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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

戦場のナイトメア・イメージイラスト | main | 戦場のナイトメア(前編)
戦場のナイトメア(後編)
STAGE 17を観て、その後の話を考えてみたSS。
C.C.が言ったセリフが、微妙にTVシリーズと被ってたり、
ルルが、女々しかったりして、アレですが、結構、お気に入り♪
同タイトルのオフ誌の後編です。

【注】スザルル・年齢制限有りの表現を含みます。
   苦手な方、18歳未満の方は、ご覧になりませんよう、
   お願いします。


戦場のナイトメア(後編)


「ごめん・・・明かりが消えていたら、帰るつもりだったんだけど・・・」

 ルルーシュが、クラブハウスの前まで行くと、スザクは、済まなさそうにそう言った。
 ルルーシュは、そんなスザクを一瞥すると、くるりと踵を返し、入れ、とだけ言う。
 正直、何を言っていいのか、分からなかった。

 裏切り者!
 信じていたのに!
 オマエが、あの『白兜』のパイロットだったんだな。
 そうやって、虫も殺さないような笑顔で、オレたちの前に立ちはだかっていたのか。
 このペテン師め。

 頭の中には、いくつもの言葉が浮かんではいるものの、それらは全て、ルルーシュが『ゼロ』だと知らないスザクの前では、言えない言葉だった。
 ルルーシュは、その最後の『切り札』を出すことも出来ず、スザクがついて来ていることをチラ、と確認すると、自室への階段を登り始める。

「ホントに・・・ごめん。昼間の話・・・ルルーシュがすごく真剣な顔をしてたから・・・本当に大事な話だって思って・・・気になったから・・・」

 スザクは、何も言わないルルーシュを、夜遅くに来た自分を怒っている、と捉えたのか、懸命に弁解していた。
 ルルーシュは、その言葉を無視して、自室の扉を開け、中に入る。
 スザクは、そのまま、ルルーシュにつられるように、中に入った。
 そして、ルルーシュは、扉を閉めに行くフリをして、後ろ手でドアの鍵を閉めた。
『軍人』である彼ならば、いざとなれば、そんなことをしても意味がないことぐらい、百も承知だったが、誰かに入って来られるのも、面倒だったのだ。
 ルルーシュは、まだ、申し訳なさそうにしているスザクに、精一杯の笑みを造ると、

「怒っているなら、初めから、下まで行かないさ」

と言った。
 スザクは、その言葉に安心したのか、ほぅ、と息を吐くと、気になっていた、と言っていたことを訊いて来た。

「戻ったら・・・大事な話があるって言ってたけど・・・何の話だったの?」

 ルルーシュは、その問いに答えなかった。
 いや、答えられなかった。

 ナナリーの『騎士』になって欲しい。

 それが、あの戦闘のあと、ルルーシュが、スザクに話そうと思っていたことだった。
 いずれ、自分は、ナナリーの側には居られなくなる。
 しかし、いざというとき、ナナリーを守ってくれる存在が必要だ。
 もし、スザクが、七年前の出来事を苦に想い、マオが言った通り、『死に場所』を求めて、軍に身を置いているのだとすれば。
 何か、『生きる目的』があれば、スザクは、また生きていけるのではないか。
 幸い、スザクは、ナナリーにとても優しく接しているし、ナナリーもスザクのことを『好き』だと言う。
 これ以上の組み合わせは、考えられなかった。
 だから、ルルーシュは、スザクにナナリーを任せようと考えたのだ。
 一つの『策』で、幾つもの『効果』を得る。
 それが、ルルーシュの『戦略』であった。

 しかし、今は、そんなことを言い出せる時ではなかった。
 スザクは、自分が憎んでいた『白兜』のパイロットで、自分は、『白兜』が倒すべき敵、『ゼロ』なのだ。
『ゼロ』が、宿敵に、自分の妹を渡すなどと。
 いや、違う。
 自分が、耐えられない。
 今、何気ない顔をして、こちらを見ているスザクは、どれほど、自分に『秘密』を持っているのか。
『笑顔』の仮面を貼りつかせ、こちらを欺いていたのは、スザクの方じゃないか。
 そして、騙している、という罪悪感のまま、自分は・・・。

 ルルーシュは、スザクの問いに、後で話す、と言うと、ベッドに腰掛け、スザクの腕を引っ張った。
『訓練』を受けているはずの彼は、見知った相手から来る『ふい打ち』には警戒していないのか、簡単にルルーシュの方へ引き寄せられる。
 ルルーシュは、そのままスザクの身体を引き寄せると、彼の唇を奪った。
 初め、驚いていたスザクは、やがて、状況を察したのか、ルルーシュの頬に手を添え、そのまま、ベッドに倒れこむようにして、口付ける。
 永い、永いキス。
 重ね合わせた唇を開き、歯列を割って、スザクの舌を受け入れる。
 憎くて、憎くて・・・愛しい相手の舌。
 いっそ、噛み切ってしまえば、スザクは、永遠に自分のものになるのだろうか?
 ルルーシュは、スザクの口付けに酔いながら、そんなことを考えた。

 そんな方法で、手に入るなら、とっくの昔にやっている。

 ルルーシュは、知っていた。
『ギアス』を使い、相手を服従させたとしても、それは一時的なものでしかない。
『支配』は、永久には、続かない。
 それを『証明』するために、自分は、立ったのだから。
 その自分が、『ギアス』を使って、人を『支配』して、何になるというのだ?
『矛盾』だらけじゃないか!
 ルルーシュは、『ギアス』の継続時間のテストで、既に、かなりの長期間に渡って、人を思い通りに動かせることを検証していた。
 そして、『条件』が揃うことにより、命令を実行する『ギアス』についても、可能であることを同時に知った。
 だから、C.C.が言った通り、『ギアス』を使い、スザクをナナリーの『騎士』に仕立てることは、出来ない話ではなかった。
 そして、二度と、自分たちの邪魔をしないようにすることも。
 しかし、それでは、意味がないのだ。
 あの時、スザクを行かせた『意味』がない。

「・・・ルルーシュ?」

 上の空の自分に気付いたのだろうか?
 スザクが、ルルーシュの顔を覗き込む。
 ルルーシュは、彼の瞳に、自分が映っているのを観た。

 弱い自分。
 何も出来ない自分。
 今の自分は、あのころの自分と、少しも変わっていない。
 ただ、『仮面』を着けていただけなのだ。
 何でも出来る、不可能を可能にする『ゼロ』の仮面を・・・。

 ルルーシュは、スザクの愛撫に集中することにした。
 スザクの頭に手を回し、瞳を閉じる。
 スザクは、少しの間、いぶかしんでいたが、やがて思い直したのか、行為を再開した。

「んっ・・・!」

 ルルーシュは、スザクの与える感覚に酔っていた。
 このとき、スザクに抱かれているときだけが、ルルーシュが、『一人』になれる瞬間だった。
 マオが言った通り、常に、ルルーシュの中には、複数の『ルルーシュ』が居て、自分の行動と考えを客観的に観ている。
 行動するルルーシュ、分析するルルーシュ、批判するルルーシュ、臆病なルルーシュ、勝気なルルーシュ、泣き虫のルルーシュ。
 挙げ出せばきりがないが、常に、いつもの『ルルーシュ』を動かしているのは、たった一つの『感情』だった。

 それは、純粋な『怒り』。
 自分をこんなにした『父』への『怒り』。
『日本』を、自分とナナリーの安息の場所を奪った、『ブリタニア』への『怒り』。
 そして、誰も守れなかった自分への『怒り』。

 しかし、そんな『怒り』でさえも、スザクの側に居れば、忘れたフリをすることが出来た。
 穏やかな、春の陽だまりのような空間と、激しく、真夏の太陽のように求められる、この行為。
 どちらも、凍りついたルルーシュの心を溶かすのには充分で、蕩けるような『快感』は、ルルーシュの身を震わせた。

「・・・ルルーシュ」

 熱っぽく呼ばれる、自分の名前。
 胸をまさぐり、勃ち上がった先端を弄られる。
 それだけで、ルルーシュの身体は、ビクビクと跳ね上がり、背筋を『快楽』という名の感覚が、這い上がる。
 ルルーシュは、甘い息を吐いた。

「・・・はぁっ・・・スザ・・・ク・・っ」

 愛しい名前を呼ぶ。
 スザクの舌であろう、濡れた感触が、胸の飾りを転がし、続いて、吸われるような感覚に、ルルーシュは、身を震わせる。

「・・・もう・・・いいから・・・っ」

 ルルーシュは、もう、限界が近かった。
 頭の芯が、ぼぅっとして、何も考えられない。
 荒れ狂う『熱』は、解放を求めて、ルルーシュの体内を駆け巡る。
 ・・・ズボンが、きつい。
 スザクは、ようやく、ルルーシュの『求め』に気付いたのか、ごそごそと、ズボンのボタンを外し始めた。

「・・・今日のルルーシュ、何か・・・積極的だね」

 そんな風に言うスザクは、いつもより、執拗に愛撫をしていたことに、気付いているのだろうか?
 それも、今のルルーシュにとっては、どうでもいいことだった。
 スザクは、ルルーシュのズボンを下着ごと脱がしてしまうと、ついでとばかりに、胸の辺りに溜まっていたシャツも取り去ってしまう。
 全裸にされたルルーシュは、スザクの視線に晒されることになった。
 こんな、恥ずかしい格好をさせられても、スザクだから、許せるのだ。
 これから与えられる感覚は、更に自分を乱れさせ、普段からでは想像も出来ないような『痴態』を晒すことになる。
 それでも。
 それでも、スザクが、そんな自分を見たいなら。
 そんな自分を求めてくれるなら。
 ルルーシュは、暴れそうになる、自分の『プライド』を押さえつけて、スザクを呼んだ。

「・・スザク・・・は・・やくっ」

 そろり、と足を開いて、スザクを招き寄せる。
 影が、自分に覆いかぶさり、温かいものに、自分の中心が包まれる。

「はぁんっ」

 それだけで、イってしまいそうだった。
 何とか堪えた快感は、ルルーシュの頭を真っ白に塗り替えていく。
 ねっとりと絡みつくのは、スザクの舌。
 そして、温かく包みこむのは、スザクの口内。
 ルルーシュは、自然、突き上がる腰を、首を振りながら耐えて、スザクの愛撫を受け入れた。
 先端をくじられ、幹を唇で擦られる。
 ルルーシュは、大きく身を震わせると、自身を解放した。

「ルルーシュ・・・」

 スザクは、ルルーシュの名を呼ぶのが、好きなようだった。
 掠れたような、甘えるような響きを持った声が、ルルーシュの耳を通し、身体を震わせる。
 ルルーシュの息が整うころ、スザクは、ルルーシュの後ろに、ヒヤリとしたものを塗り付けた。
 そして、滑りの良くなったそこへ、骨ばった指を忍ばせる。
 ルルーシュは、息を詰めて、その感覚に耐えると、今度は、深く息を吐き出した。
 スザクの指が動くたびに、ルルーシュの戻りかけた意識は、また、ぼんやりと煙っていく。
 中をまさぐられるのは、正直言って、気持ちが悪い。
 体内で、別の生き物が動いているような感覚は、何度しても、慣れるようなものではなかった。
 それも、スザクが、ルルーシュのいいところを探り当てるまでの我慢である。

「ひっ・・・!」

 ひときわ高く上がった声は、『異物感』が、『快楽』に摩り替わる合図でもあった。
 スザクは、荒い息を吐きながら、ルルーシュが反応を示したそこを、執拗に突いたり擦ったりして、弄くった。
 その度、ルルーシュは、イッたばかりの中心に、熱が集まるのを感じる。

「・・・やぁっ・・・スザ・・・クっ・・・もぅ・・・そこばっかぁっ・・・」

 快楽に浮かされた声は、自分のものとは思えないほど、甘ったるく、甲高かった。
 それでも、ルルーシュは、首を振って、その感覚を受け入れる。
 やがて来る、もっと大きな『快楽』のための、『前哨戦』でしかないのだ、これは。
 ルルーシュは、スザクの指が、二本、三本と増やされ、中を押し広げるように拓かれるのに耐えた。
 そして、もう、何が何だか判らなくなるころ、ようやく、スザクの声が聞こえた。

「ルルーシュ・・・もう、いいよね・・・?」

 これだけ、時間を掛けて、まだ、許可を求めようとする、スザクが信じられない。
 ルルーシュは、熱に浮かされるように、彼を強請った。

「・・・はや・・くっ・・オマエが・・・ほ・・しい・・・っ」

 ルルーシュが言い終るのと、スザクの指が抜かれるのは、同時だった。
 そして、代わりに当てられる、熱い塊。
 ゆっくりと入って来たそれは、ルルーシュの意識を完全に白く染め上げていった。


「それで・・・ルルーシュの話って何だったの?」

 スザクの質問は、まだ続いていた。
 しかし、ルルーシュは、それを蒸し返すつもりは、なかった。
 もし。
 もし、スザクが、『軍』を辞め、自分の側に付くと言うのなら、その時は、ナナリーの護衛をさせるつもりだが、今のままのスザクでは、駄目だった。
 ルルーシュは、思い付いたように、言葉を口にする。

「スザク・・・オマエ、ナイトメアに乗っているんだってな・・・」

 ルルーシュは、慎重に言葉を選んだ。
 あれだけの騒ぎだ、ニュースで観た、と言えば、これくらいの情報を持っていても、スザクが、自分を怪しむことはないだろう。
 思った通り、スザクは、ルルーシュがそれを知っていることに疑問を抱かなかったのか、その質問に答えてくれた。

「うん・・・ごめん・・・何か、言い出しづらくて・・・」

 そんな『謝罪』を聞きたいわけではなかった。
 ルルーシュは、叫びそうになる心を、必死の気持ちで抑えながら、スザクに言う。

「オレたちに、余計な心配をさせたくなかったんだろう?・・・オマエらしい話だ」

 努めて冷静に、淡々と述べた。

 あぁ、そうやって、また『嘘』を積み重ねていく。

 スザクが、実の父を殺したことを知ったときも、本当は、心中穏やかではなかったくせに、これ以上、彼を責めても、何もならないことを知っていたから、冷静な言葉で、受け流しておいた。
 スザクは、ありがとう、と言ったが、ルルーシュは、彼に礼を言われるようなことは、何もしていない。
 今だって。
 
 憎い。
 黙っていたスザクが。
 憎い。
 憎い。
 憎い。
 ・・・殺してしまいたいほど。

 それでも。

 ルルーシュは、ただ一つの『望み』を懸けて、言葉を紡ぐ。

「スザク・・・オレが、そんな危険な真似はやめろ、と言えば、オマエは、軍を辞めるのか?」

 ルルーシュは、スザクの方を向いて、そう言った。

『そいつも『ギアス』に掛ければいい』

 C.C.の声が、木霊する。

「スザク・・・」

 スザクは、じっとルルーシュを見つめると、首を横に振った。
 そして、揺ぎない瞳で、こう答える。

「ぼくは・・・認められて、この『世界』を変えて行きたい。だから、軍に入ったんだ。・・・途中で辞めることは、出来ないよ」

 ルルーシュの世界が、黒く染まった。

 やはり、オレとオマエは、『敵』でしか、いられないのか・・・。

『あの男は、『ゼロ』には、なびかなかった』 

 そして、ルルーシュにも、彼は、止められない。
 手に入らないものなら、いっそ・・・!

「・・・ルルーシュ? どうしたの?・・・目が赤い・・・」

 ルルーシュは、無意識に『力』を発動させようとしていた。
 しかし、スザクの言葉で我に返り、それを引っ込める。

「・・・帰れ!」

 ルルーシュは、余りの自分勝手さに、吐き気がした。
 今、自分は何を考えた?
 スザクに『ギアス』を掛け、何をするつもりだった?
 ルルーシュは、スザクに背を向けると、必死に叫んだ。

「帰れ! この薄情者めっ! 戻ればいいだろう?『軍』でも、どこでも! オマエのことなんか、知るもんか!」

 胸のつかえは、どんどんと酷くなり、叫ばなければ、吐いてしまいそうだ。
 ルルーシュは、シーツを抱え込み、そのままの姿勢で叫び続けた。

「出て行け! 今すぐに!!」

「・・・ルルーシュ、泣かないで」

「・・・・・・っ!」

 スザクの言葉に、ルルーシュは、言葉を止める。
 泣いてなど、いなかった。

 ほら、涙だって、出ていない。

 ただ、どうしようもなく、吐き気がするだけで。
 ルルーシュは、吐き気を堪えるように、呻いた。

「・・くっ・・・んっ・・・ぅうっ・・・」

 ほら、笑えばいい。
 いつものように。
 辛いときこそ、笑ってみせた。
 今までだって。
 シャーリーを喪ったときでさえ、笑って言えた。
 今まで、ありがとう、と。
 だから。
 だから、今度だって、笑えるはずだ。
 そうやって、感情を殺して、平気なフリをして。
 得意だったじゃないか、『余裕の笑み』を浮かべることは。
 だから・・・!

「ルルーシュ!!」

 ルルーシュは、後ろから抱き締められ、その腕に、しがみついた。
 さっきまで、自分を抱いていた腕。
 そして、今も。

「・・・本当に哀しいときはね、涙も出なくなるんだ。・・・オレは、それを知ってる」

 ルルーシュは、スザクの言葉を、黙って聴いていた。
 それは、スザクが、七年前から抱えてきた『痛み』の片鱗だった。
 それでも。

 二人の『道』は、重なることはないのだろう。

 ルルーシュは、そう思った。
 ただ、この腕のぬくもりだけが、嘘のように、ルルーシュの『吐き気』を治めてくれた。
 ルルーシュは、ゆっくりと、スザクの腕をほどくと、彼の方に向き直った。
 そして、いつものように、口角を引き上げて、眉間の力を意識して抜く。

「哀しいわけじゃない・・・心配なだけだ、スザク・・・オマエが」

「・・・そう」

 スザクは、納得が行かない様子だったが、ルルーシュは、それを無視して言った。

「オマエが、一人で突っ走り過ぎて、皆に迷惑かけるんじゃないかって」

「・・・それ、ちょっと酷いよ」

 ルルーシュは、笑った。

 そうだ、これでいい。
『臆病』な自分は、これから先も彼の前で、『嘘』を吐き続けるだろう。
 黙っていた彼を、責められるはずがない。
 スザクは、『嘘』など、吐いてはいなかったのだから。
 ルルーシュは、黙って、スザクを送り出すことにした。
 いずれ、自分たちは、『敵』として、再び対峙するときが来るだろう。
 しかし、『ゼロ』でないときは、スザクは、自分の『友だち』なのだ。
 だから、今は、それでいい。

「ルルーシュ」

 不意に、スザクに名前を呼ばれて、ルルーシュは、考えを止めた。
 スザクは、とても言いづらそうに、口を開く。
 この表情を、ルルーシュは、知っている気がした。
 あれは、確か・・・。

「先延ばしにして・・・また、心配させたくないから、先に言っておくよ」

 頭のどこかが、『警鐘』を鳴らす。
 聴いては、いけない、と。

「何だ?」

 ルルーシュは、その警鐘に逆らい、スザクに先を促した。
 スザクは、小さく息を吸い込むと、こう言った。

「ぼく・・・ユーフェミア副総督の『騎士』になれ、と言われたんだ」

 そして、ルルーシュの時は、止まった。

(了)

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| スザルルSS | 16:42 | コメント:0
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