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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

理由が必要なんだ。その3 | main | 理由が必要なんだ。その1
理由が必要なんだ。その2
昨日の続きで、スザクが決心を固めるところまでです。。
スザク自身、モヤッとしたものの正体は、つかめてない模様。
この次から、ルルーシュの話も入ってきます。。。

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理由が必要なんだ。 (2)


 △月△日(日)晴れ

 今日は、久しぶりに授業が休みのときに、軍の非番が来た。
 でも、軍の仕事で休んだ分の課題が山になっていたので、ルルーシュに手伝ってもらうことにした。
 さすがに、特派の回線で、ルルーシュとかナナリーの名前を出すのはどうかな、と思ったので、公衆電話から、ルルーシュのケータイへ電話することにした。
 しばらくコールが鳴ったあと、低い声でルルーシュが出た。
 ぼくが名乗ると、ルルーシュは、途端に穏やかな声になって、ぼくの頼みを聞いてくれた。
 ぼくは、嬉しかったので、ありがとう、と言うと、ルルーシュは、気にするな、と言った。
 でも、ぼくは、いつも忙しそうなルルーシュが、ぼくの課題を手伝ってくれるのが嬉しかったから。
 そう言うと、ルルーシュは、当たり前だろ、そんなの、と笑って言った。
 ぼくは、踊るような胸を押さえて、受話器を置こうとした。
 すると、ルルーシュの言葉には続きがあって、ルルーシュは、こう言った。
「オレたち、友だちだろ?」
 ぼくは、それに、うん、そうだね、と答えて、それじゃ、と受話器を置いた。
 一つ、こぼれたため息は、何のため息だったんだろう?


 △月○日(火)くもりのち晴れ

 今日は、クラブハウスで、ルルーシュやナナリーと一緒に夕食を食べた。
 今日は、咲世子さんが、腕によりをかけて作ってくれる、とルルーシュが言ったので、それは楽しみだな、と思った。
 食事の支度が出来るまでの間、三人で、昔話に花を咲かせた。
 そういえば、あの頃から、ルルーシュは、ナナリー優先みたいなところがあった。
 いつだったか、枢木の森へカブト虫を採りにいくことになったときも、日が高くなると、ナナリーのことを心配して、帰る、と言い始めた。
 あの頃のナナリーは、何をするのでも一人では頼りなくて、誰かの手を借りないと、危ないことも多かったから、それでいいと思っていた。
 でも・・・。
 ぼくは、また胸の中がモヤっとするような気がして、首を横に振った。
 すると、見えないはずのナナリーが、ぼくの方を向いて、どうしたんですか、と訊ねてきた。
 ぼくは、胸の中にあるモヤモヤの正体が判らなくて、何でもないよ、と答えた。
 そう、何でもないんだ、多分。
 ぼくは、胸の中で、そう呟いて、咲世子さんが作ってくれた夕食をごちそうになった。
 食事中も、楽しい会話には、終わりがなかったみたいで、料理もおいしかったけれど、三人で過ごす時間は、もっといい気分をぼくにくれた。
 すると、ナナリーが、ぼくに泊まっていって欲しい、と可愛らしいワガママを言ってくれた。
 ぼくは、どうしようか、と思ったけれど、ルルーシュは、そんなナナリーを、スザクも忙しいから、無理言ったらダメだろ、とたしなめていた。
 ぼくは、意を決して、いいよ、と言った。
 ルルーシュの綺麗な目が、大きく見開かれ、いいのか、と訊かれた。
 ぼくが、うん、でも、連絡はしないといけないから、クラブハウスの電話を借りるけど、と言うと、さっきまで残念そうに沈んでいたナナリーの顔が、ぱっと明るくなって、ルルーシュもどこか嬉しそうに微笑んでいた。
 ぼくは、自分のした行動は、間違っていない、そう思っていた。


 △月○日+1日(水)晴れ一時雨

 今日は、クラブハウスの客間で目を覚ました。
 ここに泊まったのは、初めてであるはずなのに、どこか見覚えのある部屋は、ぼくが入ったことがあるからなのか、それとも、どこかで見た部屋とそっくりだったからなのかは判らなかったけど、深くは考えなかった。
 それよりも、夕食後、さっさと部屋を宛てがわれてしまって、ルルーシュとゆっくり話も出来なかったことの方が、残念な気がした。
 ふと庭園を覗いてみると、ナナリーが、テラスでお茶を飲んでいて、おはよう、とあいさつをすると、ナナリーは、花のように笑った。
 その後、ナナリーに誘われたので、一緒に紅茶を飲んでいると、ルルーシュもテラスへやってきた。
 咲世子さんが、気を利かせてくれたおかげで、今朝は、そのままテラスで朝食になったけれど、ルルーシュは、ケータイで誰かと話しているみたいだった。
 朝食が終わったあと、ぼくは、軍の呼び出しがあって、クラブハウスを出ることになったんだけど、ルルーシュは、ぼくを呼び止めてこう言った。
「ナナリーの相手をしてくれて、ありがとう」
 ・・・違うよ、ルルーシュ。
 ぼくは、キミと話がしたかっただけなのに。


 △月×日(土)雨

 今日は、またクラブハウスに泊まることにした。
 ルルーシュは、いいのか、と訊いていたけれど、それは、もう確認済みだったので、うん、とだけ頷いた。
 ぼくは、知りたいんだ、ルルーシュの本当の気持ちを。
 ナナリーを『言い訳』にしない、キミの本当の気持ちを。
 窓の外を見たら、激しい雨が降っていた。


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| スザルルSS | 17:00 | コメント:0
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