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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その29 | main | ちょこっとルルコ。R・その27
ちょこっとルルコ。R・その28
少しずつ、お互いの距離を縮めていくスザクとルルーシュ。
でも、世の中はそう上手くいかないみたいで。
いよいよ(?)桃色タイフーン少女の登場です!
スザクは、どうするのでしょうか・・・?

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (28)

 それからのぼくたちは、ずっとあった『気まずさ』が、嘘のようになくなって、なんとなく穏やかな日々を送ることが出来た。
 相変わらず、ルルーシュは、家のことをするのが好きみたいだったけど、ぼくは、もう、それについて言及するのは、止めにした。
 ぼくも、手が空いたら手伝えばいいんだ。
 そして、ルルーシュがしてくれたことが嬉しかったら、お礼を言えばいいんだ。
 そう考えたら、ぼくの心は、幾分か軽くなったような気がした。
 それと。
 考え方を変えてみたら、一つだけ、分かったことがあった。
 それは、ルルーシュも、ぼくに負けないくらいの『理屈屋』で、『意地っ張り』だったってことだ。
 だって。
 ルルーシュってば、ぼくが、彼女がしてくれたことに対して『ありがとう』と言えば、『ついでだったからだ』とか、『当然のことをしただけだ』とか言うし、彼女が作った料理を『おいしい』と言えば、『今日のは、上手く出来たんだ』とか言いながら、その料理がいかに微細な調理を要したか、事細かに説明してくれるんだ。
 料理なんて、自分の口に合えば、何でもいいような考えのぼくとしては、あんまり細かい説明をされても、首を傾げるばかりなのに。
 でも、それらのことを言うルルーシュの表情は、どこか生き生きとしていて、素っ気ない言葉を返しながら、横を向く彼女の耳が赤いのを見つけると、ぼくは、そんなことは、どうでも良くなってしまった。

 何て言ったらいいんだろう?

 ・・・可愛い。

 そう、ルルーシュは、『可愛い』んだ。

 それも、ユフィのような、誰もが分かる、春の陽だまりのような、穏やかな微笑みと、ころころと笑う感情の豊かさ、そして、ちょっと拗ねてみせたときに感じるような、『守ってあげたい』という『可愛い』じゃなくて。
『完璧』だと思っていたものに、ちょっとだけ、ほころびを見つけたときのような。
 冷たい『仮面』の奥に隠された、びっくりするくらい、キレイな笑顔だとか、思わず、ぎゅっと抱き締めたくなってしまうような、赤く照れた表情だとか。
 一つのことに熱中すると、他の何も目に入らないところとか。
(この前、足音を消して近づいたら、全然、気付かなくて、驚かれてしまった)
 そんな、ルルーシュを見ていくうちに分かる、分かりにくい『可愛さ』が、ただ『綺麗』だと思っていた彼女に、鮮やかな『色』を着けていった。

 ぼくは、ルルーシュと一緒に居ることが、楽しくなっていた。
 今のような平穏な日々が、ずっと、続けばいい、と思うようになっていた。
 でも、そう願うことが『罪』であることを、ぼくは心のどこかで知っていた。

 それは、ぼくの家に、ルルーシュが来てから、1ヶ月が経とうとしていたある日のことだった。



「お久しぶりですね、スザク・・・いえ、クルルギ准尉」

「・・・ユフィ?」

 突然、『特派』の基地に現れたユフィを前に、ぼくは、目を見開いた。
 いくら、ユフィが、日本駐屯基地の総督であらせられる、コーネリア皇女殿下の妹君だからって、こんな、移動基地まで足を運ばれるだなんて、考えられなかったからだ。
 でも、ぼく以外の『特派』の人たちは、ユフィが、今日、ここへいらっしゃることを知っていたらしく、特別、驚いた様子もない。
 ぼくが、戸惑っていると、ここの責任者のロイド主任が、恭しく、ユフィに挨拶をした。

「これは・・・ユーフェミア副総督。何時にいらっしゃるか、教えてくだされば、迎えに出ましたものを」

「いいえ、お気になさらないで。クルルギ准尉の驚く顔が見てみたかったのよ」

 口に手を当てて、ころころと笑うユフィは、いたずらを成功させた子供のように無邪気で、ぼくは、何ともいえない気持ちになった。
 そして、ロイド主任が、それに相槌を打つ。

「そうそう♪ クルルギ准尉は、面白い素材だよね。・・・特に、驚いた顔とか」

「えぇ。お口をぽかんと開けて」

「そうそう、大きな目が、ますます大きくなって」

「私、そのうち、落ちてくるんじゃないかしらって、受け皿を用意しましたわ」

「おや☆ 私は、ぽっかり開いた口に、アメ玉を放り込んだよ♪」

「まぁv ロイド主任も、お人が悪いですわ♪」

「副総督には、適いません☆」

 ぼくは、二人のやり取りに、ただ、呆れるしかなかった。

 ・・・ぼくは、オモチャじゃないのに。

 そう思っていると、ぼくの気持ちを代弁してくれる人が、現れた。

「スザクを『オモチャ』にしないでもらえませんか?」

 ルルーシュが、お茶を持って、こちらへ来ていた。
 結局、ルルーシュは、持ち前の器用さを活かして、『特派』の臨時お茶汲み係になってしまったらしい。
『軍』って、意外といい加減な所なのかもしれない、と思うかもしれないけど、この滅茶苦茶な提案は、ロイド主任が出したものだから、誰も文句が付けられなかったのだ。
 それにしても。

 あれだけ、言い争ったルルーシュを、自分の側に置いているロイド主任って、いったいどんな人なのだろう?

 ぼくは、そう思わずには、いられなかった。

 ともあれ、ルルーシュが用意したのは、アフタヌーンティだった。
 ぼくは、詳しいことはよく分からないのだけど、国によっては、1日に何回もお茶の時間があるらしい。
 ぼくは、ルルーシュがこの時間に入れる、いい匂いのする紅茶が好きだった。
 ルルーシュにそう言ったら、日本人は、都合のいいヤツだ、と返されてしまったけど。
 そして、ルルーシュが、全員分の紅茶を用意すると、そこは、ちょっとした『お茶会』のような風景になる。
 さっきまで、ぼくをネタにして、笑い合っていたユフィとロイド主任も、ルルーシュが入れた紅茶を飲みながら、今日の用件について、話していた。



「副総督就任、ですか?」

 ぼくが、ユフィとロイド主任から、少し離れたところで、紅茶を飲んでいると、セシルさんが、そんな話を持ってきた。
 セシルさんは、ユフィとは『幼なじみ』であるはずの、ぼくが何も聞いていなかったことに少し驚いたみたいだったけど、事の次第を説明してくれた。

「そう。来週、就任式をされるそうだから、まだ、正式ではないのだけどね、これで、コーネリア総督の妹君が、軍務に参入されることになるからって、ちょっとした話題になっていたのよ」

 あぁ、そうか、とぼくは思った。
 ぼくが配属された『特派』こと特別派遣嚮導技術部は、元々、前総督であらせられた、第三皇子・クロヴィス殿下が統治する日本へ、第二皇子・シュナイゼル殿下が派遣した部課で、クロヴィス殿下が軍務から退いてからは、微妙な立場にあった。
 それでも、今は、シュナイゼル殿下が、帝国ナンバー2の実力を持っておられるところから、コーネリア総督も、そのまま引き継ぐ形になっていたのだけど、ユフィが副総督になってしまうと、また、事情が変わってくるのかもしれない。
 と、まぁ、そんな難しいことを、今から説明されたところで、ぼく一人の力で、何とかなる問題でもなさそうだけど。
 ただ、今まで、『学生』として勉学に勤しんできたはずのユフィが、突然、こんな形で、『政治』の世界へ入ってきたのは、気になった。

 何か、彼女を急がせるものでもあったのだろうか?

 そんなぼくの疑問を他所に、ユフィとロイド主任の話は、終わったらしい。
 ユフィは、主任に挨拶をすると、ぼくの方へ来て、一言だけ言った。

「今晩、予定をあけておいて下さいね。大切なお話があります」

 ぼくの『平穏』は、まだ先の話になりそうだった。

インデックスへその29

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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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