FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その16 | main | ちょこっとルルコ。R・その14
ちょこっとルルコ。R・その15
SNSサイトの日記で1000Hitを獲得されました
菜々実さまからのリクエスト『ちょこっとルルコ。』
第一部の再構築です♪

ロイドさんとケンカしてしまったルルたん。
そんなルルたんに、スザきゅは、厳しい言葉を投げかけてしまいます。
どうする?どうなる?ルルたん!

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

-----------------------------------------------------------

ちょこっとルルコ。R  (15)


「お疲れさま。・・・もう、上がってもいいわよ」

 ぼくは、セシルさんの声に、はい、と返事をすると、ランスロットから降り、パイロットスーツから、学生服へと着替えた。
 コックピットへ繋がる梯子を降りると、ロイド主任とルルーシュが、何やら揉めているのが、分かった。
 どうやら、あの二人は、あまり『相性』が良くないみたいだった。
 ちゃんと話し合えば、頭のいい人同士、上手くやっていけそうな気がするのに。
 セシルさんは、あれで、あの人も楽しんでるのよ、と言っていたけど、本当に、そうなんだろうか?
 少なくとも、ルルーシュの機嫌は、かなり悪くなっているような気がしていた。
 ぼくが、二人に近付いていくと、珍しく、ロイド主任も、ルルーシュも大きな声を上げて、言い合っている。

「・・・あなたの方こそ、スザクを『パーツ』扱いして、労わる気持ちなんて、まるでないみたいじゃないですか」

「そう言うキミこそ、クルルギ准尉に尽くしている自分に、酔っているんじゃないかい?」

「・・・このっ!」

 ぼくは、ロイド主任の言葉に、激昂したルルーシュの左眼が、紅く染まったように見えた。
 何故だか分からないけど、胸の中の『警笛』が、彼女を止めなくては、と叫ぶ。

「ルル!!」

 思ったより、大きく出た声は、ルルーシュの動きを止めるのには、充分だった。
 ルルーシュは、はっきりと分かるくらい、びくっと肩を揺らすと、ぼくの方へと振り返る。

「・・・スザク?」

 正面から見たルルーシュの左眼は、綺麗なアメジストに戻っていた。

「ルルーシュ・・・あんまり、ロイド主任とケンカとかしないで欲しいんだけど?・・・一応、ムリを言って、ここに入れてもらってるわけなんだし・・・」

 ぼくが、ルルーシュを諌めようとすると、彼女は、美しい眉根を寄せて、とてもつらそうに、俯いた。
 その姿は、まるで、親に叱られた子供のような表情だったけれど、ぼくも、引くわけには行かなかった。
 二人が、どういった経緯で、声を荒げるほどの言い争いになったのかは、分からなかったけど、本来なら、『部外者』であるはずのルルーシュが、ここに入れてもらえるのは、ロイド主任を初めとする、『特派』の人たちの『厚意』に他ならない。
 いくら、ルルーシュが、『皇女さま』とはいえ、それくらいの『線引き』は、必要なはずだ。
 いや、皇女さまだからこそ、軍部なんて、危険な場所に入れることは、はばかられるべきなのだ。
 それを押して、入れてもらって、ここの責任者たるロイド主任とケンカなんてしようものなら、ルルーシュは、出入り禁止になってしまうだろう。
 ぼくは、ルルーシュに言った。

「・・・ルルーシュ、ロイド主任に、謝りなさい」

 言っているぼくの方が、痛い言葉だった。

 これで、ぼくは、もう、ルルーシュとは、『友だち』にはなれないだろう。

 そう思った。
 何故なら、ぼくは、ルルーシュ・ランペルージの『主人』として、この言葉を使ったからだ。
『お願い』ではなく、『命令』として―――。
 ルルーシュは、元々白かった手が、ますます白くなるくらい、拳を握り締め、一つ息を吐くと、ようやく、ロイド主任に謝った。

「――― 済みません・・・言い過ぎました」

 ぼくは。
 ぼくは、今ほど、彼女を抱き締めたい、と思う瞬間はなかった。
 とても都合のいい話だけど、それくらい、ルルーシュが、傷付いているように見えたから。
 でも、ルルーシュを傷付けた自分が、抱き締めたところで、彼女が喜ばないだろうということも、分かるような気がした。

「アハ☆ あんまり、かしこまられると、こっちがイジメてるみたいで、困るんだけど?」

 ロイド主任は、重たくなってしまった空気を和らげるためか、わざとおどけて、そう言ってくれた。
 でも、それだけでは、しん、と静まり返った空気が和むはずもなく、ぼくは、すぐ側まで来ていたセシルさんに、ルルーシュのことを頼むことにした。

「・・・済みません。セシルさん、ルルーシュのこと、頼みます」

「分かったわ、スザクくん・・・でも、いいの?」

 セシルさんは、表情を曇らせると、そう言ったけれど、ぼくは、他にどうすることも出来ず、はい、と返事をすると、その場を立ち去った。

「・・・スザク!」

 ルルーシュが、ぼくを呼んだような気がしたけど、ぼくは、振り返らなかった。

 ぼくは、ルルーシュを預かる、なんて、偉そうなことを約束したけど、全然、駄目だった。
 ぼくは、自分で、事態を、どうしようもなく重たい雰囲気にしておきながら、いたたまれなくなって、その場を逃げ出したのだ。
 傷付けたのは、ぼくで、傷付いたのは、ルルーシュのはずだったのに。

 どうしてだろう?
 ぼくの胸が、痛かった。

インデックスへその16へ
拍手する
| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪