶことしか、出来なかった。
 ルルーシュは、隣に居た女の子にお礼を言って(おそらく、教室までの道案内を頼んだのだろう)、ぼくの方へ歩いてきた。

「ルルーシュ、どうして、キミがここに?」

 ぼくが、やっとのことで、そう言うと、ルルーシュは、何でもないことのように、大きな風呂敷包みを、ぼくの前に差し出した。

「どうしてって、忘れ物を届けにきたんだ。ほら」

 差し出された風呂敷包みを見ると、立方体に近い形で、箱のようなものが、何段か重なっているように見えた。
 開いてみると、思った通り、それは重箱が3段重ねてあるもので、中には、美味しそうな食べ物が、整然と並んでいる。
 つまり、ルルーシュは、お弁当を届けに来たということで・・・。

「忘れ物って、これ、お弁当じゃないか。それも、重箱3段重ね・・・」

 ぼくが、ルルーシュに訊くと、彼女は、しれっとしてこう答えた。

「あぁ。昨日、帰りに軍へ寄るって言っていたろう? 学校が午前中で終わっても、そのあとに寄るところがあるなら、おなかがすくだろうと思ってな」

 でも、重箱3段重ねは、多過ぎはしないだろうか?

 ぼくは、そう思った。
 すると、ルルーシュは、ぼくの心を見透かしたかのように、こう言った。

「それに、オレの分も入ってる」

 ぼくは、もう、何と言ったらいいのか、全然、分からなくなってしまった。
 そんな、要るかどうかも判らない、お弁当を作るために、彼女は、いったい、何時間をかけたというのだろう?
 もし、ぼくが見つからなかったり、ぼくが、要らない、と言ったりしたら、彼女は、それを一人で食べるつもりだったのだろうか?
 あ、もちろん、ルルーシュがせっかく作ってくれたものを、ぼくが残すことなんて有り得ない話なんだけど。
 ぼくが、そう考えていると、今までぼくたちのやり取りを見ていたリヴァルが、こう言った。

「え? あれが、ルルーシュ?・・・ルルーシュって、確か、女の子じゃなかったっけ?」

 リヴァルがそう言うのも無理はない。
 何と、ルルーシュは、この学園の制服を着て、現れたのだ。
 しかも、その学生服は、男子生徒が着るもので、つまり・・・。

「それより、どうして、ぼくの制服を着てくるのさ?」

 ぼくが、そう問い質すと、ルルーシュは、自分が着ている制服の、襟の辺りを掴んで、こう答えた。

「・・・そうだな。ズボンの丈が、2センチ足りなかった」

 それは、ぼくが、言葉に込めた『非難』に同意したのか、それに言い返したのか、微妙なところだった。
 確かに、ぼくよりルルーシュの方が、ほんの少し(多分、2センチくらい)背が高いのだけど、その差が、まるまるズボンの丈の長さに影響しているだなんて。

 ぼくだって、そんなに背が低い方でもないのに、そんなに足が短いわけでもないのに!

 ・・・話を戻そう。

 ぼくが、何も言い返せないでいると、ルルーシュは、こう言った。

「スザク・・・オマエ」

「?」

 ぼくは、突然、ぼくの二の腕を掴み、自分の方へ向けさせたルルーシュに、とっさの対応が出来なくて、されるがままになってしまう。
 すると、ルルーシュは、ぼくの左胸にある飾りボタンを指して、こう言った。

「・・・ボタンが、取れかかってる」

「え? あぁ、これ?」

 ぼくは、突然、指摘された制服の『ほころび』に、酷く焦った。
 すると、ルルーシュは、ズボンのポケットから、小さなコンパクトのようなものを取り出すと、いきなり、ぼくの制服を掴んでくる。

「るるるルルーシュ?!」

「じっとしてろ」

 よく見ると、ルルーシュが取り出したものは、裁縫道具で、何と、彼女は、ぼくの制服のボタンを付け直し始めたのだった。
 しかも、制服を脱がせることもなく、ぼくが着たままの状態で。
 ぼくは、間近に、ルルーシュのお人形さんのようなキレイな顔と、針があることに、鼓動が跳ね上がり、身動き一つ出来なくなってしまった。

 それにしても、直してくれるのなら、そう言えば、制服くらい脱ぐのに。。。

「・・・あのさ、ルルーシュ?」

 ぼくが、そう思って、何とか言葉を発しようとすると、ルルーシュの端正な顔が、ぼくの方へ、ますます近づいてくる。

 そ、それは、ちょっと・・・っ!

 パシャパシャ

 どこかで聞いた音と共に、ルルーシュの顔は、ぼくの制服から離れていった。

「ほら、終わった」

 どうやら、ボタンの付け直しは、終わったみたいだった。
 ぼくは、ほんの数分の出来事だったのに、もの凄く疲れたような気分になってしまった。
 出来れば、少し、休憩を取りたいくらいに。
 でも、周りは、それを許してはくれなかった。

「キャ~~~v 撮っちゃった~~~Vv」

「え? ホント?! 私にも見せて見せて!」

 と、勝手に何かをケータイで撮って、騒いでいる子たちも居れば。

「ねぇねぇ、転入生? スザクとは、どういう関係なの?」

「いつから、ここに来るの?」

「ルルーシュ君っていうの? カッコイイ名前~~♪」

「好きな女の子のタイプは?」

 と、ルルーシュを質問責めにする子も出て来た。
 ルルーシュは、といえば。

「ルルーシュ・ランペルージと申します。昨年末から、クルルギ家で、家政婦をしております。以後、お見知りおきを・・・。今日は、スザクがお弁当を忘れたから、届けに来たんですけど・・・」

 などと、女の子たちの質問に、次々と答えていた。

「ちょっとっ! ルルーシュ!」

 ぼくは、ルルーシュの手を引いて、廊下に出ようとした。
 このままでは、彼女たちの質問に、余計なことまで答えられてしまいそうだったから。
 でも。

「あぁあ、あの、あたしっ、シャーリー・フェネットっていいます!」

 さっきまで黙り込んでいたはずの、シャーリーの声に、ぼくは、動きを止めてしまった。
 らしくないシャーリーの話し方に、彼女の顔を見れば、頬の辺りが、赤く染まっていた。

 マズイよ、これ・・・。

 ぼくは、シャーリーの様子に、嫌な予感を覚えた。
 よく見れば、ルルーシュを取り囲んでいるのは、女の子ばかりで、その子たちの表情は、シャーリーのそれと大した差はなかった。
 ルルーシュは、それに気付いているのかいないのか、極上の笑みを浮かべると、シャーリーにこう言う。

「あぁ、いつもスザクのノートを取ってくれている子だね。スザクが、助かってるって喜んでましたよ。オレからも、お礼を言わせてください」

「いいいいえっ・・・あたしはっ当然のことをしただけでっ」

 シャーリーは、今まで見たこともないくらい、真っ赤な顔になっていた。
 ルルーシュは、そんな彼女の表情を、目を細めて見ていた。

「やだっ! シャーリーってば、抜け駆け!」

 ぼくは、この多大な『勘違い』を含んだ状況をなんとかしたかった。
 だって、ルルーシュは、女の子のはずなのに。
 でも、ぼくがこう言うのも難だけど、学生服を着たルルーシュは、とても格好が良くて、元々、中性的な美人であることも相まって、違和感があるどころか、逆に、似合ってしまっている。
 そして、この身長と物腰だ、性別さえ知らなければ、女の子たちがこうなってしまうのも、無理はないのかもしれない。
 ぼくは、納得しかけた自分に首を横に振ると、ルルーシュに話しかけようとした。
 でも、声を発したのは、シャーリーの方が、先だった。

「あのっ『ルル』って、呼んでもいいですか?」

『行動派』で知られる彼女は、早速、ルルーシュと仲良くなるために、彼女のニックネームを考えたらしい。
 確かに、『ルルーシュ』なんて男名よりは、『ルル』の方が、彼女に合っているのかもしれないけど・・・。
 ルルーシュは、その言葉に、少し驚いたように目を見開くと、こう言った。

「それは・・・母上が、そう呼んでくれていたんです・・・それと」

 気のせいだろうか?
 ルルーシュの表情が、少し翳りを帯びたように見えた。
 ルルーシュは、ちら、とこちらを向くと、すぐにシャーリーの方へ向き直り、表情を和らげて言った。

「・・・いえ、好きに呼んでくださって、結構ですよ」

「はいっ!」

 ぼくは、どこか遠い世界へ行ってしまっているシャーリーを、ため息をつきながら見ているしかなかった。
 ぼくとリヴァルの話に参加していた彼女は、ぼくの家に来たのが、『家政夫』ではなく、『家政婦』だということを知っているはずなのに。
 ルルーシュの性別を知っていながら、こうなってしまうシャーリーに、ぼくは、友だちとして、一抹の不安を覚えずにはいられなかった。

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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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