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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

Masquerade-R18・その1 | main | ネコな1日。(前編)
ネコな1日。(中編)
はい。
SNSサイトの日記で、2010Hit(皇暦2010年)を獲得されました
しおんさまからのリクエストで、『シュナイゼル&ちびルルにゃん』SS
ですv

前編、シリアスムードで始めましたが、ただのギャグですので、
お気楽に読んでやってくださいませv

ちなみに、SSサーチに載せた『+??』の人が、中編より登場!

マッドな彼の実験が原因だなんて・・・。
元ネタは、永野あかね先生の『猫でごめん!』です♪(←古

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 時として、人は、『衝動』に逆らえないときがある。

 いや、そんな文学的な物言いをしてみても、今のシュナイゼルの心境を、的確には表せないだろう。
 言葉というものは、便利なようでいて、何かと不便なものなのだ。
 自分の気持ちを、理論的に、人に伝えることが出来ない。
 そういった状況に陥ったことがある人間なら、一度はそう思うであろう。
 胸の奥にある、もやもやとした形のないものを、言葉にしようだなんて、ナンセンスだ。
 ただ、はっきりとしていることは。
 シュナイゼルは、そうしたい、と思ったから、そうしただけのことで。
 普段、何かしらの行動に、全て、理由が付いている彼にしては、珍しいことだったのだ。


ネコな1日。(中編)


「ルルーシュ!?」
 普段は、沈着冷静、温厚篤実、滅多なことでは慌てないシュナイゼルが、驚きに目を見開いたのは、何ヶ月ぶりのことであろう。
 少なくとも、この少年に逢うまでは、そんな『新鮮さ』なんて、なかったも同じことだ。
 しかし、今のそれは、そのとき覚えた、自分に匹敵するかもしれない者に対する『愉しみ』と、それが、十にも満たない子供であることへの『驚き』などではなく、純粋に、ただ純粋に、シュナイゼルは、驚いていた。
 叫び声を上げたルルーシュを心配し、ルルーシュの私室に駆け込んだシュナイゼルは、大きなアメジストの瞳から、ぽろぽろと真珠の涙をこぼすルルーシュを見た。
「あ・・・あにうぇ・・・っ」
 途方に暮れた様子で、こちらを見るルルーシュは、歳相応の可愛らしさと、それ以上の痛々しさを感じさせる。
 何しろ、幼いころから、マリアンヌ皇妃の身分の低さを疎んじる貴族たちの視線にさらされてきたルルーシュは、幼いながらも母親や妹を守ろうとしていたのか、とても気丈で、滅多なことでは涙を見せなかったのでである。
 そう。
 数日前、謁見の間で、実の父である皇帝に詰られたときでさえ、目の端に涙を浮かべはしたものの、それをこぼすまいと、必死で耐えていたのだ。
 あの、大人でさえ、萎縮してしまうほどの『威圧感』を持つ皇帝に、あのようなことを言われてなお、泣かなかった子供を、シュナイゼルは、かつて見たことがなかった。
 その、ルルーシュが。
 もう、見る影もなく、泣いているのである。
 これが、驚かずにいられようか。
 シュナイゼルは、ルルーシュの近くへ、そっと寄った。
「どうしたんだい?・・・ルルーシュ」
 ルルーシュは、未だ直らないネコ言葉で、しゃくりあげながら、こう言った。
「ぅえっく・・・だって・・あたまに・・ぃっくっ・・・ヘンにゃみみがっ・・・」
 言いかけたまま、ぼろぼろと零れ落ちる涙は、今の出来事が、ルルーシュの許容範囲を、完全に超えてしまっていることを物語っていた。
 シュナイゼルは、ルルーシュが泣いている『事実』を受け入れてしまうと、今度は、胸のうちに激しい『衝動』を覚えた。

 か・・・可愛いっ!

 それは、小さくて弱い者に対する、庇護欲によく似ていて、それとはまた、違った感情だった。
 今、ルルーシュは、自らの手に負えない状況に涙し、そして、自分に助けを求めているのだ。
 これを見捨ててしまっては、自分は、血も涙もない人間ということになってしまう!
 いや、違う。
 そんな、人道的な意見じゃなくて、これは・・・。
「・・・ルルーシュ!」
 シュナイゼルは、その衝動のままに、ルルーシュを抱き締めた。
 未だルルーシュの頬を伝う涙を、そっと拭い、彼の額に口付ける。
『妹』であるコーネリアやユーフェミア、ナナリーならともかく、弟に、こんなことをしたのは、初めてだった。
 まぁ、コーネリアについて言えば、真っ赤になって、拒否されるようになってからは、人前ではしなくなってしまったのだが、それはまた別の話。
 ともあれ、この時点で、シュナイゼルは、ネコ化したルルーシュの完全なる虜になってしまったことは、間違いない。
 シュナイゼルは、急に抱き締められたことに戸惑うルルーシュに、こう言った。
「・・・泣くんじゃないよ、ルルーシュ。そうだ、私が、一緒に元に戻る方法を考えてあげよう」
 それは、何か当てがあったわけでなく、何となく、そう言った方がいい、と思ったから言っただけであって、シュナイゼルにしては、珍しい発言だった。
 しかし、普段なら、自分の兄が、そんなことで動くわけがない、と判っているはずのルルーシュも、自分のことで手一杯で、そこまで考えが及ばない。
「・・・ホントにゃ?」
「あぁ、もちろんだとも!」
 頼られるのに弱い『兄』は、素直な『弟』に、満面の笑みでそう応えた。
 かくして、シュナイゼルとルルーシュ(今は猫)という、珍しい取り合わせが出来上がってしまったのである。


 時は、少し遡って、こちらは、アリエス宮の中庭。
 かつて、花々が咲き乱れていた美しい庭は、テロリストの襲撃以後、見る影も無く荒れ果てて、踏みつけにされた植物や、銃痕を残した木々が、そのまま放置されていた。
 そして、そこには、白衣を着てメガネをかけた、一人の青年が、遠くを眺めるように、額に手を当てている。
 青年の名前は、ロイド・アスプルンド。
 先日、半ばムリヤリ、家督を継がされたばかりの伯爵である。
 ロイドとしては、大学院の研究室で、得意の機械工学などの研究をして、お気楽に過ごしたかったのだが、そこは、家庭の事情。
 二十歳を過ぎても、家督を継がず、遊び呆けているのは、けしからん、ということである(苦笑)。
 ロイドとて、それだけの理由なら、無視を決め込んだのであろうが、彼にも彼なりの、家督を継がなければならない、アスプルンド家の力が必要な事情があった。
 それは、かつて、同じ研究室で共に学び、そして、同じ軍の部署へ配属されるはずだった研究者が、突如として、行方を眩ましたことにあった。
 何としても、彼女を見つけ出してみせる。
 そう、心に誓ったロイドは、爵位を継いだのであるが・・・。
 いかんせん、面白そうなこととなると、すぐにアンテナを張り巡らせるロイドは、未だ学生気分が抜けないらしく、日々を研究に費やしてしまっている。
 今日も今日とて、この誰も居なくなった庭で、新しく開発した機械の実験をしていたわけだが・・・。
「・・・困ったな~。確かに、こっちに転送されたはずなのに・・・」
 間延びした声で、あまり困ってないように聞こえるが、ロイドは、かなり困っていた。
 ロイドが、開発した機械は、物質転送装置。
 原理はよく分からないが、その装置に入れた物を、別の場所へ転送するための機械だった。
 先ほど、一匹の子猫が、物凄い勢いで、その装置の中に入ってしまった。
 それだけなら、まだ良かったのだが、その子猫は、一人の少年に追われており、猫を追っていた少年も、あやまって装置の中に入ってしまったのだ。
 そして、良くないことは、重なるもの。
 少年が装置に入った衝撃で、運悪く、装置の起動レバーが動いてしまい、哀れ、少年は、一緒に入った猫と共に、別の場所へ転送されてしまった、ということだ。
 ロイドが、異変に気付いたときには、もう、転送が始まったときであり、途中で装置を止めるわけにもいかない。
 しかも、物質転送装置のため、生き物を転送したことがないそれは、中に入り込んだ猫と少年の無事を保障出来るものでもなかった。
 これは、困った。
 ロイドは、かつて、怒らせてしまった同僚に、ホワイトソースのグラタンに、ブルーベリージャムを入れ続けられたときと同じくらい、困っていた。
 そのおかげで、ロイドは、味覚が壊れてしまったのだが、代わりに、何でも食べられるようになったのだから、彼女ばかりを責められないだろう。
 それは、さておき。
「あの子、確か、この宮殿の子じゃなかったっけ? 名前は確か・・・」
 賢明な読者諸君には、分かってもらえただろうか?
 子猫を追いかけて、装置に入り込んでしまった少年。
 それは・・・。
「そう! ルルーシュ!!・・・参ったな~。皇子サマじゃないか・・・」
 ルルーシュは、子猫と共に、宮殿の廊下へ転送されていたのである。
 実験途中の、未完成な装置によって。
 そして、その未完成品は、ルルーシュを、子猫と融合させてしまっていた。


(原因が分かったところで、次回、完結v)

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