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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その25 | main | 二刀流・ルルーシュ☆
ちょこっとルルコ。R・その24
カレンたん、初登校の回です~♪
もちろん、学園ヴァージョンの清楚なお嬢さま(爆)ですよ♪
そして、このお話での、カレンたんの『役割』とは・・・?
R2で明らかになるはずです・・・げふん☆

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (24)

 それから。
 ぼくが、いったん、ルルーシュの部屋を出て、身支度をしていると、キッチンの方から、コーヒーのいい香りがしてきた。
 香りにつられて、キッチンの方へ行くと、ルルーシュが、立ったままコーヒーを飲んでいた。
 時計を見れば、まだ、始業の時間までは、大分ある。
 ぼくは、昨日、ルルーシュに言い忘れたことを、言うことにした。

「そういえば、朝食の支度とかなんだけど、ルルーシュが、お弁当を作ってくれるなら、ぼくが、朝食の支度をしようか?」

 すると、ルルーシュは、飲み終わったカップを、流し台の中に置き、水を汲みながら、こう言った。

「二人で、キッチンに立ったら、狭いだろう?・・・別に、特別なメニューを作るわけじゃないから、苦にはならない」

 ぼくの、家事分担作戦は、早くも崩れ去ろうとしていた。
 でも、ここで諦めてしまったら、また、ルルーシュ一人に任せっきりになってしまう、と思ったぼくは、もう少し粘ってみることにした。

「でも、いつも、ルルーシュばかりにさせるのも悪いし・・・ほら、トーストとコーヒーとかなら、キッチンもそんなに使わないから・・・」

「好きだ、と言っていただろう・・・?」

「え?」

 ルルーシュの意味不明の言葉に、ぼくは、首を傾げた。
 すると、その言葉には続きがあったらしく、ルルーシュは、そのあとを続ける。

「みそ汁の匂いで、目を覚ますのが」

 ぼくは、息を呑んだ。
 確かに、ルルーシュが言ったことは、その通りで、ぼくは、どちらかと言えば、『和食党』で、ご飯には、みそ汁は欠かせない、とまで思っているけれど、ルルーシュが言ったことを、彼女の前で言った覚えもなければ、ユフィが書いたメモに書いてあった覚えもない。

 じゃあ、ルルーシュは、いったい、誰のことを言っているのだろう?

 ルルーシュは、ぼくが、戸惑っているうちに、鍋に水を汲み、それを電気コンロに掛けると、朝食の準備を始めてしまった。
 ぼくは。
 恐る恐る、ルルーシュに訊いた。

「どうして、ぼくが、そんなことを言ったって、言うんだい・・・?」

 すると、ルルーシュは、振り返って、ぼくの顔をしばらく見つめると、どこかつらそうに眉根を寄せて、ぼくから視線を反らす。
 そして、キッチンの棚からタオルを取り出すと、それを湿らせて、ぼくに手渡した。

「ほら」

「あ、ありがとう」

 ぼくは、ルルーシュから受け取ったタオルを持って、テーブルを拭きはじめた。
 そして。

「・・・え?」

 テーブルの上に、水滴が落ちているのを見つけ、首を傾げながら、それを拭き取った。
 でも、水滴は、今しがた落ちたような感じで、おかしいと思ったぼくは、顔を上げる。
 すると、頬の辺りがヒヤリとして、ぼくは、自分の頬を触った。

「・・・泣いてる?・・・ぼくが?」

 冷たさの正体は、ぼくの目からこぼれ落ちた涙で、ぼくは、自分でも気付かないうちに、泣いていたみたいだった。

 もしかして・・・ルルーシュ?

 ルルーシュは、ぼくが泣いていたから、あんな顔をして、ぼくにタオルをくれたのだろうか?
 それとも・・・?

 そんなことを考えていると、ルルーシュの声がして、朝食の時間になった。
 ルルーシュは、いつもの通りの済ました顔で、ぼくは、何となく、タオルのことについて、彼女に問い質すことが出来なくなってしまった。


 結局、ぼくがルルーシュを手伝えたのは、テーブルを拭くことと、食べ終わった食器をキッチンのシンクに置くことだけで、ぼくは、またの機会を狙おうと心に決め、学校へ向かうことにした。
 ぼくとルルーシュが並んで、エントランスをくぐると、ちょうど同じころにこちらへ来ていたシャーリーとリヴァルに会う。

「おはよう」

「オーッス」

「おはよう」

「おはよう」

 それぞれが、あいさつを交わしたところで、さっき、ぼくとルルーシュが通ってきたエントランスの方に、人だかりが出来ていた。

「・・・あれは?」

 不思議に思ったぼくが、リヴァルを見ると、リヴァルは、人だかりの中心人物について知っているみたいだった。

「あぁ、アレは・・・カレンが久しぶりに登校してきたみたいだぜ?」

 カレンは、ぼくたちと同じクラスで、確か生徒会にも所属しているみたいだったけど、ぼくも、実際に顔を見ることは、ほとんどなかった。
 名門・シュタットフェルト家のご令嬢で、容姿端麗、成績優秀、学園内でもかなりの人気があるらしい、ということは聞いているけど、どんな感じの子なのかは、ぼくにはよく分からない。
 何でも、病弱で、体育の時間はいつも見学だったらしいし、ぼくがこの学園に編入してからは、身体の調子が良くなかったらしく、ずっと欠席していたからだ。
 だから、彼女にとっては、今学期最初の登校日ということもあって、他の生徒たちも彼女を取り囲んで、いろいろと質問責めにしているみたいだった。

「・・・ふぅん?」

 ルルーシュは、リヴァルの説明に、興味深げに反応を示すと、その人だかりに目を向けた。
 すると、タイミングよく、人だかりが割れ、その中心からカレンが姿を現した。
 燃えるような赤い髪は、ワンレングスのストレートで、アゴのラインで切りそろえられ、物憂げな表情と海のように深い青の瞳には、神秘的な美しさが漂っている。
 清楚なたたずまいと、弱々しげに歩くさまは、どこか保護欲を駆り立てる部分があった。
 それでいて、意外とメリハリの利いた身体のラインは、やはりブリタニア人の特徴だろうか?
 確かに、こんな子が近くを歩いていたら、自然と人の目を引いてしまうだろう。
 ぼくが、そんなことを考えながら、カレンを見ていると、彼女は、こちらへ視線を移し、何かに気付いたように、身体を揺らした。
 そして、隣りに並んで歩いている子に、何かを言うと、真っ直ぐにぼくたちの方へ歩いてくる。

「・・・え?」

 カレンは、ぼくたちの目の前で足を止めると、はにかむように笑みをたたえ、朝のあいさつをした。

「おはよう、リヴァル、シャーリー」

「オーッス、カレン。久しぶり♪」

「おはよう、カレン。もう大丈夫なの?」

 リヴァルとシャーリーは、カレンのあいさつに、それぞれ返事をし、カレンは、シャーリーの言葉に、えぇ、と頷いてみせる。
 そして、カレンは、ぼくとルルーシュの方にも身体を向け、こう言った。

「初めまして、スザクくんと・・・ルルーシュくん。ミレイ会長から、話は聞いてるわ。・・・なかなか顔を出せなくてごめんなさい」

「ううん、気にしないで。それより、これからよろしく」

 ぼくは、そう言って、カレンに笑いかけた。
 カレンは、どこか嬉しそうに微笑むと、ルルーシュの方へも視線を移す。
 そして、今度こそ、本当にびっくりしたかのように、顔色を変えた。
 ルルーシュも、カレンの顔を見て、何か思うところがあったのか、じっと視線を外そうとしない。
 二人は、数秒のあいだ、見詰め合ったまま動かなかった。
 と。

「ちょ、ちょっとカレン!」

 シャーリーが、突然、声を上げて、カレンを強引に、渡り廊下まで引き摺っていった。

「なんだぁ?ありゃ」

 リヴァルが、驚きの声を上げ、ルルーシュが、さぁ、と首を傾げる。
 ぼくは、二人のことが気になって、その姿を目で追った。
 シャーリーとカレンは、何かを話し込んでいるみたいだった。
 ぼくは、いけない、と思いつつも、シャーリーの唇の動きをじっと見つめた。

『カレンも、ルルのことが好きなの?』

 シャーリーは、そんなことをカレンに訊いているみたいだった。
 続いて、カレンの方を見ると、カレンは、必死で首を横に振っているみたいだ。
 それもそうだ、いくら中性的で声もハスキーで、男子生徒の制服を着てるからって、ルルーシュは、れっきとした女の子なのだから。
 カレンだって、ミレイ会長からぼくたちのことを聞いているなら、ルルーシュの性別だって知っている可能性が高い。
 それに、今日始めて会ったばかりなのに、好きも嫌いもないと思う。
 ぼくは、そんなシャーリーの様子に、また一抹の不安を覚えながら、リヴァルやルルーシュと一緒に、教室へと向かった。 
 シャーリーとカレンは、始業ギリギリの時間に、教室へ入ってきて、二人の間にどんな話があったのかは、結局分からないままになってしまった。


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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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