FC2ブログ
『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

この闇の深さを君に その3 | main | パイスースザク
Masquerade 8
『ちょこっとルルコ。』のネタバレSSです。

スザ語りで、補完出来ない内容を、こちらに持ってきているので、
必然的に、『ネタバレ』状態になりました。。。

先にご覧になるも、完結後まとめてご覧になるも、自由です。

語り手・形式はいろいろ。
8番めのお話は、特派です!
でも、ロイドさんに語らせようとしたら、文章になりませんでしたので、こんな感じにxxx
まだまだ、修業が足りないようです。。。
---------------------------------------------------------------

Masquerade 8

 
「ふぅ~ん。で、キミの優しさは、誰が知ってるわけ?」

 ロイドは、つまらなさそうに、そう言った。
 ロイド・アスプルンドという人物は、相手が誰であろうと、態度を変えることは、まずない。
 形式上、丁寧な言葉を使うことはあっても、それに目上の者に対する『尊敬』の念が含まれているか、と言えば、答えはノーであろう。
 かといって、自分の部下や、その他の人たちに、威張っているわけでもなければ、見下しているわけでもない。
『平等』と言えば、聞こえはいいのかもしれないが、会う人全てにそれでは、彼が、人間に興味がない、と取られてしまっても、文句は言えないだろう。
 しかし、それが、許されてしまうのも、ロイドという男の不思議なところだった。

 今日もまた。
 彼の前に座っているのは、恐れ多くも神聖・ブリタニア帝国が第四皇女。
 そして、来月1日付けを以って、ブリタニア軍日本駐屯基地の副総督に就任される、ユーフェミア・リ・ブリタニア殿下であらせられるのだった。
 しかし、ロイドの口調は、変わらない。
 ユーフェミアが持ち出した話が、『特派』こと特別派遣嚮導技術部の進退に関わることであっても、この調子なのだった。
 これでは、コーネリア総督が、彼の進言を無視したがるのも、頷ける話であろう。
 もう少し、人にものを頼むときは、へつらってみてもいいものを。
 礼儀と規則を重んじる総督と、ロイドの会見は、さぞや見ものに違いない。
 閑話休題。
 ユーフェミアは、ロイドの態度に、少しも動じることなく、いえ、誰も、とあっさりした態度で答えた。
 先の彼女の話。
 ユーフェミアの腹違いの姉で、長い間、アリエス宮という宮殿で生活を送っていたルルーシュ皇女を、ロイドの部下、スザク・クルルギ准尉の元へ、『社会勉強』に出した本当のいきさつと、その理由について、ユーフェミアは、ロイドに語ったのだ。
 ロイドは、ひとしきり話を終えたユーフェミアに対して、しばらく考えたのち、先の言葉を吐いたのだが、彼女の意外にもあっさりとした態度に、面を食らってしまっていた。

 まったく、皇室の人間と来たら、そろいもそろって、こんなだよ。

 ロイドにしてみれば、そういう感想だろう。
 赤の他人である自分には、澄ました顔で、こういう態度を取るのだ。
 ロイドは、内に、さまざまな考えや、想いを秘めながら、表面上はそれを完璧に隠してしまえる皇子を知っていた。
 第二皇子・シュナイゼル・エル・ブリタニア殿下のことだ。
 穏やかで澄んだ水面のような笑みの下に、いったいどんな『策』を秘めているのか。
 ロイドは、それが面白くて、いろいろと彼に協力をすることがあった。
 結果、こうやって、最先端のナイトメアフレーム開発などという、ありがたい任に就かせてもらっているのだが、ロイドとしては、彼の采配をもう少し分かりやすい場所で見ていたい、という気持ちもあった。
 しかし、これからは、そう退屈することもないだろう。
 何せ、齢16にして、この出来栄えだ。
 彼女は、その穏やかな笑みの下に、どれくらいの『哀しみ』を抱えてきたのか。
 そして、その純粋に人を思いやるだけの『政策』に、自分も巻き込まれていく。
 軍に於ける、技術開発など、どんなに取り繕っても、『兵器開発』でしかないというのに、彼女についていけば、それさえも、ただの『平和利用』へと転換されてしまうのだろう。
 ロイドだって、多くの人間が死ぬのは、好ましくないとは思っている。
 しかし、研究には、より多くのデータが必要だ。
 結果、ロイドは、新型の実戦データを手に入れるべく、過去何度もコーネリア総督にかけ合って来たのだが、正直、スザクが、戦争に向いているかと言えば、答えはノーだった。
 それが、こんな形で、足がかりを掴もうとは。
 ロイドは、このどうしようもない『お人好し』副総督を前に、完全に毒気を抜かれてしまった。
 そして、やっとのことで、また言葉を搾り出す。

「でもね、クルルギ准尉も、甘やかされてばかりいると、ロクな人間にならないよ? キミといい、ルルーシュ君といい、どうしてこうも、准尉を甘やかしたがるのか」

 ユーフェミアは、その『愚痴』にしか聞こえない言葉に、ころころと笑ってみせた。

「それは、スザクが、枢木家の人間だからですわv ルルーシュお姉さまも、気付かないうちに、それを感じ取ってらっしゃるのかもしれませんわね」

「はぁ・・・」

 やっぱり、この『ワガママお姫さま』には、敵わないな、とロイドは思った。
 そんな説明じゃ、誰も分からない。
 しかし、ある程度の予測が出来た自分は、ただの『傍観者』では、居られないのだろう。
 そんな予感を胸に、ロイドは、こう言った。

「それじゃ、黒の騎士団の件についても・・・」

「えぇ、あなたに一任いたしますわ。ですから・・・」

「あぁ、はいはい。准尉のことは、任されますよ、付録の皇女サマまでは、知りませんけどね」

 ロイドは、最後のイヤミのつもりで、そう言った。
 ユーフェミアの『お願い』は、誰も断れない。
 事情を知ってしまえば、それは、『命令』をはるかに凌ぐ事柄であるから。
 そうせざるを得ない、そうしなければ、彼女だけでなく、その『願い』を聴き入れなかった者にも、決してプラスにはならない。
 そう思わせるだけの『何か』がある。
 そして、彼女に『お願い』をされる人は、それを聴き入れれば、何らかの『メリット』が用意されているのだ。
 これじゃあ、誰も彼女を止められないわけだ。
 ロイドは、今、ようやく、あのシュナイゼル皇子が、彼女を気に入っている理由を知った気がした。
 そして、当の彼女は、というと。

「でも、あなたは、知ってしまいましたわ」

 にっこり笑って、そう答える。
 なるほど。
 それなら、自分は、最後まで付き合うしかないのだろう、彼らに。
 自分は、研究用の『データ』が欲しかっただけなのに。
 そう思いながらも、わくわくとする胸を抑えられないあたり、ロイドも大概なのかもしれない。
 そして、目の前の『天使』の微笑みをたたえた彼女は、それを知っていて、ロイドに、先のいきさつを話したのだろう。
 ロイドを、巻き込むために。
 ロイドは、ユーフェミアの背後に浮かんだ『幻想』を見なかったことにして、諦めたように嘆息すると、にっこりと笑ってみせた。

「あなたほどじゃ、ありません☆」

 そして、二人は、先に『お茶会』を始めている、特派のメンバーの元へ姿を現す。
 いい香りの紅茶は、ルルーシュが入れたものであろう。
 セシルは、いろいろと気が付く方だが、味覚のセンスは最悪だ。
 この何年かの『くされ縁』で慣らされてしまった自分ならともかく、他の人間が、毎日アレを食べさせられたら、きっと、味覚がおかしくなってしまうだろう。
 やっぱり、使える人間は、どんどん使っておかないと。
 ロイドは、ルルーシュを引き入れて正解だったことを、二杯めの紅茶を飲みながら思った。
 そして、セシルに、ちら、とこぼす。

「ん~~。どうも、あぁいう子は、ニガテだよ、私は」

「そんなの」

 と言ったセシルは、どこまで事情を知っているのか、こう付け足した。

「あなたが今まで、人と正面から向かい合って来なかったツケです」

 セシルも、容赦がなかった。

インデックスへ

---------------------------------------------------------------


『ちょこルル』本編をご覧になった方の中には、このお話をご覧になって、『あれ?』と思われた方が、いらっしゃると思います。
その『あれ?』の一部が、第二部の初めの方で明かされます。
私も、伏線を張り過ぎて、どこから消化してよいものやら、見当もつきませんよ、全く。。。

あと、ユフィが、『第四皇女』になっている点について。。。
・・・スミマセン!
『Masquerade 7』のスザきゅんのセリフに、コーネリアお姉さまの上にもう一人、姉上さまが居らっしゃるようなことが入ってるんですよ。。。
すると、コーネリアお姉さまが、第二皇女で、ユフィより一つ上のルルコが、第三皇女というコトに。。。
あの二人の間に、誰も姉妹が居ないので、誤魔化しきれませんでしたxxx
そんなワケで!
拍手する
| Masquerade | 13:00 | コメント:0
コメント
コメントする














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |

Profile
pixiv

pixiv

What's New
Manu
Search

Counter

Link

お世話になってます♪

ギアスサーチバナー
GEASS SEARCH 様

ギアスSSサーチバナー
ギアスSSサーチ様


スザルル同盟様はサイト閉鎖されました   ロロ同盟バナー
スザルル同盟様  ロロ同盟様

Link 2
Comment
Mail Form

↓お問い合わせは、コチラで↓

名前:
メール:
件名:
本文:

QR CODE

QR

ケータイからもご覧いただけます♪