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『コードギアス・反逆のルルーシュ』非公認ファンブログ。二次創作SS(BL・女体化含)、イラスト、R18アリ。 pixivにて他ジャンルで活動中★

黒猫皇子と白狼騎士

この闇の深さを君に その5 | main | 『親友バトン(ニーナ→ユフィ)』
ネコな1日。(完結編)
はい。
SNSサイトの日記で、2010Hit(皇暦2010年)を獲得されました
しおんさまからのリクエストで、『シュナイゼル&ちびルルにゃん』SS
ですv

中編から、間が開いてしまって、ごめんなさい。。。

とりあえず、シュナ兄の子ルルにゃん溺愛っぷりを書きたかっただけ
なんですけどね。。。

ロイドさん、元・学友の意外な一面に、あきれてモノが言えないよう
です。。。


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ネコな1日。(完結編)


 人間、変われば、こうも変わるものなのか?

 ロイドは、そう思わずにはいられなかった。
 確かに、人当たりがいいことで有名な、神聖ブリタニア帝国・第二皇子・シュナイゼルとは、学生時代からの付き合いではあるものの。
 今回のように、デレデレした彼を見たのは、初めてのことだった。
 そう、デレデレなのだ、今回のシュナイゼルは。
 ロイドは、過去、シュナイゼルが可愛がっているという、コーネリア・ユーフェミア姉妹と、会ったことがある。
 もちろん、シュナイゼル立会いのもとで、二人を紹介されたのだが。
 その時の彼は、普段見せる、他の者たちへの配慮を交えた、柔らかな物腰に加えて、どこか穏やかな空気を見に纏っていた。
 そう、心を許した者に対する、安心感のようなものか。
 しかし、その時の彼でさえ、その態度には、どこかしら『余裕』があったのだ。
 だが、先ほどの彼は、どうだ?
 ルルーシュを膝の上に乗せ、相好を崩しっぱなしで、彼の耳や尻尾などを撫でている。
 ルルーシュが、くすぐったがると、はははと笑い、今度は、あごのラインで切り揃えられた真っ直ぐな黒髪を、長い指で梳くのだ。
 ルルーシュはといえば、こちらには、警戒心を露わにして睨みつけてくるものの(まぁ、彼が、そんな姿になったのは、ロイドの実験が原因の一つでもあるのだから、仕方がないのだが)、シュナイゼルには、べったりとひっついて離れようとしない。
 そして、ノドが渇いたと言っては、ジュースを飲んだり、眠いと言っては、シュナイゼルの膝の上でお休みと来たものだ。
 おかげで、ロイドは、どうして、ルルーシュの身体に耳や尻尾が生えたのか、をシュナイゼルに説明している間ずっと、この倒錯的な光景を見せ付けられるハメになったのだ。
「・・・早いとこ、元に戻す方法を見つけないと」
 疲れたように呟かれた言葉は、ロイドが、その光景を見て、ゲンナリしてしまった証拠。
 しかし、今の彼に、同情の眼差しを向ける者は、誰も居なかった。


 さて。
 その、シュナイゼルであるが。
 思わぬところで、ロイドに会い、ルルーシュがこんな風になった原因が分かったものの、ロイドの話によれば、ルルーシュを元に戻せるようになるまでは、もう少し時間がかかる、とのこと。
 それならば、と、予定を空けておいた今日一日を使って、ルルーシュの側に居よう、と決め込んでしまったのだ。
 思えば、彼らには、可哀そうなことをしてしまった。
 十歳にも満たない子供が、目の前で母親を殺されたばかりか、親戚兄弟父親に至るまで、全てが『敵』で、自分たちの『味方』など、誰一人として居ない状況へ追い込まれてしまったのだ。
 無論、兄弟の中には、ルルーシュたちを本気で心配している者が居ることも確かだ。
 コーネリア・ユーフェミア姉妹は、マリアンヌ存命のころは、よく共に遊んでいたこともあって、マリアンヌ皇妃殺害の件には、疑問を抱いている。
 コーネリアは、既に、自分の持てる力全てを以ってして、事件の真相を探るべく、動き始めていたし、ユーフェミアは、両足の自由と光を喪ったナナリーのことを、とても心配していた。
 しかし、だ。

 ルルーシュの心配は、いったい、誰がしてくれたのだろう?

 シュナイゼルは、そう思った。
 外傷はほとんどなく、事件の数ヵ月後には皇帝に謁見をし、父王の非道さを非難した子供。
 誰もが、彼の悪運の強さと、子供らしからぬ気丈さに、驚嘆の声を上げたことだろう。
 しかし、その『強さ』は、どこから来たものなのか?
 誰も頼る者がなく、妹を守らなければならないという、孤独と重圧の中で、ギリギリの力で生み出された強さは、とても脆く儚い。
 だからこそ。

 今、この時だけでも、ルルーシュを庇ってやりたいと思うのは、勝手な話だろうか?

「にゃぁ・・・」
 シュナイゼルは、自分の腕の中で、安心しきったように眠る弟の顔を見た。
 目の下にうっすらと浮かぶ隈は、よく眠れていない証拠だろう。
 今回、子猫と融合などという、バカげた事態にならなければ、誰も気付けなかっただろう、ルルーシュの心の闇。
 願わくば、ルルーシュの『孤独』が、少しでも癒されんことを。
 シュナイゼルは、熟睡したルルーシュの口の端へ、そっとキスを落とした。
 それが、弟に対する『親愛』の情なのか、それとも、また違ったものだったのか、そのときのシュナイゼルには、分からなかった。


「じゃ、元に戻すからね~☆」
 あれから、驚異的な速さで、分離機を開発したロイドは、理科の実験を始めるような気軽さで、開始の合図を送った。
 本来なら、何度か実験を重ねなければならないところだが、急ごしらえの装置は、一度しか使えなく、また、成功の可能性も、充分とは言いがたかった。
 それでも、その機械を使わなければならなかったのは、ルルーシュが、早くナナリーの側へ行きたい、と強く望んだからだった。
 身体の劇的な変化による『不安』から立ち直ったルルーシュは、まず、妹のナナリーのことを一番に心配したのだ。
 シュナイゼルは、そんなルルーシュの姿を見て、ナナリーという存在が、ルルーシュにとって、重荷だけでなく、支えとなっていることを知った。
 多分、自分が保護しなくとも、彼らは、生きていけるのだろう。
 しかし。
「あの子たちを、『外』へ連れ出してくれる子が、現れるといいね」
 二人だけの、『閉じた世界』でなく、外の『世界』へ。
「へ?」
 シュナイゼルの呟きに、ロイドが、首を傾げる。
 シュナイゼルは、何でもない、と答えると、ロイドに、先を促した。


 そして、ルルーシュ猫化騒動は、シュナイゼルとロイドの胸のうちだけに、仕舞われることになったのだが。
『猫』であったころの記憶がないはずのルルーシュが、学園の生徒会で飼っている猫を見て、その奔放さに憧れたり、気まぐれで釣れない彼を、周りの人たちが、密かに『ルルーシュは猫』呼ばわりしてるのは、また別のお話だった。


END




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