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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その28 | main | ちょこっとルルコ。R・その26
ちょこっとルルコ。R・その27
今日は、生徒会でルルたんの歓迎会が催されるようです。。。
そこで、ルルたんの首にある絆創膏が、みんなに見つかって
しまいました☆
当然(?)あらぬ誤解をされてしまったようで・・・?

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (27)

 それから。
 健診が終わったぼくは、一度、学園に行ってから、自分の家に戻ることにした。
 どうしてか、と訊かれると、返事に困るのだけど、ただ、何となくルルーシュが言っていた『用事』が、まだ終わっていないような気がしたからだ。


「おっそ~~い!!」

「早くしないと、スザクの分までなくなっちゃうぞ」

 クラブハウスへ行ったぼくを待っていたのは、ホールでのパーティだった。
 上にある垂れ幕を見上げると、『Welcome !! Lelouch Lamperouge』とある。
 どうやら、ルルーシュの歓迎会が行なわれているようだった。
 ぼくは、ホールに集まっている、生徒会の人たちの顔を見るともなしに観た。
 中央で、自慢のケーキを切り分けている、ミレイ会長。
 バーテンのバイトのおかげか、ジュースを注ぐ姿も決まっているリヴァル。
 みんなにお皿を配るシャーリー。
 隅っこの方で、大人しくしているニーナ。
 そして。
 主賓のルルーシュは、つまらなさそうに、真ん中でケーキを前にしていて、カレンは、そのルルーシュの方ばかりを気にしているようだった。
 ルルーシュは、ぼくが入ってきたことに気付くと、手振りでぼくを呼ぶ。
 そして、こう言った。

「・・・会長に捕まった」

 ぼくは、ミレイ会長の、何でも『行事』にしたがる『クセ』は知っていたので、苦笑した。

「いつも、こうなのか?・・・会長は」

 ルルーシュは、うんざりしたようにぼくに言った。
 その通りだったので、ぼくも、笑って受け流すことぐらいしか出来なかった。

「こういうのはね、今は、どうでもいいことに思えても、後から思い出すと、いいものなのよ」

 ルルーシュの声が聞こえたのか、ミレイ会長は、そんなコトを言いながら、ルルーシュにケーキを差し出す。

「あ。ジュース、持って来ようか?」

 シャーリーが、ぼくに訊く。

「ありがとう」

 ぼくは、その言葉に甘えることにした。

「・・・それで、今朝、言ってた用事って、まさか」

 これのことじゃないよね、とぼくは、言おうとした。
 何故なら、さっきのルルーシュの様子では、望まないパーティに引っ張り込まれました、という態度が、ありありと現れていたからだ。
 ルルーシュは、首を横に振ると、お手上げ、といった感じで、肩をすくめてみせた。

「パーティのおかげで、お流れだ。・・・別に、明日でもいいけどな」

 苦笑するルルーシュの顔は、幾分か柔らかい表情で、ぼくは、何とも言えない気持ちになった。

 この胸の気持ちを、何と言ったら、いいのだろう?

 ぼくが、そんな考えに囚われていると、シャーリーが、ぼくの分のジュースとケーキを持って来てくれた。

「こぉら! 主役を独り占めしないの!・・・皇女サマに言いつけちゃうゾ♪」

 ミレイ会長の『ツッコミ』が入る。

「どうしてっ」

 ぼくが、何かを言おうとすると、ミレイ会長は、目を細めて笑い、ルルーシュの制服の襟の辺りを指して、こう言った。

「こ~んなところに、絆創膏貼るなんて、いったい、何をしたんでしょうね~~? スザククンは」

「えっ?! ウソ!!」

 ミレイ会長の『爆弾発言』に、シャーリーが、両手で口を押さえる。
 リヴァルは、ぼくを肘で突くし、ニーナは、驚愕を含んだ目でぼくを見るし、ルルーシュは、知らない顔をしていて、ぼくは、散々だった。
 そして、カレンが、ぼくに、ボソリと『トドメ』の一言をくれた。

「スザクくんとルルーシュくんって、本当に、『そういう関係』だったの・・・?」

「誤解だ!!」

 全力で否定したぼくの言葉は、じゃあ、何なの、アレは、というミレイ会長の言葉に詰まらされ、誰も聴いてはくれなかった。


「全く・・・ミレイ会長のおふざけにも、困ったものだよ」

 クラブハウスからの帰り道、ぼくとルルーシュは、夕日を背にして、並んで歩いた。

「・・・悪かったな」

 ぼくが、ミレイ会長の悪乗りを、呆れたような口調で言うと、ルルーシュは、そう言った。
 ぼくは、ルルーシュが沈んだような表情をしていたので、ううん、と首を振ったけど、彼女には通じなかったみたいだ。

「ウソだな」

「・・・え?」

 ぼくが、気にしないで、という気持ちで首を横に振ったことを、ウソと言ったルルーシュは、その場で立ち止まり、こう言った。

「・・・迷惑だって・・・ジャマだって、はっきり言えばいいだろう?」

 ぼくは、ルルーシュの言葉にビックリして振り返り、彼女の顔を見ようとした。
 でも、ちょうど沈みかけた太陽が逆光になって、ルルーシュの顔はよく見えなかった。

「・・・ルルーシュ?」

 ぼくが、彼女の名前を呼ぶと、ルルーシュは、今まで溜め込んでいたものを吐き出すかのように、こう続けた。

「オマエは、いつもそうだ。・・・都合のいいことばっか言って、その場をやり過ごそうとして。・・・ユフィが言ったから、普通はこうだからって、オレにまで、それを強要する。・・・そんなに嫌なら、最初からオレのことなんか、放っておけば良かったんだ!!」

「ルルーシュ!!」

 ぼくは、気がついたら、彼女の名を呼び、両肩を押さえ込んでいた。
 昨日は、宮殿に戻されるのを嫌がり、今日は、放っておいて欲しいだなんて、いくらなんでも、それはメチャクチャだ。
 ぼくは、ルルーシュがこんな風なのは、何か理由があるんだと思った。
 ルルーシュは、言うだけ言ったら、少しは落ち着いたのか、うつむいて何かを堪えるみたいに、眉根を寄せていた。
 そんな彼女の顔を覗き込み、ぼくは、ゆっくりと言った。

「ルルーシュのこと・・・迷惑だとか、ジャマだとか、そんな風に思ったことは、全然ないよ。・・・それに、そんな顔して、放っておいて欲しいなんて言われたって、放っておけるわけなんかないだろう?」

 ルルーシュは、ぼくの顔をじっと見つめていた。
 ぼくは、まっすぐルルーシュと向かい合い、彼女の瞳に映るぼくの姿を見た。

「・・・だって、オレが何かしようとすると、いつもやらなくていいって言うし」

 ポツリと呟かれたそれは、いつも、ぼくがルルーシュにしていることだった。
 ぼくの態度が、ルルーシュに、あらぬ誤解を生んでいるみたいだ。
 でも、ぼくは、ルルーシュがしてくれたことに、感謝こそすれ、迷惑だなんて思ったことはない。
 ぼくは、何とかルルーシュの誤解を解かなくては、と口を開いた。

「それは・・・ルルーシュだって、遊びたいだろうから、ムリしなくてもいいってことで・・・感謝してないってわけじゃないんだ」

 こんなとき、全然、気の利いたセリフが言えなくて、ぼくは、しどろもどろになる。
 ルルーシュは、ぼくの煮え切らない態度に、こう返した。

「・・・オレは、好きでやってることだし、ただ、スザクが喜ぶ姿が見たいだけだ。・・・それ以外に、やりたいことなんかない」

「・・・え?」

 ぼくは、ルルーシュの言葉を聞いて、その言葉に含まれる意味を考えているうちに、顔が紅潮していくのを感じた。

 だって、それじゃ、まるで・・・。

 ルルーシュは、そんなぼくの顔を見て、ガバッと身体を引き離すと、こう言った。

「いいいい今のは、ナシだッ!!」

 言いながら、真っ赤になるルルーシュは、すごく可愛くて、ぼくは、思わず笑みをこぼした。
 すると、ルルーシュは、居心地が悪いのか、目を伏せたまま、詰襟を正す仕草をした。

「でも、嬉しかったから・・・」

 ぼくが、今度こそ、ルルーシュに本当の気持ちを伝えなくちゃ、と思っていると、彼女は、もう一度、同じ仕草をした。

「・・・ルルーシュ?」

「首から上・・・つまり、屋根裏や屋上で会おう、という意味だ」

 ルルーシュが言った言葉は、たびたび彼女がする仕草の意味で、どこかヒミツの暗号めいた言葉に、ぼくの胸は、小さかったころみたいに高鳴った。

「・・・ありがとう」

 ぼくは、そんな言葉を教えてもらえたことが、何故か嬉しくて、ルルーシュにそう言うと、彼女は照れ臭そうに顔を背け、バカが、と小さく呟いた。
 それは、いつものつらそうな顔でも、怒ったような顔でもなく、ぼくは、ほんの少しルルーシュに近づけたような気がした。

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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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