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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

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Masquerade 6
リンクにある『ちょこっとルルコ。』のネタバレSSです。

スザ語りで、補完出来ない内容を、こちらに持ってきているので、
必然的に、『ネタバレ』状態になりました。。。

先にご覧になるも、完結後まとめてご覧になるも、自由です。

語り手・形式はいろいろ。
6番手は、ルルコ語りで、本編33話の鏡版。
STAGE 19で、ルル→ユフィの感情が、TVシリーズとこちらとで違う方向へ向いてる気がしたのに、行政特区のせいで、被り始めた気がするのは、気のせいでしょうか?(苦笑)

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Masquerade 6


「何を、期待している?・・・オマエは」

分かっていた。
あぁ、本当は、分かっていた。
スザクは、否定されたいんだ。
ユフィは、自分のことを嫌いになったんじゃないって。
自分が傷つくのを、見たくないから、自分を、ランスロットのテスト・パイロットから、外したんだって。
そう、言ってもらいたかったんだ。
だが、オレは、スザクの望みを無視した。
耐えられなかった。
それを真実だと思ったスザクが、ますます、ユフィを好きになるだろうことが。
オレは、わざとユフィを貶めることを言った。
スザクが、怒ることを、知っていながら。

「スザク・・・オマエが言ったんだ。オレが、ユフィを好きじゃない、と」

オレは、スザクが言った言葉尻を捉えて言った。
スザクの顔が、みるみるうちに歪んでいくのを見ながら、オレは、言葉を止めることが出来なかった。

「オレが、ユフィを好きじゃない・・・全く、その通りだよ。・・・オレは、オレが持たない『全て』を持っているアイツが憎かった。可愛い顔に、優しい声。アイツの周りには、いつもアイツを好きなヤツが集まって、アイツの『本性』を知らずに、その外見に惑わされる」

言ってから、気付いた。
オレは、ユフィが、羨ましかったんだ!
羨ましくて、妬ましくて・・・憎かった。
スザクに、想われてるユフィが。
父上に、話を聴いてもらえるユフィが。
オレを忘れてしまったスザク。
オレと目を合わせようともしない父上。
たくさんの人たちに囲まれて、花のように笑うユフィ。
外の世界で、蝶のように自由に飛び回るユフィ。
それを・・・。

「・・・オレは、それを、指をくわえて見ていろと言うのか?!」

もう、たくさんだ!

「ルルーシュ!!」

「・・・オレは、戦うことを否定はしない。待っているだけじゃ、本当に欲しい物は、手に入らない。本当に欲しいものがあって、それが戦わなければ手に入らないものなら、戦うべきだ!!」

オレは、自分の考えを述べていた。
スザクの前で。
平和主義のユフィとは、真逆の考え。
オレを好きだと言ってくれたスザクは、もう、どこにも居ない。
だが、目の前に居るスザクは、確かにスザクなんだ!
だから、手に入れる。
どんな手段を使っても。

「・・・例え、そのことで、誰かを傷つけることになったとしても・・・」

オレは、スザクを押し倒し、その上にのしかかった。
スザクの瞳に、オレが映る。
・・・醜いのは、オレの方だ。
オレは、自嘲の笑みを浮かべると、こう言った。

「・・・なぐさめなら、シャーリーにでも頼むんだったな」

多分、シャーリーなら、スザクが望む、なぐさめの言葉をくれるだろう。あの、おせっかいで、優しい女の子なら、スザクの話を聴いて、ユフィは、スザクを人殺しにしたくなくて、そんなことを言ったんだ、と言ってくれるだろう。
だが、オレは、違う。
ユフィは、優しいだけの人間じゃない。
自分が、皆に好かれていることを知ってるから、何でも、お願いすれば、誰かが、それを叶えてくれると思っている。
したたかな女だ。
そして、無邪気な仕草と、裏を感じさせない『善意』で、誰もアイツに逆らえない。
そうやって、人の心を掴んでいく。
それが、ユフィのやり方なんだ。

「る、ルルーシュ・・・?」

そして、ここにも、アイツに骨抜きにされたヤツが。
スザクは、オレからのキスを、訳がわからない、といった様子で受け止めた。
オレは、オレには、こんな方法でしか、オマエを手に入れることしかできないのに!

「・・・忘れてしまえ。『約束』のことなんか・・・そんなものがあるから、縛られて動けなくなる」

スザク・・・オマエが、オレと会ったこと、オレと過ごしたこと、全部忘れるんだったら、オレとした『約束』こそ、忘れるべきだったんだ。
そうすれば、そんなに、苦しむこともなかったのに。

「出来ないよ・・・ユフィは、ぼくの大切な『幼なじみ』で、守りたい人だ」

スザクは、忘れられない、とばかりに、オレの言葉を否定する。
オレは、スザクの目を覗き込んで言った。

「出来るさ・・・オレが、忘れさせてやる」

オレには、それを可能に出来る『力』がある。
無意識下の行動すら操り、誰も逆らうことが出来ない、『絶対遵守』の力。
それを使えば、オマエは。

「『約束』のことも・・・ユフィのことも・・・全部、忘れてしまえ・・・そして、アイツが言った通り、ただの『学生』として・・・」

『約束』のことも、ユフィのことも忘れ、『ゼロ』からやり直せる。
オレは、もう、ためらわなかった。
スザクの視神経を通して、命令文を送り込む。

「ルルーシュ・・・?」

忘れてしまえ。
全てを。
そして。

「オレと、共に生きろ・・・何も考えずに・・・」

オレだけを、見ろ!

「・・・愛してる、スザク」

呟いた言葉は、誰の記憶にも留まることなく、虚しく流されていくのだろう。
だが、それが、オレの中の、ただひとつの『真実』だった。
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| Masquerade | 18:54 | コメント:0
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