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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その13 | main | 逆チョコ☆友チョコ☆本命チョコ?!・その3
ちょこっとルルコ。R・その12
SNSサイトの日記で1000Hitを獲得されました
菜々実さまからのリクエスト『ちょこっとルルコ。』
第一部の再構築です♪

悲嘆に暮れるスザクが見た夢は、7年前の夢。。。
そこに出てきた『お姫さま』とは?

ほんの少しだけ『真実』が隠された夢に気づく間もなく
スザクは、慌ただしい『日常』に流されるのでした。。。

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv
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ちょこっとルルコ。R  (12)


「宮殿の中にはね、囚われのお姫さまがいるの」

 ぼくは、その晩、夢を見ていた。
 小さなころのユフィと、ぼくの夢。
 緑豊かな庭園の、ベンチに腰掛けたぼくらは、宮廷の外れにある宮殿の話をしていた。
 ユフィの姿からいって、多分、ぼくが10歳くらいのときの夢だろう。

 そういえば。
 不思議と、あのころの記憶は、あやふやだった。
 ランスロットのパイロットとして、メディカル・チェック(日本でいう『健康診断』みたいなものだ)を受けたとき、担当だった医師の話によると、人は、過去に何か、辛い出来事があったとき、自分の精神がそれに耐えられるようになるまで、その記憶を封じ込めて、思い出さないようにするそうだ。
 ちょうど、そのころは、ブリタニア帝国が、日本を半ば『占領』というような形で、吸収してしまったときで、同じ時に、ぼくは、父である枢木ゲンブを喪った。
 だから、そのショックで、一時的に、記憶が閉じてしまっているのだろう、と、その医師は、言っていた。
 ぼくは、まるで、他人ごとのように、その話を聞き、どうしたらいいか、とその医師に訊ねてみた。
 すると、その医師は、無理に思い出そうとすると、精神に掛かる負担が大きくなるから、自然と思い出すまで、そっとしておいた方がいい、と言ったのだ。
 それ以来、ぼくは、そのときのことは、深く考えないようにしている。
 ただ、ユフィとした『約束』だけは、ぼくの心に残っていた。
 ぼくにとっては、それだけで充分だった。

「・・・お姫さまって、ユフィの知ってる人?」

 夢の中のぼくは、ユフィの話に、興味を持ったみたいだった。
 首を傾げて、そう、ユフィに訊ねる。
 すると、ユフィは、少しだけつらそうな表情をして、こう言った。

「えぇ。・・・私の、お姉さまたちの一人なの。お父さまは、今の皇妃さまと同じ髪の色と、お父さまと同じ瞳の色を持つお姉さまを、宮殿の中に閉じ込めてしまわれたの。誰にも盗られないように、と男の子の名前まで付けて・・・」

 ぼくは、ふと、疑問に思った。
 どこかで、聞いたことがある話だ。
 つい最近・・・。

「じゃあ、オレたちが、そのお姫さまといっしょに遊んであげようよ」

『ぼく』は、ユフィの話を聞いて、そう言った。
 すると、ユフィの顔に、少しだけ明るさが戻る。

「そうね。みんなで遊べば、さびしくないものね」

 そう言って、ユフィは、ベンチから立ち上がった。
 これから、その宮殿へ案内してくれるみたいだ。
『ぼく』とユフィは、宮殿へと歩く道で、閉じ込められているお姫さまの話をした。

「それで・・・お姫さまの名前は、何て言うの?」

「それは・・・」



「ルルーシュ?!」

 目を開けると、そこには、ルルーシュの顔があって、ぼくは、今まで夢を見ていたことを知った。

「ほら、今日も学校なんだろう? 早く起きろ」

 そう言って、身を起こしたルルーシュは、昨日とは違って、元はぼくのだった学ランの上にエプロンを着け、オタマを持っている。
 時計を見ると、ぼくが、普通に起きて学校へ行く準備をするギリギリの時間だった。
 ぼくは、ぱっと飛び起きた。

「わっ」

 慌てて起きたため、ルルーシュとぶつかりそうになりながらも、何とか衝突は免れて、ぼくは着替え始める。
 すると、ルルーシュは、ひとつため息を落として、こう言った。

「夢でも見ていたのか?」

 その通りだったぼくは、うん、とうなずくと、ルルーシュは、そうか、とだけ返事をする。
 そして、朝食出来てるから、と短く告げると、キッチンの方へ戻っていった。
 

 結局、あのあと、どうにもならなかったユフィとの通信を諦めたぼくは、いくつかの条件を付けて、今まで通りルルーシュを預かることにした。

 一つめは、家事は分担してすること。

 ぼくは、ルルーシュの『社会勉強』のためにルルーシュを預かることにしたわけであって、ルルーシュを『家政婦』にするつもりは、全くなかった。
 だから、この家に住む同士で、家のことは分担してしようと思ったんだ。

 二つめは、ピンクのメモ帳に書いてある『サービス』をしようとしないこと。

 ルルーシュがたびたび見ていたピンクのメモ帳は、ユフィがルルーシュに渡したものらしいけど、中身を見せてもらったら、メイドの条件やその仕事、ぼくの好み、どこから仕入れてきたのか疑うような男性に対する『サービス』まで、さまざまなことが、ユフィの筆跡で書かれていた。
 ぼくは、ざっと目を通したあと、中身を見なかったことにしたかったけど、ルルーシュに預けておけば、その通りのことをしようとするので、このメモ帳は、ぼくが預かることにした。

 最後に、これは、ほぼ問題ないとは思うんだけど、この家や学校では、ルルーシュの『身分』は考えないこと。

 本来なら、皇女さまを預かるとしたら、それはもう大変なことで、ぼくの想像も及ばないことがいっぱいあるんだろうけど、そんなことを言っていたら、ルルーシュを預かること自体、不可能になってしまうから、ルルーシュには、今まで通り身分を明かさないで人と接してもらうことにした。
 それは、ぼくに対しても同じことで・・・今さら、ルルーシュが『皇女』であることを意識したら、何も言えなくなってしまう。
 だから、二人の間では、身分の上下は関係なしに、お互い『対等』で話をしよう、ということにしたんだ。

 ぼくは、それらの『条件』をルルーシュに言って、昨日の夜は、彼女の今後については『保留』とすることにした。
 でも、昨日の今日で、すぐにルルーシュの態度が変わるわけでもなく、キッチンからは、味噌汁のいい匂いがしている。
 仕方がないな、と思いつつも、どこか釈然としないぼくだった。
 だからといって、朝から気分の悪いことを言う気にもなれなかったぼくは、ルルーシュが作った朝食を食べると、一緒に行くと言う彼女を連れて、学校へ向かうことにした。
 そして、ぼくとルルーシュのカバンには、彼女が作ったお弁当箱が、しっかりと入れられてしまっていた。


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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 18:00 | コメント:0
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