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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

この闇の深さを君に | main | Masquerade 6
閉ざされた明日・その4(完結)
はい。
仮想・STAGE 22・その後も、完結致しました。
なんだか、STAGE 21のラスト辺りで、いろいろとダウトを発見しましたが、パラレルってコトで。。。

何か、『ゼロ』が、ユフィに銃口を向けそうなイキオイで、ルルたんが怒ってましたが、そんなコトはない、と信じてます!
だって、殺すくらいなら、得意の『ギアス』で、前言を撤回させた方が、『ブリタニアVS日本』の構図を造りやすくなるんですよ?
ルルたんなら、それくらい、分かりそうなものですが。。。
(それとも、ユフィにも、ギアス使いたくないとか? そんな甘ちゃんで、キョウトを出し抜けるつもりなのかな・・・)

※ このお話は、TVシリーズの内容を元に作った『仮想・STAGE 22』その後のお話です。
 まだ、放映される前に、ストーリーを作ったため、細かい部分で、色々と違いますし、未来予想図としては、ありえないネタを使っておりますので、そこのところ、よろしくお願いします。
 また、ネタバレがお好き出ない方は、全力でバックすることを、おススメします。。。


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「カレン・・・驚かないで、聞いて欲しい」
 スザクは、急に神妙な面持ちになると、そう言った。
「・・・何を?」
 何を言われても、もう、驚くことなどない、と思っていた。
『ゼロ』が死んだ日から、あたしは、そういった感情の全てを喪ってしまったのだから。

 何も、感じない。
 何も、考えない。

 そうやって、心を『麻痺』させて生きていかなければ、あたしは、とっくに『ゼロ』の後を追っているだろう。
 でも。
 病院に居る母さんのことを考えると、あたしだけが『楽』になるわけにはいかなかった。
 形は違ってしまったけど、『イレヴン』も『ブリタニア人』もない『世界』。
 それが、ここには在るのだから。

 でも、スザクは、あたしを驚かせることが、上手かったみたいだった。
 スザクは、言った。
「・・・ルルーシュは、生きているんだ」


『閉ざされた明日』 -もう一つの未来- Seen.4


「・・・今、何て言ったの?」
 あたしは、スザクが言ったことが、信じられなかった。
 ルルーシュ・・・『ゼロ』は、確かに、あたしたちが見ている目の前で、誰かに撃たれ、そして倒れたのだ。
 それから、ニュースでも確かに、『ゼロ』の死が放送されていた。
 スザクは、信じられない、というあたしに、少し目線を逸らすと、何故、ルルーシュが生きているのか、説明をしてくれた。
「ルルーシュは、あの後、すぐに病院に運ばれたんだ・・・弾が当たった場所が良くなかったのか、意識不明の重体のまま・・・でも、ユフィ・・・ユーフェミア副総督の願いで、最新の治療をされたんだ。そして、一命を取り留めたんだ」
 あたしは、スザクの話を、黙って聴いていた。
 スザクの話しによると、ルルーシュは、ブリタニアの医学によって、一命を取り留めたらしい。
 でも、それだけじゃ、あたしの疑問は、解けなかった。
 それなら、どうして。
「どうして・・・『ゼロ』が死んだなんて、報道されたの?」
 スザクは、あたしの『疑問』がもっともだ、というように頷くと、その理由を教えてくれた。
「・・・仕方がなかったんだ。ルルーシュを・・・ルルーシュを助けるためには、『ゼロ』を死んだことにするしか・・・!」
 スザクは、ずっと、何かを堪えていたのかもしれない。
 あたしは、そう思った。
 スザクが、途切れ途切れに話してくれたことは、こうだった。

『ゼロ』は、ユーフェミア副総督の政策を良く思わなかった人に、ユーフェミア副総督の代わりに撃たれて、倒れた。
 スザクや他のブリタニア軍に人たちは、ユーフェミア副総督が、ルルーシュの名を叫ぶまで、誰も『ゼロ』がルルーシュ―――ブリタニア帝国の皇子だとは、知らなかったらしい。
 すぐ傍で控えていたスザクが、舞台裏で、『ゼロ』の仮面を外すと、そこには、確かに自分の親友・ルルーシュの顔があり、元々日に焼けてない肌は、真っ白になっていたらしい。
 ユーフェミア副総督は、すぐに、ルルーシュを病院に運ばせた。
 そして、彼女は、自分の『政策』が、『イレヴン』の人たちを『自由』にすることはもちろん、何より、生きていたルルーシュやナナリーと、シュナイゼル宰相、コーネリア総督らとの『再会』を可能にし、また、兄弟仲良く過ごしていたころに戻れるための『政策』だったことを、打ち明けたのだそうだ。
 自分の大好きな人たちみんなが、笑顔で幸せに暮らせるように。
 でも、それを実行する矢先に、邪魔が入ってしまった。
 ルルーシュの姿は、会場になく、式典だけが進んでいく中、ユーフェミア副総督を狙う銃口は、その凶弾を、彼女に浴びせようとしていた。
 それに気付いたのが、何故か『ゼロ』の姿をして、会場に現れたルルーシュだった、ということだった。
 どうやら、ユーフェミア副総督は、ルルーシュが『ゼロ』だったということは、以前から知っていたみたいで、『ゼロ』に『テロ活動』をやめさせるために、彼もこの会場に呼んだみたいだった。
(そう考えれば、無人島でのとき、彼女は、ゼロに捕虜として捕らえられていた割には、落ち着いていたような気がする。多分、そのときにはもう、ゼロが自分の兄・ルルーシュだということを知っていたのかもしれない)
 全ての事情を知ったコーネリア総督は、死んだと思っていたルルーシュたちが生きていたことは、嬉しかったけど、その弟が、クロヴィス殿下を殺害し、自分たちに反逆を企てたことは、許せなかったらしい。
 でも、ルルーシュたちが、今までどんな想いで、エリア11で生きてきたのか考えると、今までのように、ただ、『ゼロ』を反逆者として始末するだけでは、済まなくなってしまったのも、事実だった。
 シュナイゼル宰相は、ただ、静かにその様子を見守りながら、最後にこう言ったそうだ。
「『ゼロ』は、今日、死んだことにすればいい。・・・今、目の前に居るのは、私たちの大切な弟・・・そして、妹・ユフィを護ってくれた『ルルーシュ』だよ」
と。
 そして、彼は、どんな手段を使っても、必ず、弟を救ってみせる、と約束してくれたそうだった。
 シュナイゼル宰相の、発言権は、大きかった。
 彼らは、マスコミを操作し、『ゼロ』が死んだ、と報道させ、秘密裏にルルーシュを救うために尽力した。
 そして、その裏で、ユーフェミア副総督を、亡き者にしようとした連中も、始末してしまったらしい。
 それから、何とか一命を取り留めたルルーシュだったけど、意識は戻らず、未だ集中治療室で眠り続けているとのこと。
 スザクは、ルルーシュの親友として、ユーフェミア副総督の騎士として、全てのことに口を閉ざすように『約束』させられ、『真実』を聞かされたらしい。

 でも。
 あたしは、また、解けない疑問があった。
 スザクは、それを、どうしてあたしに話してくれたんだろう?

 あたしは、スザクに訊いた。
「じゃあ、あたしにそれを話したら、マズイんじゃ・・・」
「うん、ホントは、こんなこと・・・ルール違反だって分かってる。でも・・・」
 スザクは、口元に微笑を浮かべると、言葉を繋いだ。
「カレンには、知っておいてもらいたかったんだ。・・・そして、ルルーシュにも、知ってもらいたい。キミが、そして、ぼくたちが、どれくらい、ルルーシュのことを想ってるか・・・」
 あたしは。
 信じられない気持ちで、スザクを見ていた。

 あたしが、ルルーシュのことを、想っている・・・?

 それは、スザクの勘違いだ。
 あたしが尊敬しているのは、『ゼロ』で、あたしが護りたかったのは、『ゼロ』だけで、あたしに命令していいのは、『ゼロ』しか居なくて・・・。
 あたしが戸惑っていると、スザクは、こう言った。
「だって、『ゼロ』だって、ルルーシュの一部なんだ。ぼくたちが知らなかったルルーシュの・・・だから、ルルーシュだって、キミが知らなかった『ゼロ』の一部なんだよ・・・ちょっと違うかもしれないけど」

 あたしは・・・。

「カレン?」
 スザクが驚いたみたいに、あたしの顔を見ていた。
 あたしは、視界がぼやけるような感じがして、目をこすった。
 そして。
「・・・泣いてるのかい? カレン」
 指に触れた『涙』とスザクの言葉で、あたしは、今、初めて自分が泣いていることに気付いた。
 もう、涙なんか、枯れたと思っていたのに。
「何で・・・あたしは、泣いてるの・・・?」
 あたしは、自分が、どうして泣くのか、分からなかった。
 ルルーシュ・・・ゼロが生きていたことが嬉しいのと、それを、今まで、ずっと知らなかったのが悔しいのと、黙っていたスザクが腹立たしいのと、ゼロもルルーシュも、同じ一人の人物だって、スザクに言われたのと、とにかく、いろいろな『想い』が、ぐちゃぐちゃに絡み合って、どれが、何が、あたしの『気持ち』なのか、判らなくなってしまった。
 スザクは、あたしが泣き出してしまったことに、驚いてしまったのか、忙しなく両手を振ると、こう言った。
「嬉しい、んじゃないかな・・・? だって、『ゼロ』は死んでしまったけど、ルルーシュは、生きていて・・・いつか、きっと目覚めると思うから・・・」
 あたしは、コイツは、『バカ』なんじゃないか、と思った。
 それは、スザクの『希望』じゃないか。
 あたしが、ルルーシュが生きていて喜ぶのも、ルルーシュが、目を覚ますのも、全部、アンタが、そうなったらいい、と思っていることじゃないか!
 あたしは、あたしが泣いてる理由を、スザクに訊いたのに、どうして、スザクは、自分の希望を言うんだろう?
 それじゃ、まるで、あたしが、スザクと同じ想いでいるみたいじゃないか!

 あたしは、違う。
 あたしは、あたしは・・・。

 あたしは、何も言えなくなってしまった。
 ただ、涙だけをこぼして、その場に立ち尽くした。
 スザクは、あたしの頭を引き寄せると、自分の胸に、あたしの額をくっつけた。
「・・・そのっ・・・ルルーシュじゃなくて、悪いんだけど・・・っ」
 どうやら、胸を貸してくれるつもりみたいだった。
 あたしは、何だか、おかしくなってきた。
 こんなときまで、ヘンな気を使わなくてもいいのに。
「・・・バカ」
 あたしは、そう呟いた。
 そして、あたしを泣かせた仕返しに、スザクの制服に、思いっきり鼻水をつけてやった。
 そうして、あたしが泣きやむまで、ずっとあたしを抱き締めることも、突き放すことも出来なかったバカは、あたしが顔を上げると、こう言った。
「明日も、学校へおいでよ。・・・まだ、ルルーシュの話じゃなくても、訊きたいことが、たくさんあるから!」
 あたしは、このとき、初めて気付いた。

 スザクは、あたしを『外』に出すために、『ゼロ』のことをあたしに訊いたんだ。

 そして、あたしが、落ち込んでいるから、ルールを破ってまで、ルルーシュが生きていることを教えてくれた。
 あたしは、このどうしようもない『お人好し』を、どうしてくれようか、と思った。
 そして。
「誰が、アンタなんかに教えるもんか、このバカ!」
 人好きのする笑みで、あたしを見るスザクに、アッカンベーをしてやった。
 スザクは、笑みをますます深くすると、こう言った。
「その方が、カレンらしくて、ずっといいよ」
 あたしは、もう、どう言ったらいいのか、わからなくなってしまった。
 そして、何となく、ルルーシュが、コイツに固執した理由が分かるような気がした。
 でも、あたしは、スザクに言った。
「懐柔しようったって、そうは行かないんだから」
 そして、不毛なやりとりは、数十分は続いた。
 あたしは、ほんの少しだけ、スザクのことを、気に入ったような気がした。


 それから、数週間後。
 ルルーシュが目を覚ました、という知らせが、あたしたちのところへ寄せられた。
 スザクは、生徒会のみんなに、今まで黙っていたことを謝ると、ルルーシュのところへ、お見舞いに行って欲しい、と言った。
「そういえば、アンタ、ルルーシュが死んだ、なんて、一言も言ってなかったわね」
というミレイ会長の言葉は、スザクが相当の『クセモノ』であることを、よく表していた。
 良かった良かったと大げさに感動しているリヴァルと、今度会ったら殴ってやるつもりだったの、と何故か怒っているシャーリー。
 頬を染めて、明後日の方を向いているニーナと 噛みグセの直らないアーサー。
 いつもの『生徒会』が、そこにあった。
 あたしは、また、ここに来ることが、出来そうな気がした。


 ルルーシュが目覚めるとき。
 閉ざされた『明日』が、開かれる―――。


(『閉ざされた明日』-もう一つの未来-・完結)



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はい。ようやく完結しましたね~。
途中、いろいろとあって、この完結でよかったのかと迷うことも、消化しきれなかった伏線もありましたが、一応、これで終わりです。

こちらでは、大っぴらに触れませんでしたが、ユフィを撃とうとしたのは、キョウトの重鎮たち、という設定で、お送りしました。
そして、それを予想していたルルは、『ゼロ』は、ユフィの『政策』に賛成しない、ということを宣言し、ユフィにその『政策』を辞めさせるために、『ゼロ』として、会場へ向かったことになっております。
結果、『黒の騎士団』は、完全な『反逆者』になってしまうのですが、それでも、ルルは、ユフィの『政策』は、受け入れられなかった、ということで。。。
(多分、名前だけの『平等』を与えて、結局は、『主義者』を『恭順派』へ持っていこうとする、キレイゴトの『政策』だ、とでも言うつもりだったんでしょう)
でも、いざ、ユフィの危機を目の当たりにしたときに、頭で考えるより先に、身体が動いてしまったという寸法で。。。
(お兄ちゃんだもんね)

このお話のダメなところは、普通、ユフィの危機に先に気付くのは、ユフィの側に控えている(はずの)スザクではないか、ということですね。
そこは、それ。
死角になっていて見えなかった、とか、それを言ったら、この話自体が成り立たない、とか、言い訳は山ほどありますが。。。ごめんなさい。

とりあえず、後書きという名の製作裏話でした。。。


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| その他SS(コードギアス) | 12:30 | コメント:0
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