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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

Masquerade 6 | main | 閉ざされた明日・その2
閉ざされた明日・その3
はい。
ハイ・ペースで進んでおります『スザカレ』です。

ようやく、ルルがどうなったのか、出てくる模様です。
て、私、ホントに、ルルファン?!
大丈夫。
私の予想が正しければ、TVシリーズは、もっとヒサンなことになりますので(全然、大丈夫くない・・・

※一部、まだTVシリーズで放映されていない内容を、引用させていただきました。
 全く同じになるとは思えませんが、ネタバレ等、お嫌いな方は、TVシリーズ終了後、ご覧になることをおススメします。



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 あたしは、スザクに訊いた。
「ユーフェミアは・・・ユーフェミア副総督は、どうして、あたしを捕まえなかったの?」
 それは、いつもの通り、学園に通えることを知った、あたしが、ずっと疑問に思っていたことだった。
 無人島の一件で、スザクに自分の顔を見られたあたしは、自分の本名『紅月カレン』を名乗り、自分が『黒の騎士団』の『ゼロ』の親衛隊長であることも、明かした。
 そして、あたしは、アッシュフォード学園にも、シュタットフェルト家にも、戻れなくなる『覚悟』をした。
 でも、どういうわけか、『カレン・シュタットフェルト』が、『黒の騎士団』と関わっていることは、誰にも知られていなくて、あたしは、それまでと同じように、学園にも家にも戻れるようになっていた。
 スザクは、あたしのことを、誰にも言わなかったみたいだった。
 そして、それからも、あたしが、そのことで何かを問われることはなかった。
 スザクは、淋しげな表情で微笑むと、こう言った。
「ルルーシュが目覚めたとき・・・キミが、ルルーシュの傍に居てあげて欲しいんだ」
「え?」
 あたしは、スザクが言ったことの意味が、分からなかった。
 だって。
 ルルーシュは・・・ルルーシュは・・・。
「・・・ルルーシュは、死んだはずなのに!」


『閉ざされた明日』 -もう一つの未来- Seen.3


 あれは、忘れもしない、『トウキョウ租界』が、『行政特区』になった日のことだった。
 その記念式典には、副総督・ユーフェミア第三皇女殿下と、その選任騎士である枢木スザク少佐、来賓にブリタニア帝国軍宰相・シュナイゼル第二皇子殿下、総督・コーネリア第二皇女殿下を初めとする、ブリタニア軍の人たち、そして、トウキョウ租界に住む、たくさんの人たちが参加していた。
 でも、その中に、ルルーシュの姿はなかった。
 ナナリーの話によれば、記念式典の話は伝えてあるから、きっと、遅れてくるのかもしれない、とのこと。
 そういえば、スザクが、ユーフェミア副総督の『騎士』になったときの、学園内でのパーティも、アイツは、遅れて参加していた。
 あのときは、あたしは、『ゼロ』にとって、大きな『障害』になるであろう、スザクを暗殺することしか、頭になかったから、邪魔をされたことに、腹を立てていただけだったけれど。
 今度も、そんなものかな、と思ったあたしは、さして気にすることもなく、その『式典』を眺めていた。
 本当に、こんなことが、実現するのだろうか?
 ブリタニアの人間が、こんなことをするなんて、何を企んでいるんだろう?
 あたしの疑念は、そちらの方に向いていて、その式典をぶち壊そうとしている連中が居ることなんて、予想もしていなかった。
 そして、『悲劇』は起こったのだ。
「ユフィ!!」
 聞き慣れた低い声が、会場内に響き渡った。
 そして、壇上に立つユーフェミア副総督の愛称を、その声は呼んでいた。
 あたしは、何が起こったのか、さっぱり分からなかった。
 ただ、よく知っている『黒い影』が、舞台に上がり、ビクリ、と痙攣したかと思うと、そのまま、崩れ落ちる。
「ルルーシュ!!? ・・・いやぁぁぁぁぁっ!!」
 ユーフェミア副総督は、目の前に倒れ込んだ『ゼロ』の姿をした男の名を呼ぶと、そのまま、彼を抱え上げ、泣き叫んだ。
 それが、『ゼロ』の最期だった。


『ゼロ』は、ユーフェミア副総督を『暗殺』する目的で、この式典会場に来ていて、その計画に失敗し、射殺されたのだ、と報道された。
 でも、その会場にいた誰もが知っていた。
 ユーフェミア副総督は、『ゼロ』の正体を知っていて、それを、周りの人、全員に黙っていた。
 そして、『ゼロ』も、ユーフェミア副総督を助けるために、自らの身を差し出したのだ、ということを。


 二人の関係が、『兄妹』であることを聞かされたのは、全ての事後処理が、片付いたあと。
 疲れた表情で、クラブハウスにやってきた、スザクの口から語られたことだった。
 ルルーシュ・ランペルージこと、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは、ブリタニア帝国の第十一皇子。
 七年前の戦争で『生死不明』とされ、名前を変えて、素性を隠し、妹のナナリー皇女と共に、アッシュフォード学園で暮らしていた。
 しかし、何らかの理由で、自らを『ゼロ』と名乗り、『仮面』を着けて、反ブリタニア組織・『黒の騎士団』を結成して、ブリタニア帝国に反逆を企てた。
 そして、あたしも参加した、記念式典で、腹違いの妹・ユーフェミア副総督を庇い、凶弾に倒れた、と。


 そのときのあたしは、スザクから聞かされた『真実』を、にわかには受け入れられなかった。
 ゼロが、ルルーシュで、ルルーシュは、ブリタニアの皇子で、自分の国を壊そうとしていた、だなんて。
 ただ、目の前に突きつけられた『真実』に呆然とするだけで、何も考えることが出来なくなっていたんだ。
 フラリ、とよろめいたあたしは、誰かにがっちりと支えられていることに気付いた。
 それが、スザクだった。
 スザクは、あたしが、『病弱』を装っているだけ、ということを知っているはずなのに、あたしを気遣うように、大丈夫か、と訊くと、あたしを椅子に座らせてくれた。
 あたしは、ルルーシュが『ゼロ』だったことがショックだったのか、『ゼロ』を喪ったことがショックだったのか判らないまま、ミレイ会長に付き添われて家へ帰った。


 それからのあたしは、まるで、生ける『屍』だった。
 何もする気が起きず、ただ、家と学園を往復するだけの毎日。
 扇さんからの連絡で、『黒の騎士団』は、事実上壊滅し、結局、最後まで残ったのは、元・シンジュク・レジスタンスのメンバーだけだった、という話を聞いた。
 扇さんは、あたしが、まだ学園に通っていることを聞くと、ナオトも、それを望んでいるはずだ、と言って、それ以上は何も言わなかった。
 そして、ただ、気落ちするなよ、と声をかけてくれた。
 気落ち、するなと言う方がムリだ、と、あたしは思った。


 今だって。
 あたしは、スザクから、『ルルーシュ』の話を聴きたくて、学園に行っているのだ。
 スザクだって、軍務があるから、毎日、学園に来られるわけじゃない。
 でも、時間が空けば、必ず、学園に足を運んでいた。
 多分、彼も、あたしから、『ゼロ』の話を聴きたいのだろう。
 そうやって、スザクも、自分が知らなかった『ルルーシュ』の一面を知ろうと努力しているのかもしれない。
 でも。
 あたしが知っている『ゼロ』は、『ゼロ』のほんの一部分に過ぎなかった。
 あたしたちは、それぞれ持っている、『ルルーシュ』と『ゼロ』のパーツを繋ぎ合わせて、『ルルーシュ・ランペルージ』という人を、完成させようとしている。
 でも、その『パーツ』は、どれも不完全でしかなく、本当の『彼』は、永遠に見えては来ないのだろう。
 それでも、あたしは、それをしないではいられなかった。


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| その他SS(コードギアス) | 15:00 | コメント:0
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