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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

ルルロロの日♪ | main | ちょこっとルルコ。R・その32
ちょこっとルルコ。R・その33
ついに、七年前にユフィとした『約束』をルルーシュに話すスザク。
でも、ルルーシュは、ユフィの行動を、政権争いのため、と言います。
完全にすれ違ってしまった二人の心。
そして、ルルーシュは、スザクにユフィのことを忘れさせるため
禁断の力を発動させるのでした。。。

お題は、『スザルルコ・ラブラブ・裸エプロン・えっちあり』ですv

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ちょこっとルルコ。R  (33)

 ぼくは、ルルーシュに、ぼくとユフィのことを、全て話した。
 七年前に、必ず迎えに行く、と『約束』したこと。
 ユフィを迎えに行くために、ぼくが『軍』に志願したこと。
 そして、ランスロットのテスト・パイロットに任命されたこと。
 ユフィは、ぼくが『戦場』に出るのは、反対だったらしく、身分のことは気にしなくていい、と言ってくれたこと。
 ぼくが、話をしている間、ルルーシュは、何かを思案しているような表情だったけど、ぼくの話には、相槌を打ってくれていたので、ぼくは、今日あったことも話すことにした。
 ユフィが、ぼくに、普通の『学生』として生きて、別の『未来』を見つけて欲しい、と言ったこと。
 ぼくは、ユフィとの『約束』のために、それは出来ない、と言おうとしたこと。
 そして・・・。
 ユフィが、ぼくのランスロット・テスト・パイロットの除名を言い渡すと、この家を去っていったこと。
 ルルーシュは、ただ、何も言わず、ぼくが話すことだけを聴いていた。
 全ての表情を押し隠したような彼女の顔は、まるで、一種の芸術品のようで、ぼくは、まるで、神さまの像の前で、自分の『罪』を告白しているような気分になった。
 質問されることなく、否定されるでもなく、ただ、ぼくが思ったことだけを話す。
 そうしているうちに、ぼくは、あの時気付けなかった、ユフィの悲痛な表情を思い出した。
 泣いていたんだ、ユフィは。
 ぼくは、自分の二の腕を掴みながら、震えていたユフィが、ぼくに酷い言葉を投げかけながら、心の中で泣いていたんじゃないか、と思った。
 だって。
 ぼくが知っているユフィは、誰よりも優しくて、温かくて、自分の大好きな人が笑顔で居られるように、とがんばっていたんだ。
 ユフィが、泣いたり怒ったりするのは、いつだって、誰かのため。
 それ以外のときは、いつも柔らかい微笑を浮かべていて、周りに居る人たちを明るくしてくれる。
 だから、そんな彼女が、ぼくを戦場から遠ざけようとするのは・・・。

「『特派』に、大きな顔をされたら、兄上の介入を許すことになるからな」

「ルルーシュ?!」

 ぼくは、ルルーシュが言った言葉が、信じられなくて、彼女の名前を呼んだ。
 すると、ルルーシュは、冷めた口調で、ぼくにこう問い返す。

「スザク・・・『特派』は、どこの管轄組織だ?」

 ぼくは、ルルーシュの問いに、素直に答えた。

「一応、在籍は日本総督府下だけど、技術開発は、シュナイゼル宰相の管轄下だから・・・」

「そう、第二皇子・シュナイゼル殿下、ブリタニア帝国軍宰相の肝いりだったな」

 ぼくは、ルルーシュに確認された『特派』の立ち位置について、反芻していた。
 セシルさんが、よく言っていた・・・『特派』がムリを通すときは、大抵、シュナイゼル宰相の名前が挙がるという・・・ロイドさんが『伯爵』の位を持っていることと、第二皇子・シュナイゼル殿下の肝いりだってことは、相当、軍内部では有利に働くことなのらしい、ということだ。
 すると、ルルーシュが言ったことは・・・。

「ランスロットが戦場に出て、戦績を上げ、『特派』に注目が集まれば、自然と、日本駐留軍での兄上の発言権は高くなる。・・・つまり、コーネリア姉上は、総督とは名ばかりのシュナイゼル兄上の『駒』にされるというわけだ」

 ぼくは、あくまでも『政治』とか『政権争い』から離れないルルーシュの考えに、呆れはしたものの、そこまでは、何となく彼女の話を聴くことができた。
 でも、次のルルーシュの話だけは、受け入れるわけにはいかなかった。

「だから、ユフィは、オマエを戦場から遠ざけたかったんだろう?・・・姉上では、シュナイゼル兄上をあしらうことは出来ないからな」

「ルルーシュ!!」

 ぼくは、ルルーシュのあまりな物言いに、ついに、黙っていることが出来なかった。
 まるで、さっきのやり直しのような言葉に、ぼくは、静かな怒りを覚えた。
 すると、ルルーシュは、ひとつため息を落とし、ぼくの顔を覗きこむようにして、こう言った。

「何を、期待している?・・・オマエは」

 ぼくは、ルルーシュの問いに、答えることが出来なかった。
 ルルーシュは、黙り込んだぼくを一べつすると、さっきぼくが言った言葉を繰り返す。

「スザク・・・オマエが言ったんだ。オレが、ユフィを好きじゃない、と」

 ぼくは・・・ただ、ルルーシュに、さっきユフィが言った言葉を否定してもらいたくて・・・それで・・・!

 でも、ルルーシュは、ぼくが思ったこととは真逆のことを言い、口元に冷たい微笑を浮かべながら、ユフィへの『悪意』に満ちた言葉を吐いていた。

「オレが、ユフィを好きじゃない・・・全く、その通りだよ。・・・オレは、オレが持たない『全て』を持っているアイツが憎かった。可愛い顔に、優しい声。アイツの周りには、いつもアイツを好きなヤツが集まって、アイツの『本性』を知らずに、その外見に惑わされる・・・オレは、それを、指をくわえて見ていろと言うのか?!」

「ルルーシュ!!」

 ぼくは、ルルーシュの言葉を止めたくて、彼女の名前を叫んだ。
 でも、ルルーシュは、止まらなかった。
 身を乗り出して、ぼくに詰め寄り、ぼくは、その勢いに負けて後ずさり、バランスを崩してしまう。
 そこは、さっき、ルルーシュが敷いてくれた布団の上だった。

「・・・オレは、戦うことを否定はしない。待っているだけじゃ、本当に欲しい物は、手に入らない。本当に欲しいものがあって、それが戦わなければ手に入らないものなら、戦うべきだ!!・・・例え、そのことで、誰かを傷つけることになったとしても・・・」

 ルルーシュは、そう言って、布団の上に倒れたぼくの上に覆い被さるようにして、顔を近づけると、ぼくの顔を覗き込んだ。

「・・・なぐさめなら、シャーリーにでも頼むんだったな」

 ルルーシュの顔が、どこかつらそうに歪み、ぼくは、思わず彼女の名前を呼んだ。

「る、ルルーシュ・・・?」

 すると、ルルーシュは、謳(うた)うように、ぼくとユフィの『約束』を否定した。

「・・・忘れてしまえ。『約束』のことなんか・・・そんなものがあるから、縛られて動けなくなる」

 ルルーシュはそう言ったけど、それは、ぼくにとって、今まで生きてきた『全て』を否定されるようなものだった。
 ぼくは、ルルーシュの顔を真っ直ぐに見つめ返すと、こう言った。

「出来ないよ・・・ユフィは、ぼくの大切な『幼なじみ』で、守りたい人だ」

「出来るさ・・・オレが、忘れさせてやる」

 そう言ったルルーシュは、どこか確信に満ちていて・・・ぼくは、背中に冷たいものを感じた。
 その時、ルルーシュの左の瞳が、綺麗なアメジストから、血のようなルビーに染まり、ぼくは言葉を失った。

「『約束』のことも・・・ユフィのことも・・・全部、忘れてしまえ・・・そして、アイツが言った通り、ただの『学生』として・・・」

 何も言えないでいるぼくに、ルルーシュの言葉が優しく響き、ぼくは、訳が分からない悪寒と痺れるような思考の中で、彼女の瞳を見つめた。

 ぼくは、この瞳を知っている・・・?

 何故だか分からないけど、そう思った。
 ううん、学校で先生が、いきなりルルーシュの言いなりになったときも、特派の基地で、ロイドさんとルルーシュがケンカになったときも、彼女の瞳は赤く染まっていたような気がする。
 でも、それとは別に、もっと以前に、ぼくはこの『真紅』(あか)を見たことがあるような気がした。

「ルルーシュ・・・?」

 ぼくが、もう一度、彼女の名前を呼ぶと、ルルーシュは、それには応えずに、さっきの言葉の続きを語っている。
 謳うように・・・願うように。

「オレと、共に生きろ・・・何も考えずに・・・」

 そして、ルビーの中から白い光を放つ鳥が羽ばたくのが見えた瞬間、ぼくは、頭の中を何か冷たいもので撫でられるような感触を覚えた。
 ぼくは、その『不快感』にもがき、頭の中に響く『忘れろ』という言葉に抗(あらが)い、目の前が白く霞んでいくのを見た。

「・・・愛してる、スザク」

 そう、ルルーシュの声が聞こえたと思ったとき、ぼくは完全に意識を喪っていた。

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