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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その22 | main | 理由が必要なんだ。その5(完結)
ちょこっとルルコ。R・その21
カン違いから、ヒステリーを引き起こしたルルたん。
スザきゅの言葉は、届くのでしょうか?!
そして、二人は・・・?
緊迫の21話です。

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (21)

 ぼくは、夢中で叫んでいた。
 ルルーシュを驚かせたら、彼女の手元が狂って、カッターナイフの刃が、彼女の喉を傷付けるかもしれないのに、そんなことは、頭から消し飛んでいた。
 案の上、ぼくの声でビクッと動いたルルーシュの手が、彼女の白い喉に紅い筋を作る。
 痛みが走ったのだろう、ルルーシュは、顔を歪めると、それ以上は、動かなかった。

「ルルーシュ・・・ナイフを置いて」

 ぼくは、ゆっくりとルルーシュに近付きながら、今度は彼女を驚かせないよう、静かな声でそう言った。
 不意に、ルルーシュの手から力が抜けて、カッターナイフが床に落ちる。

 カシャーン

 静かな部屋に、金属質の音が響いた。
 ルルーシュは、そのまま、床に崩れ落ちるように膝を着くと、何かを呟きながら座り込んた。

「・・・オマエは、卑怯だっ・・・こんなときばかり、その名でオレを呼ぶ・・・何も覚えてないくせに」

 ぼくには、ルルーシュの言ったことは、さっぱり分からなかったけれど、彼女が、とても『不安定』な状態にあることだけは、判った。
 ぼくは、床に落ちたカッターナイフを、ルルーシュの手が届かない方へ滑らせると、彼女に近づいた。
 こんなとき、どうしたらいいのか、ぼくには、さっぱり分からなかった。

『どうしらたいい、じゃなくて、あなたが、どうしたいのか。それが分かれば、ルルーシュくんにどう接するべきなのか、見えてくるんじゃないかしら?』

 不意に、セシルさんの声が、聞こえたような気がした。

 ぼくは。
 ぼくは、どうしたいのだろう?

 その問いに答えを出すのは、とても危険なことのような気がしたけど、ぼくは、あえて自分の胸に訊いてみた。

 ぼくは・・・ぼくは!

「ルルーシュ・・・」

 気がついたら、ぼくは、ルルーシュを抱きしめていた。
 腕の中のルルーシュが、一瞬、ビクリと震え、その後、徐々に緊張を解いていく。
 ぼくは、自分がしてしまったことに驚きながらも、ルルーシュを抱きしめた手を離すことはしなかった。
 やがて、ルルーシュが完全に緊張を解いたような気がしたので、ぼくは、ルルーシュの誤解を解くために、口を開いた。

「ルルーシュ・・・ぼくはね、キミを追い出したくて、こんなことを言ってるんじゃないんだ。ただ、ルルーシュがぼくの家の家事ばかりをして、他の誰とも付き合おうとしないから・・・だから、もう少し家事を休んで、普通の女の子みたいに、遊べばいいと思ったんだ」

 ルルーシュは、何も言わずに、ぼくの話を聞いていた。
 あまりに何も言わないから、泣いているのかと思って顔を覗き込むと、哀しそうではなかったけれど、瞳は潤んでいるみたいだった。
 それから、ルルーシュは、ぼくの顔をじっと見つめると、こう訊いてきた。

「オレは・・・ここに居てもいいのか・・・?」

「もちろんだよ、ルルーシュ」

 それは、すごく当たり前のことで、少なくとも、ぼくにとっては、そうだと思っていたので、ぼくは、ルルーシュの質問に頷いた。
 ぼくとしては、ルルーシュとこれからも一緒に居たいから、いろいろと守ってもらいたかったことを言っていたはずだったのに、そのことが返ってルルーシュに、ここに居てはいけない、と思わせていたことが哀しかった。

「ルルーシュが淋しいなら、ずっと側に居るから・・・出て行け、なんて言わないから、こんな風に、自分を傷付けるのはやめて欲しいな」

 ぼくがそう言うと、ルルーシュの目から涙がこぼれ落ちた。

「・・・分かった」

 しばらくの沈黙のあと、消え入りそうに小さい声で言われた返事は、短くはあったけれど、それだけに、ルルーシュの気持ちがたくさんこもっているような気がした。

 ぼくは、ルルーシュに惹かれ始めていた。
 それが、友だちとしてなのか、それとも、違う気持ちなのかは、判らなかったけれど、ぼくは、ルルーシュのことが好きなんだ。
 ルルーシュは、もう少しだけ、と言うと、ぼくにもたれかかるようにして、身体を預けた。
 ぼくは、思っていたより細いルルーシュの身体を抱きしめながら、ルルーシュが落ち着くまで、こうしていようと思った。


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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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