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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ちょこっとルルコ。R・その32 | main | 魔女っ娘ルルたん☆
ちょこっとルルコ。R・その31
ちょこルルR、ようやくの再開です♪
このまま、第一部完まで駆け抜けていきたいと思います。。。

このお話のスザきゅは・・・ユフィ依存症なんじゃないかと思います☆
ユフィも、そんなスザきゅが、重たくはならなかったのでしょうか?
ま、他に頼る人も居なかったから、そうなってしまったのでしょうが。。。
でも、だからこそ、ユフィは、スザきゅを放っておけないんだと思います☆

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv
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ちょこっとルルコ。R  (31)

「どうしたんだい?・・・今さら、そんなことを訊いて」

 ぼくは、何故、ユフィが、今になって、そんなことを訊くのかが分からず、そう訊ねた。
 何故なら、その質問は、ぼくが『軍』に入るときに、ユフィにされたのと同じ質問だったからだ。
 あのとき、ぼくは、言ったはずだった。
 ユフィを迎えに行くのに、恥ずかしくない地位を手に入れるためだ、と。
 ユフィは、そんなこと、気にしなくてもいいって言ったけれど、世間の目というものもあるから、ぼくは、出来るだけ、他の人にも認めてもらえるような形で、ユフィを迎えに行きたいと思ったんだ。
 ユフィは、ぼくの言葉に首を振ると、こう言った。

「今さらではありませんわ。スザク、あなたは、まだ、その手を血で染めた覚えは、ありませんでしょう?」

「そうだけど・・・」

 ユフィが言ったことは、本当のことだった。
 ぼくは、十五のときに志願兵としてブリタニア軍に入り、最初に配属されたのが歩兵で、主に危険物の撤去や諜報活動の末端みたいなことをさせられていた。
 これは、ぼくが入隊するときに受けた体力診断テストの結果や、ぼくが志願兵であることから、そうそう早く、実戦などの任務とかに就けさせてもらえるわけがない、と思っていたから、どうってことはなかったのだけど。
 それに、危険物の撤去だって、重要な任務なんだ。
 いつまでも、危険なものが、そこにあれば、付近の人たちは、安心して生活することが出来なくなってしまう。
 それを撤去する、ということは、人々を守れるっていうことで、ぼくは、そういう任務に就けたことを誇りに思ったくらいだった。
 諜報活動みたいなのは、あまり得意な方ではなかったけれど・・・。
 ぼくが、そんなことを思い出していると、ユフィの話には、続きがあった。

「ブリタニア軍では、士官学校を卒業された将校の方々と、他国からの志願兵の方々を分けて配置していることは、知ってますね? それは、何故か、考えたことはありますか?」

 ぼくは、すぐには答えられなかった。
 確かに、士官学校を卒業した、自らを『純血派』と名乗るブリタニア人の人たちと、ぼくたち他国からの志願兵(『純血派』の人たちは、ぼくたちのことを『ナンバーズ』なんて言っていたけど、そういう言葉を使わないのが、ユフィのいいところだと思う)は、別々に配属される。
 でも、それは、きっと、『ナンバーズ』と一緒に戦いたくない、という『純血派』の人たちの反発を抑えるためだと思っていたからだ。
 でも、そんなことは、今さら問い質すことでもない。
 ユフィも、そのことについては、考えていたらしく、最初にその話を持ち出した。

「士官学校を卒業された方々の反発を煽らないため、という理由もありますが、もう一つ、理由があるのです」

 ぼくは、ユフィは、別に理由があるから、この質問をしたのだと思い、彼女にに先を促した。

「それは?」

「志願兵の方たちを、戦場に出さないため、というのもあるんです」

「・・・何だって?!」

 ユフィは、ぼくが予想もしていなかったことを、口に出した。
 そして、驚いたぼくの顔を見ると、コクリと頷くような仕草をして、話の続きを始める。

「わたくしたちブリタニアの軍は、他国を併合したあと、その国の治安維持にも、軍の人たちを割いてます。時には、内乱の平定にも・・・。そんなとき、志願兵の方々が、内乱の平定に借り出されたら、どうなりますか?」

 ぼくは、ユフィの質問に息を呑んだ。
 ユフィは、ぼくの顔をチラ、と見るとコクリと頷き、その答えを語り始める。

「祖国の人たちに、銃を向けることになるかもしれません。・・・抵抗を受ければ、戦いになることも・・・そんなとき、彼らは、ためらわずに、戦うことができるのでしょうか?」

「そんなこと・・・」

 ぼくは、改めて言われた、他国の軍に入ることがどういうことなのか、ということに身体の震えを隠せなかった。
 多分、ユフィは、できないと思っているのだろう。

 でも、それが、武勲を立てるということなら・・・!

 ユフィは、いったん、そこで言葉を切ると、紅茶を一口飲み、先を続けた。

「ですから、他の兵の指揮を下げないためにも、特別な例がない限りは、志願兵の方々は、戦場には出られないようになっているのです」

 ユフィが言ったことが本当なら、志願兵の人たちは、ずっと戦場にも出られず、武勲を立てることも叶わず、歩兵として生涯を終えることになるのだろう。
『完全実力主義』を謳いながら、自国の兵と他国の兵との扱いに、こんな隔たりがあるなんて・・・ぼくは、自分の考えの甘さに、一瞬、言葉を失った。
 何故なら、ぼくも、本来なら、そうなるはずだったからだ。
 でも。

「でも、ぼくは・・・」

「スザクの場合は、お姉さまが『特例』を使われたのです」

 ユフィは、ぼくが言おうとしたことを予想していたのか、コーネリア総督が、ユフィが先に言った『特別な例』を作ったことを肯定した。
 そう、本来なら、歩兵で終わるはずだった、ぼくの軍での扱いを、ガラリと変えたのが、開発中のナイトメアフレーム・ランスロットのテスト・パイロットになることだった。
 その人事異動により、一等兵だったぼくは、准尉に格上げされ、今住んでいる家も、そのおかげで手に入れられたようなものだ。
 ぼくの移動については、入隊時に行なわれたナイトメアフレームの騎乗テストの成績から、『特派』からコーネリア総督に要請があったらしい。
 セシルさんは、ランスロットを使いこなせるような人を探すために、いろいろと手を尽くしたのよ、と笑っていたけれど、ぼくには想像も及ばない範囲のことだったので、深くは考えていなかった。
 ユフィは、いったん、目を伏せると、強い瞳でぼくを見つめ、もう一度同じ質問をした。

「スザク・・・今一度だけ、あなたに問います。・・・あなたは、人を殺める覚悟がありますか?」

 ユフィは、今まで話してきたことも踏まえて、ぼくに、もう一度考え直して欲しいのだろう。

「・・・今なら、間に合います。わたくしのことは、気になさらないで、普通の学生として生きて、新しい未来を見つけてください」

 ユフィは、自分の二の腕を掴み、身体を小刻みに震わせながら、そう言った。
 でも、ぼくの心は決まっていた。

 それが、ユフィを迎えに行くために必要なら、ぼくは何だってする。
 例えそれが、自分の手を誰かの血に染めることになっても・・・。

 ぼくは、ぼく自身の『決心』を語るため、口を開いた。

「ぼくは、ユフィを迎えに行くために、軍に入ったんだ。そう『約束』しただろう?・・・だから、そのためなら、戦うことだって・・・」

「わたくしを、『人殺し』の理由に使わないで!」

 ユフィは、泣き叫ぶように、その言葉を口にした。
 ぼくは、ユフィの剣幕に、その続きを言うことが出来なかった。
 そして、ユフィは、固い表情をして、こう言った。

「・・・わたくしは、スザクに迎えに来て欲しいなんて言ったことはありません」

「・・・そんな・・・ユフィ」

 ぼくは、一瞬、ユフィが何を言ったのか、分からなかった。
 いや・・・分かりたくなかった。

 それじゃ、ぼくは、いったい何のために・・・!

 ユフィは、呆然としているぼくを前に、椅子から立ち上がると、はっきりとした口調でこう言った。

「わたくしの副総督としての一番最初の仕事を致します。・・・スザク・クルルギ准尉。あなたをランスロットのテスト・パイロットから除名します。・・・さようなら、スザク」

 ユフィは、そこまで言うと、走るようにしてダイニングを立ち去った。
 ぼくは、ユフィに言われたことがショックで、ただ呆然とそこに立ち尽くすことしか出来なかった。


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| ちょこっとルルコ。(連載中) | 17:00 | コメント:0
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