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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

遅咲きの桜 | main | ちょこっとルルコ。R・その29
ちょこっとルルコ。R・その30
このお話で残念なことは、スザクが紅茶のことでいろいろ語っていた
シーンの文章を データ消失で失くしてしまったことでしょうか。。。
何か、言い回しとか思い出せなくて、記憶を辿りながら書いてみた
のですが、少し違ったものになってしまいました☆
ちなみに、ルルたんがうっすい紅茶を入れたのは、夜にカフェインを
採ると睡眠の妨げになるからだった・・・というウラ話があります☆
「別に、ユフィの好みに合わせたとか、そんなんじゃないからなっ」
以上、ルルたんのツンデレでした(笑)

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (30)

 ぼくらが、気まずい雰囲気のまま、夕食を終えると、ぼくのケータイに電話がかかってきた。
 画面表示を見ると、それは、ユフィからの通話だった。

『あと5分くらいで、そちらへ着きますから、待っていてくださいね』

 手短にそう言って切れた通話は、ぼくに有無を言わさないもので、ぼくは、不安を覚えずにはいられなかった。
 呼び出しではなく、訪問であることも、気に掛かる。
 ぼくが、ルルーシュをちら、と見ると、彼女は、それでもう分かったかのように、キッチンへと向かった。
 間もなくして、玄関の呼び鈴の音が聞こえて、ぼくは、ユフィを迎えに玄関へと向かった。


「こんばんは、スザク。元気にしてましたか?」

 今日の午後に会ったばかりなのに、そんなことを訊いてきたユフィは、その時とは違って、幾分かラフな服装で、ぼくは、緊張していた空気が、少しだけ和らぐのを感じた。
 でも、ぼくは、あの時ユフィが言った『大事な話』というのが気になって、うん、としか返せなくなってしまった。
 ユフィは、そんなぼくの態度にも動じず、春の陽だまりのような穏やかな笑みを浮かべると、靴を脱いで、ぼくが出したスリッパに履き替えた。

「私も、慣れたでしょう?」

と笑うのは、彼女が、最初に、この家へ上がるときに、土足で上がろうとしてしまったことを思い出したのだろう。
 ブリタニア帝国、特に、ユフィが住んでいる宮殿では、自分の部屋でも靴を履くのが、普通なのだそうだ。
 ぼくは、ユフィに、ずっと気になっていたことを訊いた。

「今まで、連絡が取れなかったのって、もしかして・・・」

 ユフィは、脱いだ靴を揃えながら、ごめんなさい、と呟いた。

「勉強に集中したかったの・・・早く卒業して、お姉さまのお手伝いをしたかったから・・・」

 そう言ったユフィは、済まなさそうに肩をすくめ、ぼくをちら、と見上げた。
 ぼくは、そんな彼女が、ルルーシュが言った通り、自分たちの一族及び、その後見の貴族たちのために、政権争いに参加する気になったようには、到底思えなかった。
 ともあれ、ぼくは、ユフィがぼくを嫌って、連絡がつかなかったわけじゃないことに、ホッとしながら、彼女をダイニングへ案内した。
 ダイニングでは、ルルーシュが、ちょうど茶器を出し終えたところだった。


「まぁ、ありがとう、ルルーシュ」

 ぼくが、ユフィに席を勧めると、ユフィは席に座り、ルルーシュが出した紅茶をみると、そう言った。
 ルルーシュが用意した紅茶は、昼間、彼女が入れたものよりは、少し薄めに作ってあって、ぼくは、彼女が入れた紅茶の香りが好きだったので、今回は、砂糖を入れるのは遠慮しておいた。
 ふと見ると、テーブルの上には、シュガーポットの他に、ミルクポットも用意されていて、小さな器にチョコレートも用意されていた。
 ユフィは、薄い紅茶に、砂糖もたっぷり、ミルクも紅茶が白っぽくなるくらいまで入れて、それをニコニコしながらスプーンでかき混ぜていた。
 これじゃ、ミルクティーというよりは、紅茶の香りがするミルクみたいだなぁ・・・と思いながら、ぼくは、ユフィが美味しそうに紅茶に口をつけるのを見届けた。
 ぼくは、紅茶のことはよく分からないんだけど、ユフィの飲み方は、正直少し引いた。
 セシルさんといい、ユフィといい、ぼくの周りの女性は、どうしてこうも甘いものが好きなのか。
 でも、ルルーシュは、そんなユフィのことは、別に気にも留めていないのか、静かに自分の紅茶に砂糖を一杯とミルクを少し入れて飲んだ。

「あらv私のために用意してくださったのねvv」

 ユフィは、器に盛られたチョコレートの一つを手に取ると、そう言った。
 ルルーシュは、あぁ、と頷いてみせると、カップをソーサーの上に置く。
 ぼくは、そんなルルーシュを見て、人の好みをどうこう言うのもどうか、と考え直して自分の紅茶に口をつけた。
 そんなワケで、ぼくとユフィとルルーシュの三人で紅茶を飲みながら、ユフィの話は始まった。


「実は、わたくしが、副総督になるのを急いだのは、それなりに理由がありますの」

 ユフィは、ぼくが、『特派』からの帰り道で、気にしていたことを、話し始めた。
 ルルーシュは、政権争いに参加するため、みたいなことを言っていたけど、ぼくは、どうしても、ユフィからは、そんなイメージが沸き起こらず、疑問に思っていたから、ちょうどいいタイミングだった。
 ユフィが、ぼくとルルーシュの顔を交互に見ると、ルルーシュが、ユフィに問いかける。

「それは、オレが聞いてもいい話なのか?」

 確かに、ルルーシュは、『特派』の人たちの厚意で、彼らのお茶汲みみたいなことをしているけれど、軍の機密事項に関しては、部外者みたいなものだ。
 ユフィが副総督になる理由が、対外的に知らせてもいいものなら、ルルーシュが同席しても構わないのだろうけど、内密にしたいことなら、ルルーシュには席を外してもらうことになるのだろう。
 ルルーシュは、そこのところを確認したかったのだ。
 ユフィは、ルルーシュの質問に、にっこりと笑うと、こう答えた。

「別に、構いませんわ。・・・ただ、あまり楽しい話ではありませんので、退屈させてしまうかもしれませんけど」

 ユフィの言葉に、ルルーシュは、ふ~ん、と冷めた雰囲気で頷くと、器に盛ってあったチョコレートを、一つ取って口に入れた。
 ぼくは、二人の間に流れる奇妙な空気を感じながら、ユフィの話に集中することにした。

「実は、中華連邦の方に、不穏な動きがあって、ブリタニアが治める日本にも、その影響が来ているみたいですの」

 中華連邦とは、日本の西にある大陸を治める国家で、太平洋の向こう側にある大陸を治めるブリタニア、地中海を取り囲むようにして勢力を伸ばすEUと共に世界の三大勢力として数えられる巨大な国家である。
 ユフィは、いつになく神妙な表情で、その中華連邦が、ブリタニアに対抗するために、ここ日本に目を付けたことを語った。

「お姉さまのお話では、中華連邦は、麻薬を使って、日本を手中に収めようとしているみたいですの」

「・・・麻薬?」

 ぼくが、ユフィの口から出るには、似つかわしくない言葉に、思わず訊き返すと、ユフィは、えぇ、と頷いて話を続けた。

「『リフレイン』って、聞いたことがあるかしら?・・・最近、日本人を中心に流行り始めた麻薬なんですけど・・・」

「過去の楽しかったころの幻影が見えるという麻薬か・・・確かに、ブリタニアに占領された、と思っている日本人にとっては、過去の幻影にすがりたいというのも、考えられない話でもないか・・・」

 ユフィの言葉を引き継いだのは、ルルーシュだった。
 ルルーシュは、リフレインのことは、ネットか何かで知ったのか、少しは詳しいみたいだった。
 ぼくは、そのことについては、小耳に挟んだ程度だったんだけど、ほぼルルーシュが言った通りの話しだったので、うん、と頷いておく。
 ユフィも、ルルーシュの言葉に頷いたあと、少し間を置いて、こう言った。

「お姉さま・・・いえ、総督は、リフレインが流れてくるルートを、キュウシュウルートと定めた上で、近々大規模な遠征を行なうと仰いました」

 ユフィの言葉を受け、ルルーシュは、何かを悟ったみたいに、あぁ、と頷いた。
 そして。

「それで、総督が政庁を留守にする間、そこでの業務を滞りなく進めるのに、副総督が必要、ということか」

 ルルーシュがそう言うと、ユフィは、その通りですわ、と頷いてみせた。
 ぼくも、それで、ようやくユフィが、学業を早めに切り上げてでも、副総督の任に就こうとした理由が分かったような気がした。
 つまりは、ユフィが普通に学校を卒業する前に、キュウシュウ、引いては中華連邦への遠征を行なうということで、それは、もうすぐそこまで日にちが迫っている、ということなのだろう。
 ぼくは、にわかに動き出したような情勢に、今さらながらに危機感を覚えた。

「とは言っても、わたくしがお手伝いできることっていったら、書類の整理や各地の慰問ぐらいなものなんですけどね」

 ユフィは、どこか淋しそうに笑い、そこまで話すと、ティーカップに口をつけ、ミルクティーを飲み干した。

「おかわり、いいかしら?」

 ユフィは、ティーポットにまだ紅茶が残っているのを見て、ルルーシュに訊ねる。

「あぁ、構わないさ」

 ルルーシュは、ユフィのティーカップに紅茶を注ぐと、用を思い出したから、と言って、席を外した。
 ユフィは、ルルーシュから受け取った紅茶を、再びミルク色に染めると、ひとくち口に含む。
 ぼくも、ユフィにつられて、紅茶をひとくち飲んだ。
 そして、ルルーシュの姿が完全に見えなくなると、ユフィは、話の続きを始めた。

「あと、このことは、まだ決定事項ではないんですけど、総督の遠征には、ナイトメアフレームの部隊も加わるというお話もありまして・・・」

 ユフィは、表情を固いものにすると、ぼくの顔を覗き込むようにして、こう続けた。

「開発中のナイトメアフレームも、投入されるのではないか、という話も出ているんですの」

 ユフィのセリフに、ぼくは、この話が他人事ではない、ということを実感した。
 開発中のナイトメアフレームといえば、ぼくがテストパイロットとして搭乗しているランスロットのことも含まれる。
 ランスロットは、パイロットを選ぶらしいから、もし、ユフィが言ったことが現実になれば、ぼくも戦場に出るということもありえるわけで・・・。
 ぼくが、そんなことを考えていると、ユフィは、ぼくの名を呼び、こう言った。

「スザク。・・・あなたは、人を殺める覚悟がありますか?」

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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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