FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その23 | main | ちょこっとルルコ。R・その21
ちょこっとルルコ。R・その22
何とか、ルルたんの暴走を止めることが出来たスザきゅ。
ルルたんは、少しずつ、自分の過去を話すことが出来ました。
そして、スザきゅは、ルルたんのそばにいることを約束します。
でも、そうなると、ユフィとの『約束』は・・・?

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

-----------------------------------------------------------

ちょこっとルルコ。R  (22)

 それから。
 ルルーシュが落ち着くと、ぼくは、彼女の首筋についた傷の手当てした。
 弾みで付いた傷だったため、その傷は、切り傷というよりは、ミミズ腫れに近いような感じで、実際に切れていたのは、ほんの数ミリ程度だった。
 ぼくは、思っていたより、傷が浅かったことにホッとし、これなら、数日の間に、跡形も無く消えてしまいそうだ、と思った。
 ルルーシュは、傷口に消毒液を付けるときだけ、眉を顰めていたけど、それ以外は、それほど痛くなかったのか、平気そうな表情をしていた。
 ぼくが、ガーゼを当てて、包帯を巻こうとすると、大げさだ、と言わんばかりに、その手を止めようとする。
 傷口にバイキンでも入ったら、どうするの、というぼくの言葉に、ルルーシュは、そんなの、絆創膏でも貼っておけばいいだろう、と自分で貼り始めてしまった。


 そんな、ささやかな『攻防』のあと、ぼくは、ずっと側に居ると言った以上、ルルーシュを独りきりにすることも出来ず、彼女が眠りに就くまで、側に居ようと思った。
 ルルーシュは、眠りに就くまで、ポツリポツリとだったけど、宮殿での話をしてくれた。
 彼女の話によると、四十を越えてから本気で人を愛した、というブリタニア皇帝陛下(ルルーシュのお父さんのことだ)は、周囲の反対を押し切って、『平民』の出だったマリアンヌ皇妃を皇室に迎え入れ、彼女の実家で後ろ盾になっていたアッシュフォード家に『爵位』まで与えたそうだ。
 しかし、それを妬む貴族の人たちから、マリアンヌ皇妃を守るため、彼女は、アリエス宮と呼ばれる『離宮』で暮らすことになり、政務で忙しい皇帝陛下は、たまにしか、彼女を訪ねることは出来なかったらしい。
 ルルーシュは、ときどき、淋しげにしながらも、それでも、私は、あの人に愛されて『幸せ』なのよ、と微笑む彼女の姿を見ながら育ったそうだ。
 ルルーシュは、気丈で優しかったマリアンヌ后妃のことが、大好きで、いつか、自分も誰かに愛されて、その相手に尽くして生きていきたいと思っていたみたいだった。
 でも、そんな穏やかな日々は、長くは続かず、マリアンヌ皇妃は、ルルーシュが九歳のときに亡くなってしまった。
 ルルーシュが、宮殿から出してもらえなくなったのは、それからだったらしい。
 ルルーシュは、限られた人たちとしか接触することを許してもらえず、勉強も家庭教師を付けられ、社会から隔絶された環境で育てられたらしい。
 でも、テレビや雑誌、ネット回線などは、自由に使うことが出来たため、何も知らない、ということではなかったみたいだ。
 ニュースやネットでは、さまざまなことが起こっているのに、自分は、そことは違う環境に置かれ、誰とも触れ合うことのない日々。
 それは、どんな感じなのだろうか?
 ぼくは、ルルーシュの『淋しさ』と『孤独感』が、そこから来ているんじゃないか、と思った。
 そして、ルルーシュは、自分を宮殿に閉じ込めた皇帝陛下を、恨んでいるような感じだった。

「アイツは・・・親父が、オレを愛してるなんて、嘘だ・・・母さんが死ぬまでだって、アイツはオレたちに振り向いたりなんかしなかった。・・・そのクセ、母さんが死んだ途端に、オレだけ宮殿に閉じ込めて・・・使用人まで、定期的に入れ替えて、オレは、アイツの人形なんかじゃないのに・・・」

 ルルーシュは、そう言うと、悔しそうに唇を噛み締めた。
 そして、皇帝陛下が、他の兄弟姉妹たちには、自分が選んだ学校へ通える『自由』を与えていたことを、教えてくれた。
 ルルーシュだけが、一人ぼっちで、閉じ込められていた。
 ぼくは、ルルーシュのことが、すごく可哀そうになり、彼女の手を握りしめた。

「でも、ルルーシュは、外に出ることが出来た」

 ぼくは、何とか、ルルーシュを元気付けたくて、そう言った。
 そして、ルルーシュの前髪をそっと払うと、綺麗な瞳を見つめてこう言った。

「ぼくが、ずっと側に居る。・・・生徒会の人たちも、きっとルルーシュの友だちになってくれる。・・・キミは、もう一人ぼっちじゃないだろう?」

 ルルーシュは、顔をほころばせると、そうだな、と頷いた。
 そして、ひとしきり話を終えたルルーシュは、安心したように眠りに就いた。
 ぼくは、そんなルルーシュの寝顔を見ながら、いつの間にか、眠ってしまったみたいだった。

インデックスへその23へ
拍手する
| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪