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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

裸になるバトン☆ | main | ちょこっとルルコ。R・その9
ちょこっとルルコ。R・その10
ついに(?)ルルーシュの出自が明らかに・・・!
そして、ユフィに対する疑問を深めるスザクの傍らで
『黒の騎士団』に関する、さまざまな話が進みます。。。
・・・ロイドさんやセシルさんの思惑とは?

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (10)


 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。

 それが、ルルーシュの本名だった。
 ぼくは、ルルーシュが『皇女』であることを知って、ようやく、彼女に関する数々の疑問点が、少しだけ明らかになったような気がした。

 ぼくに対する、ぞんざいな言葉遣いも、『命令』でなければ、言うことを聴かなくてもいい、という態度も、彼女が、『皇女』であるならば、納得がいく。
 本来、『皇族』というものは、貴族階級の中でも、最上位を占めており、『皇帝陛下』でもない限り、彼らに『命』を下すことも出来なければ、下位の者の申し出を受け入れなくともよいことになっている。
 そして、『皇女』であるルルーシュは、皇帝、皇后陛下が相手でなければ、敬称を付ける必要すらないのだ。
 だから、ルルーシュは、ぼく、『クルルギ家の主人』の『命令』であれば、『クルルギ家の家政婦』、ルルーシュ・ランペルージとして、どんな命令でも従わなければならないが、スザク・クルルギの『お願い』は、聞き入れる必要がないのだ。
 ルルーシュが、ぼくに、『命令』かどうか、いちいち確認を取るのは、そういったところに起因しているのだろう。

 そして、ルルーシュから漂う『高貴』さも、ユフィと、どことなく似ているところも、彼女が『皇女』で、ユフィとは(多分)腹違いの『姉妹』であるならば、納得がいく話だ。
 ルルーシュは、おそらく、宮殿の奥深くに閉じ込めらたまま、そこの使用人たちに、かしずかれて育ったのだろう。
 そして、恭しく扱われ、自然と『皇女』としての態度と振る舞いが、身に付いたのかもしれない。
 ぼくの前では、女の子というより、男の子のような格好や、振る舞いをしているわけだけども。

 そして、何より、ルルーシュが『皇女』ならば、ユフィは、下手なところへ彼女を預けるわけにもいかなかったのだろう。

 でも、それなら、尚のこと、ぼくのところへ預けるのにも、問題があるんじゃないだろうか?

 ぼくは、そう思った。

 前にも言った通り、ぼくは、やっと自分の家が持てるようになっただけの駆け出しの軍人で、これから功績を立てるつもりはあっても、まだ何の実績も持っていない。
 それに、やっぱり、同じ年頃の男女が、一つ屋根の下で生活するなんて、ぼくにその気がなかったとしても、周りが何を言うか判らないじゃないか。
 ぼくは、ユフィの考えていることが、さっぱり解からなかった。

 でも、そんなぼくの内心の葛藤を他所に、ルルーシュは、話を先に進めようとしていた。

「それで、それらの出来事を『黒の騎士団』がやった、と断定するからには、そちらでも何かの考えがあってのことなんでしょう?」

 ルルーシュは、冷たい視線で、ロイドさんとセシルさんに問いかけた。
 その表情は、まるで、先生に話しかけたときのような雰囲気で、ぼくは背筋に寒気を覚える。
 ロイドさんは、いつものおどけたような態度を崩さずに、セシルさんをチラ、と見て、ルルーシュの問いに対する答えは、セシルさんが話し始めた。

「えぇ。ルルーシュ君、あなたは、『ゼロ』という人物を知っているかしら?」

「『ゼロ』・・・?」

 セシルさんの言葉に、オウム返しをしたのは、ぼくだった。

 ゼロといえば、黒の騎士団のリーダー的な存在で、彼らが起こした事件のほとんどは、そのゼロの指示によって行なわれたものだ、と言われている。
『黒の騎士団』が、他のテロリスト集団と違って、弱者の味方・・・いわゆる『社会の悪』だけをターゲットにして、なおかつ無用な破壊活動は一切行なわない、去り際は見事で、誰にも足跡を追わせないどころか、時には、被害者の救出にまで手を貸しているのには、その『ゼロ』たる人物の『理念』によるものだ、と聞いたことがある。

 その『ゼロ』について、どうして、ルルーシュが何かを知っている、と思うのだろう?

 ぼくが、そう思っていると、ルルーシュが口を開く。

「『神出鬼没』にして、『正体不明』・・・おそらくは『仮面』に仕込まれているだろう変声マイクによって、声紋すら取れない『彼』の正体については、誰も知るはずがないと思いますが?」

「そう・・・軍でも、そういう話だわ。でも・・・これを見て欲しいの」

 セシルさんは、さっきまで、一度も動かさなかったダーク系サイトへのトップページを、ぼくらの前に持ってきた。
 そのページのタイトルには、『ZERO』というカリグラフ文字が描かれており、あとは、『ENTER』のリンクテキストがあるだけだった。
 そして、セシルさんが、驚くべき速さでキーボードを操作すると、いくつものウィンドウが開き、続けていくうちに、あるチェックボックスが一番手前に立ち上がる。
 そのチェックボックスの『Y』ボタンを、セシルさんがクリックすると、別のウィンドウが立ち上がった。

「・・・これは?」

「ほとんどの記事が、『黒の騎士団』が関わった、とされる事件で摘発された団体の情報・・・中には、軍や警察が報道規制をしたものまで記載されているわ。・・・それから、これ」

 セシルさんは、そこに書かれているニュースをスクロールして、ぼくらに見せてくれる。
 最後に、セシルさんが見せてくれたのは、最初に『黒の騎士団』が関わったとされる事件の記事。
 そこに書かれている、記事をアップロードした日付だった。

「・・・五年前だって?!」

 ぼくが、思わず発した声に、セシルさんは、無言で頷いた。
 そして、セシルさんの言葉を引き継ぐように、ロイドさんが話し始める。

「最初に事件が起こったのは、今年の4月。どう考えても辻褄が合わないよね~」

「そう。そして、それから1週間と空けずに事件は起こっているのに、この記事は・・・」

 セシルさんが見せてくれた通り、そこのサイトに載っている記事は、5年前から始まり、それから定期的に更新を繰り返されているようだった。
 だけど、最初の事件から考えると順を追っているように見える事件も、日付だけを見ていくと何かがおかしい。

「まるで、誰かが、次に黒の騎士団が起こす事件を、事前に知っているかのような感じですね」

 ルルーシュが、本心を隠したような、抑揚のない声で言い放つ。

「それか、黒の騎士団が、このサイトの裏ページに設けられた記事通りに、事件を起こしている」

 そして、ルルーシュの話の全く逆の答えを、ロイドさんが言った。
 ルルーシュは、面白くなさそうに顔をゆがめると、セシルさんのパソコンに繋がるマウスを手に取った。

「確かに・・・このページを見れば、そういう推測も出来ますね」

 ロイドさんの意見に、賛成するようでいて、完全に認めてはいない。
 そんな雰囲気が、今のルルーシュからはした。
 ぼくは、もう一つの『可能性』として、セシルさんに、疑問を投げ掛ける。

「でも、『ゼロ』本人が、このサイトを立ち上げた、ということは、ないんですか?」

 セシルさんは、少しだけ考えるようにして、ぼくの疑問に答えてくれた。

「それだと、この裏ページの更新間隔と、事件が起こる間隔について、誰も説明できなくなるわね」

「じゃあ、この更新日自体が、正しい日付でないとか・・・」

 ぼくの疑問に、セシルさんは、首を横に振った。

「そうねぇ・・・このページの更新日は、ページがアップロードされた日時を正確に秒単位まで出すようになっていて、自分でアップする日時を設定することは出来ないみたいなの。・・・私たちが調べて判ったのは、ここまで。あとは、ただの推論でしかないわ」

 ぼくが分かったのは、もうその話が、ぼくがついていけるレベルの話ではない、ということだった。
 ぼくは、ルルーシュのことが気になって、彼女の方を見る。
 ルルーシュは、セシルさんが開いた裏ページへのウィンドウを一つ一つ×ボタンで消していた。

「・・・ルルーシュ?」

 そして、最後のウィンドウを消し終え、トップページのみに戻ると、またチェックボックスが立ち上がる。
 今度は、パスワードを請求するチェックボックスみたいで、文字を入力する場所と『OK』ボタンが表示されていた。
 それは、ロイドさんやセシルさんも見たことがなかったみたいで、両方から驚きの声が上がった。
 ルルーシュは、そのチェックボックスが立ち上がったところで、ぼくらを振り返ると肩をすくめて、こう言ってみせる。

「ここまでは、俺も見たことがあるんですけどね・・・ここから先は、お手上げでしたよ」

 それは、間違いなく、ルルーシュもこのサイトに注目していた、という『証』で、それと同時に、ルルーシュが、ぼくにムリヤリ引っ付いてきた『理由』のようにも思えた。
 でも、ぼくには、それを問い質すような理論はなく、パスワード請求の画面で点滅するカーソルを見ながら、今日の出来事を反すうしていた。


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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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