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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

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ルルコ・注意報! その23
『男女逆転祭』のあと、めでたく(?)『恋人同士』になったスザクとルル。
ようやく、爆弾の解除を終えたルルは、急ぎ、スザクの元へ向かいます。
でも、ルルは、『ゼロ』である限り、スザクの心配をすることすら、許されないのでした。


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ルルコ・注意報! その23


「今だ!」
 ルルは、最後になるかもしれない『号令』を掛けました。
 でも、不思議と心は、落ち着いていました。

『死なないよ、護りたいものがあるから』

 スザクが言った言葉が本当なら、彼は、まだ死んではいないでしょう。
 そして、今まで爆弾の液晶表示が正常に作動していたのですから、彼もまた、カウントゼロで解除をすることにしたのでしょう。
 ルルは、そう思いました。
 いつもいつも。
 自分たちの意見は、食い違うことが多かったのですが、何故か、最終的には、同じところに行き着くのです。
 ただ、ルルは『結果』を出すことを重要視し、スザクは、その過程にも拘る、それだけのことです。
 だから、今回も。
 ルルは、祈るような気持ちで、解除ボタンを押します。

 ピ――――

 爆弾は、完全に停止しました。
 ルルは、長いため息を落とします。
 やっぱり、こんなとき、ルルは、自分とスザクとの繋がりを感じるのです。
 ルルは、すぐに立ち上がると、5階へと向かいました。

(待ってろ、スザク・・・!)


「スザク!!」
 ルルは、5階に駆けつけるなり、スザクの名を呼びます。
 スザクは、爆弾の前で、倒れていました。
 ルルは、すぐに駆け寄りたいのを我慢し、スザクの側で昏倒している『敵』を動けないように拘束しました。
 いきなり目覚められて、襲ってこられたら、タイヘンでしょうから。
 本当は、トドメを刺してやりたいくらいだったのですが、そんなモノに構っているヒマはありません。
 スザクの額からは、赤い血が流れ出しています。
 おそらく、『敵』の攻撃を受けて、負傷したのでしょう。
 ルルは、ようやく、スザクを抱え上げました。
 すると、誰かの足音が聞こえて来ます。
 ルルが固まったまま動けないでいると、その足音の主が、自分を呼びました。
「ゼロ・・・?」
 足音の主は、カレンでした。
 全く。
 カレンには、カッコの悪いところばかり、見られているような気がします。
 さっきは、カレンの前で、ヤケになってしまうし。
 ここで、『スザク』などと、親しげに呼ぼうものなら、カレンに要らない『不安』を与えることでしょう。
 もう、とっくの昔に、『不信』を与えていることなど気付いてないルルは、開きかけた口を閉じると、『ゼロ』の言葉を使います。
「枢木准尉・・・? 気を失っているようだな・・・」
 ルルは、自分のマントを破くと、スザクの額の止血をしました。
 そして、ふと視線を逸らすと、見覚えのあるヘッドセットが、目につきます。
 スイッチを入れると、それは壊れていなかったらしく、通信機の向こう側の声が、ルルの耳に届きました。

『・・・スザク君? 大丈夫なの?』

 聞こえて来たのは、大人の女性の声。
 おそらく、スザクの居る部署の人間でしょう。
 きっと、この女性が、スザクが言っていた『セシル』という名の女性に違いありません。
 なるほど。
 スザクが好きそうな、優しいけれど、しっかりした年上の女性のようです。
 ルルは、嫌な気持ちが、また、舞い戻って来るような気がしました。
 スザクが、自分を愛さなくても構わない、そう思ったはずなのに。
 スザクの無事を知った途端、こうして、醜い自分が姿を現すのです。
 ルルは、ヘッドセットの向こう側の女性に、言います。

「枢木准尉は、負傷している。・・・5階に居るから、早く救助をしてやってくれ」

『!・・・どういうことなの? あなたは・・・』

 あくまで、冷静に、事務的に。
 ルルは、必死で『ゼロ』の仮面を被り続けました。
 そうでなければ、『嫉妬』にかられた汚い言葉を吐いてしまいそうでした。
 ルルは、もう、自分の中に、『嫉妬』という醜い感情が隠れていることを、認めざるを得ませんでした。

 自分には。
 こんな風に、スザクを心配することなど、出来はしない。
 何故なら。

「私の名は、ゼロ。今回は、彼に免じて、このままここを去ろう。・・・爆弾の解除は、完了だ」

『ゼロ』は、スザクの『敵』なのだから。

 ルルは、そこまで言うと、スザクを寝かせ、階段の方へ歩き始めます。
 この姿である限り、自分は、『ゼロ』で、スザクたちブリタニア軍の『敵』で、人前では、彼の側に寄り添う事すら、許されないのです。
 ルルは、このときほど、自分が『ゼロ』であることを悔やんだことはありませんでした。
 でも。
 
「私たちは・・・」

 カレンの言葉が、ルルを、現実に引き戻します。
 そう。
 まだ、『ゼロ』としての仕事は、終わっていないのでした。
 ルルは、足を止め、カレンに言いました。

「解散だ。皆、よくやってくれた」

 ルルは、もう、すぐにでも元の姿に戻り、スザクの側に居たいと思うのですが、カレンは、まだ、ゼロに訊きたいことがあるようでした。

「枢木スザクは・・・あなたにとって、どんな存在なんですか?」

 ルルは、その質問に、すぐには答えず、黙り込みます。

 どんな存在なのか、って?
 そんなの、決まってる。

 ルルは、『力』を手にしたとき、もう、自分に嘘を吐かない、と決めました。
 でも、今、また『嘘』を吐かなければなりません。
 『ゼロ』として。

「・・・『敵』だ。腐ったブリタニアに属する・・・我々の『敵』だ」

 その言葉が『嘘』であることは、ルルが、一番よく判っていました。

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| ルルコ・注意報!(完結) | 13:05 | コメント:0
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